高速道路を走る。鉄道が止まらず動く。病院や学校が建つ。電力設備やデータセンターが使える。こうした生活の土台は、完成した建物や道路だけを見ていると、誰が設計し、誰が工事し、誰が保守しているのかが見えにくいものです。
Eiffageは、建設、道路・土木、エネルギー設備、鉄道、金属構造物、高速道路などを横断する欧州有数のインフラ企業群です。2025年の売上高は約253億ユーロ。公式プロフィールでは約87,000人が働き、年間10万件を超えるプロジェクトを手掛けています。道路や建物が予定どおり完成しなければ、移動時間が増えたり、公共施設が使えなかったり、企業活動が止まったりします。その意味で、Eiffageの仕事は読者の日常から遠いものではありません。[出典1][出典3]
その一方、巨大なインフラ企業ほど「何を造ったか」だけではなく、「誰がどの負担を負って造ったか」を見る必要があります。Eiffageは従業員持株で際立ち、2025年には60,669人が持株制度に加入し、従業員株主が資本の23.3%を保有しています。しかし安全面では、2025年に自社従業員2人、派遣・下請けなど外部就労者3人が業務上の事故で死亡しました。休業災害の度数率も4.22から4.51へ悪化しています。[出典1][出典4]
本審査では、Eiffage S.A.単体と連結グループを混同しません。Eiffage S.A.はグループを統括する親会社であり、実際の工事・雇用・設備運営はEiffage Construction、Eiffage Route、Eiffage Génie Civil、Eiffage Énergie Systèmes、APRRなど多数の事業会社が担います。現在の主要な人的・安全・環境指標は主としてグループ連結で開示されているため、本稿では「Eiffage S.A.を親会社とするEiffage Group」を評価対象とし、子会社固有の行政処分や事故は必ず子会社情報として区別します。
適用基準:企業審査100点制・第1版
評価時点:2026年9月末
結論/総合シビックランク
Eiffageの総合得点は39点/100点、シビックランクFです。
| 評価軸 | 得点 | 満点 |
|---|---|---|
| Safety | 19 | 50 |
| Innovation | 14 | 25 |
| Protection | 6 | 25 |
| 総合 | 39 | 100 |
このF評価を「Eiffageでは何も良いことが確認できなかった」という意味で読むのは適切ではありません。むしろ、従業員持株、研修、安全アプリ、低炭素道路、工事デジタル化、公共インフラの運営など、具体的に評価できる仕組みは多くあります。
一方、本基準では「制度がある」だけでは高得点にせず、実際の労働時間、制度利用実績、事故の減少、危機時の復旧時間、代替調達・代替施工の実績など、人間に返ってきた成果を確認します。
確認された重大な問題として最も重いのは労働安全です。2025年は自社従業員2人、外部就労者3人の死亡事故があり、休業災害621件、度数率4.51でした。前年の552件、4.22から悪化しています。安全管理制度の対象は98.7%まで広がっていますが、重大事故が残っている以上、「制度が広いから安全性が高い」とは評価できません。[出典1]
重要情報の非公表による低得点も大きく影響しました。グループ全体の実残業時間、有給休暇の実取得率、育児・介護制度の利用・復職実績、効率化による労働時間短縮や賃金還元、危機時の代替調達実績、全社的な復旧時間などは、今回の調査で採点に必要な具体的成果を十分確認できませんでした。
これは「実施していない」と断定するものではありません。本基準が、重要実績を確認できない項目を中間点で補完しないため0点となったものです。
審査対象と基本情報
Eiffageは「1社がすべての現場作業を直接行う会社」というより、親会社の下に専門事業会社を束ねる企業グループです。したがって、Eiffageという名前だけで工事現場の待遇や事故を一括りにすると、親会社、子会社、派遣会社、下請会社の責任範囲を誤るおそれがあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | Eiffage S.A. |
| 審査対象 | Eiffage S.A.を親会社とするEiffage Group |
| 設立 | 1920年6月12日。Eiffage S.A.の法人設立日 |
| 本拠地 | フランス・ヴェリジー=ヴィラクブレー |
| 代表者 | Benoît de Ruffray、Chairman and Chief Executive Officer |
| 上場区分 | Euronext Paris上場。2025年12月にCAC 40へ採用 |
| 主な事業 | Construction、Infrastructure、Energy Systems、Concessions |
| 2025年売上高 | 約253億ユーロ |
| 2025年末従業員数 | 85,311人。公式紹介では約87,000人と丸めて表示 |
| 年間プロジェクト数 | 10万件超 |
| 2025年末工事受注残 | 299億ユーロ |
| 2025年純利益 | 約10億ユーロ、グループ持分 |
| 主な地域 | 欧州中心 |
代表者、上場、設立等の基本情報はEiffageの公式資料で確認できます。Benoît de Ruffrayは2016年からChairman and Chief Executive Officerを務めています。EiffageはEuronext Parisに上場し、2025年12月にはCAC 40へ採用されました。[出典22]
2025年の売上高は前年比8%増となり、Contractingの売上高は9.2%増、同部門の経常営業利益は約10億ユーロまで増えました。2026年上期も売上高は2.3%増、Contractingの経常営業利益は11.6%増、受注残は315億ユーロへ増加しています。財務規模だけをシビック評価へ加点することはしませんが、大規模な公共・民間インフラを長期間維持できる経営基盤としては重要です。[出典2][出典13]
主な業務内容と人間への貢献
Eiffageの仕事は、完成物だけを見ると「道路会社」「建設会社」「電気工事会社」に分かれて見えます。しかし実際には、設計から施工、設備、維持管理、長期運営まで複数の事業を組み合わせられることが特徴です。
病院を建てる場合には建築だけでなく電気・空調・道路外構が必要になり、鉄道なら橋梁、軌道周辺、通信、電力設備が必要になります。Eiffageはこうした複数工程をグループ内の専門会社で分担します。[出典3]
Construction:建物を造るだけでなく改修・不動産まで扱う
Construction部門では、住宅、オフィス、学校、医療施設、公共施設などの新築・改修を行います。
現場では、施工管理者が設計図、工程、安全、品質、協力会社を調整し、技能労働者や専門工事会社が躯体、内装、設備接続などを進めます。建物を使いながら改修する案件では、入居者や利用者への影響を抑えながら工事する必要があります。
Eiffage Constructionは2024年に300件の工事でFinalcadを使用し、2017年以降では1,800以上の現場へ展開しています。図面、BIM、指摘事項、工事の進捗をデジタルで共有し、現場・発注者・協力会社の連携を改善する仕組みです。会社は生産性や手直し対応で効果があるとしていますが、何時間の残業が減ったかまでは公表していません。[出典18]
Infrastructure:道路、橋、鉄道、土木、金属構造物をつなぐ
Infrastructure部門では、道路舗装、橋梁、トンネル、鉄道関連、土木、金属構造などを扱います。
2026年にSNCF Réseauから受注したAmiens-Laon線の案件では、将来のSeine-Nord Europe運河を横断するため、約3,000メートルの複線鉄道を付け替え、908メートルの鉄道橋などを建設します。契約額は7,000万ユーロ超、工期は約3年半です。
つまり「橋を造る」だけではなく、既存の鉄道交通を新しい運河計画と両立させる仕事です。[出典16]
道路分野では、既存舗装を現場で再生するRecytal-ARMを開発しています。道路を掘り取って大量に運び出し、新しい材料を遠くから運ぶ従来方式に比べ、現場の舗装材を再利用し、植物由来の結合材を使います。
Ceremaによる5年間の実証を経た認証では、エネルギー消費50%削減、温室効果ガス70%削減が示されました。資材運搬が減れば周辺住民の工事負担や物流負担の抑制にもつながります。[出典19]
Energy Systems:電気・制御・空調・データセンターを動かす
Eiffage Énergie Systèmesは、建物や工場、交通、データセンターの電気、制御、通信、空調・冷却、産業設備などを設計・施工・保守します。
この分野は建物の「見えない内部」を担うため、停止すると生活や産業への影響が大きくなります。
具体例が欧州初のエクサスケール級スーパーコンピューターJupiterです。顧客Evidenから、21のコンピューティングモジュールの電気設備と水冷設備を受託しました。各モジュールへ電源盤、配線、照明、水冷配管を組み込み、ドイツ・Jülichへ運びます。
スーパーコンピューターは気象・気候予測、航空交通、AI研究などに利用されます。Eiffageはコンピューターそのものを作るのではなく、それを安定稼働させる電源・冷却インフラを担います。[出典17]
2026年のCampus AI Foujuでは、1億2,000万ユーロ超の契約で、Eiffage Énergie Systèmesが400/33kV、最終1.4GWの変電設備を設計・調達・施工・試運転し、Eiffage Génie Civilが共通土木、Eiffage Routeが道路・ネットワーク・外構を担当します。
AIデータセンターが増えるほど電力需要や地域負荷も増えるため、「大規模設備を建てられること」と「社会にとって望ましいこと」は同じではありませんが、複数専門会社をまとめて電力インフラを構築する能力は明確です。[出典15]
Concessions:造った後の高速道路・公共インフラを運営する
Concessionsでは、APRRなどを通じ高速道路を長期運営します。
高速道路は完成して終わりではありません。料金収受、舗装補修、除雪、事故対応、交通情報、設備保守を継続しなければ、市民は安全に移動できません。
APRR・AREAでは冬季に24時間体制で道路状態を監視し、雪・凍結前の予防処置、降雪中の除雪や凍結対策、警察との交通管理を行っています。
これはEiffageの中で、危機時の市民対応を具体的に確認できた数少ない領域です。[出典7]
具体的な顧客・発注者
対象企業自身の役割を明確にするため、確認できた取引例を挙げます。
- SNCF Réseau:Amiens-Laon線の鉄道付替え・橋梁工事を発注。[出典16]
- Eviden:Jupiterスーパーコンピューターの電気・冷却設備をEiffage Énergie Systèmesへ委託。[出典17]
- Campus AI:Foujuの高圧変電所と共通インフラをEiffageへ発注。[出典15]
これらは資本関係ではなく、Eiffageまたはグループ会社が顧客・発注者から業務を受けた事例です。
労働環境
Eiffageを人間への貢献という視点で見ると、最大の特徴は従業員持株です。ただし、持株制度が優れていても、現場の長時間労働や安全性を自動的に相殺することはできません。
建設・土木は現場、天候、夜間切替、工程期限などによって負荷が大きく変わるため、制度と実態を分けて見ます。
賃金・利益の還元:8/10
2025年の従業員持株制度には60,669人が加入しました。フランスでは72%超、海外では56.4%が参加し、従業員株主はグループ資本の23.3%を保有しています。
新規株式は従業員向けに20%の割引で提示され、配当は従業員投資基金へ再投資されます。約80%の従業員が株主であるという規模は、会社の利益や企業価値を働く側へ戻す仕組みとして大きな特徴です。[出典4]
一方、2025年に従業員が拠出した金額は約2億8,000万ユーロで、平均4,612ユーロです。つまり持株は「会社が無条件に利益を配る制度」ではなく、従業員自身の投資を伴います。
また、全世界の職種別賃金上昇、最低層の生活賃金到達率などを一貫して比較できるデータは限られます。このため満点にはしません。
労働時間・休息:0/10
フランスでは「つながらない権利」の協定があり、職種によってテレワークも利用できます。休日・休息に関する制度は確認できます。
しかし、本基準が求めるのは制度の有無だけではなく、実残業時間、有休取得率、夜勤・交替勤務、現場職と事務職の差です。
今回、グループ横断で比較できる2025年の実残業時間や有休取得実績を十分確認できませんでした。
Indeedではワークライフバランス3.5/5と比較的中間以上の評価がある一方、現場や職種によって負荷への不満もあります。口コミは補助情報であり、実残業KPIの代替にはできません。[出典8]
したがって0点は「長時間労働が確定した」という意味ではなく、「重要な労働時間実績が公開情報から十分確認できない」という情報公開上の評価です。
雇用の安定・待遇の公平性:3/5
2025年は4,800人を採用し、全世界で100万時間を超える研修を実施しています。
2025年URDでは、フランスにおける女性と男性の報酬差が1.6%まで縮小したこと、従業員の離職率なども開示されています。一方、社会データの一部はフランスのみで、URD自身が一部の定量情報について従業員ベースで約65%をカバーするフランスを対象としていることを明記しています。海外を含めた雇用区分別の格差を完全には確認できません。[出典1]
Eiffageでは派遣・外部労働者も多数の現場へ入ります。安全指標ではフランスの派遣労働者の事故度数率がConstruction 14.69、Infrastructure 16.01、Energy Systems 16.22と、自社従業員の部門度数率より高い値を示しています。
雇用区分の違いが安全負担の違いとして表れている可能性があり、公平性の評価では無視できません。[出典1]
福利厚生・育児・介護:0/5
健康保険、従業員持株、利益分配、労使制度、テレワーク、家族休暇などの仕組みは確認できます。フランスでは家族休暇を取得する権利も説明されています。
ただし、取得率、育児・介護休暇からの復職率、男女別利用率、現場職でも実際に利用できているかといった成果指標は、今回の調査ではグループ横断で十分確認できませんでした。
「制度がある」ことを「使いやすい」と置き換えないため、最新版基準では0点です。
人権・ハラスメント・労使関係:3/5
Eiffageは多様性、差別防止、心理社会的リスク、ハラスメント防止の制度を設け、フランスとドイツを中心に団体協約や労使協議の仕組みを持っています。欧州労使協議会もあります。
2025年には新しいDiversity研修をEiffage Universityへ導入し、管理職向け心理社会的リスク研修も進めています。[出典1]
重要なのは、会社が「問題はゼロ」とはしていないことです。2025年にはフランスで差別・ハラスメントに関する内部報告10件、裁判案件3件が開示されています。
問題が報告されていること自体を即座に低評価とするのではなく、把握・相談制度が機能している面と、問題が現実に残っている面の両方を3点に反映しました。[出典1]
従業員・元従業員の口コミ
情報ランク:C
IndeedのEiffageページは2026年7月時点で1,412件のレビューがあり、総合3.7/5、ワークライフバランス3.5、給与・福利厚生3.5、雇用安定・成長3.3、経営3.2、企業文化3.4でした。[出典8]
良い側では、2026年の施工管理職や研修生の口コミから、職場の雰囲気、大規模案件を経験できること、学習機会などを評価する声を確認しました。
一方、若手支援が弱い、経営が縦割り、現場作業員の給与に不満がある、プレッシャーが強いとする投稿も確認できます。
Glassdoorでも2026年8月の工事エンジニアが大規模案件を評価する一方、給与の低さや明確な昇給不足を指摘しています。[出典9]
これらは投稿者の勤務経験に基づく情報であり、全従業員を代表する統計ではありません。Eiffageというブランド名の下には複数事業会社・拠点が含まれるため、1つの口コミからグループ全体を断定しません。
ただし、公式資料では見えにくい「現場による差」「若手育成」「管理職との距離」「賃金への納得感」を確認する補助資料としては意味があります。
SNS・匿名掲示板の確認結果
従業員口コミとは別工程で、検索エンジンを使いX、Facebook、YouTube、TikTok、5ちゃんねる、爆サイについて、Eiffage、主要事業名と「travail」「salaire」「horaires」「accident」「harcèlement」「sécurité」等を組み合わせて検索しました。
Xでは事故・建設関連の投稿が複数ヒットしましたが、今回の範囲では対象法人の労働条件を具体的に裏づけられる一般従業員投稿を確認できませんでした。
Facebookでは同名・類似語のノイズが多く、YouTubeでは会社紹介・工事紹介が中心でした。5ちゃんねる、爆サイでは対象法人と確認できる有用な投稿を確認できませんでした。
TikTokは検索を実施しましたが、取得側の閲覧制限により投稿本文を確認できませんでした。
したがって「SNS上に不満がない」とは判断していません。検索実施・有用情報を確認できず、または閲覧制限で本文未確認という調査状態です。SNSの情報不足は企業の非公表による減点には使っていません。
Safety
建設会社のSafetyは、ヘルメットや安全教育の有無だけでは判断できません。最終的に見るべきなのは、死亡事故、休業災害、派遣・下請けを含む被害、そして事故が減っているかです。
Eiffageは安全制度を広く開示していますが、2025年の結果は厳しいものでした。
労働安全・健康:2/10
2025年の安全衛生管理システムのカバー率は98.7%でした。
Safety Force、Easy、Final Safeなどのアプリも導入し、2025年末の予防アプリ利用者は24,200人です。Safety Forceだけでも32か国超、5言語、8,000人の直接利用者がいます。Ironhandというロボットグローブも、手首・手の反復負担を減らす目的で社内試験されています。[出典1][出典5]
しかし、2025年には自社従業員2人、派遣・下請けなどの外部就労者3人が業務上事故で死亡しました。2024年は自社従業員0人、外部就労者4人でした。
2年間で外部就労者の死亡が7人に達している点は重く見る必要があります。[出典1]
休業災害も2024年552件から2025年621件へ増え、グループ度数率は4.22から4.51へ悪化しました。重症度率は0.43から0.40へやや改善しています。
事故の「件数・頻度」は悪化し、「休業日数を時間で割った重症度」は改善したという混在した状態です。[出典1]
制度やアプリを導入しても、死亡事故が残り、度数率が悪化している以上、高得点にはできません。
一方、会社が死亡数と事故指標を自主開示し、安全管理を98.7%まで広げ、改善策も示しているため、外部発覚のみで説明がないケースとは区別し2点としました。
商品・サービスの安全:3/5
Eiffageは一般消費財メーカーではなく、道路、鉄道、建物、電力設備など「使われ続ける構造物・サービス」を提供します。
そのため商品・サービスの安全は、品質管理だけでなく、道路事故対応、設備保守、施工後の安全性を見る必要があります。
APRRでは冬季の道路安全を24時間体制で確保し、予防的な凍結防止処置、除雪、警察との交通管理を行っています。
また、Eiffage MétalのLauterbourg工場では2025年に消防隊と連携し、閉所に取り残された従業員を救出する実動訓練を実施しました。訓練後にはデブリーフィングを行い、二次事故防止も確認しています。[出典6][出典7]
ただし、10万件超の年間プロジェクト全体について、完成後の重大品質事故、構造物事故、利用者被害を統一指標で確認できるわけではありません。そのため部分的な運用実績を評価して3点としました。
子会社の行政処分
情報ランク:S
フランスDGCCRFの公表では、Eiffage Construction Sud-Estが2026年2月、取引先への支払遅延により43万9,000ユーロの行政罰金を受けました。
さらにEiffage Énergie Systèmes Aquitaineも2026年5月、同じく仕入先請求書の支払遅延で26万ユーロの罰金を受けています。[出典10][出典11]
これはEiffage S.A.本体への罰金ではなく、子会社への行政処分です。労働安全の点数へ直接二重減点はしていませんが、「取引先・協力会社と公正に利益を分配できているか」を考えるうえで無視できない事実です。
建設業では協力会社の資金繰りが賃金・人員・安全投資にも影響し得るため、今後は支払遅延の再発率も確認すべきです。
Innovation
EiffageのInnovationは、単にAIや新素材を導入するだけでなく、工事の負担、安全、資材輸送、利用者への影響をどれだけ減らしたかで評価します。
技術導入例は多い一方、そこで生まれた生産性を労働時間や賃金へどう返したかは弱い部分です。
作業負担・危険の削減:6/10
Safety Force、Easy、Final Safeは、危険箇所を現場から写真・データで報告し、管理者が安全巡回や是正を管理するためのツールです。2025年末で24,200人が予防アプリを利用しています。
Ironhandは手の力を機械的に補助し、反復負荷を減らすことを狙います。[出典5]
Finalcadは工事書類、指摘、BIM、現場連携をデジタル化し、紙・口頭・個別ファイルに分散していた調整を集約します。2024年だけで300現場、累計1,800現場超に展開されています。[出典18]
導入規模は十分具体的ですが、「何時間の事務作業を削減したか」「腰痛・手首障害が何件減ったか」「残業が何時間減ったか」という人間側の成果が統一的に確認できないため6点です。
商品・サービスの改善:4/5
Recytal-ARMは既存道路を現地再生することで資材と輸送を減らし、Ceremaの5年間の実証を経て、エネルギー50%削減、温室効果ガス70%削減という具体的成果が示されています。[出典19]
2025年には、ホタテ貝殻を粉砕して結合材へ使うLibarotが従来材の4分の1の炭素負荷とされ、3Dプリント・プレストレストコンクリート歩道橋Diamantiも材料量と型枠を減らす技術として開発されています。
実際の試験・現場展開が確認できるため高めに評価しました。[出典20]
改善成果の人間への還元:0/5
ここはEiffageの弱点です。
工事デジタル化、AI、安全アプリ、低炭素施工によって生産性や作業効率が改善したとする説明はあります。しかし、その結果として現場の労働時間が何時間短くなったか、賃金や人員配置へどう戻したか、顧客価格がどれだけ下がったかという因果を定量的に確認できませんでした。
従業員持株は利益還元として高く評価していますが、「イノベーションによって生まれた余力が人間へ戻った証拠」とは別です。同じ事実を二重加点しないため、この項目は0点です。
研究開発・現場改善の継続:4/5
Eiffage Routeは植物由来結合材や路面再生を長期開発し、Recytalは5年間の実証を経て第三者認証へ進みました。
Eiffage ConstructionはFinalcadを2017年以降継続利用し、Eiffage Énergie Systèmesでは産業サイバー、制御、データセンターなどの技術を展開しています。[出典18][出典19]
一過性のアイデアではなく複数年で実装・検証しているため4点です。グループ横断のR&D費用、特許数、現場提案の採用率などを一貫して比較できれば、さらに評価しやすくなります。
Protection
Protectionは、災害・サイバー攻撃・供給途絶などが起きたとき、市民や顧客の生活を止めない能力です。
EiffageはBCP、危機管理、サイバー委員会などの仕組みを持っていますが、本基準では「計画がある」だけでは点を与えず、訓練や実際の復旧・代替実績を重視します。
災害への備え・訓練:3/5
2025年、Eiffage MétalのLauterbourg工場では地域消防と閉所救出の実動訓練を行いました。実際に従業員が閉じ込められた状況を想定し、救出、二次事故防止、事後検証まで行っています。[出典6]
またAPRR・AREAでは毎年冬季、24時間体制で予防的な路面処置と除雪を実施しています。
制度文書だけでなく、現場で反復運用される具体例があるため3点です。ただし、グループ全体の全拠点で同レベルの訓練結果が確認できるわけではありません。[出典7]
生産・物流・調達の代替:0/5
Eiffageは欧州を中心に多数の専門会社・拠点を持っています。地理的・事業的な分散はありますが、「特定の工場・資材・協力会社が停止した際に、何時間でどの代替先へ切り替えたか」といった実績をグループ横断で十分確認できませんでした。
拠点数が多いことを自動的に代替能力とみなさず、0点としています。
サイバー防衛・情報保護:0/5
EiffageにはCybersecurity Defence Committeeがあり、過去のURDではEDR、SOC、多要素認証、侵入テスト、バックアップ、IT災害復旧、サイバー演習などを説明しています。
Eiffage Énergie Systèmes傘下のClemessyでは、2025年に一部の制御・ITエンジニアリング・産業サイバー領域でAFNORのISO 27001認証も取得しました。[出典21]
一方、2026年3月にはLAPSUS$を名乗る攻撃者がEiffageを侵害したと主張し、サイバー情報サイトで取り上げられました。
ただし、XMCOは当時の情報では侵害方法を特定できず、攻撃者側の主張を独立して検証できないと整理しています。別の脅威情報サイトも「未検証の主張」としています。[出典12]
今回の調査ではEiffage本体から影響人数、侵入経路、漏えい範囲、復旧状況を確認できる公式説明を見つけられませんでした。
したがって「17.5万人の情報漏えいが確定した」とは書きません。0点の理由は、未検証情報を事実認定したことではなく、グループ全体の最新の事故有無と復旧実績を公開情報から十分確定できないためです。
ClemessyのISO 27001をEiffage全社へ広げて加点することもしていません。
供給継続・復旧能力:0/5
APRRの冬季運用のように、一部事業では継続運用を確認できます。
しかし、Eiffage Group全体で見たRTO、代替拠点切替時間、システム復旧時間、重大災害からの復旧実績を一貫した指標で確認できませんでした。
BCPや危機管理手順の存在だけでは、本基準の成果段階に届かないため0点です。
危機時の市民への対応:3/5
高速道路では、降雪・凍結時に道路を通行可能な状態へ維持するため24時間体制を組み、警察と連携して交通を管理します。利用者へ交通情報を提供し、事故現場を早期に安全化する運用もあります。[出典7]
これは「市民の移動を止めない」というProtectionの考え方に直接つながるため3点です。
ただし、災害時の無料開放、避難支援、物資輸送、地域住民支援などについて、Eiffage Group全体の統一的な実績は十分確認できませんでした。
主なニュース・最近の動き
Eiffageは案件数が多いため、ニュースの多さそのものは評価しません。ここでは2026年に確認できた、人への影響や企業の構造を理解するうえで重要な動きを取り上げます。
2026年9月:Neomat CAM電池材料工場の建設を受注
XTC New EnergyとOranoの合弁Neomat CAMが、EV電池用の正極活物質工場の土木・建築工事をEiffage主導の共同企業体へ発注しました。
プロジェクト全体の投資規模は約5億ユーロで、工場面積は約6万平方メートル。工事では最大400人、主にDunkirk地域の人材を動員するとされています。[出典14]
人への影響としては地域雇用と欧州電池産業の供給網強化が期待できます。一方、大規模工事は労災リスクも大きく、今後は「最大400人を動員した」だけでなく、事故率や地元雇用の継続性を見る必要があります。
2026年8月:上期利益が増加、受注残315億ユーロ
2026年上期は売上高2.3%増、Contracting売上高2.8%増、同部門の経常営業利益11.6%増、受注残315億ユーロとなりました。[出典13]
財務の強さは、長期工事や高速道路運営を継続するProtectionの基盤にはなります。しかし利益が増えたことだけではシビック評価は上がりません。
増加した利益が賃金、休息、安全投資、人員増へどの程度戻るかが次の確認点です。
2026年6月:Campus AIで1.4GW級電力インフラ
EiffageはFoujuのCampus AIで、1億2,000万ユーロ超の契約を獲得しました。400/33kV、最終1.4GWの高圧電力設備を含み、Energy Systems、Civil、Routeの3分野を組み合わせます。[出典15]
AIインフラは将来の計算需要を支える一方、巨大な電力需要を伴います。Eiffageの技術力を示す案件ですが、「AIだから社会貢献」と単純には扱わず、エネルギー効率、安全、地域電力網への影響まで見る必要があります。
2026年5月:Eiffage Énergie Systèmes Aquitaineへ26万ユーロの行政罰金
DGCCRFは、仕入先請求書の支払遅延を理由にEiffage Énergie Systèmes Aquitaineへ26万ユーロの罰金を科しました。
2月にはEiffage Construction Sud-Estも同様の理由で43万9,000ユーロの罰金を受けています。[出典10][出典11]
2件とも親会社Eiffage S.A.への直接処分ではありません。しかし異なる子会社で同種の支払遅延が確認されたため、グループの調達・支払統制が実際に改善するかを追う必要があります。
2026年3月:LAPSUS$による侵害主張が外部報道
LAPSUS$を名乗る攻撃者がEiffageを侵害したと主張し、複数のサイバー情報サイトで報告されました。
XMCOは、当時の情報では侵害方法や共通侵入経路を確定できず、攻撃者側の主張を独立検証できないと整理しています。[出典12]
現時点で重要なのは、未検証の主張を確定事故として拡散することではありません。Eiffageが公式にどの範囲を調査し、顧客・従業員・取引先データへの影響があったのか、復旧・再発防止をどう説明するかです。
本審査では確認不能部分をそのまま確認不能として扱いました。
採点詳細
| 項目 | 得点 | 満点 | 主な根拠 | 理由区分 |
|---|---|---|---|---|
| 賃金・利益の還元 | 8 | 10 | 従業員持株60,669人、従業員株主23.3%、20%割引 | 良好実績+範囲課題 |
| 労働時間・休息 | 0 | 10 | 実残業・有休取得のグループKPIを十分確認できず | 重要情報非公表 |
| 雇用安定・公平性 | 3 | 5 | 採用・研修・報酬格差等を開示、海外・外部労働者データに限界 | 混在 |
| 福利厚生・育児介護 | 0 | 5 | 制度はあるが利用・復職実績を十分確認できず | 重要情報非公表 |
| 人権・ハラスメント・労使 | 3 | 5 | 労使制度、研修、内部報告10件等を開示 | 混在 |
| 労働安全・健康 | 2 | 10 | 2025年に自社2人・外部3人死亡、度数率悪化。自主開示と対策あり | 確認された重大問題 |
| 商品・サービスの安全 | 3 | 5 | 高速道路の冬季運用、救出訓練等。一方で全社品質KPIは限定 | 部分実績 |
| 作業負担・危険の削減 | 6 | 10 | 安全アプリ24,200人、Ironhand、Finalcad | 導入実績あり、効果定量不足 |
| 商品・サービスの改善 | 4 | 5 | Recytal-ARM等で実証・第三者検証 | 良好実績 |
| 改善成果の人間への還元 | 0 | 5 | 効率化と労働時間・賃金への因果を確認できず | 重要情報非公表 |
| 研究開発・現場改善の継続 | 4 | 5 | 複数年の実証、デジタル施工、低炭素技術の継続 | 良好実績 |
| 災害への備え・訓練 | 3 | 5 | 工場救出訓練、APRR冬季24時間運用 | 部分実績 |
| 生産・物流・調達の代替 | 0 | 5 | 具体的な切替実績を十分確認できず | 重要情報非公表 |
| サイバー防衛・情報保護 | 0 | 5 | 防御制度・一部ISO認証あり。2026年外部侵害主張の影響・復旧を公式確認できず | 重要情報確認不能 |
| 供給継続・復旧能力 | 0 | 5 | BCPはあるが全社の復旧実績・RTOを十分確認できず | 重要情報非公表 |
| 危機時の市民への対応 | 3 | 5 | 高速道路で冬季・事故対応を継続 | 部分実績 |
Safety 19/50
Innovation 14/25
Protection 6/25
総合39/100
総合シビックランクF
総合評価
Eiffageは「事業そのものが社会に必要か」という問いには、かなり明確な答えを持つ企業です。
道路、鉄道、病院、学校、電力設備、データセンター、高速道路運営などは、市民が日常生活を送るうえで重要な社会基盤です。年間10万件を超える案件を抱えながら、建設・土木・エネルギー・運営をまたいで実行できる能力は大きな強みです。[出典3]
さらに、従業員が23.3%の資本を保有する持株制度は、企業価値の一部を働く側へ戻す仕組みとして際立っています。低炭素道路、工事デジタル化、安全アプリ、救出訓練なども、単なる宣言ではなく実装例があります。[出典4][出典5][出典19]
しかし、シビックランクでは「立派なインフラを造った」という成果だけで、働く人の犠牲を相殺しません。
2025年に自社従業員2人、外部就労者3人が業務上事故で死亡し、休業災害度数率も悪化しました。特に派遣労働者の度数率が複数部門で高いことは、外部労働者へ危険が偏っていないか継続確認が必要です。[出典1]
また今回の39点は、確認された事故だけでなく「重要な成果を確認できない」ことに強く影響されています。
労働時間・休息、福利厚生利用、Innovationの人間還元、代替調達、全社復旧能力で0点が並びました。これらが実際に悪いと証明されたわけではありません。企業がグループ横断の結果を具体的に公表すれば、再評価できる余地があります。
次のランクEは40点からで、現在は1点差です。ただし、単に資料を1つ追加すれば自動的に昇格するわけではありません。
改善の優先順位は次の通りです。
- 第一に、自社従業員と派遣・下請けを含む死亡事故と事故頻度を実際に減らすこと。労働安全・健康10点の評価に直接関係します。
- 第二に、実残業時間、有休取得、育児・介護制度の利用・復職実績を雇用区分や主要地域別に公開すること。労働時間・休息、福利厚生の評価につながります。
- 第三に、サイバー事故の有無、被害範囲、復旧時間、再発防止を確認できる形で示すこと。サイバー防衛と供給継続の評価に関係します。
- 第四に、資材・協力会社・システムが停止した場合の代替調達、代替施工、復旧訓練について、計画だけではなく実際の切替時間や結果を公表することです。
情報を公開するだけでは高得点にはなりません。公開された実態が改善しているかを改めて評価する必要があります。
出典一覧
[出典1] Eiffage「2025 Universal Registration Document/Document d’enregistrement universel 2025」。2025年の従業員、安全、労使、人権、研修、リスク管理等。情報ランクA。
[出典2] Eiffage「2025 Annual Results: Firm Growth Driven by Europe」。2025年売上高、利益、受注残等。情報ランクA。
[出典3] Eiffage「All essential info about Eiffage Group」。事業区分、売上高、従業員、年間案件数等。情報ランクA。
[出典4] Eiffage「Shareholder / Employee ownership at Eiffage」。2025年従業員持株制度、60,669人、23.3%等。情報ランクA。
[出典5] Eiffage「Innovating to protect employees and mitigate risks」。Safety Force、予防アプリ24,200人、Ironhand等。情報ランクA。
[出典6] Eiffage「Full-scale exercises at the Eiffage Métal plant with the Lauterbourg fire department」。閉所救出実動訓練。情報ランクA。
[出典7] APRR AREA「Conducteurs poids lourds, en hiver on vous accompagne sur la route」。冬季24時間運用、予防・除雪・交通管理。情報ランクA。
[出典8] Indeed France「Avis des employés pour Eiffage」。2026年7月時点、1,412件、総合3.7/5等。情報ランクC。
[出典9] Glassdoor France「Avis sur Eiffage」。2026年時点の社員口コミ。情報ランクC。
[出典10] フランス経済・財務省DGCCRF。Eiffage Construction Sud-Estへの439,000ユーロの支払遅延に関する行政罰金。情報ランクS。
[出典11] フランス経済・財務省DGCCRF。Eiffage Énergie Systèmes Aquitaineへの260,000ユーロの支払遅延に関する行政罰金。情報ランクS。
[出典12] XMCO、GalaxyWarden等による2026年3月のLAPSUS$の侵害主張に関する外部情報。独立検証できていないことを明示しており、確認済み侵害としては使用していない。
[出典13] Eiffage「First half of 2026: Eiffage posts solid results and confirms its 2026 outlook」。2026年上期売上高、利益、受注残。情報ランクA。
[出典14] Eiffage「Neomat CAM plant: consortium in charge of civil engineering selected」。電池材料工場、約5億ユーロの投資計画、最大400人の工事動員等。情報ランクA。
[出典15] Eiffage「Campus AI: Eiffage selected for deployment of shared infrastructure on the Fouju Campus」。1億2,000万ユーロ超、400/33kV、最終1.4GW。情報ランクA。
[出典16] Eiffage/SNCF Réseau「Railway renovations for the Seine-North Europe Canal」。Amiens-Laon線、7,000万ユーロ超、908メートル橋梁等。情報ランクA。
[出典17] Eiffage「Eiffage Énergie Systèmes to build Jupiter, Europe’s first exaflop supercomputer」。Eviden向け電気・冷却設備。情報ランクA。
[出典18] Eiffage「Eiffage Construction renews its collaboration with Finalcad」。累計1,800現場超、2024年300現場。情報ランクA。
[出典19] Eiffage/Cerema関連「Recytal ARM: CEREMA certifies a sustainable and high-performance road」。5年間の実証、エネルギー50%、温室効果ガス70%削減。企業発表部分はA、Ceremaによる認証範囲はS相当。
[出典20] Eiffage「2025 Routes and Rues innovation projects」。Libarot、Diamanti。情報ランクA。
[出典21] Eiffage/AFNOR「Clemessy teams achieve ISO 27001 Certification for their ISMS」。認証対象範囲に限り独立認証の裏づけあり。情報ランクS。
[出典22] Eiffage公式Shareholder、Governance、HistoryおよびEiffage S.A.の法的基本情報。Benoît de RuffrayがChairman and Chief Executive Officer、Euronext Paris上場、2025年12月のCAC 40採用、Eiffage S.A.の法人設立日を確認。情報ランクAまたは法人基本情報の一次資料。
情報ランクの基準
| 情報ランク | 基準 |
|---|---|
| S | 公的機関の資料で直接確認できる情報、または独立した第三者の検証・監査・認証で裏づけられた情報。裏づけの対象範囲に限る |
| A | 企業自身の公式発表、報告書、採用情報など。企業側の自己申告であり、独立検証までは確認していない情報 |
| B | 役職・立場が確認できる関係者への取材、記者による直接取材などに基づく情報 |
| C | 一般社員、元社員、パート、アルバイトなどの勤務経験に基づく口コミ |
| D | Xなど一般SNSの投稿で、発信者の立場や内容の裏づけが十分でない情報 |
| E | 匿名掲示板など、発信者の身元や対象企業との関係をさらに確認しにくい情報 |
情報ランクは情報の出どころと裏づけを示すもので、企業の良し悪しを評価する総合シビックランクとは異なります。媒体名だけでなく、原発信者と根拠に基づいて判定します。企業公式SNSの発表はA、公的原資料で確認できる内容はSとして扱います。低い情報ランクは虚偽を意味せず、高い情報ランクも記述全体の正しさを自動的に保証するものではありません。
