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HARUNA FRANCE SASを企業審査|シビックランクG・16点/100点|衛生検査「非常に良好」と日仏文化をつなぐAiiROを評価、労働・BCP情報の不足が課題

私たちは、企業の商品を購入したり、サービスを利用したりすることで、そこで働く人たちの未来を変えることができます。

働く人に十分な賃金を払い、休暇を確保し、安全な職場をつくり、人の負担を減らす企業の商品やサービスが選ばれれば、そうした企業により多くの売上が集まります。その結果、働く人を大切にする経営を続けやすくなります。

反対に、低賃金や長時間労働、安全上の問題を改善しない企業の商品やサービスが売れ続ければ、そうした働かせ方のままでも事業を続けることができます。

だからこの企業審査では、「私たちがお金を使うなら、どの企業を選ぶことが、そこで働く人にとってより良い社会につながるのか」という視点から企業を評価します。

今回審査するHARUNA FRANCE SASは、総合16点、シビックランクGです。

HARUNA FRANCE SASの特に強い点は、パリで運営する日本茶サロン「AiiRO」の食品衛生です。35 Rue Saint-Placideの店舗は、2026年6月3日に実施されたフランスの衛生検査で最高水準にあたる「Très satisfaisant(非常に良好)」と評価されています。企業自身の宣伝だけではなく、公的な食品衛生検査によって店舗の管理状態を確認できる点は明確な強みです。

そのため、この企業の店舗を利用すれば、日本茶とフランス菓子を組み合わせた新しい食文化を広げながら、公的衛生検査で高い評価を得ている飲食店の運営を支えることにつながります。

一方で、改善点は非常に大きく、HARUNA FRANCE SAS単体で働く人について、給与、労働時間、有給休暇、育児休業、男女賃金差、労働災害などを外部から確認できる情報がほとんどありません。フランス政府の企業データでは従業員なしと表示される一方、別の企業情報データでは少なくとも1人の従業員がいるとされており、最新の正確な人員規模すら外部から把握しにくい状態です。

この記事では、HARUNA FRANCE SASの強みと課題をさらに詳しく企業審査していきます。

目次

HARUNA FRANCE SASの企業審査結果

HARUNA FRANCE SASは2024年12月にフランスで法人化された非常に新しい会社です。

HARUNAグループ公式では2025年2月1日創業として掲載され、フランスでの海外事業活動を担う会社と説明されています。一方、フランスの法人登記では2024年12月23日設立、パリ6区でパン・菓子製造販売を行う事業者として登録されています。

現在は、日本茶を中心にフランスと日本の食文化を組み合わせた「AiiRO」を35 Rue Saint-Placideで運営しています。

評価軸得点主な評価
Safety6/50点公的衛生検査「非常に良好」は高評価。一方、給与・残業・休暇・育休・労災など会社単体の人的情報がほぼ非公表
Innovation9/25点日本茶とフランス菓子を融合したAiiROの商品開発を評価。人の作業削減や労働時間への還元実績は確認できず
Protection1/25点法人と店舗の2拠点は確認できるが、BCP、代替供給、サイバー、復旧KPIはほぼ非公表
総合16/100点シビックランクG

評価時点:2026年10月5日

主な強み

・HARUNAグループのフランス拠点として設立
・パリで日本茶サロン「AiiRO」を展開
・日本茶とフランスの菓子技術を融合した商品を開発
・Genmai-Cha、Houji-Cha、Soba-Chaなど日本茶文化をフランスで紹介
・2026年6月3日の公的衛生検査で「Très satisfaisant」を取得
・日本とフランスの文化を組み合わせた事業としてAiiROを運営
・2024年にはAiiROとしてUNESCOで日本を代表する機会を得たと公式サイトで説明

主な課題

・会社単体の正確な従業員数が外部データ間で一致していない
・平均給与が公表されていない
・賃上げ率、賞与、利益還元が公表されていない
・平均残業時間が公表されていない
・年間休日、有給取得率が公表されていない
・育児・介護休業の取得実績が公表されていない
・男女賃金差、女性管理職比率が公表されていない
・労働災害件数、休業災害などが公表されていない
・ハラスメント相談、内部通報、人権研修などの情報が公表されていない
・AiiROの商品開発によって社員の仕事が何時間減ったか確認できない
・災害時のBCP、代替店舗、代替調達が公表されていない
・サイバー対策、バックアップ、復旧時間が公表されていない
・設立から日が浅く、複数年度の実績比較がまだ難しい

HARUNA FRANCE SASとは

HARUNA FRANCE SASは、HARUNAグループがフランスで展開する事業会社です。

HARUNAグループ公式サイトでは「フランスの海外事業活動」を事業内容とし、パリ7区の8 Rue de l’Universitéを所在地として掲載しています。役員として青木日出生氏とRandy Yaloz氏が掲載されています。

フランスの公的企業データではSIREN 938 953 726、資本金5万9,500ユーロのSASとして登録されています。

基本情報

項目内容
会社名HARUNA FRANCE SAS
SIREN938 953 726
法人形態SAS
法人設立2024年12月23日
HARUNA公式上の創業2025年2月1日
資本金59,500ユーロ
本社8 Rue de l’Université, 75007 Paris
店舗35 Rue Saint-Placide, 75006 Paris
店舗ブランドAiiRO
主な事業フランス事業、日本茶を使った飲料・菓子・軽食の企画、製造・販売
法人登記上の主業種Boulangerie et boulangerie-pâtisserie
代表者Randy Yaloz氏がフランス登記上のPresident
HARUNA公式役員青木日出生氏、Randy Yaloz氏

公的データでは本社と店舗の2事業所を確認できます。35 Rue Saint-Placideの店舗は2025年10月29日に事業所として設置されています。

AiiROでは何をしているのか

AiiROは、日本茶を中心にフランス料理・菓子技術と日本文化を融合するティーサロンです。

公式サイトでは、

・Genmai-Cha
・Houji-Cha
・Soba-Cha
・日本茶を使った温・冷飲料
・茶を使ったサブレ
・タルト
・チーズケーキ
・温かいチョコレート飲料
・日本茶を使った塩味の商品

などを紹介しています。

フランスの菓子技術と日本茶を組み合わせる

商品開発を担当するJonathan Bonneh氏は、Dalloyau、Cheval Blanc、Byblos、La Chèvre d’Orなどで菓子職人として経験を積んだ人物として紹介されています。

HARUNA側では青木日出生氏が25年以上の日本茶関連事業経験を持ち、Randy Yaloz氏がフランス市場での事業展開を担当しています。

つまりAiiROでは、

日本茶の知識
+
フランスのパティスリー技術
+
フランス市場での事業運営

を組み合わせています。

人間への貢献

AiiROがなくても人々の生活が成立しないわけではありません。

水道、交通、医療のような生活インフラではないため、事業そのものを理由に高得点にはしません。

一方、日本茶を海外で飲める場所を作り、日本とフランス双方の食文化を組み合わせることには文化的価値があります。

フランス側の消費者にとっては、日本へ行かなければ体験しにくい茶文化へアクセスしやすくなります。

日本の茶産業にとっても、海外市場へ需要を広げる一つの窓口になります。

AiiRO公式では、2024年6月にUNESCOで日本を代表する機会を得たと紹介しています。

Safety|6/50点

HARUNA FRANCE SASでは、商品の食品衛生について非常に良い外部確認がある一方、働く人のSafety情報はほぼ確認できません。

そのため商品安全だけは高評価ですが、Safety全体では低い点数となりました。

賃金・利益の還元|0/10点

HARUNA FRANCE SAS単体の、

平均給与
給与中央値
最低・最高賃金
昇給率
賞与
利益分配
売上高
営業利益
純利益

について公開情報を確認できませんでした。

Pappersでも2026年時点で決算情報は掲載されていません。

2025年に設立されたばかりという事情はあります。

しかし企業審査では「新しい会社だから平均的な待遇だろう」と推測して点数を与えません。

0/10点です。

平均給与と賃上げ実績を継続公開し、働く人へ利益が実際に返っていることを確認できれば加点できます。

労働時間・休息|0/10点

会社単体の、

月平均残業
週の実労働時間
年間休日
有給休暇取得率
長時間労働者比率

について具体的な公開情報を確認できませんでした。

AiiROの店舗営業時間は火曜から土曜9時~19時、日曜11時~19時、月曜休みと掲載されています。これは店舗の営業時間であり、従業員個人の労働時間ではありません。

営業時間から社員の勤務時間を推測しないため0/10点です。

雇用の安定・待遇の公平性|1/5点

従業員規模について、公的企業データでは「従業員なし」と表示される一方、Pappersでは「少なくとも1人」とされています。

データ反映時期の違いによる可能性があります。

AiiROという実店舗が営業し、パティシエを含むチームが紹介されているため、事業上人が働いていること自体は確認できます。

しかし、

雇用者数
正社員比率
離職率
男女構成
男女賃金差
管理職構成

を確認できません。

1/5点です。

福利厚生・育児・介護|0/5点

HARUNA FRANCE SAS単体の、

育児休業
介護休業
病気休暇
健康保険支援
従業員向け福利厚生
研修支援

について会社独自の実績を確認できませんでした。

フランスの法制度として労働者保護制度が存在しても、それだけを対象会社独自の取り組みとして加点しません。

0/5点です。

人権・ハラスメント・労使関係|0/5点

HARUNA FRANCE SAS自身の、

人権方針
ハラスメント相談制度
内部通報
研修
相談件数
処分件数
労使協議

は確認できませんでした。

重大なハラスメント問題が確認されたという意味ではありません。

実際の予防・救済体制を外部から評価できないため0/5点です。

労働安全・健康|0/10点

飲食・菓子製造では、

オーブンによる火傷
刃物による切創
熱い液体
重量物運搬
長時間の立ち作業
床での転倒

などの労働安全リスクがあります。

しかしHARUNA FRANCE SAS単体の、

死亡労災
休業労災
負傷事故
安全研修
作業事故件数

について公開情報を確認できませんでした。

0/10点です。

商品・サービスの安全|5/5点

ここは非常に明確な強みです。

35 Rue Saint-PlacideのHARUNA FRANCE SAS店舗は、2026年6月3日の食品衛生検査で「Très satisfaisant」と評価されています。

フランスの衛生検査結果では、

Très satisfaisant
Satisfaisant
À améliorer
À corriger de manière urgente

という段階で衛生状態が示されます。

HARUNA FRANCE SASは最高評価です。

企業自身が「衛生に力を入れています」と言っているだけではなく、公的な衛生監督データから確認できるため5/5点としました。

今回確認した公開情報では、直近の重大な食中毒、行政閉鎖、重大商品回収も確認できませんでした。

ただし「検索で確認できなかった」ことを、過去に一度も発生していないという意味では扱いません。

Safety小計:6/50点

Innovation|9/25点

HARUNA FRANCE SASのInnovationは、AIやロボットによる省人化ではなく、日本茶を使った新しい商品・食文化の開発が中心です。

商品面では明確な工夫がありますが、人の仕事を減らした成果は確認できません。

作業負担・危険の削減|0/10点

AiiROで、

調理自動化
食器洗浄自動化
発注自動化
在庫管理AI
セルフレジ
重量物作業削減

などによって人の作業時間や身体負担を具体的に減らした公開情報は確認できませんでした。

0/10点です。

商品・サービスの改善|5/5点

AiiROでは、日本茶を単純に茶として提供するだけではありません。

Genmai-Chaを使った飲料やサブレ、Houji-Chaのチーズケーキやホットチョコレート、Soba-Chaとリンゴジュースの組み合わせなど、複数の商品へ茶文化を展開しています。

フランスのパティスリー技術と日本茶を組み合わせ、既存の商品を輸入販売するだけではない新しい商品を作っている点は高く評価できます。

5/5点です。

改善成果の人間への還元|0/5点

新しい商品が売れることで利益が生まれても、それを、

賃上げ
休日増加
人員増加
残業削減
安全設備
研修

へどう還元したかは確認できません。

0/5点です。

研究開発・現場改善の継続|4/5点

AiiROでは温冷飲料、焼菓子、タルト、チーズケーキ、塩味の商品など複数カテゴリーの商品を展開しています。

一商品だけを試験的に発売した事業ではなく、日本茶という軸を使いながら複数の商品へ展開している点は評価できます。

また、AiiROはHARUNAのフランス・欧州市場展開を目的とするプロジェクトとして位置づけられています。

事業開始からまだ短いため、複数年度の研究開発実績を比較できないことを踏まえ4/5点です。

Innovation小計:9/25点

Protection|1/25点

Protectionでは、地震、火災、停電、サイバー攻撃、原料不足などが起きたときに事業をどこまで継続できるかを評価します。

HARUNA FRANCE SASについては、この分野の情報がほとんどありません。

災害への備え・訓練|0/5点

会社単体の、

BCP
火災・避難訓練実績
備蓄
緊急連絡網
代替オフィス

について公開情報を確認できませんでした。

0/5点です。

生産・物流・調達の代替|1/5点

AiiROはフランスの食材・技術と日本茶を組み合わせています。

フランス国内の食材と日本由来の茶という複数地域の供給網を利用していることは確認できます。

しかし、

日本茶の主要仕入先が停止した場合
輸送が止まった場合
店舗厨房が使用不能になった場合
別店舗・外部工房へ切り替えられるか

といった代替策は公表されていません。

そのため1/5点です。

サイバー防衛・情報保護|0/5点

AiiRO公式サイトには問い合わせフォームがあります。

しかし会社単体の、

セキュリティ方針
多要素認証
バックアップ
サイバー訓練
顧客情報管理
インシデント対応

を確認できませんでした。

0/5点です。

供給継続・復旧能力|0/5点

本社は8 Rue de l’Université、店舗は35 Rue Saint-Placideにあり、2事業所を持つことは確認できます。

しかしオフィスが存在しても、店舗厨房の代替にはなりません。

店舗が火災・設備故障などで使用できなくなった場合の、

代替製造場所
販売再開目標
バックアップ設備
重要設備の予備品

を確認できません。

0/5点です。

危機時の市民への対応|0/5点

HARUNA FRANCE SAS自身が、

災害時の食品・飲料提供
自治体との災害協定
被災者支援
店舗の避難場所提供

などを実施した具体的な公開情報は確認できませんでした。

0/5点です。

Protection小計:1/25点

良いニュース・最近の前向きな動き

HARUNA FRANCE SASは設立から日が浅いため、長期間の実績はまだありません。

その中で最も重要な良いニュースは、公的な食品衛生検査で高評価を得ていることです。

2026年6月 AiiRO店舗が衛生検査で最高評価

2026年6月3日、35 Rue Saint-PlacideのHARUNA FRANCE SAS店舗は食品衛生検査で「Très satisfaisant」と評価されました。

食品を扱う会社では、新商品や内装の美しさよりも、まず安全に食べられることが重要です。

設立直後の店舗で、公的機関から最高水準の衛生評価を得ていることは明確なプラス材料です。

パリで日仏融合型のAiiROを展開

AiiROでは日本茶をフランス菓子へ組み込み、新しい文化的体験を提供しています。

公式サイトではフランスの地域食材や技術と、日本の茶文化を組み合わせることを事業の中心に置いています。

HARUNAにとっても日本国内で飲料を製造するだけでなく、日本茶を欧州市場へ直接広げる拠点となっています。

悪いニュース・問題となった動き

今回確認した公開情報では、HARUNA FRANCE SASを直接名指しする重大な食中毒、行政閉鎖、重大労災などは確認していません。

最大の問題は、不祥事よりも情報不足です。

人数すら外部データが一致しない

フランス政府系の企業データでは従業員なしとなっています。

一方、Pappersでは少なくとも1人の従業員とされています。

AiiROには実店舗が存在しチームも紹介されているため、現在の実態を「従業員0人」と断定するのは適切ではありません。

設立から日が浅く、統計データ更新に時間差がある可能性があります。

だからこそ、会社自身が現在の従業員規模を公開することが望まれます。

働く人についてほとんど判断できない

商品や店舗についてはかなり詳しく紹介されています。

一方、

いくら給与を受け取っているのか
何時間働いているのか
何日休めるのか
有休を取れているのか
労災は起きていないのか

という情報は確認できません。

企業審査では、顧客向けの商品説明だけでなく、商品を作っている人の状態も評価します。

ここが現在の最大の弱点です。

総合評価と、これから改善してほしいこと

HARUNA FRANCE SASは現在16点、シビックランクGです。

Fランクは20点からなので、次のランクまであと4点です。

公的衛生検査についてはすでに非常に良い実績があります。

そのため、次に必要なのは衛生PRをさらに増やすことより、働く人と危機対応を数字で見えるようにすることです。

給与と労働時間を公開する|Safety

現在、

賃金・利益の還元:0/10点
労働時間・休息:0/10点

です。

例えば、

平均給与
昇給率
週平均実労働時間
時間外労働
年間休日
有休取得率

を公開し、良好な実績を確認できれば、それだけで複数点の改善余地があります。

仮に、

賃金・利益の還元:0→2点
労働時間・休息:0→2点

となれば、

16点 → 20点

となり、シビックランクFへ上がります。

労災実績を食品衛生と同じくらい公開する|Safety

店舗の食品衛生については、公的な最高評価を確認できます。

一方、その厨房で働く人については労災データがありません。

火傷、切創、転倒などの件数を毎年公開し、0件または低水準を確認できればSafetyを引き上げられます。

「食品を食べる人の安全」と「食品を作る人の安全」を同じレベルで見えるようにしてほしいところです。

商品開発を作業負担削減にもつなげる|Innovation

Innovation9点のほとんどは商品開発によるものです。

今後、

仕込み作業の機械化
発注自動化
在庫管理
食器洗浄
予約・会計

などで人の作業時間を減らし、

「1日○時間の作業削減」

まで示せればInnovationをさらに高く評価できます。

BCPと代替調達を公開する|Protection

日本茶をフランスで扱う事業では、国際物流が止まった場合の対応も重要です。

例えば、

茶葉の複数仕入先
フランス国内の安全在庫
別厨房での代替製造
停電時の対応
データのバックアップ
サイバー対策

を明らかにすれば、Protectionの評価は大きく変わります。

次のランクへ上がるための具体例

現在16点・Gです。

Fランクは20点からなので、あと4点です。

例えば、

賃金・利益の還元:0→2点 +2点
労働時間・休息:0→2点 +2点

となれば、

16点 → 20点

となりシビックランクFへ上がります。

さらに、

労働安全・健康:0→3点
災害への備え:0→2点
サイバー防衛:0→2点

などの実績を公開できれば、さらに上のランクへ近づきます。

最終評価

HARUNA FRANCE SASは、HARUNAグループがフランス市場へ進出するために設立した新しい企業です。

現在はパリで日本茶サロンAiiROを展開し、日本茶とフランスの菓子技術を融合した商品を販売しています。

商品そのものでは、Genmai-Cha、Houji-Cha、Soba-Chaなどを飲料だけでなく菓子や軽食へ広げる商品開発力があります。

さらに、2026年6月の衛生検査では「Très satisfaisant」という非常に良い結果を確認できました。

ここは高く評価できます。

一方、そこで働く人についてはほとんど見えません。

給与が分からない。

残業が分からない。

休日が分からない。

有休が分からない。

育休が分からない。

労災が分からない。

Protectionについても、BCP、代替供給、サイバー、復旧時間が確認できません。

企業審査では、商品が魅力的で店舗が衛生的であることだけで、働く人と危機対応の情報不足を相殺しません。

以上から、

Safety:6/50点
Innovation:9/25点
Protection:1/25点

総合16/100点

シビックランクG

と評価します。

このGランクは、HARUNA FRANCE SASで重大な不祥事や危険な食品が確認されたという意味ではありません。

食品衛生ではむしろ非常に良い実績が確認できる一方、設立間もない会社であり、働く人への利益還元、安全衛生、危機対応を外部から比較できる情報が極めて少ないことによる評価です。

出典一覧

・HARUNAグループ「会社概要」
・フランス政府 L’Annuaire des Entreprises「HARUNA FRANCE SAS」
・Pappers「HARUNA FRANCE SAS」
・AiiRO公式サイト
・フランス食品衛生検査公開情報「HARUNA FRANCE SAS」
・France Sushi「AiiRO」

シビックランクの基準

シビックランク総合点
S90~100点
A80~89点
B70~79点
C60~69点
D50~59点
E40~49点
F20~39点
G0~19点

HARUNA FRANCE SASは16点のため、シビックランクGです。

情報ランクの基準

情報ランク基準
S行政、裁判所、規制当局、独立した第三者機関による調査・監査・検証・認証など、内容そのものに独立した裏づけがある情報
A企業公式資料、IR、採用情報、公式声明・SNS、氏名や立場を確認できる記名取材など、発信主体を確認できる公表情報
B従業員・元従業員の口コミ、一般SNS、匿名掲示板など、発信者の身元や対象企業との関係を独立して確認しにくい情報

今回のHARUNA FRANCE SAS審査では、フランス政府の法人情報、公的食品衛生検査、HARUNAグループ公式、AiiRO公式を中心に使用しました。

食品衛生についてはSランク相当の公的情報で強く確認できます。

一方、労働・Safety・Protectionについては、情報源の質ではなく、公開されている情報そのものが少ないことが低得点の主因です。

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