私たちは、企業の商品を購入したり、サービスを利用したりすることで、その企業の働き方や安全対策、事業のあり方を間接的に支えています。
ワイン蔵まるほんで山梨県産ワインや日本酒、世界各国のワイン、焼酎、洋酒などを購入すれば、その売上は運営会社である丸本株式会社に入ります。そこで得られた利益が、社員の賃金や休暇、安全対策、サービス改善、人材育成などにどう使われるのかは、購入する側にとっても無関係ではありません。
働く人を大切にし、安全性やサービスを改善する企業に売上が集まれば、そうした経営を続ける力になります。反対に、長時間労働やハラスメント、安全上の問題を放置している企業の商品やサービスを利用すれば、その環境を間接的に支えることにもつながります。
丸本株式会社は、山梨県富士吉田市で酒類・食品の卸売、小売、通販を行い、「ワイン蔵 まるほん」を運営する企業です。1949年7月創業で、同年9月に酒類卸売業免許、1975年7月に酒類小売業免許を取得しました。現在は楽天市場、Yahoo!ショッピング、au PAY マーケットなどを通じて、山梨県産ワイン、日本酒、世界各国のワイン、ビール、焼酎、洋酒などを販売しています。
今回の総合得点は15点/100点、シビックランクはGです。
点数が低い最大の理由は、重大な不祥事が確認されたからではありません。既存社員の賃金、賃上げ実績、平均残業時間、有給休暇取得率、離職率、育児・介護制度、労働災害、BCP、サイバー訓練、災害時の復旧体制など、企業審査で重視する結果情報の多くが公開されていないためです。
一方、2026年3月には山梨県の「豊かさ共創スリーアップ実践企業認証制度」でアドバンス認証を取得しました。アドバンス認証は、経営方針の共有、従業員の意見や要望をくみ取る機会、働く人のスキルアップへの取り組みという3項目を実践している企業が対象です。これは労働環境を評価するうえで明確なプラス材料です。
ただし、アドバンス認証は収益アップや賃金アップまで確認するプレミアム認証とは異なります。そのため「賃上げを実現している」とまでは評価していません。
丸本株式会社の企業審査結果
| 大項目 | 得点 | 満点 | 主な評価 |
|---|---|---|---|
| Safety | 6 | 50 | スリーアップ認証による従業員意見の尊重、酒類販売管理を評価。賃金・残業・福利厚生・労災の公開不足が大きい |
| Innovation | 6 | 25 | EC販売、名入れ商品、複数モール展開、人材育成を評価。作業削減や人への還元成果は未確認 |
| Protection | 3 | 25 | SSL利用や複数販売チャネルを限定的に評価。BCP、防災、サイバー訓練、復旧実績は未確認 |
| 総合 | 15 | 100 | シビックランクG |
Gランクは0~19点です。
この15点は「危険な会社」「悪質な会社」という意味ではありません。
今回確認した範囲では、丸本株式会社を対象法人として特定できる近年の重大事故、大規模リコール、重大な行政処分などは確認できませんでした。
しかし、問題が確認できないことと、安全性・労働環境・危機対応の良好な実績を確認できることは別です。
企業審査では、公開されていない重要項目を推測で加点しないため、結果として低い点数になっています。
企業基本情報
丸本株式会社は、山梨県富士吉田市上吉田東3丁目2番20号に本社を置く酒類・食品販売会社です。
法人番号は7090001010140、代表者は渡邉幹夫氏です。Yahoo!ショッピングでは通販事業部の運営責任者として渡辺敏機氏が記載されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 丸本株式会社 |
| 法人番号 | 7090001010140 |
| 所在地 | 山梨県富士吉田市上吉田東3丁目2番20号 |
| 代表者 | 渡邉幹夫 |
| 創業 | 1949年7月 |
| 主な事業 | 酒類・食品・食料品の卸売、小売、通販 |
| 運営店舗 | ワイン蔵 まるほん |
| 主な販売先 | 楽天市場、Yahoo!ショッピング、au PAY マーケットなど |
| 主な取扱商品 | 山梨県産ワイン、日本酒、世界各国のワイン、焼酎、洋酒、ビール、ギフト等 |
| 酒類販売 | 全酒類卸・全酒類一般小売 |
| 審査対象 | 山梨県富士吉田市の丸本株式会社 |
創業は1949年ですが、法人番号が指定されたのは2015年です。法人番号制度開始以前から存在する法人には2015年10月5日が法人番号指定日として記録されるため、「2015年創業」とは扱いません。丸本自身が1949年創業と説明しています。
公的なGビズインフォでは、資本金、従業員数、設立年月日などは掲載されていません。民間企業データベースには従業員10~13人程度という推定情報がありますが、会社自身または公的機関による確認値ではないため、本審査では確定値として使用しません。
事業内容と人間への貢献
丸本株式会社の中心的な役割は、自社で酒を製造することではなく、国内外の酒類を仕入れ、卸売・小売・通販を通じて消費者へ届けることです。
特に山梨県産ワイン、日本酒と世界各国のワインを同じ販売網で扱うことで、小規模な地域酒造やワイナリーの商品を全国の消費者へ届ける販路としての役割があります。
山梨県産の酒類を全国へ販売する
「ワイン蔵 まるほん」では、山梨県産ワインだけでなく、「甲斐の開運」など地元の日本酒も販売しています。
通販を利用すれば、山梨県外に住む人も地域の酒類を購入できます。地域メーカーにとっては、地元店舗だけでは届かなかった消費者へ商品を届ける販路になります。
名入れ商品による付加価値
丸本では、酒造会社から仕入れた日本酒に独自の名入れラベルを制作・貼付して販売する商品もあります。
例えば井出醸造店の日本酒を使った名入れ商品では、ラベル制作と貼付をワイン蔵まるほん側が行っています。
単に仕入れた商品を販売するだけでなく、贈答用途に合わせて商品価値を追加している例です。
酒類販売には健康上の注意も必要
一方、酒類は飲み過ぎれば健康被害につながり得る商品です。
そのため、酒類を販売していること自体を「人間への貢献」として高得点にはしていません。
丸本では20歳未満への酒類販売を拒否することを明示し、酒類販売管理者を置いています。販売管理者の渡邉幹夫氏は2024年2月5日に酒類販売管理研修を受講し、次回受講期限は2027年2月4日と表示されています。
Safety 6/50点
Safetyでは、酒類を扱う企業としての販売管理だけでなく、丸本で働く人が十分な給与と休息を得ているか、安全に働けているかまで確認します。
丸本はスリーアップのアドバンス認証を取得しているため、従業員との対話や人材育成は評価できます。
一方、労働条件の結果数値はほとんど公開されていません。
賃金・利益の還元:0/10点
丸本株式会社単体の平均給与、給与中央値、基本給、賞与、昇給率、ベースアップ額について公開情報は確認できませんでした。
2026年3月のスリーアップ認証はアドバンス認証です。
山梨県の制度では、アドバンス認証は、
・経営方針等の共有
・従業員の意見等の尊重
・スキルアップへの取り組み
までが要件です。
「収益アップへの取り組み」と「賃金アップへの取り組み」まで実践している企業に付与されるのはプレミアム認証です。
したがって、アドバンス認証だけを根拠に「丸本は賃上げを実現している」と判断することはできません。
公開情報がないため0点です。
労働時間・休息:0/10点
Yahoo!ショッピング上の問い合わせ対応は月曜日から金曜日の9時~17時、土日祝は休業となっています。楽天市場でも問い合わせ時間は平日日中です。
ただし、これは通販店舗の問い合わせ受付時間であって、従業員の勤務時間ではありません。
倉庫作業、受注処理、発送準備なども含めた、
・平均残業時間
・年間総実労働時間
・年間休日
・有給休暇取得率
・連続勤務日数
については公開情報がありません。
「店舗が土日休業だから社員も必ず土日休み」と推測して加点することはできません。
0点です。
雇用の安定・待遇の公平性:0/5点
会社自身が確認できる最新の従業員数、正社員数、非正規社員数、平均勤続年数、離職率、男女賃金差、女性管理職比率などは公開されていません。
民間データベースでは10~13人程度とする情報がありますが推定値であり、会社単体の雇用安定性を判定できる資料としては不足しています。
0点です。
福利厚生・育児・介護:0/5点
丸本株式会社単体の育児休業、介護休業、短時間勤務、住宅支援、退職金、育児休業取得率、介護休業利用実績などについて、今回確認した公開情報では具体的な制度・実績を確認できませんでした。
公開情報がないため0点です。
人権・ハラスメント・労使関係:2/5点
ここでは山梨県のスリーアップ・アドバンス認証を評価します。
アドバンス認証には、経営者と従業員が会社の将来像を共有する場を設けていること、従業員の意見や要望をくみ取る機会を設けていることが含まれます。
従業員が意見を伝える仕組みを持っていることはプラスです。
一方、
・ハラスメント相談窓口
・内部通報制度
・年間相談件数
・是正件数
・労働組合
・第三者相談窓口
については公開情報を確認できませんでした。
意見を聞く仕組みは評価しつつ、実際の人権・ハラスメント対応まで確認できないため2点です。
労働安全・健康:0/10点
丸本株式会社単体の、
・労働災害件数
・休業災害件数
・死亡災害
・安全教育
・健康診断実施率
・ストレスチェック
・安全衛生委員会
・事故再発防止実績
について具体的な公開情報は確認できませんでした。
今回の調査では丸本株式会社を対象法人として特定できる近年の重大労災報道も確認できませんでした。
ただし、「事故の記事が見つからない」ことを「事故ゼロ」とは評価しません。
0点です。
商品・サービスの安全:4/5点
酒類販売については、全酒類卸・全酒類一般小売の免許を表示し、酒類販売管理者を置き、20歳未満への販売を拒否することを明示しています。
返品・交換についても、商品到着後7日以内の連絡、交換品がある場合は送料会社負担で2営業日以内に発送、返金の場合も2営業日以内に処理するといった手順を公開しています。
ワインの温度変化や液漏れについても説明があります。
酒類販売事業者として必要な法令対応に加え、返品対応や商品管理情報まで利用者へ示している点を評価します。
一方、誤出荷率、破損率、年齢確認を実際にどの程度実施できたかなどの結果KPIは公開されていないため満点にはしません。
Safety小計:6/50点
Innovation 6/25点
丸本はメーカーではないため、大規模な製造技術開発を求める企業ではありません。
評価対象になるのは、通販、受注、商品企画、在庫管理、発送などで人の負担をどこまで減らしているか、販売サービスをどう改善しているかです。
作業負担・危険の削減:0/10点
ECモールを利用していることは確認できますが、
・受注処理の自動化
・在庫連携
・倉庫自動化
・ピッキング支援
・重量物運搬の機械化
・注文処理時間の短縮
など、従業員の作業負担を実際に何時間・何%減らしたかという情報は確認できませんでした。
0点です。
商品・サービスの改善:3/5点
楽天市場、Yahoo!ショッピング、au PAY マーケットなど複数のネット販売経路を持っています。
山梨県産酒、日本酒、世界各国のワイン、ビールなどを一つの店舗から購入できることに加え、名入れラベルのようなギフト向け商品も提供しています。
Yahoo!ショッピングの「ワイン蔵 まるほん」は、2026年10月時点で4.65点、102件のストア評価が確認できます。楽天市場でも2025~2026年のレビューでは、発送の速さ、包装、対応などを評価する投稿が複数確認できます。
購入者レビューは労働環境の証拠には使いませんが、利用者向けサービスの結果としては参考になります。
3点です。
改善成果の人間への還元:0/5点
EC化や業務改善によって、
・社員の残業が何時間減ったか
・休日が増えたか
・賃金が上がったか
・人員削減ではなく配置転換したか
といった人への還元結果は公開情報がありません。
0点です。
研究開発・現場改善の継続:3/5点
2026年3月に取得したスリーアップ・アドバンス認証では、働く人のスキルアップによる生産性向上、業務改善、働きやすい職場づくりへの取り組みが認証要件になっています。
第三者である山梨県の認証によって、人材育成や業務改善を行っていること自体は確認できます。
ただし、どの研修を何人が受けたか、業務時間が何時間減ったか、生産性が何%上昇したかなどの結果までは公開されていません。
3点です。
自動化・AI導入後の雇用状況
今回の公開情報調査では、丸本株式会社単体について大規模なAI導入、ロボット化、省人化などは確認できませんでした。
そのため、自動化後の解雇、希望退職、採用抑制等について直接検証できる事例もありません。
従業員数の公式時系列も公開されていないため、「雇用を維持している」と積極的に加点することもしません。
Innovation小計:6/25点
Protection 3/25点
Protectionでは、災害、物流停止、システム障害、サイバー攻撃などが起きても事業を継続できるかを確認します。
丸本は複数のECモールで販売しているため一つの販売サイトへの完全依存ではありませんが、物理的な商品の在庫・出荷機能について代替体制は確認できません。
災害への備え・訓練:0/5点
地震、富士山噴火、大雪、停電等を想定した丸本株式会社単体のBCP、避難訓練、備蓄、非常電源について公開情報は確認できませんでした。
0点です。
生産・物流・調達の代替:1/5点
楽天市場、Yahoo!ショッピング、au PAY マーケットなど複数の販売チャネルを持っています。
一つのECモールに障害が起きても、別の販売経路が存在することは一定の冗長性になります。
一方、
・代替倉庫
・複数配送会社
・代替仕入先
・在庫分散
・災害時の代替出荷拠点
などは公開情報がありません。
販売窓口の分散だけを限定的に評価し、1点です。
サイバー防衛・情報保護:1/5点
楽天市場の店舗説明では、個人情報や購入情報についてSSL技術を使って暗号化しているとしています。また店舗セキュリティ責任者も明記されています。
一方、
・多要素認証
・EDR
・SOC
・標的型メール訓練
・第三者侵入テスト
・バックアップ復元訓練
・情報漏えい件数
・サイバー事故発生時の復旧時間
については公開情報がありません。
基本的な通信保護のみ確認できるため1点です。
供給継続・復旧能力:1/5点
1949年から酒類卸売を続け、その後小売、通販へ販売方法を広げてきた長期の事業継続実績はあります。
しかし、現在の本社・出荷拠点が停止した場合に、
・何時間で受注を再開できるか
・どこから代替出荷するか
・データを何時間分まで復元できるか
といったRTO・RPOは公開されていません。
そのため1点にとどめます。
危機時の市民への対応:0/5点
災害時の自治体との物資供給協定、避難所への飲料提供、備蓄食品・飲料の供給など、危機時に市民を支える具体的な協定や実績は今回の調査では確認できませんでした。
0点です。
Protection小計:3/25点
従業員・元従業員の口コミ
転職会議、OpenWork、エン カイシャの評判、Indeed等を「丸本株式会社」「富士吉田市」「ワイン蔵まるほん」などで確認しました。
しかし、山梨県富士吉田市の丸本株式会社だと法人を特定できる従業員・元従業員口コミは、今回の公開検索では確認できませんでした。
「丸本株式会社」という社名は全国に同名法人が複数あるため、長崎県や福岡県など別法人の口コミを今回の会社へ流用していません。
従業員口コミが見つからないこと自体は良い評価にも悪い評価にも使いません。
ただし、会社側も残業や賃金などをほとんど公開していないため、働く人の実態を外部から確認しにくい状態です。
SNS・匿名掲示板の確認結果
X、5ちゃんねる、爆サイについても、丸本株式会社、ワイン蔵まるほん、富士吉田市、残業、給与、退職などを組み合わせて確認しました。
対象法人の従業員・元従業員だと判断でき、採点へ使用できる具体的な投稿は確認できませんでした。
同名会社の投稿や、単なる商品・店舗利用者の投稿は労働環境の根拠には使用していません。
良いニュース・最近の前向きな動き
丸本株式会社では、2026年3月に山梨県の「豊かさ共創スリーアップ実践企業・アドバンス認証」を取得しています。
また、通販店舗では2026年も発送、包装、対応を評価する購入者レビューが続いています。
働く人の意見を聞き、スキルアップを進める企業に売上が集まれば、こうした取り組みを継続する力になります。
山梨県のスリーアップ・アドバンス認証を取得
山梨県の認証企業一覧では、丸本株式会社は富士吉田市の卸売業・小売業として、2026年3月5日にアドバンス認証を取得しています。
アドバンス認証には、
・経営者と従業員が会社の将来像を共有する
・従業員の意見や要望をくみ取る
・スキルアップによって生産性向上、業務改善、働きやすい職場づくりを進める
という条件があります。
企業審査で不足している労働情報の中でも、少なくとも「従業員の声を聞く仕組み」と「人材育成」について第三者認証を得たことは前進です。
通販利用者から発送・包装への評価
Yahoo!ショッピングでは4.65点、102件のストア評価が確認できます。
楽天市場でも2026年のレビューには、発送の速さや包装を評価する投稿が複数あります。
購入者レビューなので従業員の働きやすさとは別ですが、通販事業者として注文から配送までを安定して処理していることを示す補助材料にはなります。
悪いニュース・問題となった動き
丸本株式会社を対象法人として、事故、行政処分、回収、労災、法令違反などを確認しましたが、今回確認した範囲では近年の重大事例を特定できませんでした。
そのため、存在しない事故や問題を作って「悪いニュース」として扱うことはしません。
現時点で最も大きな課題は、企業活動の結果を外部から検証するための情報公開が非常に少ないことです。
賃金・労働時間が公開されていない
スリーアップのアドバンス認証は前向きですが、プレミアム認証で求められる賃金アップの実績までは確認できません。
平均給与、賃上げ率、平均残業、有休取得率が公開されていないため、働きやすさを具体的な数字で評価できません。
労災・安全情報が公開されていない
酒類・飲料のケースを扱う卸売・通販では、倉庫内の運搬、荷積み、配送準備などの身体作業が発生する可能性があります。
しかし、丸本単体の労災件数や安全対策について具体的な公開情報がありません。
事故が確認できないから安全なのではなく、安全実績を検証できない状態です。
BCP・サイバー復旧情報が公開されていない
富士吉田市周辺では地震、大雪、富士山噴火など複数の自然災害リスクがあります。
それにもかかわらず、代替倉庫、非常電源、データバックアップ、代替発送、復旧目標などは公開情報から確認できません。
通販会社では注文情報や個人情報を扱うため、サイバー攻撃への備えも重要です。
総合評価と、これから改善してほしいこと
丸本株式会社の現在の総合得点は15点/100点、シビックランクGです。
次のFランクは20点からなので、あと5点必要です。
丸本の場合、重大な問題を解消するよりも、すでに行っている可能性のある労働・安全・事業継続の取り組みを具体的な数字で公開することが、まず大きな改善になります。
1.平均残業時間と有給取得率を公開する
関係項目:Safety「労働時間・休息」
現在点:0/10点
例えば、
・平均残業月10時間以下
・年間休日120日以上
・有給取得率70%以上
などの実績を会社単体で確認できれば、2~4点程度まで再評価できる可能性があります。
0→3点なら、
総合15点→18点
となります。
さらに他項目の改善と組み合わせればFランクへ届きます。
2.賃上げの実績まで進め、プレミアム認証を目指す
関係項目:Safety「賃金・利益の還元」
現在点:0/10点
現在はアドバンス認証です。
山梨県のプレミアム認証では、スキルアップだけでなく収益アップと賃金アップへの取り組みまで対象になります。
既存社員のベースアップ額、昇給率、賞与、賃金中央値などを公表し、実際の賃上げを確認できれば大きく評価できます。
3.労災件数と安全対策を公開する
関係項目:Safety「労働安全・健康」
現在点:0/10点
倉庫・物流を伴う事業であれば、
・年間労災件数
・休業災害件数
・重量物運搬補助
・フォークリフト等の安全教育
・ヒヤリハット改善件数
などを公開してほしいところです。
事故ゼロまたは継続的な減少が確認できれば、2~5点程度まで評価できます。
4.災害時の出荷・データ復旧体制を公開する
関係項目:Protection
現在はProtection全体で3/25点です。
本社・倉庫が使用できなくなった場合の代替出荷拠点、非常電源、バックアップ、配送会社の代替、復旧目標などを整備・公開すれば評価は大きく変わります。
特に富士山周辺を拠点とする企業であるため、噴火や大規模地震を想定したBCPは重要です。
5.スリーアップ認証の具体的な成果を公開する
現在確認できるのは「アドバンス認証を取得した」という結果までです。
そこからさらに、
・年間研修時間
・資格取得者数
・従業員提案数
・提案から実際に改善した件数
・改善によって削減した作業時間
・改善後の残業減少
まで示せれば、Innovationの得点を上げられます。
丸本株式会社には、1949年から酒類流通を続け、卸売から小売、通販へ販売手段を広げてきた長い事業実績があります。2026年には山梨県のアドバンス認証も取得しました。
一方、シビックランクでは「長く続いている」「口コミが良い」だけで高得点にはなりません。
働く人へどれだけ利益を返しているのか。
どれだけ休めているのか。
事故をどれだけ防いでいるのか。
技術によって仕事をどれだけ楽にしたのか。
災害やサイバー攻撃が起きても商品を届け続けられるのか。
これらを数値で公開できれば、現在の15点・Gから大きく評価を上げられる余地があります。
現時点の評価は、総合15点/100点、シビックランクGです。
出典一覧
1.ワイン蔵 まるほん Yahoo!ショッピング「会社概要」
https://store.shopping.yahoo.co.jp/maruwine/info.html
2.ワイン蔵 まるほん 楽天市場「会社概要」
https://www.rakuten.co.jp/maruwine/info.html
3.山梨県「豊かさ共創スリーアップ実践企業認証制度」
https://3up-ninsho.pref.yamanashi.jp/
4.山梨県「スリーアップ認証企業一覧」
https://www.pref.yamanashi.jp/documents/121285/3upninshou_260519.pdf
5.Gビズインフォ「丸本株式会社」
https://info.gbiz.go.jp/hojin/ichiran?hojinBango=7090001010140
6.楽天市場「ワイン蔵 まるほん ショップレビュー」
https://review.rakuten.co.jp/rd/0_202723_202723_0/
7.Yahoo!ショッピング「ワイン蔵 まるほん」
https://store.shopping.yahoo.co.jp/maruwine/
8.楽天市場「名入れラベルの日本酒 富士山湧水仕込 本醸造酒」
https://item.rakuten.co.jp/maruwine/10001333/
シビックランクの基準
| ランク | 点数 |
|---|---|
| S | 90~100点 |
| A | 80~89点 |
| B | 70~79点 |
| C | 60~69点 |
| D | 50~59点 |
| E | 40~49点 |
| F | 20~39点 |
| G | 0~19点 |
情報ランクの基準
| 情報ランク | 基準 |
|---|---|
| S | 公的機関、裁判所、規制当局、独立した第三者機関の調査・監査・検証・認証など、内容そのものに独立した裏づけがある情報 |
| A | 企業公式資料、採用情報、公式声明・SNS、氏名・役職・立場を確認できる記名取材や公表発言など、発信主体を確認できる情報 |
| B | 従業員・元従業員の口コミ、一般SNS、匿名掲示板など、発信者の身元や対象企業との関係を独立に確認しにくい情報 |
情報ランクは企業そのものの評価ではなく、各情報の出どころと検証状態を示します。
今回の丸本株式会社では、山梨県のスリーアップ認証をS、楽天市場・Yahoo!ショッピング上の会社自身の説明をA、購入者レビューをBとして扱いました。
