私たちは、企業の商品を購入したり、サービスを利用したりすることで、そこで働く人たちの未来を変えることができます。
働く人に十分な賃金を払い、休暇を確保し、安全な職場をつくり、人の負担を減らす企業の商品やサービスが選ばれれば、そうした企業により多くの売上が集まります。その結果、働く人を大切にする経営を続けやすくなります。
反対に、低賃金や長時間労働、安全上の問題を改善しない企業の商品やサービスが売れ続ければ、そうした働かせ方のままでも事業を続けることができます。
だからこの企業審査では、「私たちがお金を使うなら、どの企業を選ぶことが、そこで働く人にとってより良い社会につながるのか」という視点から企業を評価します。
なぜ企業を審査するのか?――このサイトの目的と、利用するメリット
今回審査する双日プラネット株式会社は、総合51点、シビックランクDです。
双日プラネット株式会社の特に強い点は、石化由来ポリエチレンと同等の物性を保ちながらCO₂排出量を1kg当たり5.22kgCO₂e削減できるグリーンポリエチレンや、リサイクルしやすい単一素材の医薬錠剤包装を扱い、プラスチックを使う産業の資源循環を具体的に進めていることです。そのため、この企業の商品を購入したりサービスを利用したりすれば、食品・医薬品・日用品などに必要な包装機能を維持しながら、化石資源への依存と廃プラスチックを減らしやすい社会につながる可能性が高まります。
一方で、改善点として、2026年3月期の正社員の男女賃金比率が60.4%、女性管理職比率が7.0%にとどまり、対象法人単体の死亡労災、休業災害件数、度数率・強度率などの安全結果も公表されていないことが残ります。
この記事では、双日プラネット株式会社の強みと課題をさらに詳しく企業審査していきます。
双日プラネット株式会社の企業審査結果
双日プラネット株式会社は、双日株式会社が100%出資する合成樹脂専門商社です。樹脂原料を売買するだけでなく、食品・医薬品向け包装材、電子材料、自動車材料、成形・包装機械、ガラス基板搬送システム、太陽光発電設備などを扱い、国内外のメーカーと加工会社を結びます。2026年3月期の連結収益は1,037億円で、国内取引72%、海外取引28%です。[出典1・2]
| 評価軸 | 得点 | 評価の要点 |
|---|---|---|
| Safety | 25/50 | 124日休、初年度有休20日、フルフレックス、在宅勤務、女性育休・復帰100%を評価。正社員男女賃金比60.4%、女性管理職7.0%、単体労災KPI非公表が課題 |
| Innovation | 14/25 | グリーンPE、医薬PTP単一素材化、水平リサイクル実証を高評価。自社従業員の作業時間・危険削減や利益還元の定量結果は不足 |
| Protection | 12/25 | 28の海外双日協力拠点とタイ代替供給源、グループ危機管理を評価。対象法人単体の訓練、サイバーKPI、RTO、危機時市民支援の開示が不足 |
| 総合 | 51/100 | シビックランクD |
主な強み
・年間休日は124日で、有給休暇、夏季休暇、その他特別休暇は別です。新卒採用では初年度から年次有給休暇20日を付与し、所定労働時間は7時間15分、コアタイムなしのフレックスを導入しています。[出典2・3]
・在宅勤務は原則週2日まで利用でき、在宅勤務1日につき200円の手当があります。育児休業、産後パパ育休、短時間勤務、子の看護休暇も設け、女性育児休業取得率と産休・育休後復帰率は会社公式で100%です。[出典2・4]
・グリーンポリエチレンはサトウキビ由来で、石化由来ポリエチレンと同等の物性を持つため既存設備で加工できます。会社公表値では石化由来PEと比べ1kg当たり5.22kgCO₂eの削減が可能で、食品容器、日用品、医療・医薬品などへ展開されています。[出典2・14]
・2025年には、医薬錠剤用PTP包装を単一素材化し、使用後の包装から再び同用途の原料へ戻す水平リサイクルの実証を開始しました。事業期間は2025年3月から2027年2月で、公的補助事業として採択されています。[出典16・17]
主な課題
・2026年3月期の女性管理職比率は7.0%です。男女賃金比率は全労働者60.6%、正社員60.4%、非正社員58.8%でした。前年の女性管理職5.1%、正社員男女賃金比58.8%から改善していますが、差はなお大きく残ります。[出典5]
・2026年3月期の男性育児休業等取得率は0.0%で、対象者1人に対して取得者0人でした。対象者が1人だけなので、この1年の0%を全男性社員の制度利用文化へ一般化はしませんが、少なくとも最新年度は取得実績がありません。[出典5]
・対象法人単体の死亡労災、休業災害件数、休業災害度数率、強度率、業務上疾病などを年度別に示す公開情報がありません。商社は製造業より現場リスクが低い部署が多い一方、出張、倉庫・工場との接点、機械・設備商材、海外事業を持つため、安全結果を法人単体で公開する必要があります。
・2027年4月1日に100%子会社のプラマテルズ株式会社と事業統合し、新会社「双日プラマテック株式会社」を設立する予定です。国内外拠点も段階的に統合すると公表されていますが、従業員の配置、職種変更、重複業務、雇用維持、再教育などの具体的な結果はまだ公表されていません。[出典20・21]
事業内容と人間への貢献
双日プラネットは、プラスチックや包装材を必要とするメーカーと、樹脂・フィルム・加工設備を供給するメーカーを国内外で結ぶ会社です。供給する材料は自動車、家電、住宅、食品包装、医薬包装、電子部品など生活に近い製品へ使われます。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 双日プラネット株式会社 |
| 英文名 | Sojitz Pla-Net Corporation |
| 設立 | 2004年1月1日 |
| 本社 | 東京都千代田区内幸町2丁目1番1号 飯野ビルディング |
| 代表者 | 代表取締役社長 武智彰久 |
| 資本金等 | 182億円(準備金含む、2026年4月1日) |
| 株主 | 双日株式会社 100% |
| 従業員 | 252人(2025年4月1日、採用サイト掲載) |
| 収益 | 1,037億円(2026年3月期 IFRS連結) |
| 国内拠点 | 東京本社、大阪支社、九州支店 |
| 海外ネットワーク | 海外双日協力拠点28か所 |
| 主な事業 | 合成樹脂、包装材、電子材料、機械・設備等の販売・輸出入 |
[出典1・2]
主な事業内容
事業は大きく、グリーンポリエチレン・生分解性樹脂、リサイクル・リニューアブル、樹脂材料、モビリティ・エレクトロニクス、住設、食品・機能性包材、工業用包材の7分野です。輸出入、国内取引、外国間取引を自社で扱える体制を持っています。[出典13]
食品・医薬分野では、食品の酸化・吸湿を抑えるバリア包材、医薬錠剤用PTPシートなどを扱います。電子・自動車分野では高機能樹脂、電子材料、車両用原料、設備・金型、電子機器受託生産を扱い、会社概要では成形加工機械、包装機械、ガラス基板搬送システムも事業に含めています。[出典1・12・13]
環境分野では、農業フィルムやストレッチフィルムの回収・再生、複合プラスチックのケミカルリサイクル、非可食バイオマス、海洋環境でも分解するPHA樹脂などを事業化・検討しています。[出典15]
主な利用企業・取引先
主な顧客は、樹脂加工会社、食品・日用品メーカー、医薬品・医療関連企業、家電・OA機器メーカー、自動車関連企業、電子部品・材料企業などです。
例えば医薬品メーカーが錠剤を湿気から守る包装を必要とする場合、双日プラネットは高防湿PTPシートやリサイクル可能な単一素材PTPを提案できます。自動車・電子メーカーが調達地域の集中を避けたい場合は、海外ネットワークを使って材料の供給源を増やす役割を担えます。[出典12・19]
事業による人間への貢献
プラスチックは廃棄物問題を持つ一方、食品・医薬品を湿気や酸素から守り、衛生的に運び、家電・自動車を軽量化する役割もあります。双日プラネットの人間への貢献は、必要な機能を維持しながら、材料・包装の環境負荷と供給リスクを下げることにあります。
グリーンポリエチレンは石化由来PEと同等の物性を持つため、利用企業は既存の成形設備を大幅に入れ替えずに植物由来原料へ切り替えられます。会社公表値の5.22kgCO₂e/kgの削減が実現すれば、例えば1トンを置き換えた場合は単純計算で約5.22トンCO₂eの削減になります。[出典2・14]
医薬PTPでは、従来は異なる素材を組み合わせることでリサイクルが難しい包装を、容器側と蓋側の双方をPP系へ寄せることで再資源化しやすくしています。錠剤の防湿や取り出しやすさを保ちながら、使用後の包装を廃棄するだけではなく循環資源へ戻す選択肢を増やします。[出典16・17]
Safety
Safetyでは、商社で働く社員の賃金、時間、育児、公平性、安全と、食品・医薬・電子・自動車分野へ供給する材料・サービスの安全を評価します。双日プラネットは休日、柔軟な勤務制度、福利厚生、人権・通報制度に強みがあります。一方、男女賃金差と女性管理職比率、最新年度の男性育休実績、法人単体の労災結果には大きな改善余地があります。
賃金・利益の還元|6/10
新卒初任給は総合職で院卒27万5,000円、学部卒26万円、一般職21万5,000円です。時間外勤務手当は別途支給され、昇給年1回、賞与年2回です。[出典3]
2026年秋に掲載された大阪の法人営業求人では、基本給月32万~63万5,000円、予定年収580万~1,150万円、残業手当別途支給となっています。職種限定の求人条件であり全社員平均ではありませんが、中途営業職では高い給与レンジを確認できます。[出典7]
OpenWorkの投稿者集計では平均年収668万円です。【情報ランクB】[出典8]
給与水準、賞与、残業代別途支給を確認できるため6点です。働く人は固定残業代に依存せず、基本給と賞与を中心に生活設計しやすくなります。
一方、対象法人全体の平均給与・中央値、既存社員のベースアップ率、物価上昇を上回る実質賃金の推移は公表されていません。正社員男女賃金比率も60.4%です。
次の8/10点には、既存社員のベースアップ率、職種・等級別の給与中央値を公開し、主要雇用区分で物価上昇を上回る基本給改善を複数年確認できることが必要です。
労働時間・休息|6/10
年間休日は124日で、有給休暇、夏季休暇、その他特別休暇は別です。新卒では初年度から有給20日が付与され、所定労働時間は1日7時間15分です。フルフレックスと原則週2日の在宅勤務制度もあります。[出典2・3・4]
2026年の大阪法人営業求人では平均残業月15時間とされています。一方、転職会議の投稿者集計では25.8時間、有給消化率55%、OpenWorkでは28.8時間、有給消化率62.9%です。【情報ランクB】[出典7・8・9]
2025年頃の30代前半男性・正社員・法人営業の転職会議投稿には「有給休暇取得は問題無くできる。」とあります。【情報ランクB】[出典9]
制度と現在の求人上の15時間という値を評価して6点です。一方、会社単体の全社員平均残業、有給取得率、月45時間・60時間超人数は公表されておらず、口コミ集計は求人より長い残業を示しています。
次の8点には、法人単体で月平均残業15時間以下、有給取得率80%以上、月60時間超0%を職種別にも公開し、複数年継続する必要があります。
雇用の安定・待遇の公平性|2/5
2026年3月期の女性管理職比率は7.0%で、前年5.1%から1.9ポイント上昇しました。会社の一般事業主行動計画では、2028年3月までに新卒総合職の女性比率を毎年20%以上、女性管理職比率を10%以上とする目標を掲げています。[出典5・6]
一方、男女賃金比率は全従業員60.6%、正社員60.4%、非正社員58.8%です。正社員だけで約40ポイントの差があり、職種・等級・勤続年数の構成差を含むとしても大きな開きです。[出典5]
女性管理職が増加し、具体的な10%目標と育成施策があることを評価して2点です。一方、現在値はまだ低く、賃金差も大きいため3点以上とはしません。
次の3点には、女性管理職10%以上、正社員男女賃金比率80%以上を達成し、職種・等級別の昇格率と賃金差の要因を公開することが必要です。4点には女性管理職20%以上、正社員男女賃金比率90%以上など、より高い結果を求めます。
福利厚生・育児・介護|4/5
年間休日124日、初年度有休20日、夏季休暇5日、育児休業、介護休暇、短時間勤務、子の看護休暇、原則週2日の在宅勤務、1日200円の在宅手当を確認できます。中途求人では退職金制度、持株会、リロ倶楽部、保養所、35歳以上の人間ドック、40歳以上の定期的ながん検診も掲載されています。[出典3・4・7]
会社公式では女性育児休業取得率100%、産休・育休取得後の復帰率100%です。[出典2]
一方、2026年3月期の法定の男性育児休業等取得率は0%で、対象者1人に対し取得者0人でした。前年は4人/5人の80%だったため、制度が使えないと断定はしませんが、最新年度は取得実績がありません。[出典5]
制度の幅、女性の取得・復帰実績、健康支援を評価して4点です。男性育休80%以上を複数年維持し、平均取得日数、介護休業利用、復職率まで公開できれば5点を検討できます。
人権・ハラスメント・労使関係|4/5
双日グループ人権方針は、双日株式会社と連結子会社の全役職員へ適用されます。双日プラネットは双日100%子会社であり、差別禁止、児童・強制労働禁止、安全な労働環境、適切な労働時間、公正で生活賃金以上の賃金、結社の自由・団体交渉権、人権デュー・ディリジェンスの対象になります。[出典10]
双日グループには、CCOや社外弁護士へのホットライン、24時間365日利用できる多言語のエシックスホットラインがあり、匿名連絡と報復禁止を定めています。2025年度のグループ相談件数は165件でした。国内外グループ会社へ研修も実施されています。[出典11]
対象会社まで適用範囲が明確な方針と救済経路があるため4点です。一方、双日プラネット単体の相談件数、ハラスメント認定件数、是正件数、労使協議の結果は公表されていません。
対象法人単体の相談・是正実績と再発防止結果を匿名化して毎年公開できれば5点を検討できます。
労働安全・健康|0/10
双日グループには安全衛生管理規程があり、健康診断、ストレスチェック、安全衛生委員会などを定めています。双日プラネットの中途求人でも、35歳以上の人間ドック、40歳以上のがん検診などが確認できます。[出典7・23]
しかし、双日プラネット単体の死亡災害、休業災害、度数率、強度率、業務上疾病、海外出張・設備関連事故などを年度別に示す公開情報はありません。
これは事故が多いと確認されたための0点ではありません。安全施策の制度は確認できても、対象法人の結果を判断する重要KPIが公表されていないため、新仕様に従い0点とします。公開情報がない点は課題であり、採点上も減点対象です。
次の4/10点には、死亡・重大災害件数、休業災害件数、度数率・強度率を毎年公開し、重大災害0と改善傾向を確認できる必要があります。
商品・サービスの安全|3/5
医薬包材では、防湿性を持つPTPシートや、リサイクル可能なPP系モノマテリアルPTPを扱っています。グリーンポリエチレンは石化由来PEと同等の物性を持ち、食品容器や医療・医薬分野にも展開されています。[出典12・14・16]
東京本社と大阪支社ではISCC PLUS認証の取得・更新実績があり、マスバランス方式の認証樹脂を扱える体制があります。[出典18]
医薬・食品用途に必要な機能を明示した製品と認証体制を評価して3点です。一方、対象会社単体の製品回収件数、重大品質事故、化学物質規制違反、顧客苦情件数、品質監査の不適合率を年度別に示す公開情報はありません。
重大品質事故0を複数年確認し、品質・化学物質管理の監査結果と是正率を公開できれば4~5点を検討できます。
従業員・元従業員の口コミ
OpenWorkでは121件の社員クチコミがあり、投稿者集計は月平均残業28.8時間、有給休暇消化率62.9%、平均年収668万円です。【情報ランクB】[出典8]
転職会議では43件の口コミがあり、投稿者集計は月平均残業25.8時間、有給消化率55%です。2025年頃の30代前半男性・正社員・法人営業の投稿では「有給休暇取得は問題無くできる。」と記されています。【情報ランクB】[出典9]
現在の大阪法人営業求人は残業平均15時間としており、口コミ集計より低い値です。求人対象部署、職種、時期が異なるため、どちらかを全社値として置き換えません。会社自身が部門別の残業・有休実績を公開すれば、制度の実効性をより正確に判断できます。
SNS・匿名掲示板の確認結果
X、5ちゃんねる、爆サイについて、社名、旧社名、法人営業、残業、給与、休日、退職、ハラスメント、統合、人員削減、配置転換などを分けて確認しました。
2025~2026年について、双日プラネットの現役・元従業員であること、職種・雇用形態、具体的な勤務実態まで本文で確認でき、現在の採点根拠に使える投稿は十分確認できませんでした。
Safety合計|25/50
Innovation
Innovationでは、環境配慮素材を売ることだけでなく、従来の製品・工程をどのように置き換え、人の作業負担や社会の資源利用をどう改善したかを評価します。双日プラネットは材料・包装の循環設計では具体的な成果があります。一方、自社社員の定型作業・残業・危険作業を技術で何時間減らしたかは公開されていません。
作業負担・危険の削減|2/10
会社概要では、成形加工機械、包装機械、ガラス基板用搬送システムを販売しています。これらは顧客工場で人が行う成形・包装・搬送の一部を機械へ移すことができる商材です。[出典1]
またグリーンポリエチレンは石化由来PEと同等の物性を持つため、顧客は既存設備を大幅に入れ替えず材料を切り替えられます。[出典14]
人の作業を設備へ移す商材と、設備変更負担を抑える材料を扱う点を評価して2点です。一方、導入先で何kgの重量物搬送を減らしたか、何時間の作業を削減したか、事故が何件減ったかという定量結果は公表されていません。自社社員の業務自動化についても対象法人固有の成果がありません。
次の4点には、代表的な設備導入事例で作業時間、必要人数、重量、危険曝露、事故率の導入前後を定量化する必要があります。
商品・サービスの改善|5/5
グリーンポリエチレンは、従来PEと同等の物性を維持しながらサトウキビ由来原料へ置き換えられ、会社公表値では1kg当たり5.22kgCO₂eの削減が可能です。[出典2・14]
医薬PTPでは、容器側と蓋側をPP系へ統一したPurelayを2025年に販売開始し、従来のアルミ箔と同様に錠剤を押し出して取り出す使い勝手と防湿性を保ちながら、リサイクルしやすい設計へ変えています。[出典16]
さらに農業・ストレッチフィルムの回収・再生、複合素材のケミカルリサイクル、非可食バイオマス、海洋分解性PHAなど複数の選択肢を展開しています。[出典15]
既存製品の機能を維持しながら原料・使用後処理を改善する具体的な商品群があり、継続展開も確認できるため5点です。
改善成果の人間への還元|2/5
双日プラネットは年間休日124日、所定労働7時間15分、週2日在宅、フルフレックスなど、働く時間を調整しやすい制度を持っています。[出典2・3・4]
一方、グリーンPE、リサイクル事業、医薬包材、業務システムなどで生まれた利益・効率化が、何%の賃上げ、何時間の残業削減、何日の休日増加へ返ったかという因果は公表されていません。
人側の制度が存在することを評価して2点ですが、Innovationの成果を人へ還元した実績としては弱いため3点以上とはしません。
次の3点には、主要な新規事業・業務改善ごとに削減人時と利益を測定し、残業削減、賃上げ、休暇増加、再教育などへ返した結果を公開する必要があります。
研究開発・現場改善の継続|5/5
双日グループがBraskemの植物由来ポリエチレン販売代理権を取得したのは2012年で、その後も双日プラネットはグリーンPEを継続展開しています。2019年には環境サステナブル事業室を発足させ、リサイクルとリニューアブルを軸に新規事業を進めています。[出典14・15]
2024年には医薬用モノマテリアルPTPの日本総代理権を取得し、2025年に販売開始、同年から2027年2月まで水平リサイクル実証を進めています。東京・大阪ではISCC PLUS認証取得・更新実績もあります。[出典16・17・18]
10年以上にわたり植物由来材料、認証材、リサイクル、医薬包材へ改善を広げ、実証事業まで継続しているため5点です。
Innovation合計|14/25
Protection
Protectionでは、原料・包装材の供給が地震、地政学リスク、工場停止、サイバー攻撃などで途絶した場合に、別の地域や仕入先へ切り替え、顧客の生産を止めずに済むかを評価します。双日プラネットは商社として広い調達ネットワークを持ち、実際に中国集中を避けるためタイ生産品を取り扱うBCP対応も行っています。一方、対象法人単体の訓練結果、復旧時間、サイバー防御結果、市民向け危機支援は不足しています。
災害への備え・訓練|2/5
双日グループは「双日グループ危機管理基本方針」を持ち、自然災害、テロ、戦争、犯罪、感染症、サイバー攻撃などを対象に、社員の安全確保、資産保全、業務の早期再開、地域支援を掲げています。緊急対策本部訓練、救命講習、徒歩帰宅訓練、安否確認訓練も実施しています。[出典22]
双日プラネットは双日グループの連結子会社であるため、グループ危機管理の対象に含まれます。ただし、双日プラネット自身が何人参加し、どの拠点で何分以内に安否確認できたかという結果は公表されていません。
グループの制度と訓練を評価して2点です。対象法人単体で年1回以上の訓練、参加率、安否確認時間、代替拠点への切替結果を公開できれば3~4点を検討できます。
生産・物流・調達の代替|4/5
双日プラネットは東京、大阪、九州の国内拠点に加え、海外双日協力拠点28か所を利用でき、取引の28%が海外です。[出典2]
2023年には、銅張積層板の世界生産が中国へ約7割強集中している状況に対し、BCP対策を求める顧客ニーズへ対応するため、取引先メーカーのタイ新工場からの製品取り扱いを開始しました。[出典19]
例えば中国の工場・港湾が災害や地政学上の理由で停止した場合、タイの生産拠点から調達できれば、電子機器メーカーが材料不足で生産を止めるリスクを下げられます。
供給元の多元化を実際の商品で行っているため4点です。一方、主要樹脂・包装材ごとの代替サプライヤー比率、切替時間、代替可能数量は公表されていません。これらを主要品目で示せれば5点を検討できます。
サイバー防衛・情報保護|2/5
双日プラネットは個人情報保護のコンプライアンス・プログラムを制定し、従業者への周知、継続的な見直し・改善、相談窓口を設けています。[出典12]
双日グループではサイバー攻撃を危機管理対象とし、グループ全体のサイバーセキュリティ強化を進めています。[出典22]
対象会社の個人情報管理制度とグループ防御方針を評価して2点です。一方、双日プラネット単体のMFA・EDR適用率、標的型メール訓練結果、重大インシデント件数、オフラインバックアップ、復元試験成功率は公表されていません。
技術対策と訓練結果を法人単体で公開できれば3~4点を検討できます。
供給継続・復旧能力|3/5
国内3拠点、海外協力拠点28か所、国内4・海外5のグループ会社を持ち、複数地域から原料・包装材を扱える構造があります。[出典1・2]
プラマテルズとの統合では、国内外の拠点を段階的に統合し、経営効率化、ガバナンス強化、シナジー実現を目指しています。供給ネットワークの統合が成功すれば、商材・仕入先・販売網の相互利用が進む可能性があります。[出典20・21]
一方、東京本社や受発注システムが停止した場合のRTO、RPO、手動受発注、別拠点への業務切替時間、主要材料の供給維持率は公表されていません。
広いネットワークと実際の供給元多元化を評価して3点です。主要業務で24時間以内などのRTOを設定し、訓練で達成した結果を公開できれば4~5点を検討できます。
危機時の市民への対応|1/5
双日グループ危機管理基本方針には地域社会への支援が含まれます。双日プラネットが扱う食品・医薬包装材は、平時の衛生的な食品・医薬品供給を支える重要な素材です。[出典12・22]
一方、対象会社自身が自治体と災害物資供給協定を結んでいる、緊急時に包装材・生活必需品を優先供給する、避難者へ物資・施設を提供するといった具体的な市民支援の公開情報はありません。
グループ方針を考慮して1点とします。自治体・医療機関等との優先供給協定、供給数量、実災害での支援実績を確認できれば3点以上を検討できます。
Protection合計|12/25
良いニュース・最近の前向きな動き
最近の前向きな動きでは、医薬包装を「使い捨て」から循環させるInnovationと、女性管理職比率の改善というSafetyの進展が確認できます。双日プラネットの材料・サービスを選ぶ企業が増えれば、包装の機能を保ちながら資源循環を広げ、同時に多様な人材が管理職へ進める企業経営を後押しすることにつながります。
2025年4月 医薬PTPの水平リサイクル実証を開始(Innovation)
双日プラネットは、医薬錠剤用PTP包装の単一素材化と水平リサイクルの実証について、公的補助事業の対象事業者に採択され、2025年4月から実証を開始しました。事業期間は2027年2月までです。[出典17]
従来の複合素材PTPは素材分離が難しく、使用後に同じ包装材へ戻すことが困難でした。モノマテリアル化し、回収・再資源化の仕組みまで作れば、医薬品の防湿・衛生機能を維持しながら廃棄物を資源へ戻せます。
医薬品メーカーがこうした包材を採用するほど、資源循環の設備・回収網へ需要が生まれます。
2026年 女性管理職比率が5.1%から7.0%へ上昇(Safety)
2026年3月期の女性管理職比率は7.0%で、前年5.1%から1.9ポイント上昇しました。正社員男女賃金比率も58.8%から60.4%へ改善しています。[出典5]
会社は2028年3月までに女性管理職10%以上を目標とし、女性管理職育成プログラムを進めています。[出典6]
改善方向は明確ですが、7.0%や60.4%は高い水準ではありません。採用した女性が上位職へ進み、給与差がさらに縮まる結果を継続して示す必要があります。
2025年4月 リサイクル可能な医薬PTP「Purelay」の販売を開始(Innovation)
Purelayは容器側・蓋側ともにPP系材料を使うモノマテリアル設計で、従来のアルミ箔と同様に錠剤を押し出して取り出せる包装です。防湿性と高速成型への適性も持ちます。[出典16]
包装の使いやすさや薬を湿気から守る機能を維持したまま、使用後の素材を再利用しやすくするため、利用者の利便性を落とさず環境負荷を下げる商品改善として評価できます。
悪いニュース・問題となった動き
現在の課題では、男女の待遇差と、2027年の事業統合に伴う雇用・配置の透明性、労災・サイバー復旧KPIの非公表が重要です。これらが改善されなければ、環境配慮素材の事業が成長しても、働く人の公平性・安全・将来の雇用安心に不確実性が残ります。
2026年 正社員男女賃金比率60.4%・女性管理職7.0%(Safety)
2026年3月期の正社員男女賃金比率は60.4%、全従業員では60.6%です。女性管理職比率は7.0%でした。[出典5]
男女賃金比率は職種、役職、勤続年数などの構成差を含むため、同一労働で女性へ男性の60.4%しか払っているという意味ではありません。
それでも、正社員全体で約40ポイントの差があるため、女性が高賃金の営業・管理職・上位等級へどの程度進めているかを開示し、構成差そのものを改善する必要があります。
2026年 男性育休取得率0%、対象者1人に対して取得者0人(Safety)
2026年3月期の法定の男性育児休業等取得率は0%でした。対象者は1人だけで、前年は5人中4人の80%だったため、単年度0%を会社全体の文化へ一般化はできません。[出典5]
一方、会社は男女とも利用できる育児休業、産後パパ育休、在宅勤務、短時間勤務を整えています。制度が実際に男性にも安定して利用される状態を複数年で示すことが重要です。
2025~2026年 プラマテルズとの統合を決定、雇用・配置の結果は未公表(Safety・Protection)
2025年6月、双日プラネットは100%子会社のプラマテルズとの事業統合を発表しました。国内外拠点を段階的に統合し、2027年4月1日に「双日プラマテック株式会社」として新会社を設立する予定です。2025年12月にはプラマテルズ大阪事業の承継も進めています。[出典20・21]
統合は経営効率化、ガバナンス強化、シナジーを目的としています。一方、重複業務の従業員を何人配置転換するか、雇用を維持するか、再教育をどう行うかは公表されていません。
統合後の従業員数、採用、配置転換、契約終了、退職、再教育を時系列で公開すれば、効率化が人員整理へ偏ったのか、新しい仕事へ移したのかを判断できます。
2026年 単体の労災・サイバー復旧KPIが非公表(Safety・Protection)
双日プラネット単体の死亡・休業労災、度数率・強度率、重大情報セキュリティ事故、バックアップ復元試験、RTO・RPOの結果は公表されていません。
グループには安全衛生、危機管理、サイバー対策の制度がありますが、対象法人の結果がなければ実効性を外部から判断できません。公開情報がない点は課題であり、採点上も減点対象です。
総合評価と、これから改善してほしいこと
現在の総合点は51点、シビックランクDです。次のCランクは60点からなので、あと9点必要です。
双日プラネットの強みは、グリーンPE、医薬PTPの循環設計、124日休、柔軟な働き方、世界的な調達網です。一方、男女賃金差、労災KPI非公表、技術・新規事業による成果の人への還元不足が点数を押し下げています。Cランクへ上がるには、環境商品の成長と同時に、働く人の公平性・時間・安全へ結果を返す必要があります。
全社残業15時間以下・有休80%以上を公開してほしい(Safety)
現在の「労働時間・休息」は6/10点です。
年間休日124日、初年度有休20日、フルフレックス、週2日在宅という制度は良好ですが、全社員の公式な平均残業・有休取得率は公表されていません。現在の大阪営業求人では残業平均15時間、口コミ集計では25.8~28.8時間、有休55~62.9%と差があります。[出典7・8・9]
会社全体と主要職種別に月平均残業、有休取得率、月45時間・60時間超人数を公開し、平均残業15時間以下、有休取得率80%以上、月60時間超0%を複数年継続してほしいです。
確認できれば6→8/10点、+2点を想定します。総合は51→53点でDのままですが、働く人は仕事後や休日を家族、休養、学習へ使いやすくなります。
参考企業は株式会社三井住友銀行です。Google Drive上の現行審査は総合81点・Aで、2025年度の有給取得率95.5%、平均取得19.1日、月平均法定外労働13.3時間、月60時間超0%を公開し、「労働時間・休息」10/10点です。
女性管理職20%以上・正社員男女賃金比90%以上へ(Safety)
現在の「雇用の安定・待遇の公平性」は2/5点です。
女性管理職7.0%、正社員男女賃金比60.4%が現在の弱点です。会社の10%目標を中間点とし、その先まで上位職への登用を進める必要があります。[出典5・6]
営業、企画、管理部門の等級別男女比、昇格率、勤続年数、賃金を公開し、女性管理職20%以上、正社員男女賃金比90%以上を複数年維持できれば2→4/5点、+2点を想定します。総合は51→53点です。
参考企業は株式会社ミツウロコグループホールディングスです。Google Drive上の現行審査は総合84点・Aで、女性管理職比率47.4%、正規雇用男女賃金比率91.5%を確認し、「雇用の安定・待遇の公平性」4/5点です。業種は異なりますが、管理職登用と賃金差を同時に結果で示す点が参考になります。
法人単体の労災KPIを毎年公開してほしい(Safety)
現在の「労働安全・健康」は0/10点です。
グループの安全衛生制度や健康診断は確認できますが、双日プラネット単体の死亡災害、休業災害、度数率、強度率が公表されていません。制度だけでは安全結果を判断できません。
死亡・重大災害0、休業災害件数、度数率・強度率を毎年公開し、度数率0.5以下など低い事故水準を複数年確認できれば0→4/10点、+4点を想定します。総合は51→55点です。
参考企業はKDDI株式会社です。Google Drive上の現行審査は総合82点・Aで、2025年度の単体労災1件、死亡0、度数率0.05、強度率0.00382を公開し、「労働安全・健康」8/10点です。安全方針だけでなく事故頻度・重大度を法人単体で示す点が参考になります。
環境事業・業務改善の成果を社員の時間と処遇へ返してほしい(Innovation)
現在の「改善成果の人間への還元」は2/5点です。
グリーンPE、医薬PTP、リサイクル実証などの事業は進んでいますが、その利益や業務改善が社員の残業、賃金、休暇へどれだけ返ったかは公表されていません。
主要事業・業務改善ごとに削減人時、営業・管理業務の自動化時間、導入前後の残業、配置転換、賃金を公開し、削減した時間が残業低下または新規事業への再配置へつながったことを確認できれば2→3/5点、+1点を想定します。
参考企業はキリンビバレッジ株式会社です。Google Drive上の現行審査は総合74点・Bで、最大約25kgの茶葉原料投入をロボットへ移し、重量ケース搬送も自動化したうえ、人への還元を「改善成果の人間への還元」4/5点と評価しています。何を人から機械へ移したかを定量化する点が参考になります。
次のランクへ上がるための具体例
| 改善行動 | 現在の問題・現在点 | 達成条件 | 改善後 | 加点 |
|---|---|---|---|---|
| 残業・有休結果を改善 | 労働時間6/10、全社実績非公表 | 残業15時間以下、有休80%以上、月60時間超0%を全社・主要職種で公開 | 8/10 | +2 |
| 男女公平性を改善 | 公平性2/5、女性管理職7.0%、正社員賃金比60.4% | 女性管理職20%以上、正社員男女賃金比90%以上 | 4/5 | +2 |
| 労災結果を公開・改善 | 労働安全0/10、単体KPI非公表 | 死亡・重大災害0、度数率0.5以下等を複数年公開 | 4/10 | +4 |
| Innovationを人へ還元 | 人への還元2/5 | 削減人時と残業・配置・賃金の改善を複数施策で公開 | 3/5 | +1 |
51点+2点+2点+4点+1点=60点となり、シビックランクCです。
つまり、双日プラネットが次のランクへ上がるためには、環境素材そのものの優秀さだけでなく、その事業成長や効率化を働く人の自由時間、公平な昇格・賃金、安全へ返したことを数字で示す必要があります。特に労災KPIの単体公開と男女賃金差の縮小が、Cランクへの大きな鍵になります。
出典一覧
1.双日プラネット株式会社「会社概要」【情報ランクA】
2.双日プラネット株式会社「双日プラネットとは」【情報ランクA】
3.双日プラネット株式会社「新卒採用 募集要項」【情報ランクA】
4.双日プラネット株式会社「新卒採用 よくある質問」【情報ランクA】
5.双日株式会社「2026年3月期 有価証券報告書」国内連結会社の女性管理職・育休・男女賃金差【情報ランクA】
6.双日プラネット株式会社「女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画 2025年4月~2028年3月」【情報ランクA】
7.doda「双日プラネット株式会社 法人営業求人」2026年掲載【情報ランクA】
8.OpenWork「双日プラネット株式会社 社員クチコミ集計」【情報ランクB】
9.転職会議「双日プラネット株式会社の評判・社員口コミ」【情報ランクB】
10.双日株式会社「双日グループ人権方針」2026年4月改定【情報ランクA】
11.双日株式会社「コンプライアンス/ホットライン」2026年確認【情報ランクA】
12.双日プラネット株式会社「個人情報保護・プライバシーポリシー」【情報ランクA】
13.双日プラネット株式会社「事業内容一覧」【情報ランクA】
14.双日プラネット株式会社「グリーンポリエチレン特設サイト」【情報ランクA】
15.双日プラネット株式会社「リサイクル・リニューアブル分野」【情報ランクA】
16.双日プラネット株式会社「ETIMEX製モノマテリアルPTP Purelay販売開始」2025年4月25日【情報ランクA】
17.双日プラネット株式会社「医薬包装ケミカルリサイクル事業実証実験が補助金に採択」2025年4月25日【情報ランクA】
18.双日プラネット株式会社「東京本社ISCC PLUS認証取得/大阪支社認証更新」【情報ランクA】
19.双日プラネット株式会社「タイ製銅張積層板取扱開始へ―BCP対策を望む市場の声に対応」2023年8月10日【情報ランクA】
20.双日株式会社「双日プラネットとプラマテルズによる新会社設立の予定について」2025年6月20日【情報ランクA】
21.双日プラネット株式会社「新会社名決定に関するお知らせ」2026年1月22日【情報ランクA】
22.双日株式会社「リスクマネジメント/労働安全衛生」2026年確認【情報ランクA】
23.双日株式会社「労働安全衛生」2026年確認【情報ランクA】
シビックランクの基準
| ランク | 総合点 |
|---|---|
| S | 90~100点 |
| A | 80~89点 |
| B | 70~79点 |
| C | 60~69点 |
| D | 50~59点 |
| E | 40~49点 |
| F | 20~39点 |
| G | 0~19点 |
情報ランクの基準
| 情報ランク | 基準 |
|---|---|
| S | 公的機関、裁判所、規制当局、独立した第三者機関の調査・監査・検証・認証など、内容そのものに独立した裏づけがある情報 |
| A | 企業公式資料、採用情報、公式声明・SNS、または氏名・役職・立場が確認できる記名取材や公表発言など、発信主体を確認できる公表情報 |
| B | 従業員・元従業員の口コミ、一般SNS、匿名掲示板など、発信者の身元や対象企業との関係を独立に確認しにくい情報 |
関連する商品審査
現時点で、双日プラネット株式会社を関連企業として正式に掲載した公開済みの商品審査は確認されていません。
