私たちは、企業の商品を購入したり、サービスを利用したりすることで、そこで働く人たちの未来を変えることができます。
働く人に十分な賃金を払い、休暇を確保し、安全な職場をつくり、人の負担を減らす企業の商品やサービスが選ばれれば、そうした企業により多くの売上が集まります。その結果、働く人を大切にする経営を続けやすくなります。
反対に、低賃金や長時間労働、安全上の問題を改善しない企業の商品やサービスが売れ続ければ、そうした働かせ方のままでも事業を続けることができます。
だからこの企業審査では、「私たちがお金を使うなら、どの企業を選ぶことが、そこで働く人にとってより良い社会につながるのか」という視点から企業を評価します。
今回審査するウェブラボ株式会社は、総合44点、シビックランクEです。
ウェブラボ株式会社の特に強い点は、自社開発CMS「サイト職人」とWeb制作・マーケティング改善によって、顧客企業のWeb運用や集客を実際に改善した実績です。公表事例では、リニューアル後にPV数が20倍、自社サイトからの予約が前年比12%増、アクセス数・資料請求率・申込率が約2倍になった例があります。
そのため、この企業のWeb制作、CMS、Webマーケティング、運用・保守サービスを利用すれば、中小企業を含む事業者がWebを自分たちで更新しやすくなり、顧客へ情報を届けやすい社会になる可能性が高まります。
一方で、改善点として、専門業務型裁量労働制で1日9.5時間をみなし労働時間としている一方、現在の平均実労働時間や平均残業、有給取得率、離職率、男女賃金差、労働災害件数などの実績値が十分公開されていません。制度が柔軟でも、実際に働く時間や負担が分からなければ、働く人を大切にする経営かを外部から確認しにくくなります。
この記事では、ウェブラボ株式会社の強みと課題をさらに詳しく企業審査していきます。
ウェブラボ株式会社の企業審査結果
ウェブラボは、Web制作、Webマーケティング、自社CMS、運用・保守では長い実績を持ち、顧客側の成果を数値で示している点が強みです。一方、社員の実労働時間・賃金分布・離職率・労災・人権相談実績・BCP復旧時間などは公開情報が少なく、人間への還元を確認しにくい点が大きな課題です。
| 評価軸 | 点数 |
|---|---|
| Safety | 22/50 |
| Innovation | 15/25 |
| Protection | 7/25 |
| 総合点 | 44/100 |
| シビックランク | E |
評価時点:2026年10月3日
主な強み
・2004年設立、Web制作・Webマーケティング・システム・運用保守を継続
・自社開発CMS「サイト職人」を長期運営
・顧客事例でPV20倍、予約12%増、各種コンバージョン約2倍など成果を公表
・完全週休2日制(土日祝)、社会保険、健康診断、関東ITソフトウェア健康保険組合
・約1年間の新人教育、メンター制度、資格取得補助
・2024年に情報セキュリティ基本方針を制定
・運用保守サービスでセキュリティチェック、システム更新、バックアップ、サーバー監視を実施
主な課題
・専門業務型裁量労働制で1日9.5時間をみなし労働時間としている
・現在の平均実残業時間、有給取得率、離職率を公式に確認できない
・平均年収、賃金中央値、男女賃金差、管理職男女比の公開が不足
・労働災害件数、休職率、メンタルヘルス成果の公開が不足
・AI・CMS・業務改善が自社社員の残業、賃金、休日へどう還元されたか不明
・自社のRTO・RPO、代替拠点、災害訓練・復旧訓練結果が非公表
事業内容と人間への貢献
ウェブラボ株式会社は2004年10月設立、資本金1,000万円、代表取締役は山浦仁氏です。2025年8月に本社を東京都中央区日本橋茅場町へ移転しました。事業はWebサイトの企画・制作・運営・コンサルティング、Webマーケティングソリューションの開発・提供、オンライン広告代理などです。公式採用ページでは社員数を「30人程度」と説明しています。
Web制作・Webマーケティング
企業サイト、ECサイト、採用サイト、オウンドメディアなどの制作だけでなく、SEO、広告、UI改善、システム開発、公開後の運用・保守まで提供しています。
Webサイトは企業と利用者をつなぐ窓口です。情報が古い、予約しにくい、問い合わせ方法が分からない、スマートフォンで使いにくいといった問題を改善すれば、利用者は必要な商品・サービスへ短時間で到達できます。
自社CMS「サイト職人」
ウェブラボは2006年から中小企業向けCMS「サイト職人」を提供しています。専門知識がなくても顧客企業側でページを追加・修正できることを特徴としており、利用者の声でも、自社で更新できることや専門知識がなくても扱いやすいことが評価されています。
制作会社へ毎回修正を依頼しなくても、自社スタッフが情報を更新できれば、更新待ちの時間と外注作業を減らせます。これはWeb担当者の作業負担を軽くするInnovationとして評価できます。
実際の顧客成果
ウェブラボの公開事例では、公募ガイド社のWebサイトでPV数が20倍、ハイランドリゾートで自社サイトからの予約が前年比12%増、現代舎ではアクセス数・資料請求率・申込率が約2倍になったと紹介されています。
これらは顧客自身による事例紹介であり、第三者監査済みの統計ではありません。しかし「Webサイトを作った」という導入事実だけではなく、導入後の成果まで示している点は評価できます。
Safety|22/50
ウェブラボのSafetyでは、完全週休2日、社会保険、健康診断、子育て時の相互フォロー、長期の新人教育などを評価しました。一方で、専門業務型裁量労働制の現在の実態、賃金分布、有休、離職、労災、メンタルヘルスなどの成果値が不足しています。制度があるだけで高得点にはせず、実際に働く人の状態を確認できるかを重視しました。
賃金・利益の還元|4/10
2026年時点の公式募集要項では、Webディレクター、Webデザイナー、Webプログラマーについて、経験者は月給27万円から、未経験者は月給23万円からとしています。昇給年1回、賞与年2回も明記されています。
一方、社員全体の平均年収、賃金中央値、職種・役職別給与、既存社員のベースアップ率、賞与実績などは確認できませんでした。Indeedには給与推定がありますが、求人掲載や利用者提供情報を含む推定値であり、現在の全社員の賃金実態としては扱いません。
そのため4/10点です。社員全体の中央値、職種別・役職別給与、毎年の賃上げ率を公開し、利益増加が広く社員へ還元されていることが確認できれば6~8点を検討できます。
労働時間・休息|4/10
公式募集要項は完全週休2日制で、土日祝日、年末年始、有給休暇を示しています。
一方、専門業務型裁量労働制を採用し、FAQでは所定8時間に1.5時間の時間外労働を加えた9.5時間を1日の労働時間とみなすと説明しています。深夜22時以降と休日勤務には所属長の許可が必要です。
裁量労働制そのものだけを理由に低評価にはしません。問題は、現在の実労働時間、平均残業時間、長時間労働者数、有給取得率が公式には確認できないことです。
2023年のGeekly Reviewには、退職済みのWebディレクター経験者から、デザイナー・コーダーは比較的定時退社しやすい一方、ディレクターは残業が多く、裁量労働制のため負担を感じたという趣旨の投稿があります。個人経験なので会社全体へ一般化しませんが、公式実績がない以上、無視もしません。
転職会議では残業40時間/月という投稿者集計がありますが、口コミ数が少なく、掲載所在地も現在の公式所在地と異なる旧情報のため、現在の会社全体を示す数値としては採用しません。
そのため4/10点です。
雇用の安定・待遇の公平性|2/5
公式採用サイトでは通年採用を行い、未経験・新卒・第二新卒も対象にしています。約30人規模の会社として採用と育成を継続している点は評価できます。
一方、離職率、平均勤続年数、正規・非正規比率、男女賃金差、女性管理職比率、育児後の復職率などは公開情報で確認できませんでした。
雇用が安定しているか、職種・性別による待遇差が小さいかを定量的に判断できないため2/5点です。
福利厚生・育児・介護|4/5
社会保険、関東ITソフトウェア健康保険組合、年1回の健康診断全額補助、完全週休2日を明記しています。社員紹介では、子どもの急な発熱などで働けない場合に周囲がフォローする文化と体制があると説明しています。
また、約1年間の新人教育、メンター制度、資格取得補助を用意しており、人材育成には具体性があります。
一方、育休取得率、介護休業利用実績、短時間勤務利用者数などの結果値までは確認できないため4/5点とします。
人権・ハラスメント・労使関係|2/5
社員全員で理念・ミッション・バリューを8か月かけて策定し、毎月の全体会議で知識共有や会社改善を話し合う文化を公式に説明しています。
一方、人権方針、ハラスメント相談窓口、相談件数、是正件数、労働組合や従業員代表との協議結果について、今回の公開調査では十分確認できませんでした。
文化の説明だけでは問題発生時の救済制度まで確認できないため2/5点です。
労働安全・健康|2/10
年1回の健康診断を会社負担で実施している点は評価できます。
ただし、労働災害件数、休業災害、メンタル不調による休職、ストレスチェック結果、長時間労働者への面談実績などは公開情報で確認できませんでした。
Web制作は製造・物流ほど身体事故リスクが高い業種ではないとしても、長時間のPC作業、納期負荷、メンタルヘルスなどの問題はあり得ます。「事故情報が見つからない」ことを「事故0件」とは扱いません。
そのため2/10点です。
商品・サービスの安全|4/5
2024年8月に情報セキュリティ基本方針を制定し、情報資産を事故・災害・犯罪から守ること、従業員教育、法令・契約順守、事故時の再発防止、定期的改善を明記しています。
また、運用・保守サービスでは定期的なセキュリティチェック、システム更新、バックアップ、サーバー稼働監視を提供しています。
顧客のWebサイトや情報資産を扱う会社として、サービス安全に直接関係する仕組みがあるため4/5点です。一方、ISO/IEC 27001等の第三者認証、重大情報事故件数、脆弱性対応時間などの成果値は確認できないため満点にはしません。
従業員・元従業員の口コミ
第三者口コミは非常に少なく、現在の社員全体へ一般化できません。
Geekly Reviewでは、2023年回答の退職済みWebディレクターから、職種によって残業負荷に差がありディレクターは比較的ハードだったという趣旨の投稿があります。
転職会議には10件の口コミがあり、投稿者集計として残業40時間/月、有給消化率100%が表示されています。しかし在籍時期が古い投稿を含み、掲載所在地も現在の公式住所と一致しないため、現在の実績としては扱いません。
公式サイト自身は、子育て時のフォロー、フラットなコミュニケーション、若手の役職登用などを社員の声として紹介しています。これは会社が選定・掲載した情報なので、独立口コミとは区別します。
SNS・匿名掲示板の確認結果
X、5ch、YouTube、TikTokなども公開検索しましたが、2026年現在のウェブラボ社員だと確認でき、採点を変更できるだけの具体性と裏付けを持つ投稿は確認できませんでした。
SNS・匿名投稿が見つからないことを「問題なし」とは判断せず、公式の労働実績値が不足している状態として評価しています。
Innovation|15/25
ウェブラボの最も強い評価軸です。自社CMSを長期運営し、Web制作・マーケティング・運用保守を継続的に改善し、顧客側では具体的な成果も出ています。一方、その技術進歩がウェブラボ自身の社員の自由時間や賃金へ返ったかは見えません。
作業負担・危険の削減|4/10
「サイト職人」は顧客企業がWeb制作の専門知識なしで自分たちのページを更新しやすくするCMSです。利用者からも、自社で更新できることや、専門知識がなくても扱いやすいことが評価されています。
これにより、Web担当者が小さな修正ごとに制作会社へ依頼する作業や待ち時間を減らせます。
ただし「月何時間の作業を削減した」「更新工数を何%削減した」という共通KPIは公表されていないため4/10点です。
商品・サービスの改善|5/5
顧客事例でPV20倍、予約前年比12%増、アクセス・資料請求率・申込率約2倍など、導入後の改善結果を複数確認できます。
単なる技術導入ではなく、利用者が情報を見つけやすくなる、企業が顧客へ届きやすくなるという成果が出ています。
商品・サービス改善はウェブラボの中で最も強い項目として5/5点とします。
改善成果の人間への還元|1/5
CMS、AI、Web制作技術、運用自動化などを扱う会社ですが、これらの改善によって自社社員の残業が何時間減ったか、休日が増えたか、賃金が上がったかという因果関係のある実績は確認できませんでした。
技術を顧客に提供するだけでなく、その技術によって自社の働く人がどれだけ楽になったかも企業審査では重要です。
そのため1/5点です。
継続的な研究開発・現場改善|5/5
2006年から自社CMSを提供し、Web制作、SEO、システム、運用保守へサービス範囲を広げています。2026年もAI時代のMEO、プライバシーポリシー、アクセシビリティ、DNSなど新しい実務テーマを継続して発信しています。
さらに新人教育ではHTML・CSS・JavaScript、SEO、サーバー知識などを長期間学ぶ仕組みを持っています。
20年以上にわたり技術変化へ対応し続けているため5/5点です。
AI導入後の雇用への影響
採用サイトでは、顧客の考えを引き出し、状況に応じてマーケティング・デザイン・技術へ落とし込む仕事を「AIではできない仕事」と位置づけています。2026年にもWebディレクターやデザイナーの採用情報が掲載されていました。
現時点で、AI導入を理由にウェブラボが大規模な人員削減をしたと確認できる公開情報はありません。
ただし、AI活用前後の社員数、採用数、配置転換、残業、賃金の推移までは公開されていないため、「AIが雇用を守っている」とまでは評価しません。
Protection|7/25
ウェブラボはWebサイト運用・保守の中でバックアップ、監視、セキュリティ更新を扱い、自社にも情報セキュリティ基本方針があります。一方、災害・サイバー攻撃で自社の開発・保守機能が止まった場合に、何時間で復旧するのかという定量的なBCPは公開されていません。
災害への備え・訓練|0/5
地震、火災、停電などを想定した自社のBCP、防災訓練回数、安否確認訓練、代替勤務拠点などの現在の公開情報を確認できませんでした。
情報がないため0/5点です。防災訓練や安否確認の実施結果まで確認できれば加点を検討できます。
提供体制の代替性|1/5
社員数約30人の専門サービス会社で、東京本社を中心に事業を行っています。2023年には関西オフィスを東京本社へ統合しています。
複数地域に常設拠点を持つ体制ではなく、特定オフィスや主要担当者が利用できない場合の代替チーム、別拠点、委託先などは公開されていません。
一方、Webサービスは物理的な店舗販売より遠隔継続しやすい性質があるため1/5点としますが、テレワークを含む災害時代替体制の実績が必要です。
サイバー防衛・情報保護|3/5
情報セキュリティ基本方針で、体制整備、従業員教育、法令・契約順守、事故対応、継続改善を定めています。運用保守サービスでも定期的なセキュリティチェック、更新、バックアップ、サーバー監視を実施しています。
ただし、MFAやEDRの適用率、脆弱性診断、第三者認証、フィッシング訓練結果、重大インシデント件数などは確認できませんでした。
そのため3/5点です。
事業継続・復旧|3/5
顧客向け運用保守ではバックアップとサーバー監視を提供し、問題が発生する前に対処する方針を明記しています。
Webサイトが止まった場合、顧客企業は予約、問い合わせ、採用、ECなどを失う可能性があります。バックアップと監視をサービスとして持っていることはProtection上の実質的な強みです。
一方、自社や顧客環境のRTO・RPO、バックアップ復元テスト時間、障害時の平均復旧時間は公表されていません。
そのため3/5点です。
危機時の市民への対応|0/5
災害時に自治体・住民へWeb支援を無償提供する、避難情報サイトを支援する、被災企業のサイト復旧を優先支援するといった現在の具体的な制度や実績は確認できませんでした。
そのため0/5点です。
良いニュース・最近の前向きな動き
最近の前向きな動きとしては、情報セキュリティ方針の整備、運用保守の安全対策、AI・プライバシー・アクセシビリティなど新しいWeb課題への継続対応を評価します。Web制作会社が安全性と新しい技術に追随し続ければ、顧客企業とその利用者が古い仕組みに取り残されにくくなります。
2024年8月 情報セキュリティ基本方針を制定(Safety・Protection)
ウェブラボは2024年8月、情報セキュリティ基本方針を制定しました。顧客情報と自社情報を事故・災害・犯罪から守ること、従業員教育、事故時の再発防止、継続的改善を明記しています。
Web制作・運用会社は、顧客の管理画面、フォーム、サーバー、アクセス情報などに関わることがあります。情報保護の正式な方針を持つことは、顧客側の情報漏えいリスクを下げる土台になります。
今後は方針だけでなく、第三者認証や訓練実績、インシデント件数まで公開できれば、さらに高く評価できます。
2026年 AI・プライバシー・アクセシビリティの実務情報を継続発信(Innovation)
2026年にはAI時代のMEO、プライバシーポリシー、Webアクセシビリティなどに関する実務情報を更新しています。
Web技術が変わるたびに制作会社が学び直せば、顧客サイトも新しい検索環境、個人情報保護、使いやすさへ対応しやすくなります。
単なる記事公開だけで大幅加点はしませんが、20年以上続く技術更新の一部として継続改善を評価しています。
悪いニュース・問題となった動き
今回の調査では、ウェブラボ自身による重大な労災死亡事故、大規模情報漏えい、行政処分など、企業評価を直接大幅に下げる事案は公開検索で確認できませんでした。ただし、確認できなかったことと「発生していない」ことは同じではありません。現在の最大の問題は、働く人の結果データと有事の復旧力が外部から見えにくいことです。
2026年時点 1日9.5時間のみなし労働を継続、実残業は非公表(Safety)
現在の公式FAQでは、専門業務型裁量労働制について、1日9.5時間を労働時間とみなすと説明しています。
一方、実際に社員が平均何時間働いたのか、月80時間を超える人がいるのか、有休を何日取っているのかは確認できません。
制度上の時間と実際の時間が分かれやすい仕組みだからこそ、実績の公開が重要です。実残業を減らし、その結果を公開できればSafetyは大きく改善します。
2026年時点 労働・公平性・健康の主要KPIが不足(Safety)
平均給与、中央値、男女賃金差、離職率、育休取得率、労災件数、休職率など、働く人の状態を比較するためのKPIが公式にはほとんど確認できませんでした。
社員数30人程度の非上場企業で、大企業と同量の開示を求めることは現実的ではありません。しかし企業審査では、重要情報が見えない部分を「良好」と推定して加点しません。
2023年 社名を使った高額セミナー勧誘が発生(Protection)
2023年、ウェブラボの社名を名乗り、SNSなどで高額セミナーへ勧誘する事案が発生しました。会社は自社および関係者による勧誘ではないと注意喚起しています。
これはウェブラボ自身の不正行為ではなく、会社名を悪用された外部事案です。そのため不祥事として減点はしていません。
一方、利用者が会社名を見ただけで信用して金銭を支払わないよう、公式連絡方法と詐欺注意を継続して周知することにはProtection上の意味があります。
総合評価と、これから改善してほしいこと
ウェブラボ株式会社は現在44点・シビックランクEです。次のDランクは50点からなので、あと6点必要です。
Web制作・CMS・運用改善の技術力と顧客成果は強みです。一方、企業審査で重視する「働く人への還元」と「有事でもサービスを戻せる力」は公開情報が弱く、点数を下げています。
実労働時間と有休を公開し、長時間労働を減らしてほしい|労働時間・休息 4→6/10
現在は4/10点です。公式には完全週休2日ですが、1日9.5時間のみなし労働を設定し、現在の実残業・有休取得率を確認できません。
月平均時間外、長時間労働者数、有休取得日数・取得率を毎年公開し、実残業が安定して低下していることが確認できれば6/10点を検討できます。
4→6点で+2点、総合44→46点です。
参考企業として、当サイトのアスクル株式会社の最新版審査では「労働時間・休息」8/10点です。月平均時間外22.3時間、有給16.1日・取得率81.0%、80時間超0人まで具体的に公開しているため、外部から労働負荷を判断できます。
労災・メンタルヘルスの結果を公開してほしい|労働安全・健康 2→4/10
現在は2/10点です。健康診断制度はありますが、労災、休職、メンタルヘルス成果の数値が確認できません。
死亡・休業・軽微事故、メンタル不調休職率、長時間労働者への面談実績などを公開し、重大事故がなく低水準を維持していることが確認できれば4/10点を検討できます。
2→4点で+2点、総合44→46点です。
参考企業のアスクル株式会社は、当サイトの最新版審査で「労働安全・健康」8/10点です。2025年5月期単体で死亡0・重度0・軽度2、度数率0.00まで公開しています。
CMS・AI・業務改善の成果を社員へ返してほしい|改善成果の人間への還元 1→3/5
現在は1/5点です。顧客向けにはWeb運用の効率化を実現していますが、自社社員の時間へどう返ったかが分かりません。
AI・CMS・社内ツール導入前後の工数、残業、賃金、休日、配置転換を公開し、実際に残業削減や自由時間増加が確認できれば3/5点を検討できます。
1→3点で+2点、総合44→46点です。
参考企業のキリングループロジスティクス株式会社は、当サイトの最新版審査でInnovation 20/25点、「改善成果の人間への還元」3/5点です。業務改善と多能工化を進め、年間所定労働時間を1,920時間から1,896時間へ24時間短縮しています。
次のDランクへ上がるための具体例
現在44点・Eで、Dは50点からです。あと6点必要です。
・労働時間・休息 4→6点:+2点
・労働安全・健康 2→4点:+2点
・改善成果の人間への還元 1→3点:+2点
この3項目をすべて改善できれば合計+6点となり、総合50点・シビックランクDに到達します。
重要なのは数字を公開するだけではありません。実際に残業が減る、健康問題が少ない、AIやCMSによる効率化が働く人の自由時間へ返るという成果を作り、その結果を公開することが必要です。
出典一覧
1.ウェブラボ株式会社「会社概要」「会社沿革」
2.ウェブラボ株式会社「募集要項」「よくあるご質問」
3.ウェブラボ株式会社「取組み・社風」「先輩社員に聞きました」「採用情報」
4.ウェブラボ株式会社「育成方針」
5.ウェブラボ株式会社「お客様の声」
6.サイト職人CMS「サイト職人CMSとは」「お客様の声・導入事例」
7.ウェブラボ株式会社「運用・保守」
8.ウェブラボ株式会社「情報セキュリティ基本方針」
9.ウェブラボ株式会社「当社を名乗る不審なセミナー等勧誘について」2023年12月5日
10.ウェブラボ株式会社 スタッフブログ(AI、プライバシー、アクセシビリティ等、2026年)
11.Geekly Review「ウェブラボ株式会社」社員口コミ
12.転職会議「ウェブラボの評判・社風・社員の口コミ」
13.Indeed「ウェブラボ株式会社のキャリア・企業情報」
14.Wantedly「ウェブラボ株式会社」2026年採用情報
シビックランクの基準
| シビックランク | 点数 |
|---|---|
| S | 90~100点 |
| A | 80~89点 |
| B | 70~79点 |
| C | 60~69点 |
| D | 50~59点 |
| E | 40~49点 |
| F | 20~39点 |
| G | 0~19点 |
ウェブラボ株式会社は44点のため、今回の評価はシビックランクEです。
情報ランクの基準
| 情報ランク | 基準 |
|---|---|
| S | 公的機関、裁判所、規制当局、独立した第三者機関の調査・監査・検証・認証など、内容そのものに独立した裏づけがある情報 |
| A | 企業公式資料、採用情報、公式声明・SNS、記名取材など、発信主体を確認できる公表情報 |
| B | 従業員・元従業員の口コミ、一般SNS、匿名掲示板など、発信者の身元や対象企業との関係を独立に確認しにくい情報 |
今回の主要根拠は企業公式情報が中心のためA情報が多く、第三者口コミはB情報として補助的に使用しました。労働時間や労災など重要項目でS相当の公的・第三者検証情報が少ないことも、評価の確度を制約しています。
