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コンタツ株式会社を企業審査|シビックランクC・63点|酒類流通と地域文化への貢献を評価、一方で労働・安全情報の公開不足が課題

私たちは、企業の商品を購入したり、サービスを利用したりすることで、その企業の働き方や安全対策、事業のあり方を間接的に支えています。

「逸酒創伝」で日本酒やワイン、クラフトビールなどを購入すれば、その売上は運営会社であるコンタツ株式会社に入ります。そこで得られた利益が、社員の賃金や休暇、物流現場の安全対策、サービス改善、人材育成、酒蔵やメーカーとの取引などにどう使われるのかは、購入する側にとっても無関係ではありません。

働く人を大切にし、安全な物流体制を整え、生産者の販路拡大やサービス改善に取り組む企業に売上が集まれば、そうした経営を続ける力になります。反対に、長時間労働やハラスメント、物流現場の安全上の問題などを放置している企業の商品やサービスを利用すれば、その環境を間接的に支えることにもつながります。

では、酒類・食品の卸売や物流、通販サイト「逸酒創伝」を運営するコンタツ株式会社は、働く人や利用者、生産者をどれだけ大切にしている企業なのでしょうか。

今回は、Safety・Innovation・Protectionの観点から公開情報を調査し、コンタツ株式会社の人間への貢献度を評価します。

目次

先に結論

今回の企業審査では、コンタツ株式会社を63点/100点、シビックランクCと評価しました。

評価できるのは、酒蔵や食品メーカーと小売店・飲食店・消費者を結ぶ流通機能を100年以上にわたって担ってきたことです。

酒類卸だけでなく、物流、EC、輸出入、商品開発、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」などにも関わり、日本酒や地域の酒文化を広げる役割も果たしています。

一方、大きな課題は情報公開です。

残業時間、有給取得率、男女賃金差、女性管理職比率、育児休業取得率、労災件数、健康診断受診率、人権方針など、企業で働く人を評価するために重要な情報の多くについて、会社自身による具体的な数値を十分確認できません。

公開されていないから問題があると断定することはできません。

しかし、公開情報がない項目を「問題なし」と判断して加点することもできないため、Safetyを中心に減点しました。

評価項目点数
Safety29 / 50
Innovation19 / 25
Protection15 / 25
総合点63 / 100
シビックランクC
情報ランクC

コンタツ株式会社とは

コンタツ株式会社は、1924年に和洋酒・缶詰問屋「近藤辰次商店」として創業した酒類・食品の総合卸企業です。

2024年には創業100周年を迎えました。

現在は酒類や食品の卸売だけでなく、物流受託、EC、海外輸出入、オリジナル商品の企画開発などにも事業を広げています。

会社概要では、資本金9,500万円、社員数73名。本店は東京都中央区日本橋にあります。

東京都内を中心に複数の物流拠点も保有しており、酒類メーカーや食品メーカーの商品を小売店、飲食店、消費者へ届ける役割を担っています。


「逸酒創伝」の運営会社

酒類通販サイト「逸酒創伝」を運営しているのもコンタツ株式会社です。

逸酒創伝では、日本酒、焼酎、ワイン、ビール、クラフトビール、ウイスキーなど幅広い酒類や食品を取り扱っています。

コンタツはもともと企業間の卸売を中心としてきた会社ですが、ECによって一般消費者へ直接商品を届ける事業にも進出しています。

そのため、消費者が逸酒創伝で商品を購入することは、単にその酒蔵だけではなく、販売・物流を担うコンタツの事業も支えることになります。


コンタツ株式会社は社会で何をしている会社なのか

コンタツの役割を考えるうえで重要なのは、単に「酒を販売している会社」と考えないことです。

酒蔵や食品メーカーが良い商品を作っても、それを全国の店舗、飲食店、消費者へ届ける流通網がなければ販売することはできません。

コンタツは、

メーカー・酒蔵
↓
卸売・物流
↓
小売店・飲食店・EC
↓
消費者

という流れの中央を担っています。

特に小規模な酒蔵にとって、自社だけで全国の小売店や飲食店へ営業し、注文を受け、配送することは大きな負担です。

卸売企業が多数の商品をまとめて扱うことで、生産者側の販売負担を減らし、小売店側も複数メーカーの商品をまとめて仕入れることができます。

この流通機能自体には、人間の仕事を効率化する価値があります。


地域の酒文化を支える役割

コンタツは地域の酒蔵や商品の販売だけでなく、日本酒そのものを広める活動にも取り組んでいます。

代表的なのが「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」です。

日本酒を従来の酒器だけでなくワイングラスで楽しむという提案を行い、受賞商品の試飲商談会などを通じて、酒蔵と流通・飲食関係者を結んでいます。

また、クラフトビールに関する商談イベントなども開催しています。

大手メーカーの商品だけでなく、小規模な酒蔵やブルワリーの商品に販路を与えることは、地域産業を維持するうえでも意味があります。

単に商品を大量販売するだけではなく、

  • 生産者を発掘する
  • 商品を小売店へ紹介する
  • 飲食店との接点を作る
  • ECで全国の消費者へ届ける
  • 海外へ輸出する

ところまで関わっている点をInnovationで評価しました。


酒類を販売する企業としての責任

一方、酒類は通常の商品とは異なります。

適度な飲酒は嗜好や文化の一部になりますが、過剰摂取、未成年飲酒、飲酒運転、アルコール依存などにつながれば、人の健康や生活を損なう可能性があります。

そのため酒類企業には、商品を売るだけでなく、適正飲酒や年齢確認などに取り組む責任があります。

逸酒創伝では酒類販売管理者を置き、酒類販売管理研修の受講情報も公開しています。

これは法令順守の基本として評価できます。

ただし、アルコール問題への啓発や適正飲酒について、コンタツ独自の継続的な取り組みを十分確認できる情報は限られています。

今後はこの分野についても、より積極的な情報公開を期待したいところです。


労働環境

企業の人間への貢献を見るうえでは、顧客に便利なサービスを提供しているかだけでなく、そこで働く人がどのような環境に置かれているかも重要です。

コンタツでは、フレックス制度や育児休業などについて従業員口コミから一定の情報を確認できます。

一方で、企業公式サイトから確認できる労働データは非常に限られています。

特に、

  • 月平均残業時間
  • 有給休暇取得率
  • 平均給与
  • 男女賃金差
  • 女性管理職比率
  • 育児休業取得率
  • 離職率
  • 平均勤続年数

などについて、継続的な公式数値を確認できません。

問題があるという意味ではありません。

しかし、企業自身が数値を公開していない以上、外部から実態を検証しにくい状態です。


残業時間・休暇

転職会議に掲載されている口コミ集計では、残業時間は月16時間程度、有給消化率は70%台後半となっています。

この数字だけを見ると、極端な長時間労働が常態化している企業とは言いにくい状況です。

比較的新しい口コミには、フレックス制度を利用できるという声や、残業を抑えようとする雰囲気についての投稿もあります。

一方で、部署によっては休日出勤がある、上司や部署によって有給やフレックスの使いやすさに差があるという趣旨の口コミもあります。

したがって、

制度そのものはあるが、職場によって運用状況が異なる可能性がある

と判断しました。

ただし、口コミはあくまで個人の体験です。

会社が全社の残業時間や有休取得率を公開すれば、より正確な評価ができます。


給与

給与についても、会社による平均給与の公開情報を十分確認できません。

従業員口コミには「給与が低い」「基本給が低め」といった意見があります。

ただし、投稿数が限られており、職種や勤務時期も異なるため、それだけでコンタツ全体を低賃金企業と評価することはできません。

企業審査として問題なのは、会社の利益が働く人へどの程度還元されているのかを判断できる資料が少ないことです。

社員の平均給与や賃上げ率、初任給、賞与などを継続して公開すれば、労働者への還元をより正確に評価できます。


育児・働き方

従業員口コミには、産休や育児休業を利用する社員がいるという投稿があります。

また、フレックス制度についても肯定的な意見があります。

仕事と育児を両立しやすい制度が存在すること自体は評価できます。

一方で、

  • 男性育児休業取得率
  • 女性育児休業取得率
  • 育休からの復職率
  • 女性管理職比率
  • 育児短時間勤務の利用状況

などについて、会社自身が具体的な数値を公開している状況は確認できません。

制度があるだけでなく、「実際に何人が利用できているのか」まで公開してほしいところです。


人権・ハラスメント

コンタツ株式会社について、独立した人権方針やハラスメント防止方針、サプライヤー行動規範などの詳細な公開情報は限定的です。

酒類や食品の卸売では、自社社員だけでなく、

  • メーカー
  • 酒蔵
  • 倉庫
  • 配送会社
  • 海外取引先

など多くの企業や労働者が関わります。

そのため、

  • 強制労働
  • 児童労働
  • 差別
  • ハラスメント
  • 労働安全
  • 内部通報制度

について、自社がどのような考え方を持っているのかを公開することは重要です。

公開情報が確認できないから人権問題があるという意味ではありません。

しかし、人権尊重にどこまで取り組んでいるのか外部から判断できないため、Safetyでは減点しています。


物流現場の安全

コンタツは複数の物流センターを運営しています。

物流倉庫では、

  • フォークリフトとの接触
  • 荷物の落下
  • 転倒
  • 腰痛
  • 車両事故
  • 長時間運転

などの事故リスクがあります。

そのため、物流企業を評価する場合には労働安全が特に重要です。

しかし今回の調査では、

  • 労災件数
  • 休業災害件数
  • 労災度数率
  • 重大事故件数
  • 安全教育受講率
  • ヒヤリハット件数

などについて十分な公式データを確認できませんでした。

事故があると判断したわけではありません。

ただし、「事故情報が見つからなかったから安全」とすることもできません。

物流現場の安全実績を積極的に公開してほしいところです。


環境への取り組み

酒類や食品の卸売では、多くの商品をトラックで運ぶため、物流によるCO2排出が大きな課題になります。

コンタツは他の酒類卸企業と共同物流に取り組んでいることが確認できます。

複数企業がそれぞれトラックを走らせるのではなく、配送をまとめることができれば、

  • トラック台数削減
  • 積載率向上
  • 燃料使用量削減
  • CO2排出削減
  • ドライバー不足への対応

につながります。

物流効率化が利益だけでなく、人手不足や環境負荷の軽減にもつながる点を評価しました。

一方で、コンタツ自身の年間CO2排出量や削減目標など、具体的な数値は十分確認できません。

今後は削減量まで公開してほしいところです。


EC・個人情報の安全

逸酒創伝を運営するコンタツは、購入者の氏名、住所、電話番号、注文履歴などの個人情報を扱います。

コンタツは個人情報保護方針を公開し、不正アクセス、情報漏洩、紛失、改ざんなどを防ぐための管理体制や社員教育を行うとしています。

基本的な対策を公開している点は評価できます。

一方で、

  • 情報セキュリティに関する第三者認証
  • サイバー攻撃への訓練
  • インシデント件数
  • 復旧時間
  • バックアップ体制

などの具体的な実績情報は十分確認できません。

Protectionでは部分点としました。


良いニュース

企業を評価する際には、事故や問題だけでなく、人間や社会にどのような良い影響を与えているのかも確認する必要があります。

コンタツでは、地域の酒文化を広げる活動、物流効率化、新しい販路の開拓などが続いています。

創業100周年

コンタツ株式会社は2024年に創業100周年を迎えました。

1924年の創業以来、社会や流通環境が大きく変化する中で、酒類・食品流通を100年間継続しています。

企業が長く存続しているだけで高評価になるわけではありません。

ただし、酒蔵やメーカーと販売先を結ぶ流通機能を長期間維持してきた継続性は評価できます。

日本酒文化を広げる活動

コンタツは「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」など、日本酒の魅力を広げる活動に関わっています。

単に商品を卸すだけでなく、酒蔵の商品を評価・紹介し、流通関係者や飲食店との接点を作ることで、生産者の販路拡大を支えています。

クラフトビールの販路を広げる

クラフトビールに関する商談イベントなどにも取り組んでいます。

小規模なブルワリーは大手メーカーと比べて販売網が弱い場合があります。

卸売企業が商品をまとめて紹介することで、小規模生産者の商品が飲食店や消費者まで届きやすくなります。

共同物流

他の酒類卸企業との共同物流にも取り組んでいます。

共同配送によって配送効率を上げることは、物流コストだけでなく、ドライバーの負担、トラック台数、燃料使用量の削減にもつながる可能性があります。

物流会社として評価できる取り組みです。


悪いニュース

コンタツについて今回確認した範囲では、企業全体の評価を大きく下げるような重大事故や大規模な行政処分よりも、重要な情報が十分公開されていないことが主な課題になりました。

問題が確認できなかったことと、問題が存在しないことは同じではありません。

そのため企業審査では、「問題が報道されていないから高得点」とするのではなく、企業自身がどこまで安全性や労働環境を説明しているかも評価します。

労働環境の公式数値が少ない

残業、有給、給与、育休、離職率などについて、会社自身による具体的な数値公開を十分確認できません。

口コミからは比較的良好な数値も確認できますが、会社全体の実績とは限りません。

公式データを継続して公開してほしいところです。

部署による働きやすさの違いを指摘する口コミ

従業員口コミでは、フレックス制度や育児休業を評価する声がある一方、部署によって休日出勤や制度利用のしやすさに差があるという趣旨の投稿もあります。

口コミだけから企業全体の問題とは判断しません。

しかし、制度を作るだけでなく、すべての職場で利用できるようにすることが重要です。

給与に対する不満

一部の従業員口コミでは給与水準への不満も確認できます。

ただし、投稿数が少なく会社全体の給与を示すものではありません。

だからこそ、平均給与や賃上げ率を会社自身が公開することが重要です。

労災・人権情報が不足

物流現場を持つ企業でありながら、労災件数や安全KPIなどについて十分な公開情報を確認できません。

人権方針や男女格差に関する定量情報も限定されています。

これらについて公開情報を増やすことが、今後の評価改善につながります。


Safety|29 / 50点

賃金・利益還元|5 / 10点

会社公式の平均給与や賃上げ率を十分確認できません。

口コミには給与への不満がありますが、サンプルが少ないため低賃金企業と断定することもできません。

企業利益が社員へどの程度還元されているのか検証しにくいことから、5点としました。

労働時間・休息|7 / 10点

従業員口コミでは残業時間が月16時間程度、有休消化率が70%台後半となっています。

数字だけを見ると比較的良好です。

一方、会社公式数値ではなく、部署による差を指摘する口コミもあるため満点にはしていません。

雇用安定・公平性|3 / 5点

産休や育児休業を利用している社員がいるという口コミは確認できます。

一方で、男女賃金差や女性管理職比率などについて十分な公式データを確認できません。

福利厚生・育児介護|4 / 5点

フレックス制度、産休・育休などについて肯定的な口コミがあります。

制度自体は評価できますが、男女別育休取得率などの実績が公開されていないため4点です。

人権・ハラスメント・労使|2 / 5点

人権方針やハラスメント防止方針、通報制度の実績などについて公開情報が不足しています。

問題が確認されたための減点ではなく、外部から検証できないことを減点しています。

労働安全・健康|4 / 10点

物流センターを複数保有していますが、労災件数や休業災害度数率などの安全KPIを十分確認できません。

重大事故が確認されたわけではないため最低点とはしていませんが、物流企業として公開してほしい重要な情報です。

商品・サービス安全|4 / 5点

逸酒創伝では酒類販売管理者を配置し、研修受講情報を公開しています。

一方で、適正飲酒やアルコール関連問題についての独自活動を十分確認できないため満点にはしていません。

Safety合計:29 / 50点


Innovation|19 / 25点

人間の負担を減らす仕組み|7 / 10点

多数のメーカーの商品をまとめて仕入れ、小売店や飲食店へ配送することで、個別発注や個別配送にかかる手間を減らしています。

共同物流も、人手不足や配送負担を減らす仕組みとして評価できます。

商品・サービス改善|4 / 5点

従来の卸売だけでなく、物流受託、EC、越境EC、輸出入、商品開発まで事業を広げています。

時代の変化に合わせて販売方法を変えている点を評価します。

成果の人間への還元|3 / 5点

物流効率化やECによって、生産者には販路を、消費者には購入機会を提供しています。

ただし、自動化によって労働者の作業負担をどの程度削減できたかなど、具体的な成果数値は確認できません。

継続性|5 / 5点

1924年から100年以上事業を継続しながら、卸売だけでなくEC、輸出、商品企画などへ事業を広げています。

一時的な取り組みではなく、継続的に事業を改善している点を評価しました。

Innovation合計:19 / 25点


Protection|15 / 25点

災害対応・訓練|2 / 5点

100年間事業を継続してきた実績はあります。

一方、現在のBCP、災害訓練の頻度、備蓄、具体的な災害支援などについて十分な公開情報を確認できません。

供給網・代替性|4 / 5点

複数の物流拠点を保有し、共同物流も活用しています。

一つの拠点だけに依存しない物流体制を持っている点を評価しました。

サイバーセキュリティ|3 / 5点

個人情報保護方針を公開し、不正アクセスや情報漏洩への対策を掲げています。

一方、第三者認証や訓練成果などについて詳細な情報はありません。

復旧能力|2 / 5点

複数拠点を持つ点は評価できますが、災害やシステム障害からどの程度の時間で復旧するのか、バックアップ体制がどうなっているのかは十分公開されていません。

利用者対応|4 / 5点

逸酒創伝では問い合わせ窓口や返品条件などを公開しています。

EC利用者が問題発生時に問い合わせできる体制がある点を評価します。

Protection合計:15 / 25点


改善してほしい点

コンタツ株式会社が現在のCランクからさらに評価を上げるためには、新しいサービスを増やすこと以上に、現在どのような会社運営をしているのかを外部から確認できる状態にすることが重要です。

特に今後公開してほしいのは、

  • 月平均残業時間
  • 有給休暇取得率
  • 平均給与
  • 賃上げ率
  • 男女賃金差
  • 女性管理職比率
  • 男女別育児休業取得率
  • 離職率
  • 労災件数
  • 休業災害度数率
  • 健康診断受診率
  • 人権方針
  • ハラスメント相談・是正状況
  • CO2排出量
  • CO2削減目標
  • BCP・災害訓練実績
  • 適正飲酒への取り組み

などです。

ただし、情報を公開しただけで評価が上がるわけではありません。

公開した結果、残業が少ない、安全性が改善している、育休取得が進んでいる、賃金が上がっているなど、実際の成果が確認できて初めて加点するべきです。


総合評価

コンタツ株式会社の最も大きな社会的役割は、酒蔵や食品メーカーと、小売店・飲食店・消費者をつなぐことです。

商品を作るだけでは消費者には届きません。

コンタツのような卸売・物流企業が存在することで、生産者は全国へ販路を広げ、小売店や飲食店は多くの商品を効率的に仕入れることができます。

さらに現在は、逸酒創伝によるEC、海外輸出、商品開発、日本酒やクラフトビールの商談イベントなどへ事業を広げています。

地域の酒蔵や小規模生産者の商品を市場へ届ける役割は評価できます。

一方で、企業の商品やサービスを購入することは、その会社の働き方も間接的に支えることになります。

その観点から見ると、コンタツは労働時間、給与、育休、男女格差、労災、人権などについて、外部から確認できる情報がまだ不足しています。

口コミから比較的良好な働き方を示す情報もありますが、企業自身による数値ではありません。

問題が確認されていないから高得点にするのではなく、働く人をどの程度大切にしているのかを公開情報から検証できるかも企業審査では重要です。

そのため今回は、

Safety:29点/50点
Innovation:19点/25点
Protection:15点/25点

として、

総合63点/100点・シビックランクC

と評価します。

逸酒創伝などを通じてコンタツの商品を購入することは、日本酒・ワイン・クラフトビールなどを作る生産者の販路、酒文化、物流網を間接的に支えることにつながります。

その一方で、そこで働く人の賃金や安全、休暇、人権についても、消費者が判断できるだけの情報を今後さらに公開してほしい企業です。


最終ランク

総合点:63点/100点

シビックランク:C

Safety:29/50

Innovation:19/25

Protection:15/25

情報ランク:C

情報ランク

会社概要、事業内容、物流拠点、逸酒創伝の運営主体、個人情報保護方針、酒類販売管理者などについては、企業・通販サイトの公式情報から確認できます。

また、労働環境については転職系口コミサイトなどから補助情報を確認できます。

一方で、

  • 平均給与
  • 残業時間
  • 有給取得率
  • 男女賃金差
  • 育児休業取得率
  • 労災件数
  • 人権対応
  • 安全指標
  • CO2排出量
  • BCP実績

など、企業審査で重要になる定量情報の多くについて、企業自身による公開情報が不足しています。

そのため、今回の情報ランクはCと評価します。

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