飲料工場で1分間に1,000本を超えるボトルが流れていても、パレットのフィルムを人がカッターで切り、梯子に上って外さなければ次の工程へ進めないなら、そこが生産速度と安全の弱点になります。重い製品を積み上げる作業、ガラス瓶を高速で運ぶ作業、ラベルを交換するために機械へ近づく作業も同じです。自動化は単に「人を減らす技術」ではなく、刃物、高所、重量物、繰り返し動作から人を遠ざけられるかで価値が変わります。
E2Pack S.r.l.は、イタリアのMontecchio Emiliaを主要な生産・サービス拠点とし、飲料・食品・ガラス・缶などの工場向けに、デパレタイザー、搬送ライン、二次包装、パレタイザー、自動倉庫、ロボットラベラーなどを設計・製造する会社です。2026年には、人がカッターや梯子を使って行っていたパレットのストレッチフィルム除去を自動化するEASYROCKを発表しました。発売前には大規模生産施設で数千時間の稼働を重ねたと第三者業界媒体でも報じられています。
一方、E2Packは2024年設立の新しい法人です。「60年以上の経験」という会社説明は、E2Pack法人が60年以上続いているという意味ではなく、2024年に旧EMS Groupの主要事業を引き継ぎ、Emmeti、Mectra、Sipac、Logik、Zecchettiという歴史あるブランドの産業・知的財産を承継したことによる技術蓄積を指します。
2024年7月の事業譲受では、経営危機にあったEMS Groupから60人がE2Packへ移籍しました。エミリア=ロマーニャ州、労働組合、企業、労働者代表が関わる合意で、最大約100人にはE2Packへ移らない場合の経済支援が設けられ、E2Packは事業量が安定的に増加した場合、旧EMS社員を追加採用することも約束しました。これは雇用を守った具体的な成果である一方、旧EMSの全従業員がE2Packへ移ったわけではありません。
技術と雇用継承には具体的なプラスがあります。しかし、E2Pack自身の平均残業、一般賃上げ、男女賃金差、福利厚生利用率、労災件数・度数率、BCP、サイバー復旧時間などは十分に調査しても会社単体の結果値を確認できませんでした。企業審査では、機械が安全だから働く人も安全だと推定せず、顧客工場を自動化する能力と、自社社員へ安全・時間・賃金を返しているかを分けて評価します。
評価時点:2026年9月25日
適用基準:100点制・第1版
結論:総合28点・シビックランクF
| 評価軸 | 得点 | 主な評価 |
|---|---|---|
| Safety | 9/50 | 60人の雇用継承、労使・行政を含む合意、機械の具体的安全設計を評価。一方、賃上げ、実残業、福利厚生利用、労災KPIは法人単体で確認できず |
| Innovation | 17/25 | EASYROCKによるカッター・梯子作業の自動化、SPAZIOのgoods-to-person型保管、高速搬送・パレタイジングを評価。削減時間や賃金・時短への還元は不明 |
| Protection | 2/25 | イタリアと米国のサービス拠点、予防保全・純正部品、2026年の中南米サービス網拡大を評価。自社BCP、代替生産、サイバー防御、復旧RTOは確認できず |
| 総合 | 28/100 | シビックランクF |
Fランクの主因は、深刻な労災や違法行為が多数確認されたことではありません。むしろ、E2Packは2024年の企業危機の中で60人の雇用と生産活動を引き継ぎ、2026年には顧客工場の危険作業を自動化する具体的な製品を出しています。
それでも、企業審査の重要項目の多くでE2Pack法人単体の結果情報が公表されていないため、仕様書のルールに従い0点項目が多くなりました。「分からないから悪い会社」と断定する評価ではなく、「働く人や危機対応に関する説明責任を重く見る基準では低得点になる」という意味です。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | E2Pack S.r.l. |
| 法人形態 | Società a responsabilità limitata、有限責任会社 |
| 法人設立・登録 | 2024年2月27日前後 |
| VAT/税番号 | 04102520048 |
| 法定本店 | Via Genova 82, 12100 Cuneo, Italy |
| Operations and Service | Via Galileo Galilei 29, 42027 Montecchio Emilia, Italy |
| 米州サービス | Clearwater, Florida, USA |
| 資本金 | 200万ユーロ、外部登記情報集約サイトの2026年表示 |
| 主要事業 | 食品・飲料等向けハンドリング、デパレタイジング、搬送、二次包装、パレタイジング、自動倉庫等の設計・製造・サービス |
| 生産体制 | 会社公式ではMontecchio Emiliaに2つの生産施設 |
| 導入実績 | 会社公式で5,000システム超、110カ国超 |
| 親グループ | Bottero Group傘下 |
| 2024年売上高 | 324万6,499ユーロ、外部の登記情報集約データ |
| 2024年最終損益 | 約102万ユーロの赤字とする外部データ。新法人・事業承継初年度の数値であり、赤字理由を推測しない |
| 従業員規模 | 2024年62人とする外部データ、2026年143人とする外部データあり。公式単体人数は未確認 |
法定本店、Montecchio EmiliaのOperations and Service、米国サービス拠点は会社公式が掲載しています。会社公式はMontecchio Emiliaに2つの生産施設、5,000システム超、110カ国超の導入実績も示しています。法人登記日はLEI情報でも2024年2月26日付の法人作成として確認できます。
2024年売上324万6,499ユーロ、約102万ユーロの赤字、2026年143人という数字は外部の登記情報集約サービスに基づく参考値です。一方、別の企業データでは2024年62人とされており、従業員数には時点・集計差があります。
情報ランク:A|本社・拠点・製品・2生産施設・5,000システム超・110カ国超はE2Pack公式情報。
従業員数の差があるため、2024年の60人移籍と2026年の143人という数字だけから「旧EMS社員を何人追加採用した」とは判断しません。
E2Packは何をする会社か
E2Packの中心業務は、工場の生産ラインで製品や容器を「持ち上げる、並べる、運ぶ、積む、ほどく、保管する」といった作業を機械化することです。ボトルの中身を充填する会社ではなく、充填機の前後を含めた物流・包装工程をつなぐ設備メーカーです。
| 業務 | 担当する人・法人 | 具体的な作業 | 顧客への成果 |
|---|---|---|---|
| デパレタイジング | E2Packの設計・製造・制御技術者 | パレットに積まれた瓶、缶、箱等を層単位・列単位などで取り出し次工程へ送る | 人が重量物を繰り返し降ろす作業を機械へ移す |
| 搬送ライン | 機械・電気・ソフトウェア担当 | PET、ガラス瓶、缶、箱等をコンベヤやエア搬送で高速移送し、充填・包装設備へ接続する | 工程間の滞留・手運びを減らし、連続生産を支える |
| 二次包装 | 包装設備担当 | 容器を箱、トレー、シュリンク等へまとめ、後工程で扱える形にする | 輸送・保管しやすい単位へ変える |
| パレタイジング | 機械・ロボット担当 | 完成した箱・ボトル・缶等をパレット上に決められた配置で積む | 重量物の反復積載を自動化し、物流へ渡す |
| ロボットラベリング | ロボット・制御担当 | パレットの複数面へラベルを貼り、カメラで貼付・バーコードを確認する | 人の貼付・確認作業を減らし、追跡性を高める |
| 自動倉庫 | Zecchetti系技術を含む設計担当 | トレーを自動搬送し、必要な部品を作業者の位置へ届ける | 作業者が棚を歩き回って探す時間を減らす |
| 保守・部品 | Montecchio Emilia、米国拠点、地域パートナー | 定期点検、故障対応、純正部品供給、改造・更新、保証延長 | 顧客設備の停止時間を短くし、長期使用を支える |
会社公式では、空PET・HDPE容器を最大1,500本/分、空ガラスを最大1,000本/分、充填済みガラスを最大1,500本/分、スチール・アルミ缶を最大2,000本/分で扱える搬送システムを示しています。箱・トレー・シュリンクパック等の包装済み製品では最大300単位/分です。
この数字が大きいほど自動的に人間への貢献が高いわけではありません。しかし、1分間に数百から2,000個の容器を扱う生産現場で、人が工程間を手運びすることは現実的ではありません。設備停止や詰まりを減らし、安全に製品を移動させることが、飲料・食品の供給量、工場作業者の身体負担、商品の破損リスクへつながります。
ブランド継承とE2Pack法人を区別する
E2Packは公式サイトで、Emmeti、Logik、Mectra、Sipac、Zecchettiの産業・知的財産を保有し、それらのノウハウを統合していると説明しています。
ここで注意が必要なのは、E2Pack S.r.l.自体は2024年設立だということです。公式サイトの「60年以上の経験」は、これらの旧ブランドが築いた設計・納入実績を含む歴史です。旧会社で過去に起きた労務問題や事故を、法人が新しいという理由だけで無条件に消すことも、逆に旧会社の出来事をE2Packの現在の事故として自動移管することも適切ではありません。
本審査では、2024年7月以降にE2Packが直接担った事業・雇用・製品を中心に採点し、旧EMS・旧ブランドの情報は承継関係を理解する補助材料として扱います。
主な利用企業・取引先の例
顧客名はすべて公開されているわけではありません。確認できた実名事例を優先し、ブランド名を推測では補いません。
Hero Group
スペイン・Murcia州AlcantarillaのHero工場では、E2Packがジャム瓶ラインの自動化を実施しました。
具体的には、空のガラス瓶をパレットから取り出し、整列させて充填機へ送るデパレタイジング・搬送と、充填・包装後の製品を再びパレットへ積むパレタイジングを組み合わせています。
ガラス瓶は倒れれば破損し、人が触れば切創の危険もあります。高速ラインで瓶を一定間隔に保ちながら供給し、完成品を機械で積載することで、生産継続と安全なハンドリングを両立させる事例です。
情報ランク:A|E2Pack公式の導入事例。
DQMATIK
2026年、イタリアの自動化機械メーカーDQMATIKは、E2Packが扱うZecchettiブランドの自動垂直倉庫SPAZIOを導入しました。
SPAZIOは2~10列で構成でき、搬送装置が縦横に動いて指定トレーを取り出し、作業者の前まで運びます。作業者が「部品が棚のどこにあるか」を記憶して歩き回るのではなく、システムが保管位置を管理し、正しいトレーを作業場所へ届けます。DQMATIK側は、ピッキングと補充を速くし、在庫の信頼性を上げることを導入目的として挙げています。
情報ランク:A|E2Pack公式の顧客事例。
米国向け飲料・PETライン
E2Packは、欧州の大手ミネラルウォーターメーカーの米国生産拠点向けに4本のパレタイジングシステムを組み立てていることや、米国向けの高速PETボトルパレタイジングラインを完成させたことを公表しています。後者はエア搬送とオペレーターパネルからの全自動フォーマット変更、ストラップ・ラッピング設備を備えます。
ただし顧客企業名は公表資料で確認できません。市販水の商品審査等で特定ブランドの関連会社として扱う場合は、別途そのブランドとE2Packの取引関係を確認する必要があります。
事業による人間への貢献
E2Packの事業が人間へ与える最も分かりやすい効果は、工場の「持つ・運ぶ・積む・探す・切る」という作業を機械へ移せることです。
重量物の積み下ろしを機械へ移す
R-SHUTTLEは最大4つのパレットステーションに対応し、各ステーション最大1,500kgを扱えると会社は説明しています。荷重の安定には上部押さえを使い、パレットの積み込み・取り出しではPLS、バンパー、伸縮式接近システムを安全機能として挙げています。
また一部のパレタイザーには吊り荷の落下防止機構があり、ロボット型では製品を吸着・把持して層・列単位で積み上げます。
この種の設備がなければ、現場では製品を小分けにして人が運ぶか、フォークリフト等の別の荷役手段を増やす必要があります。自動化は腰・肩への反復負担と、重量物に近づく時間を減らす可能性があります。
ただしE2Packは「導入後に顧客工場の腰痛が何件減った」「作業員何人を別作業へ移した」という統一KPIを公開していません。機械の機能と、人への実測効果を分けて評価します。
ラベル交換時に危険区域へ入る回数を減らす
ロボットラベラーTRACYでは、2台のプリンターを使うことでロールを自動切替し、生産停止を避ける構成が可能です。さらにプリンターを安全柵の外側に配置し、ロール交換のために作業者が設備内部へ入る必要を減らしています。
カメラでラベルの貼付状態とバーコード読取りも確認します。
これは「自動化」とだけ表現するより具体的です。人が停止・再起動・ロール交換・目視確認を行っていた一部を、二重プリンター、ロボット、カメラへ移す設計です。
部品を人が探しに行くのではなく、部品を人の前へ持ってくる
DQMATIKのSPAZIOは、必要なトレーを自動的にワークステーションへ運ぶgoods-to-person型の発想です。
従来、作業者が棚の間を歩き、部品番号と位置を確認し、取り出して戻る作業が必要だった場合、その移動・探索をシステムへ移せます。さらに在庫位置をシステムが管理するため、棚の場所を熟練者だけが覚えている状態を減らせます。
ここでも、DQMATIKがピッキング時間を何分短縮したか、歩行距離を何km減らしたかという定量結果は公開されていません。
代表業務:パレット工程の自動化
E2Packを象徴する業務として、パレットを受け入れて製品を下ろし、生産工程へ送り、最後に完成品を再びパレットへ積む一連の自動化を取り上げます。
入荷したパレットのフィルムを外す
パレット荷物は輸送中に崩れないようストレッチフィルムで固定されます。従来、工場によっては作業者がカッターなどの刃物でフィルムを切り、上部へ届くために梯子を使い、場合によっては搬送コンベヤ周辺へ立ち入ってフィルムを除去します。
EASYROCKはこの作業を自動化します。
- パレット寸法と積荷形状を自動検出する
- 製品の傾きやフィルム状態を確認し、処理可能か判定する
- 複数のパレット・荷姿へ対応する
- モーター駆動の回転刃で冷間切断する
- 熱線、熱風、高圧エアを使わず、切断時の煙や強い気流を避ける
- フィルム下部が破損している場合は上部のみ切断し、残りを作業者が安全に完了できる選択肢を持つ
E2Pack自身が、手動除去に伴う刃物、梯子、コンベヤ上の通行リスクをなくすことを安全上の目的として明記しています。
第三者業界媒体GlassOnlineは2026年4月22日、正式発表前に大規模生産施設で数千時間の運転を完了し、数十パレット/時を扱う設計だと報じました。
計画段階だけの製品ではなく、実工場での長時間運転を経て市場投入されたことはInnovationで高く評価できます。
デパレタイザーで製品を次工程へ送る
デパレタイザーでは、ガラス瓶、缶、箱などをパレットから取り出します。会社が示す一部システムはMTBF、平均故障間隔として60,000時間を掲げ、HMIからフォーマット変更ができる設計です。
人がパレットから製品を一つずつ降ろすのではなく、層単位・列単位で機械が取り出し、高速搬送ラインへ渡します。
搬送ラインで充填・包装工程をつなぐ
PETや缶は最大1,500~2,000個/分という速度で流れます。工場の一台だけが速くても、前後の搬送で詰まれば生産は止まります。
E2Packは容器種類、速度、レイアウトに合わせてエア・真空・コンベヤ等を組み合わせ、設備同士をつなぎます。
完成品をパレットへ積む
パレタイザーでは、箱やボトルをパレットの上へ規則的に積みます。高速機では最大4層/分、ロボット型では最大8サイクル/分などの構成を示しています。
ここまでを一社で設計できることで、顧客は各工程を別々に調達して接続する負担を減らせます。
労働環境
E2Packの企業審査で最も情報が不足しているのが、E2Pack自身で働く人の待遇です。
製品ページは非常に詳細で、何本/分処理できるか、どの安全装置を使うかまで公開しています。しかし、社員が何時間働き、どれだけ賃金が上がり、何件の労災が起きたかという会社単体の結果値は同じ水準では公開されていません。
2024年に60人の雇用を継承
2024年7月8日、エミリア=ロマーニャ州はEMS Groupの危機解決に関する合意を公表しました。
Bottero Group傘下の新会社E2Packが主要事業を取得し、旧EMSの60人が新会社へ移ることになりました。最大約100人については、E2Packへの移籍を辞退するための経済支援が用意されました。
さらにE2Packは、事業量が安定的に増加した場合、移籍対象に含まれなかった旧EMS社員を1年以内に追加採用することを約束しました。
情報ランク:S|エミリア=ロマーニャ州の公式発表。労働組合、会社、行政、労働者代表が参加した合意です。
ここは企業評価上、単純な「100人を切った」という書き方をしません。経営危機にあった旧EMSの全事業をそのまま維持したわけではありませんが、E2Packが主要事業と60人を引き受け、生産・技術の継続を実現したことは具体的な雇用保護です。
一方、最大約100人が新会社へ移らなかった事実も残ります。E2Packはその全員の雇用主だったわけではないため、E2Packによる解雇として扱いません。
現在の従業員規模
外部企業データでは、2024年の従業員を62人とする資料がある一方、2026年に143人とする資料があります。
これが同じ集計基準なら人員増加を示しますが、公式単体人数ではなく、時点・データソースにも差があります。したがって「E2Packが約80人を純増採用した」「旧EMSとの約束を完全に履行した」とは断定しません。
ただし、少なくとも2024年の60人だけで固定されたままではない可能性を示す補助材料です。
基本給・賃上げ・賞与
今回の調査では、E2Pack S.r.l.単体について、以下を確認できませんでした。
- 平均基本給・賃金中央値
- 2025年・2026年の一般賃上げ率
- ベースアップ相当の定額・定率改定
- 賞与の平均額・支給実績
- 利益分配制度
- 職種別給与レンジ
Bottero Groupの採用情報や旧EMS・旧ブランドの過去待遇をE2Packへ自動適用していません。
2024年は事業承継初年度で約324万ユーロの売上に対し約102万ユーロの赤字とする外部決算データがありますが、これを理由に「賃上げできなかった」と推測もしません。賃金実績が公表されていないため、賃金・利益還元は0点です。
残業・休日・休息
平均残業時間、年間総労働時間、有給休暇取得率、休日出勤、出張日数、設計・組立・サービス担当の繁忙期負担など、法人単体の実績を確認できませんでした。
E2Packの機械は世界110カ国超で利用され、米国にもサービス拠点があるため、据付・保守職では出張が発生する可能性があります。しかし、業界一般の働き方をE2Packの事実として書きません。
具体的な勤務時間の結果が確認できないため、労働時間・休息も0点です。
福利厚生・育児・介護
E2Pack公式の採用ページはBottero側の応募ページへ誘導していますが、E2Pack単体社員に適用される医療、食事補助、退職年金、育児・介護制度、柔軟勤務、在宅勤務、追加休暇等の利用実績を今回確認できませんでした。
親会社Botteroの制度が存在しても、対象法人・対象社員が確認できなければE2Packへ移しません。
この項目も0点です。
労使関係
2024年の事業譲受は、企業だけで決めたものではありません。労働組合、労働者代表、地方自治体・州政府が参加する交渉を経て、60人の移籍と非移籍者への経済支援がまとまりました。
労働者の立場を交渉の場へ入れ、企業危機の中で一定の雇用継承を実現した点は評価できます。
一方、現在のE2Packで労働組合がどの程度組織されているか、苦情件数、ハラスメント通報、男女賃金差、相談制度、内部通報者保護の単体実績は確認できません。
そのため、人権・労使関係は3/5とします。
従業員・元従業員の口コミ
E2Packは2024年設立の新法人で、公開口コミは非常に乏しい状態です。
検索エンジン経由で、Indeed、Glassdoor、GoWork、転職会議、OpenWork、エンゲージ会社の評判をE2Pack、E2Pack S.r.l.、Montecchio Emilia等の表記で個別検索しましたが、評価時点でE2Pack法人の勤務経験を明確に確認できる十分なレビュー本文を確保できませんでした。
LinkedInにはE2Pack勤務者のプロフィールや会社投稿がありますが、これは勤務満足度・残業・賃金を評価する口コミではありません。
旧EMS GroupやEmmeti、Mectra等には過去の従業員情報が存在します。しかしE2Packへ移籍したのは旧EMSの一部であり、法人・雇用条件が変わっています。旧会社の口コミを現在のE2Pack社員の口コミとして採点しません。
口コミが少ないこと自体は減点理由ではありません。減点の対象になるのは、会社自身が説明すべき賃金・労働時間・労災等の重要情報を十分な調査後も確認できない項目です。
Safety:9/50
E2Packが顧客へ売る機械には具体的な安全設計があります。一方、自社社員のSafetyは結果指標がほぼ見えません。製品安全と労働安全を分けて採点します。
賃金・利益の還元:0/10
既存社員の基本給、賃上げ、賞与、利益分配の会社単体実績を確認できませんでした。
初年度決算や親会社待遇から推測せず0点です。
労働時間・休息:0/10
平均残業、有休取得率、休日出勤、交替勤務・出張負担の会社単体実績を確認できませんでした。
0点です。
雇用の安定・待遇公平性:3/5
2024年の事業譲受で60人の雇用を継承し、労組・行政を含む合意で危機企業の技術と雇用を一定程度維持したことを評価します。
一方、全旧EMS社員を移籍させたわけではなく、E2Pack現在の雇用区分、男女差、契約種別、離職率、昇進率は不明です。
3点です。
福利厚生・育児・介護:0/5
E2Pack単体の制度と利用実績を確認できないため0点です。
人権・ハラスメント・労使関係:3/5
2024年に労働組合・労働者代表・行政と正式協議し、雇用継承と非移籍者支援を含む合意を成立させたことを評価します。
一方、現在の相談・通報・差別防止・ハラスメント対応の結果KPIは不明です。
3点です。
労働安全・健康:0/10
E2Pack自身の労災件数、死亡災害、休業災害、度数率、強度率、ヒヤリハット、設備事故の年次実績を確認できませんでした。
設計・組立・試運転を行う機械メーカーでは、重量物、電気、可動設備、据付・試運転等の危険があり得ます。しかし業界一般のリスクをE2Packで事故が起きている証拠にはしません。
重要な結果指標が非公表であることによる0点です。
商品・サービスの安全:3/5
製品には具体的な安全設計があります。
- EASYROCKは手動フィルム除去に伴うカッター・梯子・コンベヤ立入りを減らす
- R-SHUTTLEはPLS、バンパー、伸縮接近システムを持つ
- 一部パレタイザーは吊り荷の落下防止を持つ
- TRACYはプリンターを安全柵外へ配置し、ロール交換時の接近を減らす
- カメラでラベル・バーコードを確認する
これらは会社公式の具体的な製品設計として確認できます。
一方、E2Pack法人としての製品事故件数、重大回収、顧客安全事故率を一貫したKPIで確認できません。今回の検索で2025~2026年の重大な製品回収を明確に確認できませんでしたが、「事故ゼロ」とは断定しません。
3点です。
Innovation:17/25
E2Packが最も高く評価できる領域です。特に「人が何をしていたか」「機械が何を置き換えたか」が分かる技術があります。
作業負担・危険の削減:8/10
EASYROCKは、これまで人がカッターでフィルムを切り、梯子へ上り、搬送設備近くでフィルムを外していた工程を自動化します。
冷間回転刃により、熱線・熱風・高圧エアを使う方式と比べて煙や強い気流を避け、製品汚染・熱ストレスを抑える設計です。
第三者媒体でも、正式発表前に大規模生産施設で数千時間の稼働実績があることが確認できました。単なる展示会コンセプトではありません。
またSPAZIOでは、人が部品棚を探し回る作業を、トレーを作業者の前へ届ける方式へ変えます。
一方、労働時間が何時間減ったか、負傷が何件減ったか、対象人数が何人かという定量成果は未公表です。満点ではなく8点です。
商品・サービスの改善:5/5
E2Packは高速搬送、ロボットパレタイジング、自動倉庫、ラベリング、EASYROCKを実案件へ展開しています。
Heroでは空瓶のデパレタイジングから充填機への供給、完成品のパレタイジングまでをつなぎ、DQMATIKでは部品保管をgoods-to-person型へ変えました。
製品ページではPET最大1,500本/分、缶最大2,000本/分等の具体的能力も示しています。
顧客工程を実際に変える複数の導入例が確認できるため5点です。
改善成果の人間への還元:0/5
EASYROCKや自動倉庫が作業を減らしても、その結果として、
- E2Pack社員の賃金が何%上がったか
- 顧客作業員の勤務時間が何時間短縮したか
- 削減した人員をどの職務へ配置転換したか
- 生産性向上分を製品価格へどの程度返したか
という定量的な還元を確認できません。
安全向上自体は作業負担削減で評価済みであり、二重加点を避けて0点です。
研究開発・現場改善の継続:4/5
2024年の事業承継後も、旧5ブランドの技術を統合し、2025~2026年に高速ライン、ロボット設備、EASYROCK、自動倉庫、AI・IoT連携を継続して展開しています。
EASYROCKは発売前に実設備で長時間検証されており、2025年にはE2Pack名義で欧州特許の権利化が確認できる技術もあります。
一方、E2Pack単体のR&D費、改善提案件数、社員の再教育・配置転換実績は確認できないため4点です。
Protection:2/25
E2Packは顧客工場の稼働継続を支えるサービスを持っています。しかし、自社の災害・サイバー・工場停止に対する復旧力は別問題です。
災害への備え・訓練:0/5
E2Pack法人単体のBCP、火災・災害訓練、非常電源、備蓄、代替オフィス、災害時の社員安否確認等の実績を確認できませんでした。
顧客向けの「Guaranteed Production」を自社BCPの証拠にはしません。
0点です。
生産・物流・調達の代替:0/5
公式サイトはMontecchio Emiliaに2つの生産施設があるとしています。
しかし、一方の施設が停止したときに、どの製品をもう一方へ移せるか、金型・部品・電気設計・ソフトウェア・検査をどう切り替えるかという正式な代替計画は確認できません。
拠点が2つあるだけでバックアップ生産能力が実証されたとは扱わず0点です。
サイバー防衛・情報保護:0/5
Web上のプライバシー・法的表示はありますが、E2Pack単体のMFA、EDR、SOC、CSIRT、ネットワーク分離、オフラインバックアップ、標的型メール訓練、ランサムウェア復旧試験、重大インシデント件数等は確認できません。
0点です。
供給継続・復旧能力:2/5
顧客設備の継続稼働については具体策があります。
- 定期点検で設備状態を確認する
- 予防保全計画を組む
- 純正部品をインタラクティブカタログから特定する
- 保証延長と定期保全を組み合わせる
- イタリアと米国から技術支援・部品供給を行う
- 2026年にMexico、Brazil、Argentinaで現地販売・技術支援パートナーを拡大する
定期保全・純正部品・米州サービスは会社公式で確認できます。
2026年にはEurotecsa、Canpac、Sucopackとの地域パートナー網拡大も公表されています。
これにより顧客設備の故障時対応を地域分散できる点は評価します。
一方、E2Pack自身の工場・基幹システム停止から何時間で復旧できるか、部品供給を何日維持できるかというRTO・実績は不明です。2点です。
危機時の市民への対応:0/5
災害時の地域支援、緊急物資生産、自治体との協定等をE2Pack法人単体で確認できませんでした。
0点です。
重大事故・行政・法的案件の確認
会社名、Montecchio Emilia拠点名と、infortunio、incidente、morte、incendio、esplosione、sanzione、multa、richiamo、ransomware、data breach、sciopero、licenziamento等を組み合わせて追加検索しました。
2025~2026年のE2Pack S.r.l.について、死亡労災、大規模製品回収、重大な行政処分、重大サイバー事故として法人へ直接帰属できる公的・主要報道は、今回の検索範囲では確認できませんでした。
これは「事故・違反がゼロだった」という証明ではありません。会社単体の労災・品質事故・サイバー事故の年次KPIが公表されていないため、該当項目の情報不足は残ります。
2024年のEMS Group事業承継
この出来事はE2Packの不祥事ではなく、経営危機からの事業・雇用継承です。
エミリア=ロマーニャ州は、E2Packへの主要事業移管により60人が移籍し、最大約100人には移籍を辞退するための経済支援を用意したと公表しました。
企業審査では、60人を守ったプラスと、全員を引き継いだわけではない事実を両方残します。
SNS・匿名掲示板の確認結果
口コミサイトとは別工程で、一般SNSと匿名掲示板を検索しました。
| 媒体 | 検索方法・範囲 | 結果 |
|---|---|---|
| X | 検索エンジンでE2Pack、Montecchio Emiliaとlavoro、stipendio等を組み合わせて検索 | 対象法人の現在の賃金・残業・安全を裏づけられる社員投稿を確認できず |
| 会社名・拠点名で検索 | 企業評価に使える勤務経験投稿を確認できず | |
| YouTube | E2Pack、packaging、Montecchio等で検索 | 製品・企業関連情報はあるが、労働実態を検証できる社員投稿を確認できず |
| TikTok | site指定検索を実施 | robots制限により投稿本文を十分確認できず |
| 会社・旧ブランド・従業員プロフィールを確認 | 会社ニュースや勤務歴は確認できるが、残業・賃金等の口コミとしては扱わず | |
| 5ちゃんねる | site指定でE2Packを検索 | 対象法人に結びつく有用な投稿を確認できず |
| 爆サイ | site指定でE2Packを検索 | 対象法人に結びつく有用な投稿を確認できず |
SNS・掲示板に有用投稿がないこと自体は減点していません。
主なニュース・最近の動き
E2Packは新法人のため、2026年にも事業拡大と新製品の動きが多くあります。ここでは人への影響と審査上の意味が分かるものを取り上げます。
2026年9月:ArgentinaでSucopackと独占代理契約
E2PackはArgentinaのFood & Beverage市場でSucopackと独占代理契約を結びました。
SucopackはE2Pack設備の販売だけでなく、現地で新規案件、保守、アフターサービスを支援します。
顧客から見れば、イタリアへ直接連絡しなくても現地の技術者・パートナーへ相談できる範囲が広がります。Protectionでは、顧客設備の復旧・保守を地域分散する材料として評価しました。
情報ランク:A|E2Pack公式LinkedIn。
2026年9月:BrazilでCanpacと独占代理契約
BrazilではCanpacと独占代理契約を締結しました。Canpacは1984年からブラジルで飲料・食品・製缶関連の設備を扱い、E2Packの設備販売、純正部品、現地技術支援を担います。
新設備の販売だけでなく、故障時の部品・サービスを現地化する点が重要です。一方、これをE2Pack自身のBCPと同一視はしません。
情報ランク:A|E2Pack公式LinkedIn。
2026年8~9月:MexicoでEurotecsaと独占代理契約
Mexicoでは1976年創業の産業自動化企業Eurotecsaと提携し、ハンドリング、デパレタイジング、搬送、二次包装、パレタイジング、純正部品、技術サポートを現地提供する体制を拡大しました。
南北米でItaly・Floridaだけに依存しないサービス網を増やす動きとして評価できます。
情報ランク:A|E2Pack公式発表・公式LinkedIn。
2026年8月:DQMATIKがSPAZIOを導入
DQMATIKはZecchettiブランドの自動垂直倉庫SPAZIOを採用しました。
作業者が棚を探し回るのではなく、指定トレーを作業位置へ自動搬送し、ピッキング・補充・在庫管理を改善する導入例です。
Innovationでは、単なる倉庫面積削減ではなく「人の移動・探索を仕組みへ移す」具体例として評価しました。
情報ランク:A|E2Pack公式事例。
2026年4月22日:EASYROCKの実運転実績が第三者媒体で報道
GlassOnlineは、E2PackがInterpack 2026で発表するEASYROCKについて、正式発売前に大規模生産施設で数千時間の稼働を終えたと報じました。数十パレット/時を扱う設計ともしています。
人によるフィルム切断を自動化し、刃物・梯子・コンベヤ周辺作業を減らす技術が、展示用試作だけではなく実工場で長時間検証されたことを示します。
情報ランク:S相当|E2Pack自身の技術説明に加え、第三者業界媒体で実運転情報を確認。
項目別得点
| 評価軸 | 項目 | 得点 | 評価理由 |
|---|---|---|---|
| Safety | 賃金・利益の還元 | 0/10 | 基本給・一般賃上げ・賞与・利益還元の会社単体実績を確認できず |
| Safety | 労働時間・休息 | 0/10 | 平均残業、有休取得、休日出勤等の結果を確認できず |
| Safety | 雇用の安定・待遇公平性 | 3/5 | 2024年に60人の雇用を正式合意で継承。現在の雇用区分・男女差・離職率は不明 |
| Safety | 福利厚生・育児・介護 | 0/5 | E2Pack単体の制度・利用実績を確認できず |
| Safety | 人権・ハラスメント・労使関係 | 3/5 | 労組・行政・労働者代表との事業承継合意を評価。現在の苦情・相談KPIは不明 |
| Safety | 労働安全・健康 | 0/10 | E2Pack単体の労災件数・度数率・死亡災害等を確認できず |
| Safety | 商品・サービス安全 | 3/5 | EASYROCK、PLS、落下防止、安全柵外プリンター等の具体策を評価。事故率・回収KPIは不明 |
| Safety小計 | 9/50 | ||
| Innovation | 作業負担・危険の削減 | 8/10 | EASYROCKが刃物・梯子作業を自動化し、発売前に数千時間実運転。削減時間・事故件数は不明 |
| Innovation | 商品・サービス改善 | 5/5 | Hero、DQMATIK等の実案件、高速搬送・パレタイジング、自動倉庫を評価 |
| Innovation | 改善成果の人間への還元 | 0/5 | 賃金・労働時間・配置・価格への定量還元を確認できず |
| Innovation | 研究開発・現場改善の継続 | 4/5 | EASYROCK、AI・IoT、特許、複数新案件を継続。R&D費・社員再教育KPIは不明 |
| Innovation小計 | 17/25 | ||
| Protection | 災害への備え・訓練 | 0/5 | E2Pack自身のBCP、訓練、非常電源等を確認できず |
| Protection | 生産・物流・調達の代替 | 0/5 | 2生産施設はあるが、停止時の正式な代替生産計画を確認できず |
| Protection | サイバー防衛・情報保護 | 0/5 | MFA、SOC、CSIRT、オフラインバックアップ、復旧訓練等を確認できず |
| Protection | 供給継続・復旧能力 | 2/5 | 定期保全、純正部品、米国拠点、中南米サービス網を評価。自社RTOは不明 |
| Protection | 危機時の市民対応 | 0/5 | 災害時支援・自治体連携等を確認できず |
| Protection小計 | 2/25 | ||
| 総合 | 28/100 | シビックランクF |
総合評価
E2Pack S.r.l.は、企業審査の中でも「商品・技術については具体情報が多いのに、働く人については結果情報が少ない」という差が大きい会社です。
技術面はかなり具体的です。
EASYROCKでは、人がカッターでストレッチフィルムを切り、梯子へ上り、搬送設備周辺で作業していた工程を自動化します。冷間回転刃を使い、熱線・熱風を避け、発売前には大規模工場で数千時間を運転しています。
TRACYではプリンターを安全柵の外へ出し、二重プリンターでロール交換時の停止を減らします。R-SHUTTLEは最大1,500kg/パレットステーションを扱いながら、PLSやバンパー等の安全機能を持ちます。SPAZIOでは棚を探す人の移動を、トレーを人の前へ運ぶ仕組みに置き換えます。
「自動化しています」という一言ではなく、何を機械へ移したのかを確認できるためInnovationは17/25と高めになりました。
また2024年のEMS Group危機では、E2Packが60人を新会社へ移籍させ、生産・ノウハウ・商取引を継承しました。エミリア=ロマーニャ州、労組、労働者代表も参加する合意だった点は、雇用安定と労使関係で評価できます。
ただし、その後の「働く人への還元」が見えません。
2026年時点で外部企業データには143人という数字もありますが、E2Pack公式の人数ではなく、雇用区分も不明です。基本給がいくら上がったのか、平均残業は何時間なのか、有給をどれだけ取得したのか、福利厚生を何人が使ったのか、男女賃金差はどうかという情報を確認できません。
特に機械メーカーで重要な労災情報も同様です。
顧客向け設備には安全装置を詳しく説明している一方、自社社員の死亡災害、休業災害、度数率、ヒヤリハットといった年次結果は確認できません。顧客を安全にする技術が優れていても、それだけで自社の作業員・技術者が安全に働けているとは推定しません。
Protectionも弱い評価です。
E2PackはMontecchio Emiliaに2生産施設を持ち、Floridaにもサービス拠点があります。2026年にはMexico、Brazil、Argentinaで相次いで現地パートナー網を増やし、顧客の保守・部品供給に近づいています。
しかし、災害でMontecchioの一方の工場が停止した場合にどの製品をどこへ移すのか、基幹システムがランサムウェアで止まった場合に何時間で復旧できるのか、オフラインバックアップがあるのか、非常電源が何時間使えるのかは確認できません。
「顧客の生産継続を支援する会社」であることと、「E2Pack自身が危機に強い会社」であることは別です。
今後、評価を大きく上げるために重要なのは、
- E2Pack単体の平均賃金・賃上げ・賞与
- 平均残業・有休取得・出張・休日出勤
- 雇用区分、離職率、男女賃金差、昇進状況
- 育児・介護・健康支援の制度利用実績
- 労災件数、死亡事故、度数率、休業災害
- EASYROCK等による作業時間・事故・人員配置の改善実績
- 自動化利益を賃金・時短へ返した実績
- 工場停止時の代替生産計画
- 自社BCP、非常電源、避難・復旧訓練
- MFA、EDR、SOC、CSIRT、オフラインバックアップ
- サイバー・設備停止後の実測RTO
を法人単体で継続公開することです。
以上から、Safety 9点、Innovation 17点、Protection 2点、総合28点/100点。
100点制・第1版による総合シビックランクはFとします。
このFは「劣悪な実態が大量に確認された」という意味ではありません。E2Packの安全自動化技術と雇用継承には具体的なプラスがありますが、本評価基準が重視する賃金・労働時間・労災・危機復旧の会社単体情報が不足していることが、点数を大きく押し下げています。
出典一覧
1.E2Pack公式サイト「Automation for Packaging & Handling」
2.E2Pack「Company」
3.E2Pack「Contacts」
4.E2Pack「Conveying Lines」
5.E2Pack「Palletizing Systems」
6.E2Pack「Depalletizing Systems」
7.E2Pack「Robotic Labeller」
8.E2Pack「Robotic Unwrapping Systems / EASYROCK」
9.E2Pack「Support & After-Sales Services」
10.E2Pack「E2Pack Partners with Hero to Automate a Jam Packaging Line」
11.E2Pack「SPAZIO for DQMATIK」
12.GlassOnline「E2Pack introduces EASYROCK, automatic pallet unwrapping system」2026年4月22日
13.Regione Emilia-Romagna「Vertenze. Si chiude la crisi di Ems Group di Montecchio Emilia」2024年7月8日
14.ANSA「La cuneese Bottero rileva ramo d’azienda dell’emiliana Ems Group」2024年7月9日
15.Aziende.it「E2Pack S.r.l.」登記情報集約
16.UfficioCamerale「E2Pack S.r.l.」企業情報
17.Xrayfinance「E2Pack S.r.l.」2024年決算・従業員参考値
18.Bloomberg LEI「E2PACK S.R.L.」法人識別情報
19.E2Pack公式LinkedIn—EurotecsaとのMexico独占代理契約
20.E2Pack公式LinkedIn—CanpacとのBrazil独占代理契約
21.E2Pack公式LinkedIn—SucopackとのArgentina独占代理契約
22.Indeed、Glassdoor、GoWork、転職会議、OpenWork、エンゲージ会社の評判のE2Pack検索
23.X、Facebook、YouTube、TikTok、LinkedIn、5ちゃんねる、爆サイのE2Pack・Montecchio Emilia検索
情報ランクの基準
| 情報ランク | 基準 |
|---|---|
| S | 公的機関の資料で直接確認できる情報、または独立した第三者による検証・監査・認証等の裏づけがある情報。裏づけの対象範囲に限る |
| A | 企業自身の公式発表、報告書、採用情報など。独立した裏づけまでは確認していない企業側の説明・自己申告 |
| B | 役職や立場が確認できる関係者への取材・発言、記者による直接取材など、発信者と立場を確認できる情報 |
| C | 一般社員・元社員・パート・アルバイト等の勤務経験に基づく口コミ |
| D | X等の一般SNS投稿で、発信者の立場や内容の裏づけが十分でない情報 |
| E | 匿名掲示板等で、発信者の身元や関与をさらに確認しにくい情報 |
情報ランクは情報の出どころと裏づけを示すもので、企業の良し悪しを評価する総合シビックランクとは異なります。媒体だけでなく原発信者と根拠で判定するため、企業公式SNSの発表はAなどとして扱います。低い情報ランクは虚偽を意味せず、高い情報ランクも記述全体の正しさを保証するものではありません。
