スーパーやコンビニの棚に海外の食品や衣料品が並び、工場が原料を切らさず動き、航空機や発電所に必要な設備や資源が国境を越えて届く。その裏側では、メーカーと小売店の間に入り、仕入先を探し、品質と契約条件を確認し、船・港・倉庫・金融を組み合わせ、需要が変われば投資先まで変える仕事があります。この機能がなくなっても社会そのものが止まるわけではありませんが、企業は自力で海外調達先や物流網を一つずつ開拓しなければならず、調達コスト、納期、在庫、品質管理の負担は大きくなります。
伊藤忠商事株式会社は、その調達・販売・事業投資を世界規模で組み合わせる総合商社です。日本で販売されるエビアンでは、2026年5月時点でも伊藤忠商事が独占輸入権を保有し、実際の輸入は伊藤園・伊藤忠ミネラルウォーターズ株式会社、販売は伊藤園が担う役割分担が確認できます。これは伊藤忠商事が自ら採水やボトリングをする会社ではなく、権利、調達、取引設計を通じて海外商品を日本市場へつなぐ一例です。
ただし、取扱高や利益が大きいだけで、人間への貢献が高いとは判断しません。伊藤忠商事では、2025年度の平均年間給与約1,991万円、月平均残業約10時間、有給休暇取得率71%、自己都合退職率1.7%、男性育児休業等取得率128%など、働く人の実績をかなり細かく公開しています。一方、女性の平均年間給与は男性の56.9%にとどまり、管理職に占める女性は10.1%です。また、2023年には伊藤忠商事が輸入したごまから残留農薬やアフラトキシンが基準を超えて検出された事例もあります。
本記事では、総合商社として生活を支える仕事、従業員への還元、取引先の人権、安全管理、AIによる業務削減、災害時の事業継続、サイバー防衛まで確認し、「稼ぐ会社」であることと「人間へ利益を返す会社」であることを分けて評価します。
評価日:2026年9月28日
適用基準:企業審査100点制・第1版
結論:総合83点・シビックランクA
伊藤忠商事は、今回の企業審査で総合83点、シビックランクAと評価しました。
内訳は以下の通りです。
- Safety:42/50点
- Innovation:19/25点
- Protection:22/25点
- 総合:83/100点
- シビックランク:A
高評価の理由は、単に平均給与が高いからではありません。賃金、残業、有休、離職、育児、労災、内部通報などを単体ベースで具体的に公開し、給与引上げや労働時間削減について継続実績を確認できること、さらにBCPとサイバー防衛で訓練頻度や代替拠点まで明示していることを評価しました。
2026年3月31日時点の単体従業員4,125人について、平均年間給与は19,911,534円です。2022年の15,797,516円から大きく上昇しています。2025年度には全社員の固定給を約2~3%引き上げ、株式報奨制度も拡充しました。月平均残業時間は2021年度約16時間から2025年度約10時間へ、年間平均総実労働時間は2,127時間から2,029時間へ減少し、有休取得率は61%から71%へ上昇しています。
一方でAランクでも課題は明確です。女性社員の平均年間給与は男性の56.9%で、正規社員でも57.9%です。同じ仕事に対する男女差を直接示す数字ではなく、職種・役職構成の差も含む指標ですが、管理職女性比率10.1%、部長級2.7%という構造と合わせれば、上位職への登用と給与構成に改善余地があります。
食品輸入では、2023年に伊藤忠商事が輸入したモザンビーク産ごまからカルバリル0.02ppmが検出され、基準0.01ppmを超過しました。対象36,845.80kgは全量第三国へ輸出されています。同年にはマリ産ごまからアフラトキシン20μg/kg、14μg/kgが検出され、全量保管となりました。消費者へ販売後に重大被害が確認された事例ではありませんが、商品安全上は無視できないため満点にはしていません。
伊藤忠商事株式会社とは
伊藤忠商事は1858年、初代伊藤忠兵衛の麻布行商から始まり、1949年12月1日に現在の会社として設立された総合商社です。2026年8月24日時点で国内7店、海外85店を持ち、繊維、機械、金属、エネルギー、化学品、食料、住生活、情報、金融などの分野で国内取引、輸出入、三国間取引、事業投資を行っています。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 伊藤忠商事株式会社 |
| 創業 | 1858年 |
| 設立 | 1949年12月1日 |
| 代表者 | 代表取締役会長CEO 岡藤正広 |
| 東京本社 | 東京都港区赤坂2丁目17-22 赤坂トラストタワー |
| 大阪本社 | 大阪市北区梅田3丁目1番3号 |
| 国内拠点 | 7店 |
| 海外拠点 | 85店 |
| 資本金 | 2,534億4,800万円 |
| 従業員数 | 4,196名、2026年8月24日時点の会社概要 |
| ESG単体従業員数 | 4,125名、2026年3月31日時点 |
| 連結従業員数 | 114,570名、2026年3月31日時点 |
| 2025年度連結純利益 | 9,003億円 |
| 2026年度連結純利益計画 | 9,500億円 |
| 上場 | 東京証券取引所 |
会社概要の4,196人とESGデータの4,125人は時点が違うため、矛盾として扱いません。労働環境の評価では、項目ごとの定義と対象が明確な2026年3月31日時点のESG単体データを主に使用します。
情報ランク:A|会社概要、IR、ESGデータなど伊藤忠商事公式資料。
主な業務内容と、誰が何をしているのか
総合商社を「いろいろな物を売る会社」とだけ説明すると、実際の仕事が見えません。伊藤忠商事では、営業担当者、事業投資担当者、法務・財務・リスク管理担当者、デジタル担当者などが、商品を仕入れて売る取引と、企業へ資本を入れて事業そのものを育てる投資を組み合わせています。
1.国内外のトレード
営業担当者は、世界の生産者やメーカーから商品・原料を調達し、日本や第三国の需要家へ販売します。単に売買契約を結ぶだけではなく、価格、数量、品質、納期、為替、物流、信用リスクなどを同時に管理します。
例えば食品なら、原料産地から加工会社、卸売、コンビニ・スーパーまでをつなぎます。機械なら、航空機、建設機械、自動車関連設備などでメーカーと需要家をつなぎます。金属・エネルギーでは、鉱山や燃料などの長期調達と需要家への供給を組みます。
2.事業投資
伊藤忠商事は商品を横流しするだけでなく、企業の株式を取得し、経営へ入り、販売網や調達網を組み合わせる事業投資を大きな柱にしています。
2026年2月には、伊藤忠食品の52.46%を保有していた状態から、公開買付けとその後の手続を通じて完全子会社化を目指す方針を発表しました。食料カンパニーでは、伊藤忠食品、伊藤忠食糧、プリマハム、Dole、CGB Enterprises、HyLifeなど国内外の企業と事業基盤を築いています。
この仕事では、投資担当者が企業価値、事業計画、財務、法務、競争環境を調べ、投資後はグループ会社と商品開発、物流、販売、資金、人材などを調整します。
3.食料事業
食料カンパニーは、食料資源、食品流通、生鮮食品などの事業を持ち、原料調達から製造、卸売、小売まで幅広い工程に関わります。
主な具体例は次の通りです。
- Doleを通じた青果物・加工食品事業
- プリマハムを通じた食肉加工
- 伊藤忠食品や日本アクセス等を通じた食品卸・流通
- ファミリーマートとの小売接点
- 海外からの食品原料・飲料の輸入
商品をつくる工場の作業員すべてが伊藤忠商事の社員という意味ではありません。製造、物流、小売の多くは子会社・関連会社・取引先が担います。伊藤忠商事単体は、取引設計、投資、調達、販売、リスク管理などを担う中心企業です。
4.エビアンで確認できる具体的役割
2026年5月の伊藤園公式発表では、日本のエビアンについて、伊藤園・伊藤忠ミネラルウォーターズ株式会社が輸入し、伊藤園が独占販売権、伊藤忠商事が独占輸入権を保有すると明記されています。
つまり、伊藤忠商事をエビアンの採水企業や日本の直接販売会社として扱うのは誤りです。伊藤忠商事は、輸入権を持ち、グループ・合弁関係を通じて日本への供給の枠組みに関わる企業です。
2026年9月1日からエビアン750mlのメーカー希望小売価格は9.3%引き上げられました。伊藤園は、包材費、製造・物流費、輸入物流費、現地原価などの上昇を理由に挙げています。海外商品を安定輸入する機能は消費者の選択肢を増やしますが、国際物流や為替、現地コストの上昇は最終価格へ跳ね返ります。
情報ランク:A|伊藤園公式の2026年5月25日発表および価格改定発表。
主な取引・提供関係の具体例
| 相手・事業 | 確認できる関係 | 伊藤忠商事が担う主な役割 |
|---|---|---|
| Danone/evian | 日本での独占輸入権を保有 | 海外ブランドを日本市場へつなぐ輸入権・事業枠組み |
| 伊藤園・伊藤忠ミネラルウォーターズ | エビアンの日本輸入会社 | 出資・取引関係を通じた輸入事業の基盤 |
| 伊藤忠食品 | 2026年に完全子会社化を目指すTOBを実施 | 食品卸・流通との事業統合、投資、経営支援 |
資本関係だけを顧客関係とは扱いません。この表は「誰が伊藤忠商事の商品を買うか」ではなく、公開情報で具体的な事業関係を確認できる例として整理しています。
事業による人間への貢献
伊藤忠商事の貢献は、特定の商品一つより、複数の企業や国をつなぐ機能にあります。海外原料を使う食品メーカーや、海外市場へ売るメーカーにとって、調達先、物流、契約、為替、保険、金融をすべて自社だけで用意するのは大きな負担です。
調達と販売の手間をまとめる
総合商社が間に入ることで、需要家は海外の生産者を一社ずつ探し、信用力を調べ、海上輸送を手配し、為替や法規制を別々に管理する負担を減らせます。伊藤忠は世界60か国に約90拠点を持ち、取引と事業投資の両方を使って供給網を構築しています。
この機能は、食品、衣料、燃料、機械など幅広い商品の安定供給につながります。ただし「伊藤忠がいなければ社会が止まる」とは評価しません。競合商社、メーカー直取引、専門商社など代替手段はあります。評価するのは、現実に大規模な調達・販売ネットワークを提供し、企業側の取引負担を減らしている点です。
生活者に近い川下までつなぐ
伊藤忠は「マーケットイン」「利は川下にあり」を掲げ、原料を売るだけでなく、卸、小売、サービスまで接続するモデルを強化しています。食料では原料、生鮮、加工、卸、小売を横断し、需要情報を上流の調達へ戻します。
この仕組みが機能すれば、売れない在庫を大量に抱える、必要な商品が足りない、消費者の需要変化が上流へ伝わらないといった無駄を減らせる可能性があります。ただし、全商品で廃棄量や価格がどれだけ下がったかという統一KPIはないため、便益を誇張しません。
人権リスクを取引先まで確認する
総合商社は世界中のサプライヤーを使うため、児童労働、強制労働、過度な採用費用、パスポート取り上げなど、自社オフィスだけ見ていても人権問題を防げません。
伊藤忠商事は2025年度に270社へサステナビリティ調査を実施し、54件について再確認しました。再確認後、是正依頼0件、違反サプライヤー0社と報告しています。調査項目には児童労働、強制労働、生活賃金などが含まれます。
一方、この結果は調査対象の範囲での話です。世界中のすべての取引先で問題が存在しないことを証明する数字ではありません。調査対象の拡大、現地確認、苦情・救済実績の継続開示が必要です。
情報ランク:A|伊藤忠商事の人権・サステナビリティ調査実績。
労働環境
企業の利益が大きくても、その利益が働く人へ戻らず、長時間労働だけが増えるなら、人間への貢献とは言いにくくなります。伊藤忠商事はこの点で、賃金と労働時間の両方を具体的に公開しており、今回の高得点の中心になっています。
賃金・利益還元
2026年3月31日時点の単体従業員の平均年間給与は19,911,534円です。
過去5年間は次の通りです。
| 年 | 平均年間給与 |
|---|---|
| 2022年 | 15,797,516円 |
| 2023年 | 17,300,799円 |
| 2024年 | 17,536,469円 |
| 2025年 | 18,045,578円 |
| 2026年 | 19,911,534円 |
2025年1月に発表した制度改定では、全社員の固定給を約2~3%引き上げ、最上位評価の社員の個人賞与を標準評価の約4倍とする仕組みを導入しました。従業員持株会の加入率はほぼ100%で、株式報奨金額も倍増しています。
2025年度からは、極めて高い貢献の場合、課長級で年収3,500万円、部長級で4,000万円を超える水準も可能とする制度へ変更しました。
この報酬制度は格差を大きくする側面もありますが、企業審査の「利益を人へ戻しているか」という観点では、固定給を全員へ引き上げ、平均給与も実際に増えていることを高く評価できます。
情報ランク:A。従業員数・平均給与の一部は第三者保証対象であり、該当範囲は情報ランクS相当の裏づけがあります。
労働時間・休息
2025年度の単体実績は以下の通りです。
| 項目 | 2021年度 | 2025年度 |
|---|---|---|
| 月平均残業時間 | 約16時間 | 約10時間 |
| 年間平均総実労働時間 | 2,127時間 | 2,029時間 |
| 有給休暇取得率 | 61% | 71% |
20時から22時の勤務は原則禁止、22時から翌5時の深夜勤務は禁止し、残った仕事は翌朝へ回す「朝型勤務」を実施しています。7時50分以前に開始すると9時まで25%の割増賃金を支給し、8時以前に出勤した従業員には軽食を提供しています。
これらは単なる制度紹介ではなく、実際に平均残業と年間総労働時間が下がり、有休取得率が上がっているため高く評価できます。
ただし、後述する口コミでは月30~40時間台の残業集計も存在します。公式値は「法定労働時間8時間を超える部分」を2025年度の単体社員で集計した数字で、口コミサイトは投稿者の自己申告を複数年・複数職種で集計しています。定義が違うため、口コミ側を理由に公式値が誤りだと断定しません。同時に、平均10時間だけで全職種が同じ負荷とも判断しません。
雇用安定
2025年度の自己都合退職率は男性1.6%、女性1.8%、合計1.7%です。平均勤続年数は男性18年2か月、女性16年7か月、全体17年9か月でした。新卒3年以内の自己都合退職率は2.2%です。
高収益企業であっても人材が大量に離職しているなら評価を下げる必要がありますが、この数字を見る限り、単体社員の雇用定着は高い水準です。
男女の待遇と登用
ここは大きな課題です。
2025年度の女性の平均年間給与は、男性を100とすると以下です。
- 全従業員:56.9%
- 正規社員:57.9%
- 有期雇用等:59.3%
また、2026年3月31日時点で女性比率は、キャリア系職種13.3%、管理職10.1%、部長級2.7%です。役員・執行役員等では28.3%まで上昇しています。
この男女給与差は、同一労働に対して女性へ低い賃金を払っていることを直接証明する数字ではありません。職種、勤続、役職、海外勤務などの構成差を含みます。しかし、上位管理職に女性が少ない構造が給与差の一因になっていると考えられるため、雇用の公平性では満点にしていません。
育児・介護
2025年度の育児休業等取得率は男性128%、女性103%、合計121%です。100%を超えるのは、当年度に子どもが生まれた人数を分母とし、前年出生分など当年度に取得開始した人を分子に含む制度上の計算によります。
育児休業等からの復職率は男性96%でした。子の看護休暇は男性133人、女性165人が利用しています。介護休暇は男性29人、女性50人、ファミリーサポート休暇は男性66人、女性84人が利用しました。
制度だけでなく利用人数まで公表している点を高く評価します。
人権・ハラスメント・内部通報
伊藤忠商事は内部通報規程を設け、社内窓口だけでなく外部専門業者や弁護士を利用した窓口を持ち、匿名通報と通報者への不利益取扱い禁止を明記しています。
当社窓口への通報件数は、2023年度113件、2024年度126件、2025年度113件でした。件数が多いこと自体を不祥事の多さとは判断しません。重要なのは、利用可能な窓口があり、件数を隠さず開示し、調査・是正へつなげているかです。
2025年度には役職員4,336人がコンプライアンス研修を受講し、国内外グループ会社を含む意識調査は61,317人を対象に実施、60,839人が回答しました。2025年度に対外的開示を必要とする重大なコンプライアンス違反はなかったと会社は報告しています。
労働組合については、2026年4月1日時点で全従業員の78.4%が組合員です。会長CEO、CFO、各カンパニーとの経営協議会や、毎月の衛生委員会など、労働側が経営へ意見を伝える仕組みも確認できます。
労働安全衛生
2025年度の単体正規従業員では、労働災害罹災者10人、そのうち通勤災害6人、死亡災害0人、休業災害1人でした。契約社員では労災0人です。
10件の内訳は転倒9件、その他1件です。会社は荒天時にイントラネットで安全注意を発信するなど、通勤時転倒も含め改善対象にしています。
重大死亡事故がゼロで、発生件数と内訳、休業災害まで公表していることは評価できます。一方、労災ゼロを達成しているわけではないため満点にはしていません。
従業員・元従業員の口コミ
口コミは情報ランクCの補助資料として扱います。
Indeedでは2025年8月時点で20件のレビューが表示され、総合4.8/5、勤務時間と残業4.5、給与・福利厚生4.8、定着率と昇進4.3など比較的高い評価です。2025年8月の東京23区・派遣事務職の投稿では、同僚の質、成長機会、朝食や社員食堂、福利厚生面を肯定的に評価しています。
一方、OpenWorkでは残業時間の投稿集計が月39時間台、有休消化率約59%、転職会議では月32.7時間、有休消化率62.1%と表示されています。いずれも複数年の匿名・自己申告データであり、2025年度の会社公式集計と直接同じ母集団ではありません。
この差から読み取れるのは、「公式平均10時間だから、すべての部署で残業が少ない」とは言い切れないことです。海外案件、営業、投資案件など、納期や時差に左右される職種では負荷が高い可能性があります。口コミを会社全体の事実にはしませんが、部署差を確認する補助材料として残します。
Safety評価:42/50点
賃金・利益還元:10/10点
平均年間給与19,911,534円、全社員の固定給2~3%増、株式報奨制度の拡充、平均年収の実際の上昇、業績連動賞与まで確認できます。利益を従業員へ戻す仕組みと継続実績が具体的なため10/10点です。
労働時間・休息:8/10点
2021年度から2025年度にかけ、平均残業約16時間から10時間、年間実労働2,127時間から2,029時間、有休取得率61%から71%へ改善しました。一方、口コミでは職種によって高負荷のシグナルが残るため8/10点です。
雇用安定・待遇の公平性:3/5点
自己都合退職率1.7%、平均勤続17年9か月と雇用安定は高水準です。ただし、女性の平均年間給与は男性の56.9%、女性管理職10.1%、部長級2.7%で、構造的な公平性には改善余地があるため3/5点です。
福利厚生・育児・介護:5/5点
育児休業等取得率、復職率、看護休暇、介護休暇、ファミリーサポート休暇の利用人数まで継続公開しています。制度と利用実績が確認できるため5/5点です。
人権・ハラスメント・労使関係:4/5点
匿名・外部窓口を含む内部通報制度、通報件数、研修、労働組合との協議、サプライヤー人権調査を具体的に公開しています。サプライチェーン全体を完全にカバーしているわけではないため4/5点です。
労働安全・健康:8/10点
死亡災害0、疾病度数率0を維持し、安全衛生体制と労災件数を公開しています。ただし2025年度は労災10人、休業災害1人が発生しているため8/10点です。
商品・サービスの安全:4/5点
大規模な商流を扱い、輸出入管理や製品安全管理を行っています。一方、2023年には伊藤忠商事自身が輸入したごまについて、カルバリル基準超過とアフラトキシン検出が厚生労働省から公表されました。対象品は第三国輸出・保管で管理され、消費者販売後の被害は確認されていませんが、輸入食品安全上の実際の違反として4/5点です。
Safety小計:42/50点
Innovation評価:19/25点
伊藤忠のInnovationは、巨大な研究所を持つメーカー型というより、データ、AI、業務改革、投資先企業を組み合わせて、人が行っていた事務・分析・在庫判断を置き換える形で現れています。
作業負担・危険削減:8/10点
2024年のCDO・CIO説明では、デジタル化によりバックオフィスを中心とした汎用業務を年間約20万時間削減したとしています。その後の統合報告ではERP、RPA、OCR、AIなどを含め約52万時間・約300人分の生産性向上を示し、2025年には生成AI活用で単体・グループ会社合計月13,000時間削減という実績も開示しています。
さらに2025年9月時点の資料では、従来の自動化で年間約37万時間、生成AIを含む集計可能な範囲で年間227万時間超の業務時間削減としています。対象範囲が段階ごとに異なるため、数字を単純合算しません。
誰がどの作業から解放されたかの全体内訳、削減時間が直接どれだけ勤務時間減少に転換されたかまでは公開されていないため8/10点です。
商品・サービス改善:4/5点
AIを契約検討、HS CODE判定、情報収集、提案書作成、市況分析、事業投資、監査などへ広げています。グループ小売企業では在庫最適化やVoC分析にも展開しており、単純な事務削減から商品企画・接客・在庫改善へ利用範囲が広がっています。
一方、すべての導入で顧客の待ち時間や価格が何%改善したかまで統一的に示されていないため4/5点です。
改善成果の人間への還元:3/5点
会社全体では年間実労働時間が2021年度2,127時間から2025年度2,029時間へ下がり、平均年間給与は2022年約1,580万円から2026年約1,991万円へ上昇しています。固定給引上げも実施しています。
ただし、「AIで削減した1時間が何時間の労働時間短縮や何円の賃上げへ変わったか」という因果関係は公表されていません。生産性向上と人への還元が同時に進んでいる点を評価しつつ、直接の紐付けがないため3/5点です。
研究開発・現場改善の継続:4/5点
2018年にBICC、2023年に生成AI研究ラボを設け、独自生成AI環境I-ColleagueやAIエージェントを継続的に実装しています。2025年度の研修時間は計120,793時間、一人当たり29.8時間、教育投資は一人当たり66.4万円です。
改善活動が一過性ではなく、教育と実装が継続しているため4/5点です。メーカーのような研究開発成果だけを対象にした会社単体のR&D指標とは性質が違うため満点にはしていません。
Innovation小計:19/25点
Protection評価:22/25点
総合商社は、災害や戦争、サイバー攻撃、港湾停止が起きたとき、「自社のオフィスが開いているか」だけでは足りません。取引先、海外拠点、物流、通信、金融を切り替えながら商品とサービスを継続できるかが重要です。
災害への備え・訓練:5/5点
大規模災害時の対応を、初動復旧、BCP発動、業務回復、全面復旧の4段階に分けています。東京本社が被災した場合は大阪本社をバックアップオフィスとして設営し、その他の代替オフィスも確保する計画です。
各拠点には、帰宅困難者が約3日間滞在できる水、食料、災害物資を備蓄しています。安否確認には衛星電話、災害時優先回線、PC、携帯電話など複数手段を使います。BCP訓練も年1回実施しています。
計画だけでなく、代替場所、備蓄期間、訓練頻度まで具体的なため5/5点です。
生産・物流・調達の代替:4/5点
国内7店、海外85店を持ち、地域・商品を分散した取引網があります。サプライチェーンでは特定の国・仕入先へ集中しすぎないよう分散調達を進め、海外赴任者向けには高リスク地域を想定した危機対応訓練も行っています。
一方、商品ごとに「A港が止まったら何時間でB港へ切り替える」「特定原料を何社で代替できる」といった公開KPIまではありません。4/5点です。
サイバー防衛・情報保護:5/5点
ITCCERTが常時ログ分析とマルウェア解析を行い、インシデント発生時には原因調査、対策、サービス復旧を担当します。2022年から伊藤忠グループサイバーセキュリティフレームワークを展開し、グループ会社の脆弱性監視、最低基準確認、攻撃演習を行っています。
全従業員向け標的型メール訓練は年2回、BCP訓練は年1回、第三者によるサイバー攻撃演習は年1回以上実施しています。2025年度は重大なデータ漏洩やデータ違反が確定した事案はなかったと公表しています。
体制、訓練、実績の三つが確認できるため5/5点です。
供給継続・復旧能力:4/5点
大阪本社へのバックアップ、代替オフィス、複数通信手段、海外ネットワーク、サイバー復旧チームなど、業務を止めない仕組みを具体的に持っています。
ただし、全社共通のRTOやRPO、実際の大規模停止から何時間で通常業務へ戻ったかという復旧時間の定量実績は十分に公開されていません。4/5点です。
危機時の市民対応:4/5点
災害支援では、寄付だけでなく現場支援の実績があります。2024年の能登半島地震では1,000万円の寄付に加え、社員募金5,379,000円、ANA等と連携したドローンによる道路状況確認を行い、2,000枚を超える道路画像を災害対応チームへ提供しました。
海外災害でもWFPへの寄付、社員募金、現地事務所による通訳・支援などを行っています。単発寄付だけではない実働を評価して4/5点です。すべての危機で生活必需品供給量や支援人数を統一して開示しているわけではないため満点にはしていません。
Protection小計:22/25点
食品輸入の安全問題
高得点企業でも、重大な安全問題は別に明示します。2023年には伊藤忠商事名義の輸入食品で、厚生労働省が二つの違反を公表しています。
モザンビーク産ごまのカルバリル
2023年4月13日に日本へ到着した生鮮ごまの種子36,845.80kgについて、カルバリル0.02ppmが検出されました。基準は0.01ppmです。違反確定日は2023年5月24日で、対象品は全量を第三国へ輸出しました。
厚生労働省は、この濃度について通常考えられないほど大量に摂取しなければ許容一日摂取量や急性参照用量を超えないとのリスク説明も掲載しています。しかし基準超過である事実は変わらず、輸入者としての品質確認課題です。
情報ランク:S|厚生労働省。
マリ産ごまのアフラトキシン
2023年7月20日に到着したごま89,698kgから、アフラトキシン20μg/kg、14μg/kgが検出されました。日本の基準は「付着してはならない」で、違反確定日は2023年9月12日、対象品は全量保管とされました。
アフラトキシンは発がん性を持つカビ毒であるため、こちらはカルバリルよりも特に注意すべき事例です。一方、厚生労働省資料では対象ロットが流通済みとはされておらず、全量保管となっています。
情報ランク:S|厚生労働省。
この二例を理由に会社全体のSafetyを大幅に否定することはしませんが、「総合商社だから製品安全と無関係」という評価もしません。輸入者として食品を日本へ入れる以上、取引先の品質管理と輸入前・輸入時の検査は人間の健康に直結します。
SNS・匿名掲示板の確認結果
口コミサイトとは別工程で、X、Facebook、YouTube、TikTok、Reddit、5ちゃんねる、爆サイを、伊藤忠商事の社名と「残業」「給料」「退職」「パワハラ」「働きやすい」「事故」などの語を組み合わせて検索しました。
| 媒体 | 状況 | 確認結果 |
|---|---|---|
| X | 検索エンジン経由で検索 | 対象法人の勤務実態を裏づけられる高確度の一般投稿は今回の範囲で確認できず |
| 検索実施 | 公式・採用・ニュース関連が中心で、採点に使える独立した労働情報は確認できず | |
| YouTube | 検索実施 | 朝型勤務を扱う報道・社員取材を確認。一般投稿ではなく報道機関の直接取材として扱う |
| TikTok | 検索を試行 | 閲覧制限があり投稿本文の十分な確認ができず |
| 検索実施 | 過去の社員出生率開示などをめぐる一般議論を確認したが、現在の労働実態を確定する材料には使用せず | |
| 5ちゃんねる | 社名・労働語で検索 | 対象法人との関係を確認できる有用な投稿は今回の範囲で確認できず |
| 爆サイ | 社名指定検索 | 採点に使える対象法人投稿は確認できず |
YouTubeで確認できた報道では、朝型勤務を利用する社員への直接取材があり、子どもと過ごす時間が増えたという趣旨の経験が紹介されています。これは会社公式ではなく取材対象者の経験なので情報ランクBとして扱えますが、一人の経験を全社員へ一般化しません。
Reddit等の一般投稿は情報ランクD、5ちゃんねる・爆サイの匿名投稿は確認できればEですが、今回有用な対象法人投稿を確認できなかった媒体には情報ランクを付けません。
主なニュース・最近の動き
直近の動きでは、利益拡大だけでなく、人への還元、食料流通の再編、本社移転、エビアン輸入権の継続が企業評価と関係します。
2026年8月:東京本社を赤坂トラストタワーへ移転
伊藤忠商事は2026年8月24日から赤坂トラストタワーで業務を開始しました。旧青山本社の建替計画に伴う移転です。
オフィス移転そのものをInnovationやProtectionの加点理由にはしていません。ただし、大規模災害時には大阪本社をバックアップオフィスとするBCPを持つため、本社所在地が変わっても代替拠点の考え方が維持されているかは今後の確認点です。
情報ランク:A|伊藤忠商事公式。
2026年5月:2025年度純利益9,003億円、2026年度9,500億円を計画
2025年度の連結純利益は9,003億円で過去最高水準となり、2026年度は9,500億円を計画しています。
企業審査では利益額そのものを加点しません。重要なのは利益が従業員、顧客、安全投資へどう戻るかです。伊藤忠では固定給2~3%引上げ、平均給与上昇、株式報奨拡充が同時に確認できるため、利益成長と人への還元を別々の根拠として評価できます。
情報ランク:A|伊藤忠商事IR。
2026年2月:伊藤忠食品の完全子会社化を目指すTOB
伊藤忠商事は2026年2月25日、52.46%を保有していた伊藤忠食品について、100%出資会社FMDIを通じ公開買付けを開始し、非公開化・完全子会社化を目指すと発表しました。公開買付価格は1株13,000円です。
食料流通をより深くグループ内へ取り込む動きで、食品の調達、卸、小売との連携を強める可能性があります。一方、完全子会社化が従業員の賃金・労働時間や取引先条件を実際にどう変えたかは、買収後の実績を別途確認する必要があります。
情報ランク:A|伊藤忠商事公式。
2026年5月:エビアンの独占輸入権を現在も保有
伊藤園の2026年5月25日発表で、日本のエビアンについて、伊藤忠商事が独占輸入権を保有していることが改めて確認できました。
エビアン商品審査では、伊藤忠商事を採水・ボトリング会社や直接輸入実務会社と混同せず、輸入権、国際取引、人権・サプライチェーン管理、Protectionの範囲で反映するのが適切です。
情報ランク:A|伊藤園公式。
2025年度:生成AIで月13,000時間の業務削減を公表
生成AI活用では、単体・グループ会社で月13,000時間の業務削減を、アンケート回答者522人の申告実績に基づき公表しています。AIエージェントを約1,300人へ拡大し、契約検討、HS CODE判定などへ利用しています。
数字があるためInnovationの具体的根拠になります。ただし、アンケート申告ベースであり、削減時間が全て労働時間短縮へ変換されたわけではありません。本審査では、この限界も含めて8/10点としています。
情報ランク:A|伊藤忠商事公式。
採点結果
| 大項目 | 評価項目 | 点数 | 主な根拠 |
|---|---|---|---|
| Safety | 賃金・利益還元 | 10/10 | 平均給与1,991万円、固定給2~3%増、株式報奨拡充 |
| Safety | 労働時間・休息 | 8/10 | 残業約10時間、有休71%、年間実労働2,029時間。口コミで職種差あり |
| Safety | 雇用安定・公平性 | 3/5 | 自己都合退職1.7%。女性給与比56.9%、管理職10.1% |
| Safety | 福利厚生・育児・介護 | 5/5 | 育休取得・復職、介護、看護休暇の利用実績を公開 |
| Safety | 人権・ハラスメント・労使関係 | 4/5 | 通報件数、組合、研修、サプライヤー調査を具体公開 |
| Safety | 労働安全衛生 | 8/10 | 死亡0、労災10、休業1。安全体制・内訳を公開 |
| Safety | 商品・サービス安全 | 4/5 | 安全管理はあるが2023年のごま輸入違反2件を確認 |
| Safety小計 | 42/50 | ||
| Innovation | 作業負担・危険削減 | 8/10 | AI・RPA等による大規模な削減時間を定量公開 |
| Innovation | 商品・サービス改善 | 4/5 | AIを契約、在庫、VoC、投資判断等へ実装 |
| Innovation | 改善成果の人間への還元 | 3/5 | 労働時間減・給与増は確認、AI成果との直接因果は不明 |
| Innovation | 研究開発・現場改善の継続 | 4/5 | BICC、生成AIラボ、研修29.8時間/人、教育投資66.4万円/人 |
| Innovation小計 | 19/25 | ||
| Protection | 災害への備え・訓練 | 5/5 | 4段階BCP、大阪バックアップ、3日備蓄、年次訓練 |
| Protection | 生産・物流・調達の代替 | 4/5 | 国内外拠点と分散調達。商品別切替KPIは不足 |
| Protection | サイバー防衛・情報保護 | 5/5 | ITCCERT、常時監視、年2回標的型訓練、年1回以上攻撃演習、重大漏洩0 |
| Protection | 供給継続・復旧能力 | 4/5 | 代替拠点・通信・復旧体制あり。全社RTO等は不足 |
| Protection | 危機時の市民対応 | 4/5 | 能登で寄付・ドローン道路情報提供、海外災害支援 |
| Protection小計 | 22/25 | ||
| 総合 | 83/100 | シビックランクA |
総合評価
伊藤忠商事は、今回の基準では「利益を出しているからA」ではありません。高い収益力を持ちながら、従業員への給与還元、労働時間の削減、育児・介護の利用実績、安全衛生、内部通報、BCP、サイバー訓練まで具体的な数値を公開していることが83点につながりました。
特に労働面は強いです。平均年間給与は約1,991万円、2025年度の平均残業は月約10時間、有休取得率71%、自己都合退職率1.7%です。全社員の固定給2~3%引上げや株式報奨拡充もあり、「会社が儲かったが社員の待遇は不明」という状態ではありません。
Innovationでも、AI導入という言葉だけではなく、年間20万時間、52万時間、月13,000時間、さらに対象を広げた資料では年間227万時間超など、時点・対象範囲ごとに業務削減実績を公開しています。数字の対象範囲が違うため合算はできませんが、継続的な生産性改善が実際に行われていることは確認できます。
Protectionも高水準です。東京本社が被災した場合の大阪本社バックアップ、3日分の備蓄、年次BCP訓練、ITCCERTの常時監視、年2回の標的型メール訓練、年1回以上の第三者サイバー攻撃演習まで具体的です。2025年度に重大なデータ漏洩・データ違反が確定した事案がなかったという結果まで公開しています。
一方で、Aランクだから問題が小さいわけではありません。
第一の課題は男女の処遇構造です。女性の平均年間給与は男性の56.9%、正規社員でも57.9%です。女性管理職は10.1%まで増えましたが、部長級では2.7%です。同一労働同一賃金違反を示す数字ではありませんが、高報酬の上位職へ女性が十分に到達していない構造は残っています。
第二は食品安全です。2023年の輸入ごまで、残留農薬基準超過とアフラトキシン検出が公的資料で確認されました。対象ロットは第三国輸出・保管となっており、大規模な消費者被害が確認された事例ではありませんが、世界中から食品を調達する商社では仕入先の品質管理そのものが市民のSafetyです。
第三は現場ごとの負荷です。会社公式の2025年度平均残業は約10時間ですが、口コミサイトでは複数年・複数職種の投稿集計として月30~40時間台が表示されています。集計定義が違うため単純比較できないものの、海外取引や大型案件の部署では平均値だけでは見えない負荷が残る可能性があります。
第四はサプライチェーン人権です。2025年度は270社を調査し、54件を再確認して是正依頼0件という結果でしたが、伊藤忠の取引網全体を一度に検証したものではありません。対象企業数、現地監査、救済結果をさらに広げる余地があります。
総じて、伊藤忠商事は、今回の企業審査で重視する「利益を人へ戻す」「技術で負担を減らす」「危機が起きても生活・供給を止めない」という三つの観点で、具体的な実績を比較的多く公開している企業です。そのため総合83点、シビックランクAと評価します。
evian商品審査との関係
伊藤忠商事は日本のエビアンについて独占輸入権を保有しています。そのため、evianの商品審査に関係する企業です。
ただし、役割は限定して反映する必要があります。
- 採水・ボトリング:フランス側のSAEME等
- ブランド保有:Danone側
- 日本への輸入実務:伊藤園・伊藤忠ミネラルウォーターズ株式会社
- 日本での独占販売:株式会社伊藤園
- 日本での独占輸入権:伊藤忠商事株式会社
伊藤忠商事の83点を、エビアンの製造企業スコアとしてそのまま扱うことはしません。国際調達・輸入権、人権管理、リスク管理、サイバー、BCPなど、同社が実際に関与する範囲を商品評価へ反映します。
主な出典
- 伊藤忠商事「会社概要」
- 伊藤忠商事「ESGデータ」
- 伊藤忠商事「雇用・福利厚生」
- 伊藤忠商事「人材戦略」
- 伊藤忠商事「人的資本の更なる強化に向けた取組について」2025年1月9日
- 伊藤忠商事「労働安全衛生・健康経営」
- 伊藤忠商事「労働組合」
- 伊藤忠商事「コンプライアンス」
- 伊藤忠商事「指標と目標」
- 伊藤忠商事「リスクマネジメント」
- 伊藤忠商事「内部統制システム」
- 伊藤忠商事「2025年度決算実績・2026年度経営計画」
- 伊藤忠商事「東京本社移転日のお知らせ」2026年7月21日
- 伊藤忠商事「伊藤忠食品株式会社の株式に対する公開買付けの開始に関するお知らせ」2026年2月25日
- 株式会社伊藤園「エビアン ブランドの価値を表現した限定デザインボトルを2026年5月25日より順次販売開始!」
- 厚生労働省「輸入食品に対する検査命令の実施」モザンビーク産ごまの種子、2023年
- 厚生労働省「輸入食品に対する検査命令の実施」マリ産ごまの種子、2023年
- Indeed「伊藤忠商事株式会社の社員クチコミ・評判」
- OpenWork「伊藤忠商事株式会社」社員クチコミ集計
- 転職会議「伊藤忠商事」社員口コミ集計
情報ランクの基準
| 情報ランク | 基準 |
|---|---|
| S | 公的機関の資料で直接確認できる情報、または独立した第三者による検証・監査・認証等の裏づけがある情報。裏づけの対象範囲に限る |
| A | 企業自身の公式発表・報告書・採用情報など。独立した裏づけまでは確認していない企業側の説明・自己申告 |
| B | 役職や立場が確認できる関係者への取材・発言、記者による直接取材等に基づく情報 |
| C | 一般社員・元社員・パート・アルバイトなどの勤務経験に基づく口コミ |
| D | Xなどの一般的なSNS投稿で、発信者の立場や内容の裏づけが十分でない情報 |
| E | 匿名掲示板など、発信者の身元や関与をさらに確認しにくい情報 |
情報ランクは情報の出どころと裏づけを示すもので、企業の良し悪しを評価する総合シビックランクとは異なります。媒体だけでなく原発信者と根拠で判定するため、企業公式SNSの発表はAなどとして扱います。低い情報ランクは虚偽を意味せず、高い情報ランクも記述全体の正しさを保証するものではありません。

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