商品を買うことは、私たちの未来を買うことでもあります。
高い賃金を払い、十分な休暇を確保し、安全な職場をつくり、重労働を技術で減らす企業の商品が選ばれれば、そうした企業のやり方へ売上と需要が集まります。反対に、長時間労働や安全上の問題、重要情報の非公開を改善しない企業の商品が売れ続ければ、その状態でも事業が続きやすくなります。
毎日の買い物は、商品そのものを選ぶだけでなく、その商品を作る企業、原料を育てる企業、運ぶ企業、販売する企業のやり方を需要面から選ぶ行為でもあります。
なぜ企業を審査するのか?――このサイトの目的と、利用するメリット
今回審査する「お~いお茶 緑茶 PET 600ml」は、総合66.32点、シビックランクCです。
この商品の強みは、国産茶葉100%、1976年から続く茶産地育成事業、原料・製造段階の品質管理、2019年から600mlで採用している100%リサイクルPETです。伊藤園は2026年に茶産地育成事業50周年を迎え、「純国産茶葉100%」を前面に出しながら、生産者が煎茶と碾茶を需給に応じて作り分ける新しい生産体制も進めています。
一方で、商品を支える企業側を見ると評価は大きく下がります。伊藤園本体は76点・Bですが、製造・原料・物流・地域販売の関連企業にはD~Fが多く、労災件数、残業、賃金、BCP、サイバー復旧時間などを会社単体で十分に公開していない企業も目立ちます。今回の役割別計算で直接反映した23社のうちFは3社、Gは0社でした。
また、商品自体の希望小売価格は220円(税別)です。同じ600~650ml帯の無糖緑茶では、2026年時点でキリン「生茶」600ml、サントリー「伊右衛門」600ml、コカ・コーラ「綾鷹」650mlがいずれも希望小売価格200円(税別)であり、「お~いお茶 緑茶 PET 600ml」は公式価格で20円高い設定です。
良い動きとしては、2025年から「お~いお茶」などの製造で出る茶殻約200トンを肥料化し、静岡県内の契約茶園27haで活用する地域循環が始まりました。2026年にはネスレ日本との共同輸送・ラウンド輸送も始まり、物流負担と空車輸送を減らす取組みが進んでいます。
その一方、伊藤園では2025年4月期に労働災害95件・度数率2.00が確認され、2026年4月期の女性管理職比率は4.5%です。製造関係ではティーエムパックの月残業32時間、丸菱食品の製造職月残業37時間、キンキサインの12時間2交替勤務など、商品が売れるほど改善を求めたい働き方も残っています。
この記事では、「お~いお茶 緑茶 PET 600ml」が社会に与えている影響と、商品を購入するメリット・デメリットが一目でわかる商品審査を解説します。
お~いお茶 緑茶 PET 600mlの商品審査結果
この商品の66.32点という評価は、飲料そのものの品質が低いからではありません。商品自体は17/20点と高評価です。点数を押し下げているのは、原料・製造・物流・販売まで広げた関連企業80点部分です。
| 評価項目 | 得点 |
|---|---|
| Safety | 23.17/40 |
| Innovation | 13.96/20 |
| Protection | 12.19/20 |
| 商品自体 | 17/20 |
| 総合 | 66.32/100 |
| シビックランク | C |
Safety|23.17/40
Safetyでは、関連企業で働く人の賃金、労働時間、休暇、人権、労災、商品・サービス安全など、企業審査で確認したSafety得点を商品への関与割合に応じて反映しています。
評価を押し上げたのは、レンゴー84点・AのSafety40/50、東洋製罐79点・BのSafety39/50、伊藤園76点・BのSafety34/50です。レンゴーは平均年収818万円、有休取得率81.4%、包装自動化などを確認でき、東洋製罐は死亡労災0、度数率0.16、強度率0など具体的な労働安全指標を公開しています。
伊藤園も平均年間給与687万4,812円、平均勤続19.0年、男性育休取得率59.8%、食品安全監査などの強みがあります。
一方、原料茶の生産企業では、丸太製茶32点・F、秋田製茶41点・E、首都圏アグリファーム41点・Eなど、賃金・労働時間・労災の法人単体開示が弱い企業が複数あります。
製造では、ティーエムパック54点・Dが月残業32時間、丸菱食品55点・Dが製造職月残業37時間、キンキサイン63点・Cが12時間2交替勤務があります。販売・自販機では伊藤園ネオス37点・Fで、最低賃金近傍の求人や月30時間残業が確認されました。
商品を買うことで、食品安全や賃上げ、育児支援を進める企業にも需要を渡せます。しかし同時に、長時間勤務や安全情報の非公開を残した企業にも売上が流れるため、商品全体としてSafetyは23.17/40にとどまります。
Innovation|13.96/20
Innovationでは、人が担っていた重量物、反復作業、物流、選別、製造工程を機械・デジタル技術でどこまで減らし、その成果を働く人へ返しているかを評価します。
伊藤園は正パレット取引で物流委託先作業時間2万時間以上、モーダルシフトで乗務員労働時間400時間以上の削減をKPIに掲げています。2026年4月からはネスレ日本との共同輸送・ラウンド輸送を開始しました。
茶産地では、秋田製茶が乗用型蒸気除草機、アグリセンター都城がドローン散布とリモートセンシング、堀口園が勤怠DXで年間1,476時間の事務作業削減を実現しています。
製造側でも、日本キャンパックの粉乳投入自動化、キンキサインの高速自動ライン、ジェーシーボトリングのオンサイトPET成形、東洋製罐のNSシステムなど、人が担っていた作業を設備へ移す技術があります。
さらに「お~いお茶 緑茶 PET 600ml」そのものでは、専用原料茶葉を丸い形状に加工することで酸化を遅らせ、火入れ・抽出工程をしやすくし、製造時間を短縮する仕組みが公式商品ページで説明されています。
一方、多くの関連企業で「何時間減ったか」「何kgの手作業がなくなったか」「自動化後の残業や賃金がどう変わったか」という人への還元が十分に公開されていません。
技術そのものは強い企業が多いものの、自動化の成果を働く人の休息・賃金・安全へつなげた結果まで確認できないため、Innovationは13.96/20です。
Protection|12.19/20
Protectionでは、地震、台風、火災、物流停止、サイバー攻撃、人手不足が起きても、原料茶・容器・製品を供給し続けられるかを評価します。
評価を押し上げたのは、日本通運71点・BのProtection22/25、レンゴー84点・AのProtection22/25、伊藤園76点・BのProtection21/25です。
伊藤園は全国の飲料製造委託先を活用するファブレス方式、地域ごとのブロック生産・物流、鉄道・フェリー・トラックを組み合わせる輸送を進めています。2026年にはネスレ日本との共同輸送に加え、キリンビバレッジとの協働生産も拡大し、「お~いお茶」2Lで北海道・東北の生産拠点相互活用が始まっています。
600mlそのものの代替生産を示す情報ではありませんが、「お~いお茶」ブランド全体で生産拠点を分散する方向性は確認できます。
レンゴーは全国の包装生産拠点と災害時の段ボール供給力を持ち、日本通運は鉄道、トラック、船舶等の代替輸送に強みがあります。
一方、伊藤園ロジテムは41点・Eで、8拠点物流と重大事故0件という強みはあるものの、単体BCP訓練、RTO、省力化後の人への還元の公開が弱い状態です。
茶生産者もProtectionが低い企業が多く、丸太製茶3/25、首都圏アグリファーム4/25、秋田製茶5/25など、工場・茶園が被災した場合の代替生産、非常電源、復旧時間の開示が十分ではありません。
全国ブランドとして通常時の供給網は強い一方、「主要拠点が止まった後に何時間で戻せるか」を外部から検証できる企業は限られるため、Protectionは12.19/20です。
商品自体|17/20
商品自体は、企業の働き方とは分けて、安全性・健康、品質・人への貢献、使いやすさ、価格・継続性の4項目を各5点で評価します。
安全性・健康|4/5
原材料は緑茶(日本)とビタミンCです。100ml当たり0kcal、カテキン40mg、カフェイン13mgで、600mlを1本飲むとカフェインは単純計算で約78mgです。アレルギー物質は「なし」とされています。
伊藤園は、国産緑茶の栽培管理記録、とくに農薬使用を重点確認し、原料サプライヤーと製造委託先へ品質監査・トレース監査を実施しています。製造段階では香味、機器分析、微生物検査、放射性物質のモニタリングも行っています。
無糖で0kcal、食品安全管理が具体的である点は強みです。
一方、カフェインゼロの商品ではありません。カフェイン摂取を避けたい人には別の商品が適します。また健康効果を保証する機能性表示食品ではないため、通常の緑茶飲料として4/5点とします。
品質・人への貢献|5/5
国産茶葉を100%使用し、香り、まろやかさ、味わいを毎年調整しています。2026年には「純国産茶葉100%」の表示をブランドで本格展開し、茶産地育成事業は50周年を迎えました。
伊藤園は1976年から茶農家と産地育成に取り組み、契約栽培、新産地事業、荒廃農地活用、機械化を進めています。
商品を買うことが、国内茶葉の需要と契約茶園の維持につながる関係が明確です。無糖緑茶としての基本用途も十分満たしているため5/5点です。
使いやすさ|5/5
600mlのPETボトルは持ち運びと再栓ができ、賞味期間は9カ月です。コンビニ、自動販売機、量販店など幅広い販売経路があり、ケース販売のラベルレス600mlも用意されています。
600mlは一度に飲み切らなくてもキャップを閉められ、外出先で使いやすい容量です。
通常のPET飲料として使い勝手に大きな欠点は見当たらないため5/5点です。
価格・継続性|3/5
希望小売価格は220円(税別)です。1L当たりでは約366.7円(税別)です。
2026年時点の同容量帯では、キリン「生茶」600mlが200円、サントリー「伊右衛門」600mlが200円、コカ・コーラ「綾鷹」650mlが200円です。
実売価格は店舗・販売方法で変わりますが、メーカー希望小売価格では主要競合より20円高い設定です。日常的に毎日買う場合は差が積み上がるため、価格・継続性は3/5点です。
関連企業全体の情報公開状況
今回の制作では、「お~いお茶 緑茶 PET 600ml」とブランド供給網の関係候補を50社まで調査し、企業審査を進めました。
そのうち最終的な100点計算には、現行600mlまたは現在の「お~いお茶」供給網で役割を確認しやすく、同じ現行100点基準で比較できる23社を採用しました。
| 区分 | 社数 | 内容 |
|---|---|---|
| 関係候補として調査した企業 | 50社 | 原料、製造、容器、物流、販売、回収、設備等 |
| 今回の役割別計算へ直接採用 | 23社 | 現行供給網との関係と現行100点評価を確認 |
| F・G | 3社 | F3社、G0社 |
| 実態上の問題も大きな減点要因となったF | 1社 | 伊藤園ネオス。賃金・残業等の具体的課題も確認 |
| 重要情報の公開不足が主因となったF | 2社 | 丸太製茶、沖縄伊藤園 |
| 直接計算へ入れなかった企業 | 27社 | 他容量、過去採用、関連技術、間接支援、現行600mlへの直接関係未確定等 |
ここで重要なのは、27社を「悪い企業」と扱っていないことです。
設備メーカー、別容量の包装会社、過去の採用企業、茶殻再利用先などは、この商品のサプライチェーンを理解するうえで重要ですが、現行600mlへの直接関与を確認できない企業を無条件に平均すると、商品点数が企業数の多さだけで変わってしまいます。
そのため今回の計算では、企業数ではなく役割ウェイトを固定し、現行関係が確認しやすい企業だけを各役割の平均へ入れています。
役割別の計算方法
関連企業80点は、商品審査マスター仕様書の標準ウェイトで計算しました。
| 役割 | ウェイト | 今回の主な反映企業 |
|---|---|---|
| ブランド・商品企画・販売主体 | 20% | 伊藤園 |
| 製造・充填 | 30% | 伊藤園ティーファクトリー、ホテイフーズ、ティーエムパック、キンキサイン、日本キャンパック、ジェーシーボトリング、丸菱食品 |
| 原材料・容器・包装 | 15% | 丸太製茶、秋田製茶、カヤノ農産、月ヶ瀬みのり園、アグリセンター都城、首都圏アグリファーム、堀口園、東洋製罐、レンゴー |
| 物流・保管・配送 | 15% | 伊藤園ロジテム、日本通運、日本パレットプール |
| 販売・自販機等 | 10% | 伊藤園、伊藤園ネオス、北海道伊藤園、沖縄伊藤園 |
| リサイクル・環境循環 | 5% | 伊藤園 |
| 設備・その他支援 | 5% | 東洋製罐 |
600mlは製造所や販売地域によって供給経路が変わり得ます。特に製造・原料では「この1本に必ずこの会社が関与する」とロット単位で追跡できない企業があります。
そのため、製造役割では現在の「お~いお茶」や伊藤園茶系飲料の製造関係を確認できる会社群、原料役割では伊藤園との契約栽培・茶原料関係を確認できる会社群を役割平均としています。
良いニュース・最近の前向きな動き
最近の良い動きでは、日本茶産地の維持、茶殻循環、物流効率化が同時に進んでいます。これは商品を買うことで支える意味を具体化する材料です。
| 時期 | 出来事 | 主な評価 |
|---|---|---|
| 2026年5月 | 「純国産茶葉100%」を本格展開、茶産地育成50周年 | 国内茶農家・原料調達の継続 |
| 2026年4月 | 伊藤園とネスレ日本が共同輸送・ラウンド輸送開始 | ドライバー不足・空車輸送の削減 |
| 2025年8月~ | 「お~いお茶」等の茶殻約200トンを肥料化 | 廃棄物を契約茶園へ戻す循環 |
| 現在 | 600mlで100%リサイクルPETを継続 | 新規石油由来PET需要の削減 |
2026年|茶産地育成50周年と「純国産茶葉100%」
伊藤園は2026年、1976年から始めた茶産地育成事業50周年を迎えました。「お~いお茶」ブランドでは5月18日から「純国産茶葉100%」の表示を順次展開しています。
さらに、抹茶需要と煎茶需要の変動へ対応するため、同じ産地・工場で碾茶と煎茶を需給に応じて作り分ける「ハイブリッド生産方式」を進めています。
2026年4月|ネスレ日本との共同輸送・ラウンド輸送
伊藤園とネスレ日本は2026年4月から、静岡~千葉の共同輸送と静岡~関西のラウンド輸送を開始しました。
復路の空車を減らし、同じトラックで別企業の商品・原料を運ぶことで、ドライバー不足と輸送負担の両方へ対応します。
2025年|「お~いお茶」等の茶殻約200トンを肥料化
伊藤園、JAおおいがわ、ホテイフーズは、静岡県内で「お~いお茶」などを製造するときに出る茶殻約200トンをペレット肥料へ変え、契約茶園27haで使う循環を始めました。
現在|600mlは100%リサイクルPET
伊藤園は2019年から「お~いお茶」600mlペットボトルを100%リサイクルPETへ順次切り替えています。
悪いニュース・問題事例
商品の中身や容器だけを見ると高評価ですが、サプライチェーンには働き方・安全・情報公開の課題が残ります。
| 時期 | 問題・課題 | 商品評価への影響 |
|---|---|---|
| 2025年4月期 | 伊藤園で労災95件・度数率2.00 | Safetyを押し下げる |
| 2026年 | 伊藤園の女性管理職4.5% | 雇用公平性に改善余地 |
| 現在 | ティーエムパック残業32時間、丸菱食品製造職37時間 | 製造役割Safetyを押し下げる |
| 現在 | 原料茶企業で賃金・労災・BCP非公表が多い | サプライチェーン透明性が弱い |
| 現在 | 希望小売価格220円 | 主要競合200円より継続負担が高い |
伊藤園|労災95件・度数率2.00
伊藤園は76点・Bで、物流省力化、平均給与、災害対応など強みの多い企業です。
一方、2025年4月期の労働災害は95件、度数率2.00でした。死亡者0、事故件数は減少しているものの、度数率は前年1.92から改善していません。
製造会社|残業・交替勤務の負担
ティーエムパックは54点・Dで月残業32時間、丸菱食品は55点・Dで製造職月残業37時間、キンキサインは63点・Cで12時間2交替勤務があります。
製造役割は商品側で30%と最も大きなウェイトです。
原料茶企業|情報公開の弱さ
丸太製茶は32点・F、秋田製茶41点・E、首都圏アグリファーム41点・E、月ヶ瀬みのり園49点・Eです。
低得点の主因は、賃金、労働時間、労災、BCP、サイバー復旧といった重要情報を会社単体で外部から確認しにくいことです。
商品価格|主要競合より20円高い希望小売価格
「お~いお茶 緑茶 PET 600ml」は220円(税別)です。
生茶600ml、伊右衛門600ml、綾鷹650mlは2026年時点で200円(税別)です。
この商品を買うことで支えるもの
国内の茶産地を長期契約で維持する仕組み
伊藤園は1976年から茶産地育成を続け、2026年に50周年を迎えました。
契約栽培や新産地事業では、生産者と必要量・品質を共有し、機械化や農地集約も進めています。
物流の重労働・長距離運転を減らす取組み
伊藤園は正パレット取引で委託先作業時間2万時間以上、モーダルシフトで乗務員労働時間400時間以上の削減をKPIにしています。
100%再生PETを主力商品で使い続ける需要
600mlは2019年から100%リサイクルPETへ切り替わっています。
限定品ではなく、販売量の大きい主力商品で再生PETを使うことで、使用済みボトルを再び食品用ボトルへ戻す需要が生まれます。
茶殻を次の茶葉栽培へ戻す地域循環
2025年から静岡県では、製造時に出る茶殻約200トンを肥料へ加工し、契約茶園27haで使う循環が始まりました。
この商品・関連企業に改善してほしいこと
現在66.32点・Cです。次のBランクは70点からなので、あと3.68点必要です。
商品そのものは17/20と高いため、次のランクへ上がるには、製造・物流・販売企業の働き方と安全、原料企業の透明性を改善する方が効果的です。
製造役割|残業・労災・BCPを改善する
製造7社の役割平均は、Safety約28.14/50、Innovation約16.57/25、Protection13.00/25です。
ティーエムパック32時間、丸菱食品37時間などの残業を20時間以下へ下げ、各社が死亡・休業労災、度数率、BCP訓練、主要ラインの復旧時間を公開し、役割平均でSafetyを28.14→32.14、Protectionを13→17へ改善できたと仮定します。
Safetyは商品総合点へ約+0.96点、Protectionは約+0.96点、合計約+1.92点です。
66.32→68.24点となります。
物流役割|伊藤園ロジテムの情報公開と省力化成果を改善する
伊藤園ロジテムがSafety23→31、Innovation8→16、Protection10→16まで改善したと仮定すると、商品への効果は約+0.88点です。
68.24→69.12点となります。
商品価格|220円から200円程度まで下げる、または同等の価値を増やす
商品自体の価格・継続性は3/5です。
希望小売価格が主要競合と同程度の200円へ下がる、または価格差に見合う明確な付加価値・還元策が確認できれば、3→4/5を検討できます。
69.12→70.12点となり、シビックランクBへ到達します。
次のランクへ上がる具体例
現在66.32点・Cです。
・製造役割の改善 +約1.92点
・伊藤園ロジテムの改善 +約0.88点
・商品価格・継続性 3→4/5 +1点
66.32+1.92+0.88+1.00=70.12点
この組み合わせならシビックランクBへ上がります。
つまり、「お~いお茶 緑茶 PET 600ml」がBランクへ上がるために最も重要なのは、すでに強い国産茶葉・品質・再生PETをさらに宣伝することではありません。商品を作り、運ぶ人の残業と事故を減らし、その結果を公開し、日常的に買いやすい価格へ近づけることです。
商品基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | お~いお茶 緑茶 PET 600ml |
| ブランド・販売 | 株式会社伊藤園 |
| 容量 | 600ml |
| 希望小売価格 | 220円(税別) |
| 1L換算 | 約366.7円(税別) |
| JANコード | 4901085003800 |
| 賞味期間 | 9カ月 |
| 原材料 | 緑茶(日本)/ビタミンC |
| エネルギー | 0kcal/100ml |
| カテキン | 40mg/100ml |
| カフェイン | 13mg/100ml |
| 600ml当たりカフェイン概算 | 約78mg |
| アレルギー物質 | なし |
| 茶葉 | 国産茶葉100% |
| 容器 | 100%リサイクルPET |
| 茶産地育成 | 1976年開始、2026年で50周年 |
商品そのものの特徴
国産茶葉100%
原材料の緑茶は日本産です。2026年からは「純国産茶葉100%」という表現をブランド全体で前面に出しています。
丸い原料茶葉と酸化コントロール
専用原料茶葉を丸い形状にすることで酸素との接点を減らし、茶葉の酸化を遅らせています。
100%リサイクルPET
600mlは2019年から100%リサイクルPETへの切替対象となっています。
無糖・0kcal
100ml当たりエネルギー0kcalです。一方、カフェインは100ml当たり13mg、600mlで約78mgです。
関連企業と役割
| 関連会社 | シビックランク | 役割 |
|---|---|---|
| 株式会社伊藤園 | B・76点 | ブランド、商品企画、販売、品質管理、物流設計、資源循環 |
| 伊藤園ティーファクトリー株式会社 | D・56点 | 茶製品製造・加工 |
| 株式会社ホテイフーズコーポレーション | C・64点 | 茶系飲料OEM製造 |
| ティーエムパック株式会社 | D・54点 | 抽出・PET充填 |
| キンキサイン株式会社 | C・63点 | 茶系飲料受託製造 |
| 株式会社日本キャンパック | D・59点 | 飲料受託製造 |
| ジェーシーボトリング株式会社 | D・53点 | 飲料受託製造・PET成形 |
| 丸菱食品株式会社 | D・55点 | 飲料OEM |
| 丸太製茶合資会社 | F・32点 | 契約栽培・原料茶 |
| 株式会社秋田製茶 | E・41点 | 契約茶園・原料茶 |
| 株式会社カヤノ農産 | D・50点 | 茶栽培・荒茶加工 |
| 有限会社月ヶ瀬みのり園 | E・49点 | 契約栽培・茶加工 |
| 有限会社アグリセンター都城 | D・59点 | 大規模茶園・荒茶 |
| 首都圏アグリファーム株式会社 | E・41点 | 茶園・荒茶加工 |
| 株式会社堀口園 | D・55点 | 茶原料加工 |
| 東洋製罐株式会社 | B・79点 | PET容器・充填システム |
| レンゴー株式会社 | A・84点 | 段ボール・包装 |
| 株式会社伊藤園ロジテム | E・41点 | 物流・保管・配送 |
| 日本通運株式会社 | B・71点 | 幹線・代替輸送 |
| 日本パレットプール株式会社 | C・61点 | パレット物流 |
| 株式会社伊藤園ネオス | F・37点 | 自販機・ルート販売 |
| 株式会社北海道伊藤園 | E・41点 | 北海道地域販売 |
| 株式会社沖縄伊藤園 | F・29点 | 沖縄地域販売 |
出典一覧
1.株式会社伊藤園「お~いお茶 緑茶 PET 600ml 商品情報」
2.株式会社伊藤園「持続可能な農業・サプライチェーンの構築」
3.株式会社伊藤園「純国産茶葉100%を5月18日より展開」2026年
4.株式会社伊藤園「お~いお茶 純国産茶葉100%」関連ニュース
5.キリンビバレッジ「キリン 生茶 600ml」
6.サントリービバレッジ&フード「伊右衛門 600ml」
7.日本コカ・コーラ「綾鷹 650ml」
8.株式会社伊藤園「茶殻肥料を実用化」2025年7月30日
9.株式会社伊藤園「ネスレ日本との共同輸送・ラウンド輸送」2026年4月28日
10.キリンホールディングス「伊藤園との協働生産」2026年3月16日
11.株式会社伊藤園「100%リサイクルPET」
12~34.Google Driveに保存済みの各関連企業企業審査
シビックランクの基準
| シビックランク | 点数 |
|---|---|
| S | 90~100点 |
| A | 80~89点 |
| B | 70~79点 |
| C | 60~69点 |
| D | 50~59点 |
| E | 40~49点 |
| F | 20~39点 |
| G | 0~19点 |
「お~いお茶 緑茶 PET 600ml」は66.32点のため、今回のシビックランクはCです。
採点上の注意
この商品審査では、現行600mlの個別ロットで供給企業を完全に追跡できない部分があります。
そのため、「お~いお茶」ブランドまたは伊藤園茶系飲料との現在の関係を確認できる企業を役割別に平均し、現行600mlとの継続関係が確認できない企業は直接計算から外しました。
新たに製造所、原料供給者、PET再生材供給者、物流会社がロット単位で確認できた場合は、同じ役割ウェイトで再計算します。
