私たちは、企業の商品を購入したり、サービスを利用したりすることで、そこで働く人たちの未来を変えることができます。
働く人に十分な賃金を払い、休暇を確保し、安全な職場をつくり、人の負担を減らす企業の商品やサービスが選ばれれば、そうした企業により多くの売上が集まります。その結果、働く人を大切にする経営を続けやすくなります。
反対に、低賃金や長時間労働、安全上の問題を改善しない企業の商品やサービスが売れ続ければ、そうした働かせ方のままでも事業を続けることができます。
だからこの企業審査では、「私たちがお金を使うなら、どの企業を選ぶことが、そこで働く人にとってより良い社会につながるのか」という視点から企業を評価します。
今回審査する相模湖リゾート株式会社は、総合67点、シビックランクCです。
相模湖リゾート株式会社の特に強い点は、レジャー施設の運営を森林再生や資源循環につなげていることです。さがみ湖MORI MORIでは森林の間伐と植樹、間伐材の再利用、食品廃棄物の堆肥化を進め、2024年には園内4施設へ太陽光パネルを設置しました。年間想定発電量は約570MWhです。
そのため、この企業のサービスを利用すれば、遊園地や観光施設の売上が森林整備や資源循環にも使われ、レジャーと自然保全を両立しやすい社会になる可能性が高まります。
一方で、改善点として利用者の安全と労働情報の公開不足が残ります。2024年度には園内のペアパラレルリフトで利用客1人が負傷する人身事故が発生しました。また、相模湖リゾート単体の正社員平均給与、年間休日、実残業時間、有給休暇取得率、労災件数などは十分に公表されていません。
この記事では、相模湖リゾート株式会社の強みと課題をさらに詳しく企業審査していきます。
相模湖リゾート株式会社の企業審査結果
相模湖リゾートは、森林や地域を良くするレジャー施設を目指す点で強みがあります。一方、利用者が実際に負傷した索道事故と、働く人の状況を判断する情報の少なさが総合点を押し下げました。
| 評価軸 | 得点 | 主な評価 |
|---|---|---|
| Safety | 30/50点 | 福利厚生や研修は確認できるが、賃金・休日・労働時間など単体情報の公開不足が課題 |
| Innovation | 20/25点 | 森林再生、資源循環、太陽光発電、環境教育を高く評価 |
| Protection | 17/25点 | 点検・訓練・事故後の改善は評価するが、2024年度に索道人身事故が発生 |
| 総合 | 67/100点 | シビックランクC |
相模湖リゾートの主な強みは、森林の間伐・植樹、食品廃棄物の堆肥化、間伐材の再利用、太陽光発電などを施設運営へ組み込んでいることです。
主な課題は、2024年度に索道人身事故が発生したことと、従業員の給与、休日、残業、有給休暇、労災などの実績を会社単体で十分に公開していないことです。
事業内容と人間への貢献
相模湖リゾート株式会社は2006年12月22日に設立された、神奈川県相模原市緑区のレジャー・サービス企業です。
資本金は1,000万円で、富士急行株式会社が100%出資しています。
主な事業内容
主力施設の「さがみ湖MORI MORI」では、遊園地、アスレチック、キャンプ、バーベキュー、温泉、イルミネーションなどを提供しています。
「さがみ湖温泉 うるり」も運営しており、遊園地だけではなく、宿泊、自然体験、飲食、入浴まで含めた複合型のレジャー施設となっています。
都市部で生活する人が森林の中で身体を動かし、家族や友人と時間を過ごせる環境を提供していることが、相模湖リゾートの基本的な社会的役割です。
事業による人間への貢献
相模湖リゾートの特徴は、自然をレジャー施設の背景として使うだけでなく、その自然を良い状態へ戻す活動を施設運営へ組み込んでいることです。
森林では木が過密になると地面まで光が届きにくくなり、残った木や下草の成長にも影響します。相模湖リゾートでは間伐を行い、伐採した木材を施設内やイベントで再利用し、その後に植樹も行っています。
飲食施設から出る食品廃棄物の一部も堆肥化し、園内の植物などへ利用しています。
利用者が施設で使ったお金の一部が、施設を維持するだけではなく、森林や資源を循環させる活動を続ける力になる点が相模湖リゾートの強みです。
Safety――30/50点
相模湖リゾートのSafetyでは、働く人に基本的な福利厚生や研修制度が用意されていることは確認できます。一方、正社員の給与、休日、残業、有給休暇、労災など、働く人の生活を評価するための重要情報が十分に公表されていません。
賃金・利益の還元
現在確認できるアルバイト求人では、PICAさがみ湖の清掃スタッフなどで時給1,230円以上の募集があります。
社会保険、交通費、社員登用、研修、資格取得支援なども確認できます。
一方、正社員の平均年収、給与中央値、平均昇給額、賞与実績などについては公開情報がありません。
そのため、利用者から得た利益を正社員へどの程度賃金として還元しているのかを十分に評価できません。
賃金・利益の還元は4/10点としました。
現在の求人条件は確認できるため0点とはしませんが、会社全体の賃金実績が公開されていないため高得点にはできません。正社員の平均給与や賃上げ実績が継続的に公開され、実際に待遇改善が確認できれば次の採点段階へ上げられます。
労働時間・休息
相模湖リゾート単体の正社員について、年間総労働時間、公式な平均残業時間、年間休日、有給休暇取得率などの公開情報がありません。
転職会議では、投稿者データとして残業時間が月34.5時間と表示されています。2026年の正社員口コミでも、残業量と給与のバランスへの不満が確認できます。
口コミは企業全体の公式実績ではないため、月34.5時間を会社全体の確定値としてはいません。
一方で、会社自身が実労働時間を公開していない以上、十分な休息が確保されていると評価する根拠も不足しています。
労働時間・休息は4/10点としました。
公式な残業時間、年間休日、有給取得率を公開し、実際に残業削減や休日増加が確認できれば6点以上へ上げられます。
雇用の安定・待遇の公平性
求人では社会保険や社員登用制度などが確認できます。
一方、正社員と非正規雇用の人数、正社員登用実績、離職率、男女賃金比率などの公開情報は十分ではありません。
雇用の安定・待遇の公平性は3/5点としました。
制度は確認できるものの、その結果として長期雇用や公平な待遇につながっているかを判断する実績値が不足しています。
福利厚生・育児・介護
求人では、有給休暇、社会保険、交通費、研修、資格取得支援、従業員向け施設特典などが確認できます。
富士急グループには育児・介護を支援する制度もあります。
ただし、親会社に制度があることと、相模湖リゾートで実際に利用されていることは分ける必要があります。
相模湖リゾート単体の育児休業取得率や介護休業取得実績などは公表されていません。
福利厚生・育児・介護は4/5点としました。
基本制度は幅広く確認できるため評価していますが、利用実績まで確認できれば満点に近づきます。
人権・ハラスメント・労使関係
富士急グループでは、人権やコンプライアンスに関する相談制度を整備しています。
相模湖リゾートもグループ企業として制度の対象になります。
一方、相模湖リゾートで実際に何件の相談があり、何件を是正したのかといった結果は公表されていません。
人権・ハラスメント・労使関係は3/5点としました。
対象会社での利用実績や改善結果まで公開されれば、さらに評価できます。
労働安全・健康
遊園地では、アトラクション運転、設備管理、清掃、飲食、屋外作業など多様な仕事があります。
相模湖リゾートでは索道の点検・教育・訓練は具体的に確認できます。
一方、従業員自身の労災件数、休業災害件数、重大労災、度数率などについては会社単体の年次情報が公表されていません。
労働安全・健康は6/10点としました。
設備安全の取り組みは評価できますが、従業員の事故実績が公開されていないため8点以上とはしていません。
商品・サービスの安全
相模湖リゾートでは、各アトラクションの運行状況や利用条件を公式サイトで公開しています。
索道についても安全報告書を作成し、事故件数や点検、教育、再発防止策を公表しています。
一方、2024年度には利用者が負傷する索道人身事故が1件発生しました。
商品・サービスの安全は4/5点としました。
事故を隠さず、原因に合わせた改善を行っているため一定の評価をしていますが、実際に利用者が負傷した以上、満点にはできません。事故・重大インシデントゼロを継続できれば評価を上げられます。
従業員・元従業員の口コミ
転職会議では、基本的な福利厚生や仕事内容を評価する投稿がある一方、残業量、給与、人員配置への不満も確認できます。
イベントの企画から運営まで幅広く経験できることを評価する過去の投稿もあります。
口コミは情報ランクBとして扱い、企業公式情報と同じ事実認定には使用していません。
ただし、公式の労働時間データが公表されていない企業では、どのような不満が現場から出ているかを確認する補助情報として利用しています。
SNS・匿名掲示板の確認結果
X、Facebook、YouTube、5ちゃんねるなどについても確認しました。
今回の採点を変更できるだけの具体性と裏付けを持った労働情報は確認できませんでした。
SNSや匿名掲示板の投稿だけを理由とした加点・減点は行っていません。
Innovation――20/25点
相模湖リゾートのInnovationでは、新しいアトラクションを増やしていることより、施設を営業しながら森林や資源を良い状態へ変えていることを高く評価しました。一方で、清掃や接客、設備管理など、人が行う仕事の負担をどの程度減らしたのかは十分に公表されていません。
森林の間伐と植樹
園内では過密になった森林の間伐を行っています。
間伐によって地面や残った木へ光が届きやすくなり、森林を健全な状態へ近づけます。
伐採後には植樹活動も実施しています。
レジャー施設の営業によって自然を減らすだけではなく、利用者から得た売上の一部を森林管理へ戻す仕組みをつくっている点を評価しました。
間伐材を再利用
園内で発生した間伐材は、木工体験や施設内の資材として再利用されています。
2025年には間伐材を利用したECOトレーの実証実験も行われました。
森林整備によって出た木材を廃棄せず、施設内で再び利用することで資源循環につなげています。
食品廃棄物を堆肥化
園内レストランなどから出る食品廃棄物の一部は、コンポストによって堆肥化しています。
その堆肥を園内の植物などへ利用しています。
飲食サービスによって発生した廃棄物を再び施設の中へ戻すことで、廃棄物処理だけで終わらない循環をつくっています。
太陽光発電を4施設へ導入
2024年夏から、レストラン、売店、温浴施設、BBQ施設の4施設へ太陽光パネルを設置しました。
年間想定発電量は約570MWhです。
環境への配慮を方針として掲げるだけではなく、実際に発電設備へ投資している点を評価できます。
子どもが資源循環を体験できるイベント
2026年には「MORI MORI スプリングフェスタ2026」を開催しました。
家庭で使わなくなったおもちゃや、園内・周辺地域の間伐材を利用した遊びを通じて、子どもが再利用や森林資源について体験できるイベントです。
自然を守る活動を施設の裏側だけで行うのではなく、利用者にも参加してもらう仕組みになっています。
Innovationの採点
Innovationは20/25点です。
内訳は次の通りです。
| 項目 | 得点 | 評価 |
|---|---|---|
| 作業負担・危険の削減 | 6/10点 | 設備改善や安全対策はあるが、従業員の作業時間・重量物・危険作業削減の定量実績は不足 |
| 商品・サービスの改善 | 5/5点 | 森林再生、資源循環、環境教育を実際の施設サービスへ組み込んでいる |
| 改善成果の人間への還元 | 4/5点 | 利用者・地域への利益は具体的だが、従業員の労働時間や休日への還元は未公開 |
| 研究開発・現場改善の継続 | 5/5点 | 複数年にわたり環境施策や施設改善を継続している |
従業員の残業、危険作業、清掃時間などが設備導入によって具体的に削減されたことまで確認できれば、Innovationはさらに上がります。
Protection――17/25点
相模湖リゾートのProtectionでは、設備点検、救助訓練、安全報告などが具体的に行われています。一方、実際に索道人身事故が発生しており、災害時の事業継続やサイバー防衛についても単体での公開情報が少ないことが課題です。
2024年度に索道人身事故が1件発生
相模湖リゾートが公開した「索道安全報告書2025」では、2024年度の索道運転事故が1件報告されています。
山麓停留場で、73歳の利用者が2人乗り搬器から降りることができず、そのまま折り返し部分まで進み、設備に手をかけて負傷しました。
利用者が実際に負傷しているため、Protectionの重要な減点材料としています。
事故後に操作方法を再教育
事故後には、操作スタンドによる減速・停止を基本とする運用について再教育しました。
無線制御装置を取り違えないよう、形や色を変更する対策も実施しています。
事故を起こした事実は消えませんが、事故の原因に合わせた具体的な改善策を実施している点は評価できます。
救助訓練と年次点検
索道ではメーカーと合同で年次点検を行っています。
脱索を想定した救助訓練や、通常の動力が使えなくなった場合に備えた予備原動機の取扱訓練も実施しています。
例えば索道が停止して利用者が搬器に取り残された場合、従業員が救助方法や予備設備の操作を事前に経験していれば、救助開始までの時間や二次事故の危険を減らせます。
Protectionの採点
| 項目 | 得点 | 評価 |
|---|---|---|
| 災害への備え・訓練 | 4/5点 | 索道救助訓練や設備点検を実施。施設全体の訓練頻度や成果の公開は不足 |
| 生産・物流・調達の代替 | 3/5点 | 複合施設として複数設備を持つが、大規模障害時の代替運営計画の詳細は不足 |
| サイバー防衛・情報保護 | 2/5点 | グループ方針はあるが、対象会社単体の訓練・第三者検証などの公開情報が少ない |
| 供給継続・復旧能力 | 4/5点 | 設備点検や予備原動機など復旧手段を確認できるが、復旧時間などのKPIは不足 |
| 危機時の市民への対応 | 4/5点 | 利用者救助を想定した訓練はあるが、大規模災害時の来園者対応実績は不足 |
| 合計 | 17/25点 |
特にサイバー防衛や大規模災害時の施設全体のBCPについて具体的な公開が増えれば、Protectionをさらに評価できます。
良いニュース・最近の前向きな動き
相模湖リゾートの前向きな動きは、森林や資源の循環を施設運営の中へ継続して組み込んでいることです。こうしたサービスを利用する人が増えれば、レジャー事業の利益を自然環境の改善へ戻す経営を続ける力になります。
2026年 MORI MORI スプリングフェスタで資源循環を体験(Innovation)
2026年には、家庭で使わなくなったおもちゃや地域の間伐材を利用する「MORI MORI スプリングフェスタ2026」を開催しました。
使わなくなった物を捨てるのではなく、別の人の遊びや新しい製品へ変える体験を子どもへ提供しています。
子どもが実際に遊びながら再利用を経験できるため、環境問題を知識だけではなく行動として学べます。
こうした企画を行う施設が選ばれれば、環境教育や資源循環へ売上を使うレジャー事業を継続しやすくなります。
2024年 園内4施設へ太陽光発電を導入(Innovation)
2024年夏から4施設に太陽光パネルを設置しました。
年間想定発電量は約570MWhです。
施設で使う電気の一部を自ら発電できれば、外部から購入する電力への依存を減らし、施設運営によって発生する環境負荷を抑えることにつながります。
今後、実際の年間発電量や電力使用量に占める割合まで継続公開されれば、効果をさらに正確に評価できます。
悪いニュース・問題となった動き
相模湖リゾートでは、利用者の安全に直接関わる索道人身事故が発生しています。また、労働時間など従業員の生活に直結する情報も不足しています。こうした問題が改善されないままでも利用が続けば、安全や働き方を改善しなくても事業を続けられる状態が残ります。
2024年度 ペアパラレルリフトで利用者が負傷(Protection)
2024年度には索道で利用者1人が負傷しました。
遊園地の利用者は、リフトの操作や設備状態を自分で確認することはできません。
そのため運営会社の点検、従業員教育、停止判断が利用者の安全を直接左右します。
事故後には再教育や装置の識別改善が行われました。
今後は同じ種類の事故だけでなく、重大事故・インシデントゼロを継続できるかが評価上重要になります。
2026年 労働時間への不満を示す口コミ(Safety)
2026年の勤務経験者口コミでは、残業量と給与のバランスへの不満が確認できます。
口コミは情報ランクBであり、会社全体の労働時間を示す公式値ではありません。
一方、会社自身の実残業時間や年間休日、有給取得率が公表されていないため、働く人の負担がどの程度改善しているのか外部から判断できません。
こうした重要情報が公開されていない点は課題であり、採点上も減点対象です。
総合評価と、これから改善してほしいこと
相模湖リゾート株式会社は現在67点、シビックランクCです。Bランクは70点からなので、次のランクまであと3点です。
森林再生や資源循環は高く評価できます。一方、Bランクへ上がるためには、環境施策をさらに増やすより、働く人の労働時間と利用者の安全で具体的な改善結果を示すことが重要です。
正社員の労働時間と休日を改善・公開してほしい(Safety)
現在、労働時間・休息は4/10点です。
正社員の平均残業時間、年間総労働時間、年間休日、有給取得率などが公表されていないため、十分な休息が確保されているかを評価できません。
これらの数字を公開するだけでは加点しません。
例えば平均残業時間が継続的に減り、年間休日が増え、有給取得率も改善していることが確認できれば、4/10点から6/10点へ引き上げることができます。
この場合、総合点は67点から69点になります。
さらに高い水準で改善が継続すれば8/10点まで上げられ、総合71点となってBランクへ入ります。
参考になるのは、平均年間給与や有給取得率、年間総労働時間などを継続して公開している企業です。労働時間を単なる制度ではなく結果として公開することで、利用者も働き方を比較できるようになります。
索道事故ゼロを継続してほしい(Protection)
商品・サービスの安全は4/5点としています。
2024年度には利用者が負傷する事故が発生しましたが、その後に再教育や設備改善を実施しています。
今後、同種事故や重大インシデントを継続してゼロにし、点検・訓練の成果も公表できれば、4/5点から5/5点へ上げられます。
この改善だけでは総合68点ですが、労働時間の改善と組み合わせればBランクへ到達できます。
利用者にとって事故が減ることは直接的な安全向上になり、従業員にとっても事故対応や救助に伴う危険と負担を減らせます。
従業員の負担削減を数字で示してほしい(Innovation)
作業負担・危険の削減は6/10点です。
森林・環境分野では多くの改善がありますが、清掃、飲食、設備管理、接客などの仕事を設備や技術によって何時間減らしたのかは公表されていません。
例えば設備導入前後の作業時間、必要人数、重量物作業、危険作業、残業時間を比較し、実際に働く人の負担が減ったことを確認できれば8/10点へ上げられます。
この場合は2点加点され、総合69点になります。
さらに労働時間や安全の改善と組み合わせればBランクへ到達できます。
参考企業として、キリンビバレッジ株式会社では最大約25kgの原料を扱う重筋作業をロボットへ移し、年間約2,300時間の業務負荷削減を公表しています。
相模湖リゾートでも、環境に対する改善と同じように「人の仕事を何時間・何kg・何件減らしたか」まで示せれば、Innovationの人間への効果をより高く評価できます。
次のランクへ上がるための具体例
現在は67点・Cです。
Bランクは70点からなので、あと3点必要です。
例えば、
- 労働時間・休息を4/10点から6/10点へ改善:+2点
- 商品・サービスの安全を4/5点から5/5点へ改善:+1点
となれば、総合70点となりシビックランクBへ上がります。
また、
- 作業負担・危険の削減を6/10点から8/10点へ改善:+2点
- 商品・サービスの安全を4/5点から5/5点へ改善:+1点
でも総合70点に到達します。
新しいサービスを増やすだけでなく、そこで働く人の時間と利用者の安全へ成果を返せるかが、次のランクへ上がるための中心課題です。
出典一覧
今回の審査では、主に以下の資料を使用しました。
- 相模湖リゾート株式会社 会社概要
- さがみ湖MORI MORI 公式サイト
- 相模湖リゾート株式会社「索道安全報告書2025」
- 相模湖リゾート「ネットポジティブパーク」関連資料
- 富士急行株式会社 公式資料・中期経営計画
- 富士急グループ サステナビリティ・安全関連資料
- 相模湖リゾートおよび関連施設の求人情報
- 転職会議などの従業員・元従業員口コミ
- X、Facebook、YouTube、5ちゃんねる等の公開情報
事故件数、安全対策、会社情報などは企業公式資料を中心に確認し、口コミやSNSは職場実態を確認するための補助情報として扱いました。
シビックランクの基準
| シビックランク | 総合点 |
|---|---|
| S | 90~100点 |
| A | 80~89点 |
| B | 70~79点 |
| C | 60~69点 |
| D | 50~59点 |
| E | 40~49点 |
| F | 20~39点 |
| G | 0~19点 |
相模湖リゾート株式会社は67点のため、シビックランクCです。
情報ランクの基準
| 情報ランク | 基準 |
|---|---|
| S | 公的機関、裁判所、規制当局、独立した第三者機関の調査・監査・検証・認証など、内容そのものに独立した裏付けがある情報 |
| A | 企業公式資料、採用情報、公式声明・公式SNS、氏名や立場を確認できる記名取材・公表発言など、発信主体を確認できる情報 |
| B | 従業員・元従業員口コミ、一般SNS、匿名掲示板など、発信者と対象企業との関係を独立して確認しにくい情報 |
