2026年– date –
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シビック小説
第三十四話 国民を政治家にするシステム
田中丸栄の秘書 田中丸栄の投稿は、まだ燃え続けていた。 【私は、シビックドライブの活動を全面的に支持します。GVSによる合論と、その社会的影響について、今後の政策検討において参考にします】 短い文章だった。 だが、その一文は、国内外のメデ... -
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第三十三話 オーバームーブ
資料だけを作るはずだった 合論は進んだ。 第一合論、第二合論、第三合論。 そして私は、運よく代表に選ばれ、最終合論まで進むことができた。 田中丸栄先生から出された要請は、はっきりしていた。 GVSが社会に何を起こしているのか。 新聞、... -
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第三十二話 嘘をつかなきゃ政治ができないのか?
白瀬悠真は、政治にうんざりしていた 白瀬悠真は、政治にうんざりしていた。 正確に言えば、政治家そのものにうんざりしていたわけではない。 政治家が、嘘をつかざるを得ない構造にうんざりしていた。 本当のことを言えば、票が減る。 財源の話... -
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【シーズン2最終話】第三十一話 お金は手に入った。だが何かが違う。
レオ・グラントが帰る頃、シェア村のYouTubeチャンネル登録者は三十万人を超えていた。 動画の再生数は、十万回を普通に超えるようになった。 共同食のレシピ動画が伸びた。 生活継続・収益化確認表の解説動画が伸びた。 GVS初心者講座が伸びた。 ... -
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第三十話 シビックヒーローVSシルバーGVSプレイヤー
黒瀬が抜けた後 黒瀬迅が出ていった。 正直、ほっとした。 あの男に言われた言葉は、まだ頭に残っている。 稼げないなら、黙っていろ。 何度思い出しても腹が立つ。 だが、黒瀬がいなくなった事業部は、少しだけ静かになった。 あの男は嫌な... -
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第二十九話外伝 稼げないなら、黙っていろ
黒瀬迅は、シェア村を福祉施設だと思ったことはなかった 黒瀬迅は、シェア村を福祉施設だと思ったことは一度もなかった。 ここは、成り上がるための場所だ。 金を作るための場所だ。 生活に困った人間を集め、GVSで要請を可視化し、SNSで発信し、... -
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第二十八話 リアルGVSのしんどさ
リアルGVSの通知が来た 通知は、夕方に来た。 【最終合論前リアルGVS確認】【生活継続・収益化確認表】【参加者:第二合論代表者5名】【場所:旧理科室】【開始時刻:19:30】 俺は、その表示を見て固まった。 「旧理科室……」 アプリ上のGVSなら、ま... -
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第二十七話 具体化していく副業計画
第二合論が始まった 第二合論の通知は、思ったより早く来た。 【第二合論予定】【本日 21:00】【形式:コミュニティモード】【参加者:第一合論代表者5名】 俺は、仮宿泊室のベッドの上でその表示を見ていた。 「今日かよ」 もう一度言っても、通知... -
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第二十六話 金がねえよ!でも俺だけが不安なわけじゃなかった
テーマは決まった テーマは決まった。 【手元三万円でシェア村生活を継続できるか確認する】 ずいぶん立派な名前になった。 昨日までの俺の言葉で言えば、 「月六万で生活できるかよ!」 だった。 それが、NVC診断を通り、背景カードになり、テ... -
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第二十五話 月6万で生活できるかよ!
手元に残った金は三万円だった 手元に残った金は、三万円だった。 スマホの家計簿アプリを開く。 数字は、何度見ても変わらない。 残高、三万一千四百二十円。 俺は布団の上で、しばらくその数字を見ていた。 金稼ぎの学校に来るだけで十万円近く...