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我が町こそ世界一の都 第十三話 我が町こそ世界一の都

目次

明かりの先へ

 シビックワールド第一期建設参加者の出発日は、朝から瀬戸口食堂が戦場になっていた。

「おにぎり、次の箱へ入れて!」
「汁物は現地で温め直すから、容器だけ確認して!」
「子供用の辛くない方、札を付け忘れないでね!」

 美和子の声が、厨房の中を飛び交う。

 調理台の上には、握り終えたおにぎりがずらりと並んでいた。
 大きな保温容器には、根菜と鶏肉の入った汁物。
 小さな容器には、子供向けの薄味の副菜。
 高齢者向けには、柔らかく煮た料理が別に用意されている。

 瀬戸口食堂の入口には、今日だけの表示が掲げられていた。

シビックワールド第一期建設参加者
仮設居住区出発支援・食事受取所

「まさか、うちの店がこんな札を出す日が来るなんてね」

 美和子が呟くと、隣で容器を確認していた水野が笑った。

「何よ。嫌なの?」

「嫌じゃないわよ。ただ、ついこの前まで、商店街に若い人が来てくれればいいと思っていたのに」

「今は地下世界へ行く人におにぎりを作ってる」

「本当よ。話が大きすぎるのよ」

 美和子はそう言いながら、手を止めなかった。

 食堂の外では、シビックタウンの通りがいつも以上に騒がしかった。

 高瀬乾物店を改修したシビックステーションには、仮設居住区への入居確認をする人が並んでいる。

 旧衣料品店の現場同期区画では、地下建設向けのロボット操作訓練に参加する人々が、最終確認を受けていた。

 駄菓子屋の前には、出発する家族を見送りに来た子供たちが集まっている。
 中には、「地下の町にも駄菓子屋を作って」と書いた小さな紙を持っている子もいた。

 そして、通りの端には、仮設居住区へ向かう自動運転バスが何台も並んでいた。

 地下には、まだ何もない。

 今日向かうのは、シビックワールド建設予定地の近くに整備された地上の仮設居住区だ。

 そこに建設参加者、ロボット操作訓練者、医療・保育・食事支援担当、設備技術者、記録担当者が住み込み、最初の掘削と試験区画の整備に入る。

 地下に住むために、まず地上で暮らしながら地下を作る。

 不便もある。
 危険もある。
 完成する保証も、まだどこにもない。

 それでも、参加希望者は止まらなかった。

 食堂の端末に、今日の参加状況が表示されている。

―――――― GVS ――――――

【シビックワールド第一期始動】

仮設居住区入居開始世帯:二百八十四世帯
建設・設備初期参加者:千百四十二名
AI/ロボット訓練参加者:六百三十八名
医療/保育/介護/食事支援参加者:三百九十一名
映像記録・監査・安全確認参加者:二百十六名

【本日のDRIVE】

地上に残った明かりを守りながら、地下に新しい生活圏を作ります。

【+ SUPPORT】

初期参加者、見送り参加者、地上生活支援者には、必要な支援、懸念点、協力可能な役割を提示していただけませんか?

――――――――――――――

「美和子さん」

 入口から声がした。

 振り向くと、柊木レンが立っていた。

 背中には大きな荷物。
 腰には訓練端末。
 胸元には、見慣れない参加証が表示されている。

【シビックワールド第一期建設参加者】
【地下物流・搬送ロボット訓練枠】
【仮設居住区B―七 入居予定】

「レンくん」

「出発前に、挨拶しに来ました」

 美和子は、彼の姿を上から下まで見た。

「本当に行くのね」

「はい」

「まだ地下には住めないのよ。しばらくは仮設住宅でしょう。工事も始まったばかりだし、思ったより大変かもしれない」

「分かっています」

「仕事だって、鯖川の臨時業務だけしていた方が安全だったかもしれない」

「それも、考えました」

 柊木は、通りの向こうに並ぶバスを見た。

「でも、僕はずっと、誰かが作った場所へ入れてもらえるかどうかばかり考えていました」

 美和子は、黙って聞いた。

「鯖川の正社員には落ちた。臨時枠には少しずつ入れるようになった。でも、住む場所はない。呼ばれた日に外から通って、仕事が終わったらまた帰る」

「……」

「それでも悪くないと思っていました。仕事があるだけで嬉しかったから」

 柊木は、少し笑った。

「でも、シビックワールドのDRIVEを見た時、初めて思ったんです。入れてもらう場所を探すんじゃなくて、自分で住む場所を作ってもいいのかもしれないって」

「地下でも?」

「地下でもです」

 柊木の声は、もう迷っていなかった。

「僕、自分が住む町を作ってきます」

 美和子は、しばらく彼を見ていた。

 町に若者が残らないと嘆いていた頃、彼女は、若者が町に帰ってきてくれればそれでいいと思っていた。

 だが、今、目の前の青年は、帰ってくるどころか、町の先を作りに行こうとしている。

 引き止める言葉など、あるはずがなかった。

「だったら、ちゃんと食べて作りなさい」

 美和子は、調理台の下から一つの包みを取り出した。

 おにぎりと副菜。
 瀬戸口食堂の名前が入った小さな紙袋。

「現地で食堂が動き出すまで、毎日ちゃんと食べられるとは限らないでしょう」

「ありがとうございます」

「それから、ロボットで鍋をひっくり返さないこと」

「まだ言いますか、それ」

「私の訓練初日の失敗を一生覚えておくつもりなら、あなたの失敗も一生覚えておくわよ」

 柊木は、声を立てて笑った。

「行ってきます」

「ええ。行ってらっしゃい」

 彼が店を出ると、食堂の外で一台のカメラ端末が彼を追った。

 操作しているのは、陽斗だった。

町を撮っていた少年

「今のところ、ちゃんと撮れた?」

 美和子が声をかけると、陽斗はカメラを下ろした。

「はい。レンさん、いいこと言いますね。編集で切るところがないです」

「人の挨拶を撮れ高みたいに言わないの」

「でも、記録ですから。残しておかないと」

 陽斗の腕には、映像記録担当の表示があった。

【シビックワールド建設記録班】
【初期参加者出発記録/仮設居住区生活記録/公開映像編集補助】

「あなたは、今日は行かないの?」

 美和子が聞く。

「行きますよ。午後の便で」

「あなたも仮設住宅へ?」

「しばらくは行ったり来たりです。瀬戸口食堂やシビックステーションの映像も残したいので」

「地下の記録だけじゃないのね」

「だって、地下だけ撮っても意味ないでしょう」

 陽斗は、カメラを通りへ向けた。

 高瀬乾物店の古い看板。
 その下で、仮設居住区へ向かう人へ案内する端末。
 駄菓子屋の軒先に並ぶ子供たち。
 食堂から運び出される食事箱。
 見送る人と、出発する人。

「ここから始まったんですから」

 美和子は、陽斗を見た。

「最初に動画制作会をやろうとした時、ここまで来ると思っていた?」

「思うわけないじゃないですか」

 陽斗は笑った。

「僕は、ただ自分の企画をやりたかっただけです。美和子さんに勝手に取られた気がして、むかついて、GVSに書き込んで」

「まだ根に持ってるの?」

「少しは」

「まあ、そこは悪かったわよ」

「でも、そのおかげで……というのも変ですけど」

 陽斗は、記録端末の画面を美和子へ見せた。

【映像記録タイトル】
地下に世界を作る日――高瀬乾物店から始まったDRIVE

「高瀬乾物店で、若者が集まる動画を撮ろうとしていたんです。それが今は、地下世界を作りに行く人を撮っている」

「ずいぶん大きくなったわね」

「はい」

 陽斗は、少しだけ真剣な顔になった。

「だから、最後まで撮りたいんです。町が変わったところも、地下に人が住み始めるところも、うまくいかなかったところも、全部」

「うまくいかなかったところも?」

「それも残さないと、また誰かが勝手にきれいな話にするでしょう」

 美和子は、一瞬、目を細めた。

 以前の陽斗なら、自分の企画を認めさせることだけを考えていたかもしれない。

 今の彼は、この巨大な流れを記録する者として、成功だけでなく失敗も残そうとしている。

「立派になったわね」

「やめてください。まだ何もしてないのに」

「そうね。褒めるのは完成してからにするわ」

「完成って、いつになるんですかね」

「さあ。私が生きているうちに、地下の食堂でご飯を出せるくらいにはなってほしいわね」

「その時も撮りますよ」

「しわは少し加工してちょうだい」

「記録なので、そのままです」

「そこは融通を利かせなさいよ」

 二人は、同時に笑った。

出発

 昼前、仮設居住区へ向かう第一便の出発時刻が近づいた。

 シビックタウンの中央通りには、出発者と見送りの人が集まっていた。

 バスへ乗るのは、柊木のような若者だけではない。

 小さな子供を連れた母親。
 建設現場の安全確認へ参加する中年男性。
 共同保育区画の試験運営へ入る女性。
 地下交通の自動運転試験へ参加する技術者。
 仮設居住区で診療補助を行う医療関係者。
 食材供給の確認に向かう商店主。

 皆が同じ理由で参加しているわけではなかった。

 家がほしい人。
 高い報酬を得たい人。
 新しい技術を試したい人。
 子供へ新しい暮らしを渡したい人。
 ただ、とんでもなく面白そうな計画に乗りたい人。

 そのばらばらの理由が、同じバスへ人を乗せていた。

 シビックステーションの大型画面に、第一期出発DRIVEが表示される。

―――――― GVS ――――――

【▶ DRIVE】

私たちは、シビックワールド第一期建設参加者として、仮設居住区へ移動し、地下生活圏の建設・訓練・生活支援を開始します。

住む場所を与えられるのを待つのではなく、自分たちが暮らす世界を、自分たちの手で作ります。

【+ SUPPORT】

地上に残る方、これから参加を検討する方、建設・生活・安全確認へ関わる方には、必要な支援、懸念点、改善案、参加条件を提示していただけませんか?

――――――――――――――

 送信ボタンが押された。

 その瞬間、全国公開されたGVS画面に、応答数が増えていく。

【SUPPORT:1,284】
【参加検討:3,612】
【追加DRIVE:928】
【安全確認・監査要請:311】

 通りの人々から、歓声が上がった。

 柊木がバスの窓側に座り、こちらを見た。
 美和子が大きく手を振る。

 彼も、少し恥ずかしそうに手を振り返した。

「レンさん! 現地着いたら撮影いいですか!」

 陽斗が叫ぶ。

 窓が少し開き、柊木の声が返ってきた。

「寝起き以外ならな!」

「寝起きも必要です! 仮設住宅の現実として!」

「ふざけんな!」

 通りに笑い声が広がった。

 やがて、バスがゆっくりと動き出す。

 町から若者が去っていく。

 その姿を見た瞬間、美和子の胸には、昔なら痛みに近い寂しさが湧いたはずだった。

 この町にいてほしい。
 外へ出ていかないでほしい。
 自分たちが守ってきた通りに、若い人の姿を残してほしい。

 ずっと、そう思っていた。

 けれど、今、バスへ乗っている若者たちは、この町を捨てていくのではない。

 この町の続きを作りに行くのだ。

 高瀬乾物店から生まれた明かりを、瀬戸口食堂で育てた関係を、シビックタウンで得た仕事と仲間を、そのまま地面の下へ持っていく。

 町を出ることが、町を失うことではなくなった。

「美和子さん」

 カメラを構えたまま、陽斗が聞いた。

「知事が言っていた世界一の都って、こういう町のことなんですかね」

 美和子は、遠ざかっていくバスを見た。

 その向こうには、まだ何もない建設予定地がある。
 地下には、暗い土しかない。
 そこへ人が向かい、自分たちが住む世界を作ろうとしている。

「さあね」

 美和子は、少しだけ笑った。

「でも、出来上がった立派な町のことじゃないんでしょうね」

「じゃあ、何ですか?」

「ここで生きたい人が、自分の手で、次の世界を作りに行ける町」

 シビックステーションの前では、新しい参加希望者が端末へ並んでいる。
 駄菓子屋では、子供たちが地下の遊び場の絵を描いている。
 瀬戸口食堂からは、第二便へ運ぶ汁物の湯気が上がっていた。

 美和子は、その光景を見渡した。

 昔の町を取り戻したかった。

 けれど、戻ってきたのは、昔の町ではなかった。

 昔より騒がしく。
 昔より面倒で。
 昔より大きな問題ばかり起きて。
 それでも、昔より多くの人が、自分の役割を持って笑っている町。

「それなら……」

 美和子は、胸を張った。

「我が町こそ、世界一の都よ」

日本列島シビックドライブ改造計画

 その日、福野県の地下には、まだ一軒の家も建っていなかった。

 地下交通網もない。
 医療区画も、保育区画も、介護施設も、地下食堂も存在しない。

 あるのは、地上の仮設居住区へ移る人々と、これから地下へ進むための訓練設備と、自分が暮らす世界を自分で作ろうと決めた人々のDRIVEだけだった。

 けれど、この日。

 田中丸栄の日本列島シビックドライブ改造計画は、初めて実物の原型を得た。

 第一の柱――職業と工場の改革。

 鯖川フレーム製作所で始まった業務内GVSは、不満や愚痴を実行案と要請へ変え、AI・ロボット・VR訓練・ホログラム参加を通して、人間の働き方そのものを変え始めた。

 第二の柱――地域と生活の改革。

 閉じた商店街から始まった町明り会のDRIVEは、仕事、遊び、訓練、保育、介護、食堂、娯楽が一体となったシビックタウンを生み出した。

 第三の柱――住居と生存圏の改革。

 人が戻り、住みたい者が溢れ、地上の町だけでは受け止めきれなくなった時、人々は地下に新しい世界を作る道を選び始めた。

 工場が変わった。
 町が変わった。
 住む場所まで、人々が自分たちで作ろうとし始めた。

 この三つが福野県で一つにつながった時、それを地方の小さな成功例として片づけることは、もうできなかった。

 福野県でできるのなら、自分たちの町でもできるのではないか。

 自分たちの県にも、GVSを導入できないか。
 閉じた商店街を、シビックタウンへ変えられないか。
 工場の技能を、地域の仕事や訓練へ開けないか。
 住む場所を失いかけた人々と、新しい生活圏を作れないか。

 日本全国から、同じようなDRIVEが立ち上がった。

 工場へGVSを導入する県。
 シビックタウン実証区画を作る市。
 地下防護生活圏の候補地を募る自治体。
 福野県の仮設居住区へ入り、技術と経験を学んで自分たちの土地へ持ち帰ろうとする参加者。

 シビックドライブは、もはや福野県だけの試みではなかった。

 工場の一角で生まれた小さな要請は、商店街の明かりになり、地下に世界を作る熱へ変わり、日本列島全体へ広がり始めていた。

 福野県は、人類が新しい時代へ踏み出す最初の震源地となった。

第四の柱

 シビックワールド第一期建設が始動して、しばらく後のことだった。

 白瀬悠真は、田中丸栄に一人で呼び出された。

 場所は、福野県庁の上階に用意された小さな会議室だった。

 窓の外には、シビックタウンの明かりが見える。
 さらに遠くには、仮設居住区の建設灯が、夜の地面に帯のように連なっていた。

 田中は、その光を見たまま言った。

「白瀬君」

「はい」

「君にだけ、教えておこう」

 白瀬は、静かに姿勢を正した。

「日本列島シビックドライブ改造計画には、第四の柱がある」

「第四の……柱?」

 白瀬は、思わず聞き返した。

 工場を変えた。
 町を変えた。
 地下に世界を作り始めた。

 それでも、まだ先があるというのか。

「それは、何でしょうか」

 田中は、窓の外ではなく、そのさらに上へ視線を向けた。

「宇宙開発だ」

「宇宙……ですか」

 白瀬は、言葉を失った。

 あまりにも突拍子がない。

 地下世界の建設ですら、始まったばかりだ。
 安全確認も、法整備も、生活基盤の完成も、まだこれからである。

 それなのに、田中はもう、その先を語っている。

「失礼ですが……まだ、シビックワールドも完成していません」

「そうだな」

「宇宙開発など、あまりにも先の話ではないでしょうか」

「今の君には、そう聞こえるだろう」

 田中は、穏やかに答えた。

「だが、人が地上だけに縛られず、地下へ生活圏を広げる。危険な環境でも、ロボットと遠隔参加と訓練で仕事を続けられる。医療も、物流も、生活も、人間関係も、閉じた空間の中で維持できる」

 田中は、夜の建設灯を見た。

「その先にあるものが、いつまでも地球の内側だけだと思うかね」

 白瀬は、答えられなかった。

「私にできるのは、第三の柱までだ」

 田中は、静かに言った。

「工場を変え、町を変え、地下に日本が生き延びる場所を作る。そこまでで、私の時間は尽きるだろう」

「田中先生……」

「第四の柱は、君たちの世代に任せる」

 白瀬は、思わず顔を上げた。

「なぜ、私に話すのですか」

「君は、ここまでを見たからだ」

「……」

「人の不満が、工場を変えるところを見た。町の明かりを戻すところを見た。住む場所を求めた人間が、地下に世界を作り始めるところを見た」

 田中は、白瀬を見た。

「ならば、その先を見る資格もある」

 白瀬は、返す言葉を持たなかった。

 自分は、田中のような人間ではない。

 一つの問題を見て、国家の何十年先まで見通すことなどできない。
 巨大な計画を打ち出し、人も金も時代も動かすような力などない。

 自分にできたのは、現場へ行くことだった。
 人の要請を聞くことだった。
 黒川の怒りも、美和子の迷いも、陽斗の反発も、柊木の願いも、目の前で受け取ることだった。

 だが、それでも。

 そのすべてを見てきたからこそ、自分にしかできないことも、いつかあるのかもしれない。

「……はい」

 白瀬は、ようやく答えた。

「覚えておきます」

「それでいい」

 田中は、再び窓の外へ目を向けた。

 シビックタウンの明かり。
 仮設居住区の灯。
 まだ見えない地下世界へ向かう建設灯。

 そのすべてのさらに先に、白瀬は、まだ見たこともない空を想像した。

 この時の彼は、まだ知らない。

 いつか自分が、宇宙開発訓練の端末を前に立ち、遠い昔に田中丸栄から告げられた言葉を思い出す日が来ることを。

 地下へ向かったシビックドライブは、いつか、空へ向かう。

 その始まりとなった町の名を、人々は長く語り継ぐことになる。

 福野県、シビックタウン。

 かつて、静かに消えかけていた一つの商店街から始まった町。

 そして、人類が自分たちの世界を自分たちで作り始めた、最初の都。

 我が町こそ、世界一の都。

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