私たちは、企業の商品を購入したり、サービスを利用したりすることで、その企業の働き方や安全対策、事業のあり方を間接的に支えています。
PICA富士吉田やPICA富士西湖、PICA Fujiyamaなどに宿泊したり、キャンプ場やレストラン、ショップ、遊園地などを利用したりすれば、その売上は運営会社である株式会社ピカに入ります。そこで得られた利益が、社員の賃金や休暇、人材育成、安全対策、施設改善、自然環境の保全などにどう使われるのかは、利用する側にとっても無関係ではありません。株式会社ピカは、アウトドア宿泊、飲食・物販、アミューズメントなどを幅広く展開する富士急グループ企業です。
働く人を大切にし、安全性やサービスを改善する企業に売上が集まれば、そうした経営を続ける力になります。反対に、人手不足や長時間労働、安全上の問題などを放置している企業のサービスを利用すれば、その環境を間接的に支える側面もあります。
株式会社ピカでは、現在の正社員求人で月給20万~28万円程度、賞与年2回、昇給年1回、転居者への月3万6,000円の住宅手当、退職金、資格取得支援などが確認できます。一方、年間休日は105日で、会社の採用FAQでは契約社員・正社員の残業が月平均20時間程度と説明されています。
環境面では、雨水利用、排水の自然浄化、古紙の再資源化、間伐材利用、食品ロス削減、森林保全活動など、自然を利用する企業として具体的な取り組みを行っています。2026年には全天候型ピックルボール施設の開業や、雨天時に宿泊料金を最大100%キャッシュバックする「PICA 雨ふり HAPPY 保証」の実証も進めました。
こうした強みと課題を踏まえ、株式会社ピカの評価は71点/100点、シビックランクBとしました。
| 評価軸 | 得点 | 主な評価 |
|---|---|---|
| Safety | 34/50点 | 住宅手当・賞与・育児支援・研修を評価。年間休日105日、残業、人手不足を示す口コミは課題 |
| Innovation | 19/25点 | 自然循環型施設、全天候施設、天候保証など利用者の不便を減らす工夫を評価 |
| Protection | 18/25点 | 富士急グループの安全・食品管理、火災防止ルールなどを評価。ピカ単体の事故・労災実績開示は不足 |
| 総合 | 71/100点 | シビックランクB |
株式会社ピカとは
株式会社ピカは、アウトドア宿泊施設「PICA」ブランドを中心に、飲食、物販、アミューズメントなどを展開する富士急グループ企業です。
本社は山梨県富士吉田市新西原5丁目2番1号。代表は天野克宏氏、資本金は1,000万円です。アウトドア宿泊施設の運営・コンサルティング、ログハウスやトレーラーハウス、雑貨等の販売、飲食店などを手掛けています。
富士急グループでは、ピカについて「PICA」ブランドのアウトドア事業に加え、「遊園地ぐりんぱ」「スノーパーク イエティ」の運営管理、飲食・物販事業などを行う会社と位置づけています。
株式会社ピカの事業が人間に与える価値は、単に宿泊場所や遊び場を提供していることだけではありません。
自然の中で家族や友人と過ごせる場所をつくり、キャンプ初心者でも利用しやすい設備を整え、地域の食や商品を販売することで、自然との接点や余暇の選択肢を増やしています。
一方で、宿泊、飲食、清掃、施設管理、アミューズメントなどは、人の労働に大きく依存する事業です。
利用者に快適な体験を提供する裏側で、働く人に過度な負担がかかっていないかまで確認する必要があります。
Safety――34/50点
株式会社ピカのSafetyでは、住宅手当、賞与、退職金、研修、資格取得支援、育児休業など、働く人を支える制度を確認できます。
一方、年間休日105日、正社員などの残業月平均20時間程度という採用情報があり、勤務経験者口コミでは人手不足や休みの少なさ、長いシフトを指摘する投稿もあります。
会社単体の平均年収、有給取得率、離職率、労災件数なども十分には公開されていません。
正社員月給は20万~28万円程度
2026年8月時点のPICA Fujiyamaの正社員求人では、月給20万~25万円、賞与年2回、昇給年1回、転居を伴う入社の場合は月3万6,000円の住宅手当が設定されています。
富士山駅周辺の店舗運営職では、月給22万5,000~28万円、賞与年2回、昇給年1回となっています。
現在の求人だけを見ると、単純に最低賃金に近い水準で人を集めている会社ではありません。
住宅手当や賞与、退職金もあるため、生活基盤への支援は一定程度確認できます。
ただし、株式会社ピカ単体の平均給与や給与中央値、正規・非正規の賃金差などは公開情報から十分確認できませんでした。
会社が得た利益をどの程度働く人へ還元しているのかを比較するには、さらに情報公開が必要です。
年間休日は105日
現在掲載されている複数の正社員求人では、年間休日105日となっています。年次有給休暇、慶弔休暇、産前産後休暇、育児休業、介護休暇なども設けられています。
宿泊・観光業は土日祝日や大型連休に需要が高まるため、一般的な土日休みの企業と同じ休日体系にすることが難しい事情はあります。
それでも、人間への還元という観点では、年間休日105日は大きなプラスとは評価しにくい数字です。
利用者が休日を楽しむ施設だからこそ、そこで働く人にも十分な休息を確保できるかが重要です。
正社員・契約社員は月平均20時間程度の残業
株式会社ピカの公式採用FAQでは、パート・アルバイトは原則残業なし、契約社員・正社員では月平均20時間程度の残業が発生すると説明しています。
また、社員の勤務時間は1日8時間で、正社員では転居を伴う異動が発生する可能性があるとしています。
PICA Fujiyamaの正社員求人では、年間総労働時間2,080時間、早番7時~16時、日勤9時~18時、遅番13時~22時などのシフト例が公開されています。
勤務時間を隠さず求人で示している点は評価できます。
一方で、年間休日と残業を合わせると、働く時間をさらに減らせる余地があります。
育児休業取得率100%を求人で公表
2026年の店舗運営職の正社員求人では、男女ともに育児休業取得率100%と掲載されています。産前産後休暇、介護休暇、生理休暇なども設定されています。
仕事と育児を両立できる制度が実際に利用されていることを示す数字としてプラス評価しました。
富士急グループ全体でも仕事と育児の両立を進めており、グループ従業員向けの企業内保育所「フジQキッズガーデン」は年中無休、21時までの延長保育に対応しています。
ただし、親会社・グループの制度があることと、株式会社ピカの全事業所で同じ運用成果が出ていることは別です。
今回は、株式会社ピカ自身の求人に記載された育休取得実績は評価しつつ、親会社の制度だけで大幅な加点はしていません。
住宅手当・資格取得支援・退職金
現在の正社員求人では、転居者への月3万6,000円の住宅手当、交通費、退職金、資格取得支援、各種研修、従業員割引などが確認できます。
キャンプ場などは都市部から離れた勤務地も多いため、転居が必要な人に住宅費を支援することには実質的な意味があります。
また、未経験者を採用し、研修や資格取得によって育成する仕組みもプラス評価です。
口コミでは人手不足や勤務時間への不満
会社公式情報だけでは、実際の繁忙期の勤務状況までは分かりません。
転職会議では、投稿者データによる平均残業時間は月31.1時間、有給消化率は30.7%となっています。2025年の勤務経験者による口コミには、人手不足によって休みにくい、早番と遅番の組み合わせが厳しい、といった趣旨の投稿があります。
Indeedでは口コミが3件と少ないものの、総合評価2.3/5、「勤務時間と残業」が2.0/5となっています。
これらは匿名の勤務経験者による投稿であり、内容を独立して確認することはできません。
そのため、「実際に全施設で長時間労働が常態化している」とは判断していません。
ただし、公式情報でも月平均20時間程度の残業と年間休日105日が示されているため、口コミの指摘を完全に無視するのも適切ではありません。
Innovation――19/25点
株式会社ピカのInnovationは、AIやロボットによる省人化よりも、自然環境を活かした施設づくり、資源循環、天候による旅行リスクの軽減、新しいアウトドア体験の開発に強みがあります。
人間が自然を楽しみながら、不便や環境負荷を減らす方向のInnovationとして19/25点としました。
雨水を再利用し、排水を自然に浄化
PICA山中湖では、屋根に降った雨をタンクへ集めてガーデンで再利用する仕組みや、場内排水を自然に浄化するバイオジオフィルターなどを導入しています。
自然を売り物にしながら、大量の水や資源を消費するだけではなく、施設そのものに循環の仕組みを組み込んでいる点を評価しました。
古紙を施設で使用するトイレットペーパーへ再生
株式会社ピカでは年間約350kg発生する社内古紙を回収し、再生トイレットペーパーとして利用しています。
会社全体で使用するトイレットペーパー約4,150kgのうち、再生紙由来のものが約8.4%を占めると公表しています。
割合としてはまだ一部ですが、「環境に配慮しています」という抽象的な宣言ではなく、量まで公開している点は評価できます。
間伐材・規格外野菜・自然素材を活用
PICAでは、間伐材を利用した薪や木製食器、自然素材のアメニティ、規格外野菜を利用した商品、フェアトレード商品などを採用しています。
子ども向けの食品ロス削減イベントや、自然環境を学ぶエコツアーも行っています。
アウトドア事業は自然環境そのものが事業資源です。
そのため、自然を消費するだけでなく、利用客にも環境保全を考える機会をつくっている点は重要です。
全天候型ピックルボール施設を開業
2026年4月、PICA富士西湖に全天候型ピックルボール施設「PICA PICKLE FUJISAIKO」がオープンしました。
屋外観光では雨天によって利用できなくなるサービスが多い中、天候に左右されず利用できるアクティビティを増やしています。
単なる新施設ではありますが、自然観光の弱点である「雨が降ると何もできない」という不便を減らす取り組みとして評価しました。
雨で旅行が台無しになるリスクを保証
2026年には、一定量以上の雨が降った場合に宿泊料金の50%または100%をキャッシュバックする「PICA 雨ふり HAPPY 保証」の実証を拡大しました。
降雨量はWeatherKitのデータで自動判定し、利用者はアプリで判定や申請を行える仕組みです。
旅行者にとって天候は自分では制御できないリスクです。
そのリスクを「雨だったら諦めてください」で終わらせず、サービス側で一部負担する発想は利用者保護につながります。
従業員の作業負担削減は十分確認できない
Innovationで満点としなかった大きな理由がここです。
施設や利用客向けのInnovationは多い一方、清掃、施設管理、飲食、接客などで働く人の肉体的負担を新技術によって何時間減らしたのか、人手不足を技術によってどこまで解消したのか、といった情報は確認できませんでした。
利用者向けの新サービスだけでなく、そこで働く人の負担削減まで進めば、Innovationをさらに高く評価できます。
Protection――18/25点
株式会社ピカは、キャンプ場、飲食店、温浴施設、遊園地、スキー場など、安全管理が特に重要な施設を運営しています。
富士急グループとしての安全・リスク管理、食品安全、個人情報保護、キャンプ場の火災防止ルールなどは確認できます。
一方で、株式会社ピカ単体の労災件数、重大事故件数、防災訓練回数、サイバーセキュリティ訓練などの詳細な実績は十分公開されていません。
富士急グループの安全管理対象
富士急グループは「120%の安心・安全」を重要課題として掲げ、グループ全体で事故・災害・コンプライアンスリスクを管理しています。
グループ各施設で事故などが発生した場合は、社長や関係部門などへ速やかに報告する仕組みを設けています。
ただし、これはグループ全体の制度です。
制度が存在することは評価しますが、株式会社ピカ自身の事故削減成果が確認できたことと同じ扱いにはしていません。
食品安全の対象企業に株式会社ピカを明記
富士急グループは食品の安全、アレルギー表示などについて方針を定めており、「食の安全等に取り組む主なグループ会社」として株式会社ピカを明記しています。
株式会社ピカはキャンプ場のBBQ、レストラン、カフェなど多くの飲食サービスを扱っています。
食品を扱う企業としてグループの安全管理対象に明確に含まれている点を評価しました。
火災事故を防ぐ利用ルール
PICA富士西湖では、火災事故防止などを理由に花火を全面禁止し、国立公園内であることから直火も禁止しています。
焚き火を行う場合は焚き火台の使用を求めています。
キャンプ場では火を扱う利用者が多いため、一般的なホテル以上に火災リスクへのルールづくりが重要です。
利用者へ具体的な禁止事項を示している点は評価できます。
補助犬を全運営施設で受け入れ
株式会社ピカは2025年1月、身体障害者補助犬法に基づき、自社運営施設で盲導犬・聴導犬・介助犬の同伴を受け入れることを改めて案内しています。
障害のある人も宿泊・飲食・レジャー施設を利用できる環境を整えることはProtectionの一部として評価できます。
個人情報保護方針を公開
株式会社ピカはプライバシーポリシーを公開し、個人情報の紛失、破壊、改ざん、漏えいなどを防ぐ措置を講じるとしています。
ウェブ上で個人情報を扱う際にはSSLなどの暗号化技術を利用するとしています。
一方、第三者認証、侵入テスト、サイバー攻撃訓練など、実際の防御能力を比較できる詳細情報までは確認できませんでした。
良いニュース
株式会社ピカでは2026年も、自然観光の弱点を補いながら新しい体験を増やす動きが続いています。
特に目立つのが、雨天への対応と全天候型施設です。
「PICA 雨ふり HAPPY 保証」を拡大
2026年5月には、雨天時に宿泊料金を最大100%キャッシュバックする「PICA 雨ふり HAPPY 保証」に、PICA富士吉田と富士急ハイランドを組み合わせた新プランを追加しました。
アウトドア旅行では天候によって満足度が大きく変わります。
雨が降るリスクの一部を企業側が負担することで、利用者が旅行予約をしやすくする仕組みです。
PICA富士西湖に全天候型スポーツ施設
2026年4月にはPICA富士西湖に全天候型ピックルボール施設を開業しました。
雨天でも利用できるため、キャンプだけに依存しない滞在体験をつくっています。
初島で地域資源を活用した観光づくり
PICA初島では、熱海が国産レモン発祥の地と伝えられていることを活用した「初島レモンプロジェクト」を進め、2026年3月には「初海神社」を新たな観光スポットとして整備しました。
地域に既に存在する歴史や農産物を観光価値へつなげる取り組みとして評価できます。
悪いニュース
今回確認した2025~2026年の公開情報では、株式会社ピカ自身について、大規模火災や大規模情報漏えいなどの重大事故を示す公式発表は確認できませんでした。
一方、企業審査上の課題として無視できないのが、働く人の休息、人手不足を示す口コミ、そして労働実績の情報公開不足です。
年間休日105日
現在の正社員求人では年間休日105日となっています。
観光業という業種特性を考慮しても、働く人へより多くの時間を返せる余地があります。
特に、企業が新しいサービスや施設を増やす際には、それを運営する人員も十分確保しなければ、既存社員の負担増につながります。
人手不足を指摘する口コミ
2025年の転職会議には、人手不足で休みにくい、繁忙期の勤務時間が長いとする投稿があります。
同サイトの投稿者ベースの平均残業時間は月31.1時間、有給消化率は30.7%です。
匿名口コミであるため、これを確認された会社全体の事実とは扱いません。
ただし、公式FAQでも正社員・契約社員に月平均20時間程度の残業があるとしているため、今後は施設ごとの残業時間、有給取得率、人員充足率などの公開が望まれます。
口コミ
株式会社ピカについてはIndeed、転職会議などで勤務経験者の口コミを確認できます。
転職会議の総合評点は3.15/5で、投稿者データでは残業時間31.1時間/月、有給消化率30.7%となっています。
2025年の口コミには、人手不足、休みの取りにくさ、早番・遅番の組み合わせへの不満などがある一方、住宅手当や交通費、富士急グループ施設の割引を評価する投稿、アウトドア環境で働くことへのやりがいを評価する意見も確認できます。
Indeedは口コミ3件で総合評価2.3/5、勤務時間と残業2.0/5でしたが、件数が非常に少ないため、企業全体を示す評価としては扱っていません。
X、5ch、Facebook、YouTube、TikTokについても検索しました。
5chでは「ピカ」という別人・別対象の投稿が多数混在し、株式会社ピカの企業評価に使える情報は確認できませんでした。その他のSNSについても、今回の評価を変更できるだけの具体性と検証可能性を持つ情報は確認できませんでした。
そのため、SNS・匿名掲示板の情報を無理に点数へ反映していません。
確認された問題
今回、公開情報から具体的に確認できた課題は、現在の正社員求人で年間休日105日となっていること、会社自身が正社員・契約社員の残業を月平均20時間程度と説明していること、株式会社ピカ単体の平均給与、有給取得率、離職率、労災件数などが十分公開されていないことです。
一方、人手不足や極端に長い勤務シフトなどについては口コミで指摘されていますが、会社公式資料などによる裏付けまでは確認できません。
そのため、「確認された問題」と「口コミ上の懸念」を分けています。
重要情報の非公表
株式会社ピカについては、働く人を評価するために欲しい情報がまだ多く残っています。
単体の平均年収、年収中央値、有給休暇取得率、離職率、男女賃金比率、女性管理職比率、職種別残業時間、労災件数、重大労災件数、ハラスメント相談件数などは、今回確認した公開情報では十分な数字を確認できませんでした。
また、富士急グループには人権方針、内部通報制度、健康経営、安全管理などの仕組みがあります。グループの「ヘルプQライン」はグループ従業員や関係者も利用できる仕組みです。
しかし、親会社に制度が存在することと、株式会社ピカでその制度が何件利用され、何件の問題を改善したかは別です。
今回の採点では、親会社・グループの制度があるだけでピカ自身に満点を与えることはしていません。
株式会社ピカ自身の運用実績が公開されれば、SafetyとProtectionの評価をより正確にできます。
総合評価――71点・シビックランクB
株式会社ピカの最終評価は、71点/100点、シビックランクBです。
Safetyは34/50点としました。
現在の求人では賞与年2回、昇給年1回、住宅手当、退職金、資格取得支援、各種研修などが確認できます。育児休業についても100%という実績を掲げる正社員求人があります。
一方、年間休日105日、正社員・契約社員の残業月平均20時間程度という条件には改善の余地があります。
口コミではさらに厳しい勤務状況を指摘する投稿もあり、施設ごとの実労働時間や有給取得率を公開してほしいところです。
Innovationは19/25点です。
雨水・排水の循環利用、古紙の再資源化、間伐材・規格外野菜の利用、食品ロス削減など、自然を事業資源とする企業として具体的な環境対策を行っています。
さらに、雨天時の宿泊保証や全天候型アクティビティなど、「自然を楽しむサービスだから天候リスクは仕方ない」とせず、利用者の不便をサービス設計で減らそうとしている点も評価しました。
Protectionは18/25点です。
富士急グループの安全管理や食品安全の対象企業となっており、キャンプ場でも火災防止ルールを具体的に設定しています。
一方、株式会社ピカ自身について、事故、労災、防災訓練、サイバー対策などを年次で比較できる情報は不足しています。
株式会社ピカの強みは、自然そのものを消費して利益を得るだけではなく、自然との接点をつくりながら、環境循環や新しい体験をサービスへ組み込んでいることです。
今後さらに評価を高めるには、サービスを増やすだけでなく、そのサービスを支える人の休日を増やし、残業を減らし、労働環境の成果を数字で公開することが重要です。
利用者に「自然の中でゆっくり過ごす時間」を提供する企業だからこそ、そこで働く人にも十分な時間を返せる会社になれば、より人間への貢献が大きい企業と評価できます。
総合得点:71点/100点
シビックランク:B
情報ランク
今回の審査では、株式会社ピカ自身の公式資料、富士急グループの資料、現在の採用情報、勤務経験者口コミなどを情報源の性質に応じて区別しました。
| 情報ランク | 情報源 | 今回の主な使用例 |
|---|---|---|
| S | 公的機関・法定開示・第三者確認資料 | 富士急行の法定開示など |
| A | 対象企業・グループ公式資料 | PICA公式サイト、公式求人、富士急グループ安全・人権資料 |
| B | 信頼できる報道・専門媒体 | 公式情報を補完する場合に使用 |
| C | 勤務経験者口コミ | 転職会議、Indeed |
| D | SNS | X、Facebook、YouTube、TikTokなど |
| E | 匿名掲示板 | 5chなど |
今回の点数は主にS~Aランクの情報を基に算定しています。
口コミは、公式求人と実際の職場感覚に差がないかを見る補助資料として使用しました。
また、富士急グループの制度と株式会社ピカ自身の実績を分け、グループに制度があるという理由だけで対象会社を高く評価しないようにしています。
