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サントリー緑茶 伊右衛門 600mlの商品審査|71.82点・シビックランクB|国産茶葉100%・福寿園との品質保証と水性フレキソを評価、物流残業・BCPと供給企業の透明性が課題

商品を買うことは、私たちの未来を買うことでもあります。

低賃金、長時間労働、危険な職場を改善しない企業の商品が売れ続ければ、そのやり方でも事業が成立しやすい市場が残ります。一方、十分な賃金、休暇、安全な職場、人の負担を減らす技術、災害時にも供給を続けられる仕組みを持つ企業の商品が選ばれれば、そうした企業行動が市場で有利になり、残りやすくなります。

毎日の買い物は、どの企業のどのやり方へ売上と需要を渡すかを選ぶ行為でもあります。

なぜ企業を審査するのか?――このサイトの目的と、利用するメリット

今回審査するのは、2026年3月3日にリニューアルされた通常版の「サントリー緑茶 伊右衛門 600mlペット」です。総合71.82点、シビックランクBと評価します。

伊右衛門600mlの強みは、国産茶葉100%を使い、生産履歴や残留農薬を確認した茶葉を品質確認したうえで商品化していることです。2026年版では一番茶の比率を高め、焙煎した抹茶による香りも加えています。600mlラベルには両面水性フレキソ印刷を採用し、従来方式と比べて印刷工程のCO2排出量を半分以下に抑えています。

一方、600mlの希望小売価格は2024年の160円から2026年には200円へ上昇しました。また、商品を支える供給網では、物流現場の長時間労働や労災・BCPなどの情報公開に改善余地があります。

商品の品質・使いやすさは高く評価できる一方、そこで働く人の負担や供給網の透明性まで含めると、現時点ではBランクです。

この記事では、サントリー緑茶 伊右衛門 600mlが社会に与えている影響と、商品を購入するメリット・デメリットが一目でわかる商品審査を解説します。

目次

サントリー緑茶 伊右衛門 600mlの商品審査結果

伊右衛門600mlは、商品そのものの品質・安全性だけを見ると高評価です。国産茶葉100%、茶葉の生産履歴確認、残留農薬分析、福寿園とサントリーによる二重の品質確認、無糖・0kcal、全国販売という条件がそろっています。

総合点をBまで押し上げているのは、サントリービバレッジ&フードの高いSafety・Protection、サントリープロダクツの工場DX、サントリーロジスティクスの物流省力化です。

一方、原料茶・包装・リサイクルを担う企業では労災・BCP・男女格差などの開示不足が残り、物流でも長時間労働が確認されています。商品の品質が高いことだけで、そこで働く人の課題を相殺しない採点としました。

評価項目得点
Safety25.94/40点
Innovation15.49/20点
Protection12.40/20点
商品自体18.00/20点
総合71.82/100点
シビックランクB

Safety|25.94/40点

Safetyでは、伊右衛門を企画し、茶葉を選び、製造し、包装し、運ぶ企業で働く人が、十分な賃金・休息・安全を得られているかを評価します。

今回のSafetyを押し上げた主な要因は、ブランド・商品企画を担うサントリービバレッジ&フードの高い待遇と安全実績、原料・包装企業の一部に見られる低残業・高い有休取得・安全管理です。

ブランド・商品企画を担うサントリービバレッジ&フードはSafety42/50点です。平均年間給与1,170万円超、年間有休取得日数、男性育休、低い休業災害度数率が明確な加点要因となりました。ブランド・商品企画役割は20%のウェイトを持ち、この役割のSafety平均は40/50点です。商品Safety40点のうち、この役割だけで6.40点を確保しています。

原料・容器・包装役割でも、大日本印刷のSafety41/50点、レンゴーの40/50点、三菱商事の37/50点などが加点要因です。大日本印刷では残業11.2時間や労災死亡0、レンゴーでは平均年収818万円や有休取得率81.4%などを評価しています。この役割8社の平均は34.38/50点で、商品Safetyへの寄与は4.13点です。

製造を担うサントリープロダクツはSafety33/50点です。年間休日121日、福利厚生、安全教育、全国10工場のFSSC22000が加点要因となり、製造・充填は30%と最も大きいウェイトを持つため、商品Safetyへ7.92点を寄与しています。

一方、Safetyを押し下げた要因も明確です。物流を担うサントリーロジスティクスでは、会社平均残業19.3時間や安全教育は評価できるものの、ドライバー職で月38.2時間の残業が確認されました。さらに海邦サントリーロジスティクスでは月40時間残業、年間休日105日が確認されています。このため物流2社のSafety平均は29.50/50点にとどまり、15%ウェイトで3.54点の寄与にとどまりました。

原料茶を担う福寿園では平均残業5時間、女性管理職30.1%が加点要因ですが、2025年の男性育休取得率0%、有休平均8日、法人単体の死亡・休業労災指標の不足が減点要因です。Safetyは26/50点です。

ラベル・包装を担うフジシールでも、年間休日125日、福利厚生、人権制度は加点要因ですが、男女賃金比64.9%、工場勤務の夜勤、単体労災KPIの非公表が減点要因となり、Safety25/50点です。

さらに販売・自販機役割では、香川ペプシコーラ販売のSafety16/50点、ジャパンビバレッジホールディングスの19/50点などが平均を押し下げ、7社平均は27.14/50点です。リサイクル役割も、アールプラスジャパン6/50点、ジャパンビバレッジエコロジー13/50点などの影響で4社平均17.75/50点となっています。ここでは、悪い実態が確認された項目だけでなく、賃金・労災・育休・人権など重要情報の公開不足による減点も含まれます。

つまり、サントリービバレッジ&フード、大日本印刷、レンゴーなどの高い待遇・休暇・安全実績がSafetyを押し上げた一方、物流の長時間労働、福寿園の男性育休0%、フジシールの男女賃金差、販売・リサイクル企業の労働情報不足が押し下げました。7役割を既定ウェイトで集計した結果、Safetyは25.94/40点です。

Innovation|15.49/20点

Innovationでは、AIや自動化を導入したという事実そのものではなく、人が行っていた反復作業、重量物作業、待機、検査、危険作業をどれだけ減らし、その成果が実際の現場へ実装されているかを評価します。

Innovationを押し上げた最大の要因は、ブランド・製造・原料包装の主要企業で、作業時間や人手負担を具体的に減らす実績が確認できたことです。

ブランド・商品企画を担うサントリービバレッジ&フードはInnovation22/25点です。AI需給改革による年間約6,000時間の業務削減が大きな加点要因です。ブランド・商品企画役割の平均は21/25点で、20%ウェイトから商品Innovationへ3.36点を寄与しています。

製造を担うサントリープロダクツはInnovation21/25点です。工場IoT、一本単位の製造・検査履歴を追えるトレーサビリティ、自動倉庫などが加点要因です。製造・充填は30%ウェイトのため、ここだけで5.04点を商品Innovationへ寄与しています。

物流では、サントリーロジスティクスがInnovation21/25点です。浦和美園配送センターでの全体工数15%削減、AGF領域での有人作業比約30%削減、長距離輸送改善による年間約2,100時間の労働時間削減が加点要因となりました。

原料・容器・包装役割でも、レンゴー22/25点、東洋製罐グループホールディングス22/25点、大日本印刷21/25点、TOPPAN21/25点、三菱商事21/25点などが平均を押し上げ、8社平均は21.25/25点です。包装自動化、RPA、RFID、点検省力化など、現場の手間を減らす具体的な実績が確認できています。

一方、Innovationを押し下げた主な要因は販売・自販機役割です。7社平均は12.14/25点にとどまります。ジャパンビバレッジホールディングス8/25点、原田ベンディングサービス9/25点、香川ペプシコーラ販売9/25点などでは、自販機運営や配送の効率化に関する取り組みはあるものの、人の作業時間・重量物負担・残業がどれだけ減ったのかを示す定量実績が不足しています。

リサイクル役割では、協栄産業20/25点、J&T環境20/25点が押し上げる一方、アールプラスジャパン14/25点など、研究・実証段階から商業運用への移行や、人への還元が十分確認できない企業が平均を下げています。4社平均は17.50/25点です。

設備・その他支援役割は平均20.67/25点と高水準です。サントリーコーポレートビジネスの販促業務279時間削減、サントリービジネスシステムの請求書業務720時間削減・問い合わせ9割削減、EREMAやSIPAの省エネ・設備技術などが加点要因です。ただし、削減された時間やコストが賃金、休暇、残業削減へどこまで還元されたかは十分確認できない企業もあり、満点には届いていません。

伊右衛門600mlそのものでも、フジシール・セキ・サントリーが約3年かけて両面水性フレキソラベルを開発し、実際の商品へ導入しています。これは商品固有の技術的な強みですが、関連企業80点の計算では各社のInnovation評価を通じて反映し、同じ成果を二重加点していません。

つまり、製造・包装・IT・物流では具体的な省力化がInnovationを押し上げた一方、販売・自販機で定量的な負担削減実績が弱いこと、リサイクル分野で実証段階や人への還元未確認が残ることが減点要因です。7役割を既定ウェイトで集計した結果、Innovationは15.49/20点です。

Protection|12.40/20点

Protectionでは、地震、豪雨、停電、サイバー攻撃、工場停止、物流障害などが起きたときに、伊右衛門を供給し続けられるか、停止してもどれだけ早く復旧できるかを評価します。

Protectionを押し上げた最大の要因は、ブランド・商品企画側の危機対応力です。

サントリービバレッジ&フードはProtection23/25点です。複数工場、BCP、サイバー対応、災害時の飲料供給が加点要因となりました。サントリーホールディングスも21/25点で、ブランド・商品企画役割の平均は22/25点です。この20%ウェイトだけで商品Protectionへ3.52点を寄与しています。

販売側でも、サントリーフーズはProtection19/25点です。全国営業網、自治体との飲料供給協定、グループ24時間SOCが加点要因です。2026年7月の熊本地震では伊右衛門1万本が被災地へ供出され、実際の危機時に商品を届けた実績も確認できます。

原料・容器・包装役割では、レンゴー22/25点、三菱商事21/25点、ENEOS20/25点、大日本印刷19/25点、東洋製罐グループホールディングス19/25点などが押し上げ、8社平均は17.13/25点です。複数拠点、調達網、BCM、サイバー対策などを評価しています。

一方、Protectionを大きく押し下げたのは、物流・リサイクル・一部原料企業の復旧情報不足です。

物流を担うサントリーロジスティクスはProtection17/25点です。全国物流拠点、東京・大阪の二本社、鉄道・船舶・トラックを切り替える輸送網は加点要因です。しかし、重要システムのRTO・RPOや実測復旧時間は十分公開されていません。さらに海邦サントリーロジスティクスはProtection6/25点で、代替輸送、復旧時間、サイバー対策の定量情報が乏しいため、物流2社平均は11.50/25点まで下がっています。

製造を担うサントリープロダクツはProtection15/25点です。全国10工場という分散性は加点要因ですが、伊右衛門の特定ラインが停止した場合に、別工場へ何%を何時間で移せるかという代替生産能力・復旧時間が公開されていないことが減点要因です。製造・充填は30%と最も大きなウェイトを持つため、この15/25点が商品Protectionを強く押し下げています。

原料茶を担う福寿園はProtection6/25点です。複数拠点や品質管理は確認できるものの、災害訓練結果、代替供給能力、RTO・RPO、サイバー復旧実績の定量情報が不足しています。

リサイクル役割でも、アールプラスジャパン3/25点、協栄産業6/25点などが平均を押し下げ、4社平均は9.75/25点です。技術そのものは評価できても、災害・停電・サイバー攻撃後に設備や回収網を何時間で復旧できるかが見えにくい状態です。

設備・その他支援役割も平均12.83/25点で、研究・IT・設備面の強みはある一方、会社単体のBCP訓練、復旧目標、実測復旧時間を十分公開していない企業が複数あります。

つまり、サントリーの複数工場・全国販売網・災害供給実績、レンゴーや三菱商事などのBCMがProtectionを押し上げた一方、製造の具体的な代替生産時間、物流のRTO・RPO、福寿園やリサイクル企業の復旧実績不足が押し下げました。7役割を既定ウェイトで集計した結果、Protectionは12.40/20点です。

商品自体|18/20点

商品自体は、安全性・健康、品質・人への貢献、使いやすさ、価格・継続性を各5点で評価します。

安全性・健康|5/5点

原材料は「緑茶(国産)/ビタミンC、酵母粉末」です。

茶葉は100%国産です。福寿園とサントリーは毎年、取引する製造工場と栽培農家を訪問し、国産以外の茶葉が混ざらない仕組みを確認しています。

農薬については生産履歴を確認し、残留農薬分析を実施しています。近隣農地からの飛散や土壌残留性の高い農薬も分析対象へ広げています。

福寿園の茶匠が選んだ茶葉は、さらにサントリーの研究所でも品質確認されます。

100ml当たり0kcal、カフェインは約10mgです。600ml全量では概算約60mgなので、カフェインゼロの商品ではありません。

今回確認した2024~2026年の公開情報では、標準の伊右衛門600mlを対象とする自主回収は確認できませんでした。

原料管理と検査が具体的なため5/5点です。

品質・人への貢献|5/5点

2026年3月のリニューアルでは、一番茶の比率を高めて旨みを強化し、焙煎した抹茶で複層的な香りを加えています。

福寿園では、茶匠が茶葉を五感で評価する官能審査を行い、香り、旨み、渋みの異なる茶葉を「合組」します。

全国流通品でありながら、特定の単一茶葉に頼らず、複数茶葉を調整して一定の味を作る仕組みです。

無糖・0kcalの緑茶として、水分補給時に砂糖を加えた飲料を避けたい人にも選択肢を提供します。

品質設計と日常用途を評価して5/5点です。

使いやすさ|4/5点

600mlは持ち運びと飲み切りやすさのバランスを取りやすい容量です。

キャップを閉め直せるため、一度に飲み切らなくても持ち歩きやすく、全国のスーパー、コンビニ、自販機など幅広い経路で販売されます。

2L、1.25L、500ml自販機用、435ml、280mlなど別容量もあり、用途に合わせやすい点も強みです。

一方、600mlは中身だけで約600gあります。軽い商品ではなく、大量購入時には持ち運び負担があります。

飲み終えた後にはキャップ・ラベル・ボトルの分別も必要です。

そのため4/5点です。

価格・継続性|4/5点

2026年の希望小売価格は600mlで200円、税別です。

1L換算では約333.3円です。

希望小売価格どおり毎日1本を30日購入した場合、税別6,000円になります。実売価格は店舗・販売経路によって異なります。

2024年は160円、2025年は180円、2026年は200円なので、2年間で40円、25%上昇しました。

全国で入手しやすく、日常的に買える商品ですが、継続購入の負担は以前より増えています。

そのため4/5点です。

良いニュース・最近の前向きな動き

伊右衛門では、2026年に商品そのものの改善、災害時の飲料支援、包装技術の継続採用が確認できます。味の変更だけでなく、品質・供給・包装の裏側まで改善が続いている点が重要です。

時期ニュース関連企業シビックランク・点数主な強み主な弱みニュースの意味
2026年3月通常版をリニューアル、一番茶比率を高めるサントリービバレッジ&フードA・87点高給与、FSSC、AI削減、BCP男女賃金差、別商品の回収商品品質を継続改善
2026年7月熊本地震へ伊右衛門1万本を供出サントリーホールディングスB・79点災害支援、AI削減、高給与男女賃金差、別商品の回収等実災害で商品を市民支援へ使用
2026年水性フレキソ印刷を伊右衛門シリーズで継続セキA・旧方式VOC・CO2低減、実用品への技術導入男女格差、工場夜勤、労災開示包装工程の負荷低減が継続
2025~2026年PETのサステナブル素材使用を拡大サントリービバレッジ&フード/協栄産業A・87点/D・50点ボトルtoボトル、FtoPリサイクル側の労災・BCP開示化石由来PETへの依存を減らす方向

2026年3月 一番茶の比率を高めて通常版をリニューアル

サントリービバレッジ&フード(87点・A)は、平均年収1,170万円超、FSSC認証工場群、AIによる年間約6,000時間削減、BCPを強みとして評価しています。一方、男女賃金差や2025年の別商品の自主回収は課題です。

同社は2026年3月3日の伊右衛門本体リニューアルで、一番茶の比率を高め、焙煎した抹茶による香りと飲み心地を改善しました。毎年パッケージだけを変えるのではなく、中味の茶葉構成まで見直している点を、商品品質の継続改善として評価します。

2026年7月 熊本地震へ伊右衛門1万本を供出

サントリーホールディングス(79点・B)は、高い給与、AI業務削減、国内の低い労災度数率、災害支援を評価しています。一方、男女賃金差や別商品の回収などは課題です。

2026年7月の熊本地震では、熊本県へ義捐金3,000万円を拠出し、伊右衛門1万本を救援物資として被災地へ供出しました。Protectionでは、災害支援の方針があるだけでなく、実際の危機時に商品を届けた実績を重視しています。伊右衛門がその役割を担ったことを高く評価します。

2026年 水性フレキソ印刷を伊右衛門シリーズで継続

セキ株式会社(旧方式・A)は、水性インキを使うフレキソ印刷を研究段階で終わらせず、サントリーの大量流通飲料へ実装している点を評価しています。一方、既存審査では男女格差、工場夜勤、労災情報の開示が課題でした。

2024年4月製造分から伊右衛門600mlへ両面水性フレキソラベルを導入し、2026年のセキ事業報告でも伊右衛門シリーズへの採用継続が確認できます。ラベル一枚当たりの印刷工程CO2は従来の油性グラビア比で半分以下です。水性インキは有機溶剤の使用を減らすため、環境負荷だけでなく印刷工場の作業環境改善にもつながる技術です。

2025~2026年 ボトルtoボトルの利用を拡大

サントリービバレッジ&フード(87点・A)は、2025年の国内清涼飲料用PETボトル重量の62%をリサイクル素材・植物由来素材などのサステナブル素材とし、100%リサイクルPETボトルの比率はすでに半数を超えたとしています。

伊右衛門を含む多くの商品にも100%リサイクルPETを使用しています。ただし、現行600mlの全ロット・全工場が100%再生PETだと確認できる資料ではないため、「600ml全数が100%再生PET」とは扱いません。

協栄産業(50点・D)が担うボトルtoボトル・FtoP技術は、食品接触用途のMR-PET認証や工程短縮を強みとして評価しています。一方、製造現場の残業、労災、BCPの結果開示は課題です。こうした技術が広がることは、飲料容器を再び飲料容器へ戻す循環を支えることにつながります。

悪いニュース・問題事例

伊右衛門600mlで現在確認できる最大の弱点は、商品そのものの重大事故ではなく、価格上昇とサプライチェーン側の働き方・危機対応・情報公開です。

時期問題・課題関連企業シビックランク・点数主な強み主な弱み商品への意味
2024~2026年600ml希望小売価格が160円→200円サントリービバレッジ&フードA・87点商品開発・賃金・BCP男女格差等毎日買う負担が25%増加
2026年現在男性育休0%、労災・BCP開示不足福寿園D・51点残業5時間、FSSC、茶匠男性育休、労災・BCP原料品質は強いが人への還元・復旧力が弱い
2026年現在ドライバー残業38.2時間の求人サントリーロジスティクスB・70点AGF、共同輸送、工数削減運転職残業、労災KPI商品供給を支える人の負担が残る
2026年現在全ロットの関連企業を追跡できないサプライチェーン全体―多数の専門企業が分業供給者の公開範囲が限定消費者が企業行動を完全には追えない

2024~2026年 希望小売価格が25%上昇

ブランド・商品企画主体のサントリービバレッジ&フード(87点・A)は、高い給与、商品開発力、BCPを強みとして評価しています。一方、男女賃金差などは課題です。

伊右衛門600mlの希望小売価格は、2024年の160円から2025年180円、2026年200円へ上昇しました。2年間で25%の上昇です。原料、資材、物流、人件費など企業側にもコスト上昇がありますが、購入者にとっては同じ600mlを継続して買う負担が増えています。商品自体の価格・継続性を4/5点にした主な理由です。

福寿園 低残業の一方で男性育休0%・BCP開示不足

原料茶の目利き・合組・品質管理を担う福寿園(51点・D)は、平均残業5時間、女性管理職30.1%、FSSC22000を強みとして評価しています。一方、2025年の男性育児休業取得率0%、平均有休8日、会社単体の労働災害KPIやBCP訓練・RTOの非公表が課題です。

良い茶葉を選び、品質を守る力は高い一方で、そこで働く人への制度や危機対応の透明性は十分とはいえません。

サントリーロジスティクス DXは強いが運転職の残業が残る

物流を担うサントリーロジスティクス(70点・B)は、AGFによる工数30%削減、長距離輸送の労働時間2,100時間削減など、Innovationを強みとして評価しています。一方、一部ドライバー求人では月38.2時間の残業が確認されています。

飲料は重量があり、全国へ継続輸送する必要があります。物流DXで作業量を減らしても、浮いた時間が運転職の残業削減や休暇へ十分返らなければ、人への還元は完成していません。

現行600mlの全サプライヤーをロット単位では追えない

今回の制作では、伊右衛門に関わる候補企業を60社まで広げて調査しました。

しかし、企業がサントリーと取引していることと、現在の伊右衛門600mlの特定ロットに関わっていることは同じではありません。

今回の商品得点には、60社の関連企業候補から30社を適用しました。現行600mlへの直接関与だけでなく、伊右衛門・サントリー飲料の現在のサプライチェーンを継続的に支える企業まで対象を広げています。

セキは現行ラベルとの関係を確認できますが、既存審査が旧方式のため数式から外しました。

残る候補企業には、過去の採用、別容量、別地域、設備供給、共同研究、PET循環の技術パートナー、広いサントリーサプライチェーンとの関係などが含まれます。

商品ごとの企業行動をより正確に比較するには、製造所、茶原料加工者、PET樹脂供給、ラベル、段ボール、物流などをロット・地域単位でも追える公開情報が必要です。

この商品を買うことで支えるもの

伊右衛門600mlを選ぶ意味は、味やブランド知名度だけではありません。今回の調査では、購入需要が特に次の企業行動を支えることにつながります。

国産茶葉を使い続け、農家・製茶工場まで確認する仕組み

伊右衛門は国産茶葉100%です。

サントリーと福寿園は毎年、茶葉の製造工場と栽培農家を訪問し、国産以外の茶葉が混ざらない管理、生産履歴、農薬使用を確認しています。

さらに残留農薬分析を行い、福寿園の茶匠選別後にサントリー研究所でも再確認します。

国産茶葉を大量流通商品で使い続ける需要は、日本国内の茶農家・製茶工程を市場側から支えることにつながります。

有機溶剤とCO2を減らす飲料ラベル

600mlでは2024年から両面水性フレキソ印刷が採用され、2026年も伊右衛門シリーズで継続しています。

従来方式比でラベル印刷工程のCO2を半分以下にでき、水性インキによってVOC使用も抑えます。

大量販売される定番商品でこの方式が続けば、包装会社が低溶剤・低CO2の設備へ投資する需要を作れます。

物流の待機・長距離運転を減らす技術

サントリーロジスティクスでは、AGFを使う領域で工数約30%削減、物流改善で長距離輸送の労働時間約2,100時間削減という実績があります。

重い飲料の需要が増えても、人の長時間運転やフォークリフト作業を同じ割合で増やさずに済む仕組みを広げることは、物流現場の人手不足と安全の両方に意味があります。

災害時にも飲料を届ける供給網

2026年熊本地震では伊右衛門1万本が被災地へ供出されました。

平時に全国で販売できる物流網が、災害時には救援物資の供給網として使われています。

Protectionの高いブランド・販売主体に需要を渡す意味が分かりやすく表れた事例です。

この商品・関連企業に改善してほしいこと

現在71.82点・Bです。

次のAランクは80点からなので、あと8.18点必要です。

商品自体は18/20点と高いため、Aへ上がるには味や容量だけでなく、30社を適用したサプライチェーン全体のSafety・Protectionを引き上げる必要があります。

製造役割|夜勤・労災・復旧結果を改善する

製造の中心として採点したサントリープロダクツは、Safety33/50、Innovation21/25、Protection15/25です。

全国10工場、FSSC22000、IoT、自動倉庫は強い一方、交替夜勤と会社単体の労災・復旧実績の開示が課題です。

Safetyを33→39、Protectionを15→19へ改善できたと仮定すると、商品総合点への効果は約+2.40点です。

71.82→74.22点となります。

改善に必要なのは、交替勤務者の残業・勤務間休息を公開し、死亡・休業労災、度数率、工場別の代替生産能力、主要ラインのRTOを毎年示すことです。

原料・容器・包装役割|8社全体のSafetyとBCPを引き上げる

この役割には福寿園、ENEOS、三菱商事、大日本印刷、TOPPAN、フジシール、レンゴー、東洋製罐グループホールディングスの8社を適用しています。

現在の役割平均はSafety34.38/50、Innovation21.25/25、Protection17.13/25です。

役割平均でSafety40/50、Protection20/25まで改善したと仮定すると、商品総合点は約+1.02点です。

74.22→75.24点となります。

物流役割|2社の残業・BCPを改善する

サントリーロジスティクスと海邦サントリーロジスティクスを物流役割へ適用しています。現在平均はSafety29.50/50、Innovation17.00/25、Protection11.50/25です。

DXの強みを残しながら、両社の残業・労災・復旧実績を改善することが必要です。

役割平均をSafety36/50、Protection17/25まで改善できたと仮定します。

商品総合点への効果は約+1.44点です。

75.24→76.68点となります。

販売・自販機役割|現場負担と情報公開を改善する

サントリーフーズ、サントリービバレッジソリューション、サントリーフーズ沖縄、サントリーフィールドエキスパート、ジャパンビバレッジホールディングス、原田ベンディングサービス、香川ペプシコーラ販売の7社を適用しています。

現在平均はSafety27.14/50、Innovation12.14/25、Protection11.71/25です。

Safety35/50、Innovation17/25、Protection16/25まで改善した場合、約+1.36点です。

76.68→78.04点となります。

リサイクル役割|低得点企業の労働・BCP開示を改善する

ジャパンビバレッジエコロジー、協栄産業、アールプラスジャパン、J&T環境の4社を適用しています。

現在平均はSafety17.75/50、Innovation17.50/25、Protection9.75/25です。

Safety28/50、Innovation20/25、Protection15/25まで改善できれば約+0.72点です。

78.04→78.76点となります。

設備・その他支援役割|6社の人への還元と復旧力を改善する

サントリーコーポレートビジネス、サントリーグローバルイノベーションセンター、サントリービジネスシステム、ユニオントラスト、EREMA、SIPAの6社を適用しています。

現在平均はSafety26.83/50、Innovation20.67/25、Protection12.83/25です。

Safety32/50、Innovation22/25、Protection16/25まで改善した場合、約+0.39点です。

78.76→79.15点となります。

商品価格|200円から買いやすさを改善する

現在の価格・継続性は4/5点です。

希望小売価格を引き下げる、容量当たりの価値を増やす、または日常購入で価格負担を抑える仕組みが確認されれば5/5点を検討できます。

+1点で79.15→80.15点となり、Aランクへ到達します。

次のAランクへ上がる具体例

改善項目改善内容商品への加点
製造Safety33→39、Protection15→19+2.40
原料・容器・包装平均Safety34.38→40、Protection17.13→20+1.02
物流平均Safety29.50→36、Protection11.50→17+1.44
販売・自販機平均Safety27.14→35、Innovation12.14→17、Protection11.71→16+1.36
リサイクル平均Safety17.75→28、Innovation17.50→20、Protection9.75→15+0.72
設備・その他支援平均Safety26.83→32、Innovation20.67→22、Protection12.83→16+0.39
商品価格・継続性4→5点+1.00
合計71.82→80.15+8.33

この改善例なら80.15点となり、シビックランクAへ到達します。

つまり伊右衛門が次に目指すべきなのは、すでに強い国産茶葉・品質保証・味をさらに宣伝することだけではありません。

お茶を作る人、包装を作る人、トラックで運ぶ人が、事故なく、十分に休み、災害やシステム障害が起きても生活を守れる状態までサプライチェーン全体を引き上げることです。

商品基本情報

現行通常版の600mlを対象とします。「濃い味」「京都ブレンド」「玄米茶」「焙じ茶」「紅の伊右衛門」などは別商品です。

項目内容
商品名サントリー緑茶 伊右衛門
対象通常版600mlペット
容量600ml
JANコード4901777300446
希望小売価格200円・税別
1L換算約333.3円・税別
賞味期間10カ月
発売地域全国
原材料緑茶(国産)/ビタミンC、酵母粉末
エネルギー0kcal/100ml
カテキン16~38mg/100ml
カフェイン約10mg/100ml
600ml当たりカフェイン概算約60mg
食塩相当量0.02g/100ml
茶葉国産茶葉100%
2026年リニューアル一番茶比率向上、焙煎抹茶による複層的な香り

商品そのものの特徴

伊右衛門600mlの特徴は、単に「国産のお茶」で終わらず、茶葉の選定・安全確認・ブレンド・包装まで複数企業の技術を組み合わせていることです。

国産茶葉100%と二重の品質確認

茶葉は100%国産です。

福寿園が目利きと合組を担い、茶農家・製造工場との関係を通じて原料を確保します。

サントリーと福寿園は生産履歴と残留農薬を確認し、福寿園の官能審査後にサントリー研究所でも品質を確認します。

「国産」とラベルへ書くだけでなく、原料が国産であることを確認する工程まで公表している点が強みです。

2026年は一番茶の比率を高めた

一番茶は、その年の最初の茶期に摘採される茶です。

2026年版は従来の「京都で昔から親しまれてきたお茶」の方向性を維持しつつ、一番茶の比率を高めて旨みを強化しました。

さらに焙煎した抹茶を使い、香りを一層ではなく複層的に感じられるよう設計しています。

味の評価は個人差があるため、本記事では実際に試飲したような官能評価は行いません。

無糖・0kcal、カフェインは約60mg

100ml当たりのエネルギーは0kcalです。

600ml全量のカフェインは公表値から概算約60mgです。

無糖飲料として日常的に選びやすい一方、カフェインを避けたい人向けの商品ではありません。

600mlラベルには水性フレキソを採用

フジシール、セキ、サントリーが協力し、表裏の位置精度が必要なロールラベルを水性フレキソで印刷できる仕組みを開発しました。

2024年4月製造分から順次導入し、2026年も伊右衛門シリーズへの採用継続が確認できます。

ラベルは商品の味に直接影響する部分ではありませんが、毎日大量に生産される容器では、一枚当たりの環境・作業負荷の差が積み重なります。

再生PETはブランド全体で拡大、600ml全数とは断定しない

サントリーは伊右衛門を含む多くの商品で100%リサイクルPETボトルを使用しています。

一方、公式資料は現行伊右衛門600mlのすべての工場・ロットが100%再生PETであるとは記載していません。

そのため本記事では、ブランド・グループとしてのボトルtoボトル拡大を評価しながら、「600ml全数が100%再生PET」とは扱いません。

関連企業と役割

伊右衛門600mlの商品評価には、現行の商品・ブランド供給網との関係を確認した30社を採点対象として反映しています。会社数が多い役割だけが過大評価されないよう、ブランド・商品企画20%、製造・充填30%、原料・容器・包装15%、物流15%、販売・自販機10%、リサイクル5%、設備・その他支援5%の役割ウェイトを使っています。

関連会社シビックランク役割
サントリービバレッジ&フード株式会社A・87点ブランド・商品企画
株式会社福寿園D・51点原料・茶葉・品質管理
サントリープロダクツ株式会社C・69点製造・充填
サントリーホールディングス株式会社B・79点ブランド戦略・グループリスク管理
サントリーフーズ株式会社B・70点国内販売
サントリーロジスティクス株式会社B・70点物流・保管・幹線輸送
サントリービバレッジソリューション株式会社C・62点自販機・直販
サントリーフーズ沖縄株式会社C・61点沖縄地域の販売・供給
サントリーフィールドエキスパート株式会社D・50点店頭販売支援
サントリーコーポレートビジネス株式会社D・51点法人販売・販促支援
サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社C・66点研究開発
サントリービジネスシステム株式会社C・65点IT・業務基盤
株式会社ジャパンビバレッジホールディングスE・40点自販機事業基盤
株式会社ジャパンビバレッジエコロジーE・42点容器回収・再資源化
株式会社ユニオントラストC・64点自販機・設備保守支援
海邦サントリーロジスティクス株式会社E・46点沖縄地域物流
株式会社原田ベンディングサービスE・43点自販機運営
香川ペプシコーラ販売株式会社F・31点地域販売・自販機
協栄産業株式会社D・50点PETボトル水平リサイクル
EREMA Engineering Recycling Maschinen und Anlagen Ges.m.b.H.D・52点PET再生設備
SIPA S.p.A.C・64点PET・プリフォーム設備
ENEOS株式会社B・78点容器原料・素材供給網
三菱商事株式会社B・79点原料・素材の商流・調達
株式会社アールプラスジャパンF・23点プラスチック再資源化
J&T環境株式会社C・65点廃棄物処理・資源循環
大日本印刷株式会社A・81点印刷・包装
TOPPAN株式会社B・73点印刷・包装
株式会社フジシールD・58点ラベル・包装
レンゴー株式会社A・84点段ボール・包装
東洋製罐グループホールディングス株式会社B・78点容器・包装

関連企業全体の情報公開状況

関連企業候補は60社まで調査し、そのうち30社を同じ100点制で商品評価へ反映しました。30社すべてについてSafety・Innovation・Protectionの現行点数を確認しているため、採点上の未審査企業は0社です。

30社のうちFランクは香川ペプシコーラ販売とアールプラスジャパンの2社、Gランクは0社です。低得点企業には、長時間労働など確認された実態上の問題を持つ会社と、賃金・労災・人権・BCPなどの重要情報を十分公開していないため低得点となった会社の両方があります。低ランクをそのまま「実態が悪い会社」と読み替えず、各社の減点理由を個別に確認しています。

一方、30社以外にも現行ラベルへ直接関与するセキ株式会社があります。セキは水性フレキソラベルをサントリー、フジシールと共同開発した重要企業ですが、既存企業審査が旧方式のため、新100点制30社の数式には混ぜず、商品固有のInnovationとして定性的に評価しています。

サントリービバレッジ&フード株式会社|87点・A

ブランド・商品企画を担うサントリービバレッジ&フード株式会社(シビックランクA・87点)は、平均年間給与約1,171万円、国内10工場のFSSC22000、BCP、AIによる年間約6,000時間削減を評価しています。一方、男女賃金比率73%台や別商品の自主回収などが課題です。

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株式会社福寿園|51点・D

原料茶葉の目利き・合組・品質管理を担う株式会社福寿園(シビックランクD・51点)は、平均残業5時間、FSSC22000、抹茶製造の自動化が強みですが、男性育休0%、有休、会社単体の労災KPI、BCP復旧情報の不足が点数を抑えています。

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サントリープロダクツ株式会社|69点・C

製造・充填を担うサントリープロダクツ株式会社(シビックランクC・69点)は、全国10工場、FSSC22000、IoT、自動倉庫、一本単位のトレーサビリティを評価しました。一方、交替勤務・夜勤負担と会社単体の労災・復旧KPI不足が課題です。

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サントリーホールディングス株式会社|79点・B

グループ戦略・危機管理を担うサントリーホールディングス株式会社(シビックランクB・79点)は、平均年収1,176万円、AI業務削減、災害支援を評価する一方、男女賃金差や別商品の回収、酒類取引をめぐる公取委立入検査が課題です。

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サントリーフーズ株式会社|70点・B

国内販売を担うサントリーフーズ株式会社(シビックランクB・70点)は、全国営業網と災害時の飲料供給協定、グループ24時間SOCが強みです。一方、単体の労働・労災KPIとAI削減成果の人への還元が十分見えません。

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サントリーロジスティクス株式会社|70点・B

物流・保管・幹線輸送を担うサントリーロジスティクス株式会社(シビックランクB・70点)は、AGFで工数約30%削減、物流改善で長距離輸送の労働時間を年間約2,100時間削減した実績を評価しています。一方、一部ドライバー求人の月38.2時間残業と会社単体の労災・復旧KPI不足が課題です。

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サントリービバレッジソリューション株式会社|62点・C

自販機・直販を担うサントリービバレッジソリューション株式会社(シビックランクC・62点)は、プラチナくるみん、災害対応自販機、AI運営を評価する一方、ルートセールスの身体負担、男女格差、復旧実績の公開不足が残ります。

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サントリーフーズ沖縄株式会社|61点・C

沖縄地域の販売・供給を担うサントリーフーズ沖縄株式会社(シビックランクC・61点)は、残業14.6時間、災害時飲料協定を評価しています。一方、単体労災、DXで削減した時間の人への還元、具体的な復旧時間が十分公開されていません。

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サントリーフィールドエキスパート株式会社|50点・D

店頭販売支援を担うサントリーフィールドエキスパート株式会社(シビックランクD・50点)は、残業4~5時間、有休19.6日という時間面の強みがあります。一方、契約社員中心の現場雇用と労災・BCPの単体開示不足が課題です。

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サントリーコーポレートビジネス株式会社|51点・D

法人販売・販促支援を担うサントリーコーポレートビジネス株式会社(シビックランクD・51点)は、kintone等の導入で販促業務を279時間削減した点を評価しています。一方、単体の賃金、残業、労災、復旧実績の開示不足が大きな課題です。

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サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社|66点・C

研究開発を担うサントリーグローバルイノベーションセンター株式会社(シビックランクC・66点)は、論文119本、外部連携148件など研究実装力を評価しています。一方、単体の賃金、労災、BCPの結果情報が十分公開されていません。

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サントリービジネスシステム株式会社|65点・C

IT・業務基盤を担うサントリービジネスシステム株式会社(シビックランクC・65点)は、請求書業務720時間削減、問い合わせ9割削減など、反復作業を減らした成果を評価しています。一方、単体の労働・復旧KPIが十分公開されていません。

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株式会社ジャパンビバレッジホールディングス|40点・E

自販機事業基盤を担う株式会社ジャパンビバレッジホールディングス(シビックランクE・40点)は、自販機網とグループBCPを評価する一方、再編後の単体労働KPI、自動化による人への還元の開示不足が大きく点数を下げています。

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株式会社ジャパンビバレッジエコロジー|42点・E

容器回収・再資源化を担う株式会社ジャパンビバレッジエコロジー(シビックランクE・42点)は、PETを全量ボトルtoボトルへ回す方針と全国169社のリサイクル網を評価しています。一方、賃金、労災、復旧時間の単体開示が不足しています。

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株式会社ユニオントラスト|64点・C

自販機・設備保守支援を担う株式会社ユニオントラスト(シビックランクC・64点)は、パワーゲート等で重量物作業を減らし、1,300種類超の部品をリユースしている点を評価しています。一方、男性育休0%、男女賃金差、労災・BCP開示不足が課題です。

海邦サントリーロジスティクス株式会社|46点・E

沖縄地域の物流を担う海邦サントリーロジスティクス株式会社(シビックランクE・46点)は、Gマーク、交通安全表彰、大型車の手積みを減らす運用が強みです。一方、月40時間残業、年間休日105日、労災・BCP情報の不足が点数を押し下げています。

現在の商品採点にはDrive現行版の46点を使用しています。公開サイトでは40点の旧版しか確認できないため、最新版へ更新されるまで内部リンクは付けていません。

株式会社原田ベンディングサービス|43点・E

自販機運営を担う株式会社原田ベンディングサービス(シビックランクE・43点)は、年間休日115日、賞与3カ月、地域支援型自販機を評価しています。一方、10kg前後のケース運搬と40時間分の固定残業、統合後の雇用情報が課題です。

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香川ペプシコーラ販売株式会社|31点・F

地域販売・自販機運営を担う香川ペプシコーラ販売株式会社(シビックランクF・31点)は、健康経営優良法人2026や災害救援自販機を評価しています。一方、労働時間、労災、BCPなど重要情報の開示不足が大きく、F評価となっています。

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協栄産業株式会社|50点・D

PETボトル水平リサイクルを担う協栄産業株式会社(シビックランクD・50点)は、食品接触用途のMR-PET認証とFtoP自動化を評価しています。一方、製造現場の残業、労災、BCPの結果開示が不足しています。

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EREMA Engineering Recycling Maschinen und Anlagen Ges.m.b.H.|52点・D

PET再生設備を担うEREMA Engineering Recycling Maschinen und Anlagen Ges.m.b.H.(シビックランクD・52点)は、EcoGentleによる最大12%の省エネやVOC低減技術を評価しています。一方、単体の実残業、労災、BCPの公開不足が課題です。

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SIPA S.p.A.|64点・C

PET・プリフォーム設備を担うSIPA S.p.A.(シビックランクC・64点)は、XFORM RENEWや世界4工場の供給体制を評価しています。一方、LTIFR5.44、女性管理職0、BCP・サイバー開示不足が課題です。

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ENEOS株式会社|78点・B

容器原料・素材供給網を担うENEOS株式会社(シビックランクB・78点)は、平均年収1,004万円、AI自動運転で人の関与を約40%削減した実績を評価する一方、2年連続の死亡労災と川崎製油所の行政上の厳重注意が重大な課題です。

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三菱商事株式会社|79点・B

原料・素材の商流・調達を担う三菱商事株式会社(シビックランクB・79点)は、平均年収2,112万円、EOC・BCM、自動運転鉱山などを評価しています。一方、月31時間残業、男女賃金比64.7%、投資先の安全・人権課題が残ります。

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株式会社アールプラスジャパン|23点・F

プラスチック再資源化を担う株式会社アールプラスジャパン(シビックランクF・23点)は、混合プラスチックの2,000時間実証や多数企業との連携を評価できます。一方、労働条件・労災・BCPの開示不足に加え、商業化時期の後退が課題です。

現在の商品採点にはDrive現行版の23点を使用しています。公開サイトでは20点・Fの旧版しか確認できないため、最新版へ更新されるまで内部リンクは付けていません。

J&T環境株式会社|65点・C

廃棄物処理・資源循環を担うJ&T環境株式会社(シビックランクC・65点)は、AI乾電池選別、96%の混合廃棄物リサイクル、災害廃棄物対応を評価しています。一方、残業24.3時間、単体労災KPI不足、東京臨海エコクリーンの火災が課題です。

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大日本印刷株式会社|81点・A

印刷・包装を担う大日本印刷株式会社(シビックランクA・81点)は、残業11.2時間、RFIDによる棚卸し時間5分の1、労災死亡0を評価しています。一方、男女賃金差とグループのサイバー事故が課題です。

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TOPPAN株式会社|73点・B

印刷・包装を担うTOPPAN株式会社(シビックランクB・73点)は、熊本工場で巡回点検を7割強削減し、労災度数率0.043・死亡0を確認できる点を評価しています。一方、残業22.13時間と過去の3.8万人規模の情報流出が課題です。

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株式会社フジシール|58点・D

ラベル・包装を担う株式会社フジシール(シビックランクD・58点)は、伊右衛門600mlのラベル開発に直接関わり、完全無人化を目指すFAMF、RecTack、水性フレキソ開発を評価しています。一方、男女賃金比64.9%と単体労災KPI非公表が課題です。

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レンゴー株式会社|84点・A

段ボール・包装を担うレンゴー株式会社(シビックランクA・84点)は、平均年収818万円、有休取得率81.4%、包装工程の自動化を高く評価しています。一方、男女賃金差、死亡災害、品質不具合が課題です。

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東洋製罐グループホールディングス株式会社|78点・B

容器・包装を担う東洋製罐グループホールディングス株式会社(シビックランクB・78点)は、平均年収757万円、男性育休100%、RPA累計約5万時間削減を評価しています。一方、グループ労災度数率1.65と復旧KPI不足が課題です。

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出典一覧

1.サントリー「緑茶 伊右衛門 600mlペット 商品情報」
https://products.suntory.co.jp/d/4901777300446/

2.サントリービバレッジ&フード「伊右衛門本体リニューアル」2026年2月26日
https://www.suntory.co.jp/softdrink/news/pr/article/2026/SBF1662.html

3.サントリーお客様センター「伊右衛門に使われている茶葉は国産ですか?」
https://www.suntory.co.jp/customer/faq/002164.html

4.サントリー「緑茶の品質保証(福寿園での取り組み)」
https://www.suntory.co.jp/softdrink/company/quality/activity/01_02_greentea.html

5.サントリー「京都福寿園|伊右衛門」
https://www.suntory.co.jp/softdrink/iyemon/fukujuen/

6.サントリービバレッジ&フード「水性フレキソ印刷を両面刷りで実現し伊右衛門に導入」2024年3月29日
https://www.suntory.co.jp/softdrink/news/pr/article/SBF1467.html

7.セキ株式会社「第77期事業報告」2026年
https://www.seki.co.jp/jigyo/20260611/pageindices/index9.html

8.サントリー「ボトルtoボトル水平リサイクルの推進」
https://www.suntory.co.jp/sustainability/env_circular/recycle/

9.サントリービバレッジ&フード「資源循環」
https://www.suntory.co.jp/softdrink/company/sustainability/environment/circular.html

10.サントリーホールディングス「令和8年熊本地震による被害に対する支援について」2026年7月30日
https://www.suntory.co.jp/news/article/2026/15096.html

11.サントリービバレッジ&フード「2025年 伊右衛門リニューアル」
https://www.suntory.co.jp/softdrink/news/pr/article/SBF1548.html

12.サントリービバレッジ&フード「2024年 伊右衛門リニューアル」
https://www.suntory.co.jp/softdrink/news/pr/article/SBF1450.html

13.当サイト「サントリービバレッジ&フード企業審査」
https://tousikyousomirai.com/?p=4123

14.当サイト「サントリープロダクツ企業審査」
https://tousikyousomirai.com/?p=4131

15.当サイト「サントリーロジスティクス企業審査」
https://tousikyousomirai.com/?p=4149

16.当サイト「サントリーフーズ企業審査」
https://tousikyousomirai.com/?p=4137

17.当サイト「協栄産業株式会社企業審査」
https://tousikyousomirai.com/?p=4173

18.当サイト「セキ株式会社企業審査」
https://tousikyousomirai.com/?p=2509

19.株式会社福寿園「会社概要」
https://fukujuen.co/shop/pages/company.aspx

20.フジシールインターナショナル「各種方針・データ/ESG DATA BOOK」
https://www.fujiseal.com/jp/csr/vision.html

21.サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社「企業情報」
https://www.suntory.co.jp/sic/company/

22.サントリービバレッジソリューション株式会社「会社概要」
https://www.suntory.co.jp/group/sbs/company/summary/

23.サントリーグループ「サステナビリティ データ一覧」
https://www.suntory.co.jp/sustainability/data/data/

シビックランクの基準

シビックランク点数
S90~100点
A80~89点
B70~79点
C60~69点
D50~59点
E40~49点
F20~39点
G0~19点

伊右衛門600mlは71.82点のため、シビックランクBです。

現行600mlラベルへ直接関与するセキ株式会社は重要な関連企業ですが、今回の採点対象30社とは別枠です。既存企業審査が旧採点方式のため、新100点制30社の数式には混ぜず、水性フレキソラベルという商品固有のInnovationとして定性的に評価しています。

情報ランクの基準

情報ランク基準
S公的機関、裁判所、規制当局、独立した第三者機関の調査・監査・検証・認証など、内容そのものに独立した裏づけがある情報
A企業公式資料、採用情報、公式声明・SNS、氏名・役職・立場を確認できる公表情報
B従業員・元従業員の口コミ、一般SNS、匿名掲示板など、発信者との関係を独立に確認しにくい情報

今回の商品仕様、価格、茶葉、検査、包装、災害支援はサントリー、福寿園、セキなどの公式情報を中心に確認しました。企業の点数は当サイトの同一100点制企業審査を再利用し、旧方式しかない企業を機械的に数値化していません。

関連企業の審査記事一覧

今回の商品得点へ反映した30社について、公開済みの現行企業審査を一覧にします。商品記事で使用した点数・ランクと公開記事の最新版が一致するものだけを内部リンクしています。

1.サントリービバレッジ&フード株式会社(旧サントリー食品インターナショナル株式会社)
審査記事を見る

2.株式会社福寿園
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3.サントリープロダクツ株式会社
審査記事を見る

4.サントリーホールディングス株式会社
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5.サントリーフーズ株式会社
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6.サントリーロジスティクス株式会社
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7.サントリービバレッジソリューション株式会社
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8.サントリーフーズ沖縄株式会社
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9.サントリーフィールドエキスパート株式会社
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10.サントリーコーポレートビジネス株式会社
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11.サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社
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12.サントリービジネスシステム株式会社
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13.株式会社ジャパンビバレッジホールディングス
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14.株式会社ジャパンビバレッジエコロジー
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15.株式会社ユニオントラスト
現行64点・Cの企業審査はGoogle Driveで確認済みですが、2026年10月14日版のWordPress公開データでは、同じ点数・ランクの公開記事URLを確認できませんでした。最新版公開後に内部リンクを追加します。

16.海邦サントリーロジスティクス株式会社
商品審査では現行46点・Eを使用しています。公開サイトでは40点・Eの旧版のみ確認できたため、旧版への内部リンクは付けていません。

17.株式会社原田ベンディングサービス
審査記事を見る

18.香川ペプシコーラ販売株式会社
審査記事を見る

19.協栄産業株式会社
審査記事を見る

20.EREMA Engineering Recycling Maschinen und Anlagen Ges.m.b.H.
審査記事を見る

21.SIPA S.p.A.
審査記事を見る

22.ENEOS株式会社
審査記事を見る

23.三菱商事株式会社
審査記事を見る

24.株式会社アールプラスジャパン
商品審査では現行23点・Fを使用しています。公開サイトでは20点・Fの旧版のみ確認できたため、旧版への内部リンクは付けていません。

25.J&T環境株式会社
審査記事を見る

26.大日本印刷株式会社
審査記事を見る

27.TOPPAN株式会社
審査記事を見る

28.株式会社フジシール
審査記事を見る

29.レンゴー株式会社
審査記事を見る

30.東洋製罐グループホールディングス株式会社
審査記事を見る

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