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キリン 生茶 600mlの商品審査|71.71点・シビックランクB|重筋作業の自動化とR100ボトルを評価、地域販売会社の長時間労働・BCP開示が課題

商品を買うことは、私たちの未来を買うことでもあります。

私たちが商品を購入すると、その企業に売上が生まれます。その売上は、そこで働く人の賃金や休暇、安全対策、人の負担を減らす設備や技術、商品の改善などを支える資金になります。

ブラックな労働環境を改善しない企業の商品を購入し続ければ、その企業にも売上が集まり、長時間労働や低賃金、危険な作業、ハラスメントなどを抱えた働き方が社会に残り続ける一因になります。

一方で、賃金を上げ、休暇を増やし、働く人の安全を守り、人の負担を減らす企業の商品を選べば、より働きやすい社会をつくる企業を支えることができます。

なぜ企業を審査するのか?――このサイトの目的と、利用するメリット

今回審査する「キリン 生茶 600ml」は、総合71.71点、シビックランクBです。

生茶の大きな強みは、国産緑茶と国産生茶葉を使用し、無糖・0kcalであることに加え、600mlで再生PET樹脂を100%使用したR100ペットボトルを採用していることです。2026年3月には中味とパッケージがリニューアルされ、生茶葉ならではのさわやかな香りをさらに引き出す改良も行われました。

企業側では、飲料工場で人が最大約25kgの茶葉原料を扱っていた工程をロボットへ移し、年間約2,300時間の業務負荷を削減するなど、重い仕事を人から機械へ移す取り組みが進んでいます。

一方、商品を支える企業まで見ると、地域販売・自販機会社では月30~40時間前後の残業が確認される会社があり、労災件数、男女賃金差、災害時の復旧時間などを会社単体で十分に公開していない企業もあります。

最近では、生茶の商品改良や工場・物流の自動化、PETボトルの資源循環が進んでいます。その一方で、販売現場の長時間労働やSafety・BCPの情報公開不足は、商品を選ぶうえで知っておきたい課題です。

この記事では、キリン 生茶 600mlが社会に与えている影響と、商品を購入するメリット・デメリットが一目でわかる商品審査を解説します。

目次

キリン 生茶 600mlの商品審査結果

生茶600mlは、商品自体では18/20点と高く評価しました。

関連企業30社をSafety・Innovation・Protectionで評価した部分が53.71/80点となり、合計71.71点です。

評価対象得点
関連企業30社53.71/80
商品自体18/20
総合71.71/100
シビックランクB

関連企業では、キリンビバレッジ74点、キリングループロジスティクス70点、ウエルシア薬局75点、TDK78点、花王80点などが全体を押し上げています。

一方、北海道キリンビバレッジ24点、仙台キリンビバレッジサービス31点、中部キリンビバレッジサービス35点、キリンビバックス37点など、重要情報の公開不足や労働環境、財務・供給継続面の弱さが点数を押し下げる企業もあります。

Safety

Safetyでは、関連企業で働く人の賃金、休息、雇用の公平性、育児、人権、労働災害、商品・サービスの安全を確認しました。

生茶の供給網では、キリンビバレッジの1万1,000円のベースアップ、男性育休取得率100%、法人単位の労災指標公開などを評価しています。

花王は平均年収865万円、女性管理職28.7%、男性育休90.1%、有休取得84.2%など、人への還元と働きやすさで高い水準です。

TDKも平均年収921万円、年間休日125日、グループ重大労災0などを確認できます。

一方、販売・自販機を担う地域会社では状況が変わります。

北海道キリンビバレッジサービスでは月平均残業30時間、東京キリンビバレッジサービスでは月平均残業40時間、関西キリンビバレッジサービスでは月平均所定外労働39.2時間が確認されています。

中部、仙台、北海道などの地域会社では、会社単体の労災件数、交通事故、男女賃金差などを十分確認できないケースもあります。

働く人の状態を外部から確認できないことは、「安全だから問題がない」という意味にはなりません。

この情報公開差が、生茶のSafety評価を抑える大きな要因になりました。

Innovation

Innovationは、生茶の強い評価軸です。

キリンビバレッジでは最大約25kgの茶葉原料投入をロボットへ移し、年間約2,300時間の業務負荷を削減しています。

キリングループロジスティクスでも重量ケースの搬送、自動ピッキング、フォークリフト作業の自動化が進んでいます。

ゴールドパックではAGF・自動倉庫やAI外観検査、フジシールでは完全無人化を目指すFAMFなど、製造・包装でも人の反復作業を減らす技術があります。

三菱重工業では検査時間70~80%削減、ロジスネクストでは48時間を超える全自動物流操業、TDKでは搬送・ハンドリング用ロボットなどを確認できます。

販売側でも、キリンの自販機事業ではAIが商品構成、補充数、訪問間隔を提案する仕組みが導入されています。

一方、多くの企業で共通する課題があります。

設備を導入したあと、社員の残業が何時間減ったのか。

浮いた利益を賃金へどれだけ返したのか。

年間休日が増えたのか。

危険作業や労災が何件減ったのか。

ここまで数字でつないで公開している企業は多くありません。

生茶のInnovationは強いものの、「自動化の成果を人へ返した結果」の公開が進めば、さらに高い評価が可能です。

Protection

Protectionでは、災害、停電、工場停止、物流障害、サイバー攻撃などが起きても商品を届け続けられるかを評価しました。

キリングループロジスティクスでは、トラックだけに依存せず、鉄道・船舶を組み合わせた輸送と、鉄道障害時のバックアップ体制を持っています。

生茶のブランド主体であるキリンビバレッジも、湘南・滋賀の製造拠点、物流センター、グループのサイバー防御を持っています。

地域販売会社では、災害時に飲料在庫や自販機を地域住民へ開放する協定もあります。

仙台キリンビバレッジサービスは東日本大震災で被災した倉庫の商品を救援物資として提供した実績があります。

関西キリンビバレッジサービスには、播磨町の要請時に最大3万5,000本の飲料を無償供給する協定があります。

こうした取り組みは、飲料会社の在庫と配送網を災害時に市民のためへ切り替えるProtectionとして評価できます。

一方で、工場が停止した場合に何時間で別工場へ切り替えられるのか、主要システムを何時間で復旧できるのかといったRTO・RPOや実復旧時間を公開する企業は限られています。

「BCPがあります」という説明から、「実際に何時間で戻せるか」という結果へ情報公開を進めることが、生茶のProtectionをさらに高めるための課題です。

商品自体|18/20

商品自体は、企業の働き方とは分けて、安全性・健康、品質・人への貢献、使いやすさ、価格・継続性の4項目から評価します。

安全性・健康は4/5点、品質・人への貢献は5/5点、使いやすさは4/5点、価格・継続性は5/5点です。

良いニュース・最近の前向きな動き

生茶では、商品の中味だけでなく、製造現場の働き方や容器、物流まで改善が進んでいます。

時期ニュース関連企業主な意味
2026年3月生茶の中味・パッケージをリニューアルキリンビバレッジ商品品質の改善
2026年1万1,000円のベースアップキリンビバレッジ働く人への利益還元
2026年滋賀工場へ約100億円の追加投資を発表キリンビバレッジ重筋作業・単純作業の自動化
2026年PET水平リサイクルの取り組みを継続キリンビバレッジほか再生PET需要の拡大
2025~2026年クーリングシェルターなどへ飲料提供キリンビバレッジ暑熱時の地域支援

2026年3月|生茶をリニューアル

2026年3月10日、生茶は中味とパッケージをリニューアルしました。

新しい中味では、生茶葉ならではのさわやかな香りをより引き出す製法を採用しています。

価格や容量を変えるだけでなく、商品の中心である「国産茶葉を使った無糖緑茶」の品質を更新していることは、商品自体のInnovationとして評価できます。

2026年|1万1,000円のベースアップ

キリンビバレッジでは2026年春闘で、組合員520人に対して1万1,000円のベースアップ回答が確認されています。

商品の売上が増えても、その利益が設備や株主だけへ流れ、働く人の賃金が上がらなければ、人への還元とは言えません。

既存社員の基本給を実際に引き上げている点は、生茶を選ぶ意味として明確なプラスです。

滋賀工場へ約100億円を追加投資

キリンビバレッジは滋賀工場へ約100億円を追加投資し、2028年に小型PETボトルの新設備を稼働させる計画です。

会社は単純作業・重筋作業の自動化や暑熱対策も進める方針を示しています。

まだ将来計画なので現在のInnovation点には実績として満額反映していません。

実際に重量物作業、残業、暑熱リスク、事故が減れば、今後の評価をさらに上げられる可能性があります。

悪いニュース・問題事例

生茶自体に重大な欠陥が確認されたという意味ではありません。ここでは、この商品を支える供給網の中で、購入者が知っておきたい働き方や供給継続上の問題を整理します。

時期問題関連企業主な意味
2026年時点月平均残業40時間東京キリンビバレッジサービスルート販売現場の負担
2026年時点月平均所定外労働39.2時間関西キリンビバレッジサービス長時間労働
2026年時点月平均残業30時間北海道キリンビバレッジサービス販売現場の負担
2026年時点労災・交通事故KPIの単体開示不足複数地域販売会社Safetyの検証困難
2026年時点RTO・実復旧時間の開示不足複数関連企業Protectionの透明性不足

東京キリンビバレッジサービスの月平均残業40時間

東京キリンビバレッジサービスでは、2025年度の月平均残業40時間が確認されています。

自販機のルート業務は、商品の積み込み、運転、補充、売上金回収、空容器回収、清掃などを伴います。

AIによる補充提案やルート最適化が進んでいる以上、その効果が生産性向上だけに使われるのではなく、残業時間の削減へつながることが重要です。

関西キリンビバレッジサービスの長時間労働

関西キリンビバレッジサービスでは、月平均所定外労働39.2時間が確認されています。

災害時の最大3万5,000本供給協定などProtectionでは評価できる会社ですが、通常時に働く人の負担が大きければ、高い総合評価にはできません。

労災・復旧結果の公開不足

複数の関連会社では、安全教育やBCPの仕組みは確認できます。

一方、死亡・休業労災、交通事故、熱中症、拠点停止後の復旧時間など、結果を比較できる数字が公開されていません。

制度が存在することと、実際に安全であることは分けて評価する必要があります。

この商品を買うことで支えるもの

生茶の71.71点という評価で特に重要なのは、商品を購入したお金が、どのような企業活動へ流れるかです。

人が重い物を持つ仕事を機械へ移す

生茶を買うことで最も分かりやすく支えられる取り組みの一つが、キリンビバレッジの工場自動化です。

湘南工場では、最大約25kgの茶葉原料を人が開梱して投入していた工程へ4台のロボットを導入しました。

これによって重筋作業そのものをなくし、年間約2,300時間の業務負荷を削減しています。

人が25kgの原料を繰り返し持つ仕事を機械へ移せれば、腰や肩への負担を減らし、配置できる人の制約も小さくできます。

生茶の売上がキリンビバレッジへ集まることは、このような「人が無理をしなくても製造できる工場」への投資を支えることにつながります。

物流の重量物・反復作業を減らす

キリングループロジスティクスでは、自動ピッキング、無人搬送、パレタイザーなどを組み合わせた物流自動化を進めています。

実証では自動ピッキングによって生産性が42%向上した事例も確認されています。

飲料ケースは重量があります。

大量の商品を人が何度も持ち上げたり、フォークリフトで繰り返し運んだりする仕事を設備へ移せれば、腰痛、接触事故、疲労の低減につながります。

国内の茶葉需要を支える

生茶600mlの原材料は、緑茶(国産)、生茶葉抽出物(生茶葉・国産)、ビタミンCです。

摘採した生茶葉を8時間以内に芯まで凍結し、鮮度を保ったまま搾った抽出物を原料の一部に使っています。

輸入茶葉へ全面的に依存する商品ではなく、国内で生産される緑茶への需要をつくっていることは、生茶の商品自体の大きな長所です。

使用済みPETを再び飲料ボトルへ戻す

生茶600mlでは、再生PET樹脂を100%使用したR100ペットボトルが採用されています。

今回の関連企業には、遠東石塚グリーンペット、JEPLAN、ペットリファインテクノロジー、アラインなど、PET回収・再資源化に関係する企業も含まれています。

使用済みPETを再び飲料容器へ戻す仕組みが広がれば、新しい石油由来PETへの依存を減らしやすくなります。

この商品・関連企業に改善してほしいこと

現在の生茶600mlは71.71点・Bです。

次のAランクは80点なので、あと8.29点必要です。

商品自体は18/20点まで取れているため、Aランクへ上がるには関連企業側の改善が重要です。

地域販売会社の長時間労働を減らしてほしい

生茶の供給網で特に改善してほしいのが、自販機・ルートセールスを担う地域会社の働き方です。

飲料ケースを車両へ積み込み、複数の設置先を回り、商品を補充し、売上金を回収し、空容器を回収する仕事は身体的な負担があります。

そのうえ月30~40時間前後の残業が続けば、自動化の目的と矛盾します。

AIによる補充提案やルート最適化を導入するのであれば、「担当できる自販機台数が増えた」という生産性だけではなく、残業、走行距離、重量物作業、腰痛、交通事故を実際に減らしてほしいところです。

労災結果を会社単体で公開してほしい

地域販売会社、製造会社、リサイクル会社の一部では、労災件数や度数率が会社単体で公開されていません。

安全教育を実施しているという情報だけでは、実際に事故が減っているかは分かりません。

死亡災害、休業災害、交通事故、熱中症などを毎年公開し、改善結果まで確認できる状態が望まれます。

災害・サイバー時の復旧時間を公開してほしい

多くの企業がBCPや情報セキュリティ方針を持っています。

しかし、「主要工場が停止したとき何時間で別工場へ切り替えられるか」「受発注システムを何時間で復旧できるか」まで公開している企業は多くありません。

飲料は災害時にも必要になる商品です。

生茶のProtectionをさらに高めるには、計画の存在だけでなく、訓練結果や実復旧時間の公開が必要です。

Aランクへ上がる具体例

現在は71.71点なので、80点まで8.29点必要です。

商品自体を18点から20点へ改善できれば+2点です。

残る6.29点以上を関連企業側で改善する必要があります。

特に、F~Eランクにとどまる地域販売会社で、長時間労働の削減、労災結果の公開、AI導入後の残業削減、災害時の代替配送・復旧実績が確認できるようになれば、Safety・Innovation・Protectionの3軸を同時に引き上げられます。

生茶がAへ上がるためには、さらに商品を豪華にすることより、商品を届ける人が無理なく働ける供給網へ変えることのほうが重要です。

商品基本情報

生茶600mlは、キリンビバレッジが販売する無糖緑茶です。

項目内容
商品名キリン 生茶
対象容量600ml PET
販売主体キリンビバレッジ株式会社
原材料緑茶(国産)、生茶葉抽出物(生茶葉・国産)/ビタミンC
エネルギー0kcal/100ml
カフェイン10mg/100ml
600ml換算カフェイン約60mg
希望小売価格200円・税別
賞味期間9カ月
主な販売場所コンビニエンスストア
容器R100ペットボトル

600mlはコンビニエンスストア向けの商品です。

同じ「生茶」でも525ml、555mlなど容量・販売経路の異なる商品があるため、本記事では600mlを中心に評価します。

商品そのものの特徴

安全性・健康|4/5

生茶600mlの原材料は、緑茶(国産)、生茶葉抽出物(生茶葉・国産)、ビタミンCです。

100ml当たりエネルギー0kcal、炭水化物0gで、アレルゲン表示は「該当無し」です。

カフェインは100ml当たり10mgのため、600mlを1本飲んだ場合は単純計算で約60mgです。

砂糖入り飲料ではなく、日常の水分補給や食事と合わせやすい無糖茶である点を評価します。

一方、カフェインゼロの商品ではありません。

カフェインを控える必要がある人には別商品が適するため、4/5点としました。

品質・人への貢献|5/5

2026年3月10日のリニューアルでは、生茶葉のさわやかな香りをより引き出す新製法が採用されました。

生茶葉は摘んでから8時間以内に芯まで凍結し、鮮度を保ったまま丸ごと搾った抽出物を使用しています。

緑茶、生茶葉とも国産です。

無糖緑茶としての基本的な用途を満たしながら、国産茶葉への需要をつくっていることも評価できます。

商品そのものの品質と国内農業への需要の両面を評価し、5/5点としました。

使いやすさ|4/5

600mlのPETボトルは持ち運びや再栓ができ、外出先でも使いやすい商品です。

賞味期間は9カ月です。

一方、生茶600mlはコンビニエンスストア限定です。

スーパーなどでは525ml、自動販売機では555mlなど別容量が用意されていますが、「600ml」という商品単体では購入場所が限定されます。

そのため4/5点です。

価格・継続性|5/5

希望小売価格は200円(税別)です。

600mlなので、希望小売価格ベースでは1L当たり約333円です。

同じ主要無糖緑茶では、2026年時点でサントリー「伊右衛門」600mlも200円、コカ・コーラ「綾鷹」650mlも200円の価格帯にあり、生茶だけが大きく高い商品ではありません。

日常的に購入できる大手無糖茶として、価格・容量のバランスは良好と判断し5/5点としました。

関連企業と役割

今回の生茶600mlでは、特定の1本だけでなく、現在の生茶ブランドとキリン飲料供給網との関係を確認した30社を評価対象にしています。

企業数を増やしただけで点数が変わらないよう、ブランド、製造、原料・容器、物流、販売、リサイクル、設備などの役割を分けて集計しています。

関連会社シビックランク役割
キリンビバレッジ株式会社B・74点ブランド・商品企画・製造
キリンホールディングス株式会社C・69点グループ統括・品質・BCP
キリングループロジスティクス株式会社B・70点物流
北海道キリンビバレッジ株式会社F・24点北海道販売
北海道キリンビバレッジサービス株式会社E・47点自販機・販売
キリンメンテナンス・サービス株式会社E・47点販売機器保守
仙台キリンビバレッジサービス株式会社F・31点自販機・販売
東京キリンビバレッジサービス株式会社D・51点自販機・販売
東海ビバレッジサービス株式会社E・46点自販機・販売
中部キリンビバレッジサービス株式会社F・35点自販機・販売
関西キリンビバレッジサービス株式会社E・44点自販機・販売
株式会社キリンビバックスF・37点自販機・地域販売
信州ビバレッジ株式会社D・54点飲料製造
ティーエムパック株式会社D・54点飲料製造
株式会社伊藤園B・76点茶・飲料業界連携
ゴールドパック株式会社C・69点飲料製造
株式会社フジシールD・58点ラベル・包装
遠東石塚グリーンペット株式会社C・68点再生PET
株式会社スギ薬局B・70点販売・PET回収
ウエルシア薬局株式会社B・75点販売
株式会社JEPLANBPET資源循環
ペットリファインテクノロジー株式会社D・51点再生PET
三菱重工業株式会社C・61点自動化・設備
株式会社ロジスネクストC・63点物流自動化設備
アサヒ飲料株式会社B飲料業界・物流連携
株式会社アラインE・47点PET回収・資源循環
株式会社千葉薬品B・71点販売・PET回収
株式会社斎藤英次商店B・71点資源回収・リサイクル
TDK株式会社B・78点自動化・電子部品
花王株式会社A・80点物流・資源循環連携

キリンビバレッジ株式会社

生茶のブランド主体であり、商品開発、製造、品質管理、販売を担います。74点・Bで、1万1,000円のベースアップと重筋作業の自動化が強みです。一方、男女賃金差と災害・サイバー時の復旧実績開示には改善余地があります。

キリンホールディングス株式会社

キリングループ全体の資本配分、品質、人権、サイバー対策などを担う持株会社です。69点・Cで、高い給与水準やグループ共通基盤を評価する一方、男女格差と実復旧結果の公開不足が課題です。

キリングループロジスティクス株式会社

キリン製品の物流設計・倉庫・輸送を担います。70点・Bで、重量ケースの自動ピッキングや鉄道・船舶を使った物流が強みです。委託現場を含む労災結果の透明性が課題です。

北海道キリンビバレッジ株式会社

北海道でキリン飲料の販売を担います。24点・Fで、地域の健康・防災施策を評価する一方、賃金、残業、労災など会社単体の現在情報が極めて少ないことが大きな減点要因です。

北海道キリンビバレッジサービス株式会社

北海道の自販機運営・ルート販売を担います。47点・Eで、AI補充や積み込み分業を評価しています。一方、月平均残業30時間と労災・復旧情報の不足が課題です。

キリンメンテナンス・サービス株式会社

自動販売機などの設置・保守・修理を担います。全国365日の修理網と継続的な賃上げを評価する一方、労災KPIと実際の復旧時間の公開が弱い会社です。

仙台キリンビバレッジサービス株式会社

岩手・宮城を中心に自販機運営などを担います。31点・Fで、東日本大震災時の救援飲料提供やAIルート運用を評価しました。一方、賃金・残業・労災の公開不足と財務面が課題です。

東京キリンビバレッジサービス株式会社

首都圏の自販機販売を担います。51点・Dで、AI活用や災害協定を評価する一方、月平均残業40時間が大きな課題です。

東海ビバレッジサービス株式会社

静岡・愛知を中心に自販機運営を担います。46点・Eで、ベースアップと災害対応を評価しています。一方、ルート職の36~47時間という残業例と財務面が課題です。

中部キリンビバレッジサービス株式会社

中部地域の自販機・販売を担います。35点・Fです。年間休日や災害対応自販機は評価できる一方、労働情報の不足と財務面が点数を押し下げています。

関西キリンビバレッジサービス株式会社

関西地域の自販機運営を担います。44点・Eで、最大3万5,000本の災害時飲料供給協定を評価しています。一方、月平均所定外労働39.2時間が大きな課題です。

株式会社キリンビバックス

地域の自販機・飲料販売を担います。37点・Fで、防犯自販機などを評価する一方、働く人への還元や会社単体のSafety・Protection情報が不足しています。

信州ビバレッジ株式会社

キリン飲料の製造を担う工場会社です。54点・Dで、週休3日や残業10.6時間を評価しています。一方、休業労災の報告遅延とBCP開示不足が課題です。

ティーエムパック株式会社

飲料の抽出・充填などを担います。54点・Dで、FSSC22000と協働生産体制を評価しています。一方、月残業32時間と労災・BCP結果の公開不足が課題です。

株式会社伊藤園

茶・飲料分野でキリンとの協働生産などに関係します。Bランクで、茶産地育成、物流省力化、災害対応を評価しています。一方、営業現場負荷や労災、男女格差が課題です。

ゴールドパック株式会社

飲料製造を担う企業です。69点・Cで、ベースアップ、AGF・自動倉庫、AI外観検査、FSSC22000を評価しています。一方、労災KPIと商品回収などが課題です。

株式会社フジシール

飲料ラベル・包装技術に関係します。58点・Dで、完全無人化設備やリサイクル対応ラベルを評価しています。一方、男女賃金差と単体労災KPIの不足が課題です。

遠東石塚グリーンペット株式会社

使用済みPETを再び飲料ボトル原料へ戻す企業です。68点・Cで、年間180日以上の休暇制度やPET水平リサイクルを評価しています。一方、労災・BCP結果の公開不足が課題です。

株式会社スギ薬局

店舗での飲料販売とPET回収の資源循環に関係します。70点・Bで、比較的低い残業やDXを評価しています。一方、男女賃金差や安全面の課題があります。

ウエルシア薬局株式会社

ドラッグストアで飲料を販売します。75点・Bで、残業9.1時間、AI薬歴、災害物資協定などを評価しています。一方、男女賃金差と情報漏えい懸念が課題です。

株式会社JEPLAN

PETケミカルリサイクルを進める企業です。資源循環技術と商用化を高く評価できます。一方、会社単体の労働、安全、BCPの定量情報が不足しています。

ペットリファインテクノロジー株式会社

JEPLANグループで再生PET樹脂を製造します。51点・Dで、CO₂削減と食品接触用途へ戻せる技術を評価しています。一方、労災と工場停止時の代替・復旧情報が弱い会社です。

三菱重工業株式会社

物流・自動化設備などでキリングループの効率化に関係します。61点・Cで、検査時間70~80%短縮などを評価しています。一方、単体労災KPIの公開不足が課題です。

株式会社ロジスネクスト

フォークリフト、無人搬送、自動倉庫などを提供します。63点・Cで、48時間を超える全自動操業や年間休日128日を評価しています。一方、労災と復旧時間の公開に課題があります。

アサヒ飲料株式会社

飲料業界の物流・資源循環などで協働する企業です。総合Bです。全国7工場と環境技術には強みがありますが、2025年のサイバー障害による供給制限がProtection上の大きな課題です。

株式会社アライン

PET回収・資源循環などに関係します。47点・Eで、PET水平リサイクルやCO₂削減を評価する一方、労災・BCP開示不足が課題です。

株式会社千葉薬品

ヤックスドラッグなどを運営し、飲料販売・PET回収に関係します。71点・Bで、残業8.2時間や調剤自動化を評価しています。一方、労災・BCP結果の開示不足が課題です。

株式会社斎藤英次商店

資源回収・リサイクルに関係します。71点・Bで、平均年収603万円、経理作業の月30時間から10時間への削減などを評価しています。一方、事故・労働災害54件とドライバー残業が課題です。

TDK株式会社

物流・自動化に使われる電子部品・技術に関係します。78点・Bで、平均年収921万円、DX、BCP訓練を評価しています。一方、男女賃金差などが課題です。

花王株式会社

物流・資源循環で飲料業界との共同取り組みに関係します。80点・Aで、平均年収865万円、女性管理職28.7%、物流拘束時間約50%削減などを評価しています。一方、労災目標未達などが課題です。

総合評価

キリン 生茶 600mlは、71.71点・シビックランクBです。

商品そのものは18/20点と高く、国産緑茶・国産生茶葉を使い、無糖・0kcalで、R100ペットボトルも採用しています。

企業側では、キリンビバレッジによる最大約25kgの茶葉原料投入のロボット化、年間約2,300時間の業務負荷削減、キリングループロジスティクスの物流自動化が大きな強みです。

働く人が重い物を持ち続けなくても商品を作り、運べる方向へ技術を使っている点は高く評価できます。

一方、生茶はキリンビバレッジ1社だけで店頭へ届く商品ではありません。

地域販売会社、物流会社、包装会社、PETリサイクル会社、設備会社、小売企業など、多くの企業が関わっています。

その中には長時間労働や、労災・男女格差・BCP実績の情報不足を残す企業もあります。

そのため現時点ではAではなくBです。

それでも、生茶は今回審査した無糖茶の中で、重筋作業を実際にロボットへ移した実績と、再生PETを商品へ実装している点がはっきり確認できる商品です。

この商品が選ばれ、その売上がさらに賃金、休暇、安全対策、重労働削減、災害対応へ使われるなら、働く人に無理をさせずに飲料を作り続けられる社会へ近づくことができます。

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