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株式会社シリウス(旧ミネラルウォーター販売会社)を企業審査|シビックランクE・45点/100点|年休124日・FSSC22000工場を評価、事業譲渡・解散と労災/DX開示が課題

私たちは、企業の商品を購入したり、サービスを利用したりすることで、そこで働く人たちの未来を変えることができます。

働く人に十分な賃金を払い、休暇を確保し、安全な職場をつくり、人の負担を減らす企業の商品やサービスが選ばれれば、そうした企業により多くの売上が集まります。その結果、働く人を大切にする経営を続けやすくなります。

反対に、低賃金や長時間労働、安全上の問題を改善しない企業の商品やサービスが売れ続ければ、そうした働かせ方のままでも事業を続けることができます。

だからこの企業審査では、「私たちがお金を使うなら、どの企業を選ぶことが、そこで働く人にとってより良い社会につながるのか」という視点から企業を評価します。

今回審査する株式会社シリウスは、総合45点、シビックランクEです。

株式会社シリウスの特に強い点は、2022年の品質管理求人で年間休日124日を提示し、同社が販売したミネラルウォーターの製造を担った東京アートのあづみ野工場・松川工場がFSSC22000認証を取得していた点です。

そのため、事業継続当時にこの企業のミネラルウォーターを購入すれば、食品安全管理を行う製造拠点と、比較的多い年間休日を設けた雇用を支えることにつながる可能性がありました。

一方で、改善点として、賃上げ率、平均年収、有給取得率、労働災害件数、工場の安全衛生KPI、自動化による作業時間削減、BCP訓練などの重要情報が十分に公開されていなかった点が残ります。さらに、ミネラルウォーター事業は2023年6月30日付で株式会社ハルナウォーターへ譲渡され、株式会社シリウス自体も2026年2月に解散・閉鎖されています。

この記事では、株式会社シリウスの強みと課題をさらに詳しく企業審査していきます。

目次

この審査の対象期間

本記事で扱うのは、長野県北安曇郡松川村7064番地200に所在し、東京アート株式会社の100%子会社としてミネラルウォーター販売に関わっていた株式会社シリウスです。

同名企業が多数存在するため、現在の家電、IT、住宅、ODAなどを事業とする別法人の「株式会社シリウス」とは区別します。

また、同社は現在営業中の企業ではありません。採点は主に2022~2023年の最終活動期を対象とした歴史的評価です。現在のミネラルウォーター事業は後継の株式会社ハルナウォーターへ移っています。

株式会社シリウスの企業審査結果

株式会社シリウスは、年間休日124日、賞与年2回、家族・住宅手当、食品安全認証を取得した製造拠点、2工場による供給体制に強みがありました。一方、働く人の安全、賃金還元、DX・省人化の効果、災害時の具体的な復旧体制は十分公開されていませんでした。さらに、事業譲渡後の雇用移行や法人解散までの従業員処遇も外部から確認しにくい状態です。

評価軸点数
Safety26 / 50
Innovation10 / 25
Protection9 / 25
総合45 / 100
シビックランクE

主な強み

・2022年の品質管理求人で年間休日124日
・月給18万円以上、賞与年2回、家族手当・住宅手当を確認
・2022年9月時点で従業員80人
・松川工場では24時間生産体制を構築
・あづみ野工場・松川工場の双方が2019年にFSSC22000認証を取得
・あづみ野、松川の2拠点でミネラルウォーターを製造・供給
・PB商品や自社ブランドを含むミネラルウォーター供給を拡大

主な課題

・平均年収、賃金中央値、賃上げ率、利益還元額が非公表
・月平均残業時間、有給取得率、長時間労働者比率が非公表
・労働災害件数、休業災害、度数率、健康診断実績が非公表
・女性管理職比率、男女賃金差、育児介護制度利用実績が非公表
・自動化・省人化による作業時間削減と従業員への還元が非公表
・対象会社単体のBCP訓練、復旧時間、サイバー対策が非公表
・2023年の事業譲渡後、雇用がどのように引き継がれたかの詳細が非公表
・2026年2月に法人が解散・閉鎖

事業内容と人間への貢献

株式会社シリウスは、東京アート株式会社の100%子会社として、ミネラルウォーターの販売を担っていました。東京アートとシリウスの採用情報では、シリウスでの雇用として製造、品質管理、受注管理、一般事務などを募集していました。

基本情報

・会社名:株式会社シリウス
・法人番号:6040001016465
・最終所在地:長野県北安曇郡松川村7064番地200
・代表者:三木隆士
・資本金:100万円
・従業員数:80人(2022年9月時点)
・事業内容:清涼飲料水・その他の飲料水の販売
・親会社:東京アート株式会社100%子会社
・ミネラルウォーター事業譲渡:2023年6月30日
・譲渡先:株式会社ハルナウォーター
・法人の解散・閉鎖:2026年2月

主な事業内容

シリウスは、ミネラルウォーターの販売会社として、自社ブランドや小売向けの商品供給に関わっていました。

「信州安曇野 自然の恵み」では販売者が株式会社シリウス、製造者が東京アート株式会社あづみ野工場と表示されていました。

松川工場では、2022年の従業員口コミによれば2009年の立ち上げ後、受注増加に伴って1日数時間の生産から24時間生産体制へ拡大しました。あづみ野工場も24時間体制で生産していたとされています。

事業による人間への貢献

ミネラルウォーターは日常の飲用だけでなく、災害備蓄、病院、学校、職場などでも必要になる生活必需品です。

シリウスと東京アートのミネラルウォーター事業は、長野県安曇野・松川の水源を使い、全国の小売やPB商品へ飲料水を供給していました。

従業員口コミでは、災害備蓄を含む需要増加を背景に工場が24時間生産まで成長したと説明されています。

Safety|26 / 50

Safetyでは、ミネラルウォーターの品質だけでなく、24時間操業を支える製造・品質管理・出荷担当者が十分な賃金と休息を得て、安全に働けていたかを確認します。休日数と食品安全には強みがありましたが、賃金実績、残業、労災、育児介護などの結果開示が不足していました。

賃金・利益の還元|4 / 10

2022年の品質管理求人では、月給18万円以上、賞与年2回、20歳・入社1年の年収例300万円が掲載されていました。

2022~2023年のハローワーク求人では、製造・品質管理職の月給18万円~25万円も確認できます。

給与レンジと賞与制度は確認できるため0点にはしません。

一方、対象会社単体の平均年収、中央値、毎年の昇給率、ベースアップ、事業成長による利益を従業員へどれだけ還元したかは公表されていません。

公開情報がない点は課題です。採点上も減点対象です。

労働時間・休息|8 / 10

2022年の品質管理求人では年間休日124日を掲げていました。

ハローワーク求人では、製造・品質管理職は7時~16時、19時~翌4時などの交替勤務で、4勤2休体制が確認できます。

24時間生産を行う工場なので夜勤はありますが、年間休日124日は休息面で大きな強みです。

一方、月平均残業時間、有給休暇取得率、夜勤回数、長時間労働者比率は公表されていません。

休日数は強く評価する一方、残業と有給の実績が見えないため8点です。

雇用の安定・待遇の公平性|1 / 5

2022年9月時点では従業員80人で、松川・あづみ野の24時間生産体制を支えていました。

しかし、2023年6月30日にミネラルウォーター事業がハルナウォーターへ譲渡されました。その後、株式会社シリウス自体も2026年2月に解散・閉鎖されています。

事業譲渡に際し、何人がハルナウォーターへ移籍したのか、退職者が何人だったのか、雇用条件がどのように変わったのかについて公開情報はありません。

雇用の継続状況を十分に検証できないため1点です。

福利厚生・育児・介護|3 / 5

品質管理求人では、家族手当、住宅手当、社会保険、賞与年2回などが確認できます。

東京アートとシリウスの採用情報では、産休を経て働き続けている女性従業員がいることも紹介されていました。

一方、シリウス単体の育児休業取得率、男性育休、介護休業、短時間勤務制度の利用人数は公表されていません。

制度の一部と利用例は確認できますが、対象会社単体の実績が不足するため3点です。

人権・ハラスメント・労使関係|1 / 5

シリウス単体で、人権方針、ハラスメント相談窓口、労使協議、内部通報制度の運用実績を確認できる公開情報はありません。

親会社東京アートの海外工場にはSA8000認証拠点がありますが、それを長野県のシリウス従業員へそのまま適用した実績は確認できません。

対象会社に適用された制度・相談実績・是正件数が公表されていないため1点です。

労働安全・健康|4 / 10

ミネラルウォーター製造は、24時間稼働の交替勤務、重量物、フォークリフト、製造設備、夜勤などを伴います。

ハローワーク求人では、フォークリフト資格があれば尚可とされる出荷業務や、7時~16時・19時~翌4時の製造勤務を確認できます。

一方、シリウス単体の労働災害件数、休業災害、度数率、設備事故、健康診断受診率、夜勤者の健康管理実績は公表されていません。

重大事故が公表されていないことだけをもって安全と判断はできません。労災KPIがない点は課題であり、採点上も減点対象です。

商品・サービスの安全|5 / 5

製造を担った東京アートのあづみ野工場と松川工場は、2019年1月にFSSC22000認証を取得しています。

FSSC22000は食品安全マネジメントを第三者認証する仕組みであり、飲料水の製造工程、衛生管理、品質管理を継続的に管理する基盤になります。

シリウスの販売商品「信州安曇野 自然の恵み」でも、製造者として東京アートあづみ野工場が表示されていました。

今回の調査では、対象会社の商品について重大な大規模回収や重大な行政処分を示す公開情報は確認されませんでした。

販売会社と製造会社は法人として別ですが、シリウスが扱う商品を実際に製造していた工場の認証として評価し5点です。

従業員・元従業員の口コミ

エンゲージ会社の評判では、2022年9月20日に30代男性・総務・正社員・在籍11~15年の投稿が1件確認できます。情報ランクBです。

投稿者は事業の強みとして「現在は24時間生産体制を組むまでに成長しています。」と記載しています。

同じ投稿では、あづみ野工場も24時間生産体制であること、松川工場で製造ラインや倉庫の増設を視野に入れていたことが説明されています。

口コミは1人だけであり、会社全体の働き方を代表するものではありません。給与、残業、休日、ハラスメントに関する本人投稿はこの口コミでは確認できないため、事業規模・生産体制の補助情報としてのみ使います。

SNS・匿名掲示板の確認結果

X、5ちゃんねる、爆サイについて、株式会社シリウス、松川工場、あづみ野、ミネラルウォーター、残業、夜勤、退職、事故などを組み合わせて確認しました。

長野県松川村の対象法人の現社員・元社員と安定して確認でき、採点に使える本文付き投稿は見つかりませんでした。

同名企業が非常に多いため、所在地・事業内容が一致しない投稿は採点対象から除外しています。

Innovation|10 / 25

Innovationでは、24時間生産や設備拡大が単なる生産量増加にとどまらず、人の重労働や反復作業を減らし、その成果を休日・賃金・安全へ返していたかを確認します。生産体制の拡大は確認できますが、自動化による人の負担削減を示す定量データはほぼありません。

作業負担・危険の削減|2 / 10

松川工場は立ち上げ当初の1日数時間生産から24時間生産へ拡大し、あづみ野工場も24時間生産体制を取っていました。

飲料工場では充填、包装、搬送などに機械設備を使用しますが、シリウスについて「何人分の作業を自動化したか」「何時間の重量物作業を減らしたか」「フォークリフト作業や夜勤をどの程度削減したか」という数値は公表されていません。

設備による生産拡大自体は確認できるため2点ですが、人の負担削減効果を評価できる情報が不足しています。

商品・サービスの改善|4 / 5

シリウスは、長野県の天然水を自社ブランドだけでなくPB向けにも供給する販売事業を展開していました。

製造拠点ではHACCPを経てFSSC22000認証へ移行し、食品安全管理の水準を引き上げています。

受注増加に対応して24時間生産まで供給力を拡大し、多様な小売チャネルに飲料水を供給した点を評価して4点です。

改善成果の人間への還元|0 / 5

設備投資や生産拡大によって従業員1人あたりの作業時間、残業、夜勤回数、必要人数がどの程度変化したかは公表されていません。

生産性向上によって増えた利益を賃上げ、休日増加、安全設備へ還元したことを示す対象会社単体の数値もありません。

年間休日124日は評価できますが、それが自動化・省人化の成果として実現したと確認できないため、この項目では0点です。

研究開発・現場改善の継続|4 / 5

松川工場では受注増加に応じて24時間生産体制へ移行し、あづみ野工場も24時間操業していました。

2019年には両工場がFSSC22000認証を取得し、食品安全管理の仕組みを更新しています。

口コミでは松川工場の製造ライン・倉庫増設も検討されていました。

事業譲渡まで継続して供給力と品質管理を改善していた点を評価して4点です。

自動化・AI導入後の雇用状況

AIやロボットによる大規模な省人化について、シリウス単体の公開情報はありません。

24時間生産体制への拡大は確認できますが、自動化設備の導入時期、削減人数、配置転換、採用抑制との因果は公表されていません。

2022年9月時点では従業員80人が在籍していましたが、2023年の事業譲渡後に何人がハルナウォーターへ移ったか、何人が退職したかは公表されていません。

そのため、自動化による雇用削減があったとは判断しません。一方、雇用移行の透明性は不足しています。

Protection|9 / 25

Protectionでは、災害や設備故障が起きても飲料水を供給し続けられたかを確認します。あづみ野・松川の2拠点は供給分散として強みでしたが、BCP訓練、サイバー対策、具体的な復旧時間、災害支援実績は十分公開されていません。

災害への備え・訓練|1 / 5

飲料水は災害備蓄に使われる商品ですが、シリウス自身が地震、停電、断水、工場火災を想定してどのような訓練を実施していたかという公開情報はありません。

非常用電源、井戸設備、緊急連絡網などの具体的な対象会社単体情報も公表されていません。

災害時にも必要となる商品を扱っていたことを最低限評価して1点ですが、訓練実績がないため低得点です。

生産・物流・調達の代替|4 / 5

ミネラルウォーター事業では、安曇野市のあづみ野工場と北安曇郡松川村の松川工場という2拠点を持っていました。

両工場が24時間生産体制を取っていたことから、一つの製造拠点だけに全面依存する構造ではありませんでした。

一方、一方の工場が停止した際に他工場へ何%の生産を振り替えられるか、包材・PET・物流の代替調達先をどの程度確保していたかは公表されていません。

複数拠点を評価して4点です。

サイバー防衛・情報保護|0 / 5

シリウス単体の情報セキュリティ方針、MFA、EDR、バックアップ、サイバー訓練、インシデント件数について公開情報はありません。

受注管理や顧客情報を扱う販売会社である以上、情報システムの停止は受発注や出荷へ影響します。

重要情報が公開されていないため0点です。

供給継続・復旧能力|3 / 5

2つの工場が24時間生産を行っていたことは、通常時の供給力と一定の冗長性を示します。

一方、設備故障、停電、断水、道路寸断が発生した際の復旧目標時間、代替輸送開始時間、在庫日数は公表されていません。

2023年には事業そのものをハルナウォーターへ譲渡し、供給事業は別会社へ引き継がれました。事業そのものが消滅したのではなく後継会社へ移った点は供給継続上プラスですが、シリウス自身の復旧能力とは分けて3点としました。

危機時の市民への対応|1 / 5

ミネラルウォーターは災害備蓄に利用され、従業員口コミでも災害備蓄需要の増加が事業の成長要因として挙げられていました。

一方、シリウス自身が地震・豪雨などの際に自治体や避難所へ飲料水を無償・緊急供給した具体的実績は公表されていません。

商品自体の防災上の重要性は評価しますが、実際の危機対応実績がないため1点です。

良いニュース・最近の前向きな動き

この会社はすでに解散しているため、現在進行形の新規施策はありません。最終活動期までの前向きな動きとしては、働く人の休日、食品安全、生産能力の改善が確認できます。こうした取り組みは、後継会社が引き継ぐべき強みでもあります。

・2022年の品質管理求人で年間休日124日を提示
・月給18万円以上、賞与年2回、家族手当・住宅手当を提示
・2022年9月時点で従業員80人
・あづみ野・松川の両工場が24時間生産体制
・2019年に両工場がFSSC22000認証を取得
・2023年6月30日、ミネラルウォーター事業をハルナウォーターへ譲渡し、製造・供給事業自体は後継会社へ継承

悪いニュース・問題となった動き

最大の変化は事業譲渡と法人解散です。事業承継そのものを不祥事とは扱いませんが、従業員の雇用がどう引き継がれたのかが十分公開されていないため、働く人の立場からは重要な情報不足です。

・2023年6月30日、東京アートのミネラルウォーター事業をハルナウォーターへ譲渡
・事業譲渡時のシリウス従業員の移籍人数、退職人数、待遇変更が非公表
・平均年収、残業、有給取得、労災などの重要な労務KPIが非公表
・DX・自動化後の作業削減、人員再配置、賃金還元が非公表
・対象会社単体のBCP、復旧時間、サイバー防御が非公表
・2026年2月、法人が解散・閉鎖

総合評価と、これから改善してほしいこと

株式会社シリウスは45点、シビックランクEです。次のDランクは50点からなので、あと5点です。

ただし、同社はすでに事業譲渡・解散しているため、ここでの改善案は「もし同社が事業を継続していた場合」と、現在の後継事業者が同じ課題を引き継がないための参考として示します。

最大の強みは、年間休日124日とFSSC22000認証工場を背景に、24時間の供給体制を築いていたことです。一方、働く人の安全・賃金・有給・雇用移行と、設備投資の成果を人へ返したかという情報が弱く、最新仕様では点数が伸びませんでした。

賃金結果を毎年公開する|賃金・利益の還元 4 → 6点

現在の歴史資料では月給18万円以上、賞与年2回までは確認できますが、平均年収、賃上げ率、利益還元額が公表されていないため4/10点です。

もし事業継続時に、正社員の平均年収・中央値、毎年のベースアップ率、賞与実績を公開し、生産量や売上の増加と賃金上昇の関係まで示せていれば6/10点を想定します。

+2点で総合47点です。

参考企業として、事業を引き継いだ株式会社ハルナウォーターは当サイト最新審査で総合59点・D、賃金・利益の還元6/10点です。賞与6.04か月など具体的な報酬実績を確認できる点が、旧シリウスとの差です。

労災と夜勤負担を公開する|労働安全・健康 4 → 6点

シリウスは24時間生産と夜勤を行っていましたが、労災件数、休業災害、度数率、夜勤者の健康管理実績が公開されていないため4/10点です。

労災件数、フォークリフト・設備事故、休業日数、健康診断受診率、夜勤者への追加健診を毎年公開し、改善傾向を確認できれば6/10点を想定します。

+2点で総合47点です。

参考企業として、株式会社ハルナウォーターは当サイト最新審査で労働安全・健康4/10点にとどまっています。後継会社側でも労災KPIの公開は改善余地があり、旧事業から現在まで共通する課題です。

省人化の効果を人へ返す|作業負担・危険の削減 2 → 6点

旧シリウスでは生産設備を使い24時間供給を行っていましたが、機械化で何人・何時間の作業を減らしたかが公表されていないため2/10点です。

充填、箱詰め、パレット積み、搬送、検査のどこを自動化し、導入前後で人数、作業時間、重量物作業、事故リスクをどれだけ減らしたかを公開できれば6/10点を想定します。

+4点で総合49点となり、Dランクまであと1点です。

参考企業として、現在の株式会社ハルナウォーターは当サイト最新審査で作業負担・危険の削減6/10点です。生産ライン改善による3名省人化など、旧シリウス時代より具体的な省人化成果を確認できています。

災害時の直接供給実績をつくる|危機時の市民への対応 1 → 5点

飲料水そのものは災害時に重要ですが、旧シリウスが自治体や避難所へ直接供給した実績は公表されていないため1/5点です。

自治体との災害協定、備蓄水供給量、実際の被災地支援実績を公開できれば5/5点を想定します。

+4点で総合49点です。

参考企業として、株式会社ハルナウォーターは当サイト最新審査で危機時の市民への対応5/5点です。能登半島地震などで飲料水を実際に届けた実績があり、商品が「備蓄に使える」段階から「実際に市民へ届いた」段階へ進んでいます。

Dランクへのルート

賃金・利益の還元を4点から6点へ改善して+2点、労働安全・健康を4点から6点へ改善して+2点、雇用の安定・待遇の公平性を1点から2点へ改善して+1点とすれば、45点から50点となりシビックランクDに到達します。

最後の+1点は、事業譲渡時に「何人を後継会社へ移籍させたか」「給与・勤続年数・退職金・有給をどこまで引き継いだか」を公開することで評価できます。

株式会社シリウスは、ミネラルウォーターを大量に供給する仕組みと食品安全の面では一定の強みがありました。一方、その事業を支えた従業員の安全、待遇、事業譲渡後の雇用を外部から追える情報が少なかったことが大きな弱点です。

現在の商品審査で旧シリウスを関連企業として扱う場合は、「現在の製造・販売主体ではなく、過去にミネラルウォーター事業へ関与した企業」と明記する必要があります。現在の事業評価は、2023年に事業を引き継いだ株式会社ハルナウォーターを中心に見る方が実態に合っています。

出典一覧

・東京アート株式会社「会社概要・沿革」
・東京アート株式会社/ハルナビバレッジ株式会社「事業譲受のお知らせ」2023年6月
・ハルナグループ「沿革」
・シューカツNAGANO「東京アート株式会社」
・エン転職「株式会社シリウス」
・エンゲージ会社の評判「株式会社シリウス」
・ハローワーク大町「週刊求人情報」2022~2023年
・ミネラルウォーター大全「信州安曇野 自然の恵み」
・法人番号公開情報(法人番号6040001016465)
・当サイト「株式会社ハルナウォーター企業審査」

シビックランクの基準

ランク点数
S90~100
A80~89
B70~79
C60~69
D50~59
E40~49
F20~39
G0~19

情報ランクの基準

情報ランク主な情報源
S行政機関、裁判所、規制当局、独立した第三者検証・認証
A企業公式、IR、採用情報、公式発表、実名の公的発言
B現社員・元社員口コミ、一般SNS、匿名掲示板

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