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株式会社KOBEインターナショナルを企業審査|47点・シビックランクE|海外ワイナリーとの直接取引と年休122日の新採用条件を評価、単体の労働・安全・BCP情報不足が課題

私たちは、企業を選ぶことで未来の社会を形作ることができます。ワインを購入するときも、そのお金は単に一本の商品と交換されるだけではありません。どのような生産者から仕入れ、輸入・販売する人がどのような待遇で働き、どのような流通や品質管理を行う企業が残っていくのかにもつながります。

株式会社KOBEインターナショナルの場合、その特徴は、ドイツ、ポルトガル、ハンガリー、アメリカ・オレゴン州などの産地を訪れ、ワイナリーと直接関係を築いて日本へ輸入していることです。単に安い商品を大量に仕入れるのではなく、生産者や土地の特徴を理解し、日本では同社だけが扱うワインも販売しています。

こうした企業が選ばれれば、小規模な海外生産者の商品が日本市場へ届き、生産地の多様性を残すことにつながります。一方、輸入販売の裏側で働く人の賃金、休日、安全、物流、災害対策が見えないままでも商品が売れ続ければ、消費者は「その商品がどのような労働環境によって届いているのか」を判断できません。

KOBEインターナショナルは2006年3月設立、兵庫県神戸市東灘区に本社を置くワイン輸入販売会社です。会社公式では従業員3人、資本金1,000万円としています。2025年9月にはハルナビバレッジとの株式譲渡契約により、ハルナグループの完全子会社となりました。現在のハルナグループ会社概要では、青木麻生氏が代表取締役社長、創業者の播摩朱美氏が取締役社長として掲載されています。

グループ入り後の採用では、採用主体はハルナプロデュース株式会社ですが、実際の勤務地はKOBEインターナショナルです。2026年の営業求人では年収400万~550万円、年間休日122日、土日祝休み、賞与実績約6.04か月、育休後復帰率100%、退職金・401K、資格取得支援などが示されています。

ただし、この条件を既存のKOBEインターナショナル社員3人全員の待遇として扱うことはできません。既存社員については平均給与、残業時間、有給取得率、育休実績、労災件数、ハラスメント相談件数などの公開情報がほとんどありません。

また、グループには情報セキュリティ基本方針、健康経営、人財投資、災害時の配送シミュレーションなどがありますが、KOBEインターナショナルが具体的にどの訓練へ参加し、どの程度の復旧能力を持つのかは確認できません。

これらをSafety・Innovation・Protectionの3軸で評価した結果、株式会社KOBEインターナショナルは47点、シビックランクEとなりました。

目次

株式会社KOBEインターナショナルの企業審査結果

評価軸得点
Safety26/50
Innovation13/25
Protection8/25
総合47/100
シビックランクE
主な強み主な課題
海外ワイナリーと直接取引単体の平均給与が非公表
複数国から商品を調達既存社員の残業・休日実績が非公表
2025年にハルナグループ入り従業員3人の小規模体制
新規採用は年間休日122日新求人には固定残業26時間分を設定
新規採用の賞与実績約6.04か月単体の労災・健康指標が非公表
育休後復帰率100%の新採用制度ハラスメント・内部通報実績が非公表
独自性の高い輸入商品自動化による負担削減実績が不明
グループ情報セキュリティ方針あり個社BCP・復旧時間が非公表
調達国が地理的に分散災害時の市民支援実績は確認できず

株式会社KOBEインターナショナルとは

KOBEインターナショナルは、大量生産型の食品メーカーではなく、海外のワイナリーと日本市場をつなぐ小規模な輸入販売会社です。

会社の特徴は、商品数を増やすことだけではなく、生産者との関係を重視していることです。

基本情報

項目内容
会社名株式会社KOBEインターナショナル
法人番号8140001029331
所在地兵庫県神戸市東灘区御影3丁目2-11-103
設立2006年3月1日
資本金1,000万円
従業員数3名(会社公式)
主な事業果実酒の輸入卸・小売
親会社ハルナグループ
主な輸入国ドイツ、ポルトガル、ハンガリー、アメリカなど

法人番号はGビズインフォでも確認できます。

2025年9月にハルナグループへ入り、2026年現在はグループ会社一覧にも掲載されています。

ワイナリーと直接取引する事業モデル

KOBEインターナショナルは、海外の産地を訪問し、生産者とコミュニケーションを重ねて直接取引しています。

公式サイトでは、取り扱うワインについて日本向けには同社だけへ輸出する生産者もいると説明しています。

例えばドイツのAlbert Glasについては、オーガニック農法を取り入れ、自社畑のブドウを使用する家族経営ワイナリーとして紹介しています。

大手商社を通じて大量調達する方法とは異なり、小規模な生産者の特徴を日本市場へ伝える役割を持っています。

一方、輸入先ワイナリーの労働条件、人権デューデリジェンス、農場労働者の待遇まで確認して公開しているわけではありません。

Safety 26/50

Safetyでは、KOBEインターナショナルで働く人の待遇・休息に加え、輸入商品を適切に販売できているかを評価します。

2025年のグループ入り後に新しく募集する社員については、休日や福利厚生がかなり具体的です。

しかし、既存のKOBEインターナショナル社員については公開情報が非常に少なく、グループ制度をそのまま過去からの個社実績として加点することはできません。

賃金・利益の還元 5/10

2026年のKOBEインターナショナル勤務の営業求人では、予定年収400万~550万円です。

月給は24万~34万円で、基本給20万~30万円に固定残業手当4万円が加わります。

賞与は年2回、前年度実績約6.04か月分です。

金額としては具体的で、賞与実績も公開されています。

ハルナグループでは過去に、ベースアップと定期昇給を合わせ5%以上、賞与6か月という人財投資も公表しています。

ただし、今回の営業職の雇用主はハルナプロデュースです。

既存のKOBEインターナショナル社員3人について、平均給与、賞与、賃上げ率などは公表されていません。

そのため5/10点です。

労働時間・休息 6/10

新しい営業職は9時~18時、完全週休2日制、土日祝休み、年間休日122日です。

年間休日122日は評価できます。

一方、月4万円の固定残業手当には26時間分の時間外労働が含まれています。

これは「毎月26時間残業する」という意味ではありませんが、実際の平均残業時間は求人から確認できません。

また、この勤務条件もハルナプロデュース雇用の新規採用者についての条件です。

KOBEインターナショナル既存社員については残業、有給取得、年間休日の実績が公開されていません。

そのため6/10点です。

雇用の安定・待遇の公平性 3/5

KOBEインターナショナルは2006年から事業を継続しており、2025年にはハルナグループの完全子会社となりました。

親会社が付いたことで、小規模企業単独より経営・人事・財務面の支援を受けられる可能性があります。

実際、新規採用は正社員・期間の定めなしで行われています。

一方、従業員3人という非常に小さな会社であり、

・平均勤続年数
・離職率
・男女構成
・管理職構成
・男女賃金差

は公表されていません。

そのため3/5点です。

福利厚生・育児・介護 4/5

新しい営業求人では、社会保険、退職金制度、401K、家族手当、保養施設、スポーツクラブ、持株会などがあります。

育児休業取得実績があり、育休後復帰率は100%とされています。

ハルナグループはさらに、健康増進施設、食事補助、予防接種全額補助、婦人科健診全額補助などを人財投資施策として掲載しています。

ただし、これらをKOBEインターナショナル既存社員全員が現在どの条件で利用しているかまでは確認できません。

そのため4/5点です。

人権・ハラスメント・労使関係 3/5

ハルナグループは企業行動指針、コーポレートガバナンス、人財投資、DEIBなどを掲げています。

グループ入りによって、KOBEインターナショナルもこうした統治体制の中に入ったことは評価できます。

一方、KOBEインターナショナル単体の、

・ハラスメント相談窓口
・相談件数
・内部通報件数
・是正件数
・労使協議

について具体的な公開情報はありません。

制度方針だけでなく、実際の運用成果が必要です。

そのため3/5点です。

労働安全・健康 2/10

主な仕事は営業、輸入、販売、出荷などで、製造工場ほど大型機械を扱う会社ではありません。

ただし、商品の搬送、倉庫作業、営業車による移動、海外出張などのリスクはあります。

現在のKOBEインターナショナルについて、

・死亡労災
・休業災害
・労災件数
・健康診断受診率
・ストレスチェック
・安全教育実施率

などを確認できる公開情報はありません。

ハルナグループは健康経営を進めていますが、個社の成果は別に確認する必要があります。

そのため2/10点です。

商品・サービスの安全 3/5

オンライン販売では20歳未満への酒類販売を行わないことを明記しています。

また、生産者を直接訪問し、ワイナリーとの関係を築いたうえで輸入しています。

今回の調査では、KOBEインターナショナルについて重大な商品回収や行政処分を示す信頼できる公開情報は確認できませんでした。

一方、

・輸入ロットごとの品質検査
・異物検査
・残留農薬等の検査
・品質苦情件数
・自主回収件数

などは公表されていません。

問題が確認できないことと、品質管理成果が十分公開されていることは別なので3/5点です。

従業員・元従業員の口コミ

転職会議、OpenWork、Indeedなどを確認しましたが、KOBEインターナショナル自身について、現在の採点へ利用できる具体的な従業員・元従業員口コミを十分確認できませんでした。

従業員3人規模の会社であるため、口コミ件数が少ないこと自体は不自然ではありません。

口コミがないことを減点はしていません。

一方で、公式情報だけでは既存社員の実際の働き方が分からないため、今後は平均残業、有給、勤続年数などの客観的な数字を会社側から公開してほしいところです。

SNS・匿名掲示板の確認結果

X、5ちゃんねる等について、会社名と残業、退職、待遇、事故などを組み合わせて確認しました。

今回の評価を変更できるほど、対象企業・投稿者の立場・時期を確認できる情報は採点根拠として使用していません。

Innovation 13/25

KOBEインターナショナルのInnovationは、工場自動化のような技術革新ではなく、「まだ日本で知られていない生産者を発掘して市場へ届けること」にあります。

商品発掘・マーケティング面は強い一方、人の作業負担を技術で減らした成果はほとんど公開されていません。

作業負担・危険の削減 2/10

オンラインショップではShopify Paymentsを利用し、注文・決済・配送連絡をデジタル化しています。

2025年のハルナグループ入りにより、人事、経営、物流などのグループ基盤を利用できる余地も生まれました。

しかし、

・受注処理が何時間減ったか
・在庫管理がどこまで自動化されたか
・出荷作業を何時間削減したか
・AIやRPAを導入したか

といった成果は確認できません。

そのため2/10点です。

商品・サービスの改善 5/5

ドイツ、ポルトガル、ハンガリー、アメリカなど複数の地域から、独自性のあるワインを輸入しています。

一般的なボトルワインだけでなく、プレミアム缶ワインなども扱い、「高品質なワインを少量でも気軽に楽しめる」という選択肢を広げています。

2025年のグループ入り後もワイン事業は新規事業の一つとして位置づけられ、2026年にはWINE TOKYOやポルトガルワイン試飲会などへ出展しています。

商品発掘と市場開拓の継続性を評価し5/5点です。

改善成果の人間への還元 2/5

2026年の新規採用では年間休日122日、賞与6か月超、資格支援など、グループ入り後の人財投資を反映した条件が確認できます。

これは買収後の事業拡大が、新しい雇用条件へつながっている例として評価できます。

一方、既存社員の給与・休日が買収前後でどれだけ改善したのかは分かりません。

業務効率化による残業削減や自由時間増加も確認できないため2/5点です。

研究開発・現場改善の継続 4/5

2006年の創業以来、海外の生産地を直接訪れ、日本では知られていないワイナリーの発掘と販売を続けています。

2025年にはハルナグループへ入り、新たな販売拡大やグループ内でのワイン・食事業強化が進められています。

自社工場を持つ研究開発会社ではありませんが、商品発掘・市場開拓を継続しているため4/5点です。

自動化・AI導入後の雇用状況

KOBEインターナショナルについて、大規模なAI・RPA導入や自動化による人員削減は確認できませんでした。

むしろ2026年にはワイン営業を新たに募集しています。

ただし、従業員数が非常に少ないため、一人の業務をデジタル化した場合でも会社全体への影響は大きくなります。

今後は、グループ入りによるシステム統合で、

・経理
・受発注
・在庫管理
・営業資料作成
・物流手配

が何時間削減されたのかまで示せれば、人への還元を評価できます。

Protection 8/25

KOBEインターナショナルは海外輸入を主要事業としているため、為替だけでなく、港湾停止、国際物流混乱、海外産地の天候、サイバー障害など複数のリスクがあります。

複数国から調達していることは強みですが、個社BCPの公開は弱い状態です。

災害への備え・訓練 1/5

ハルナグループでは地域別リスク分析や災害想定に基づく配送シミュレーションを行い、物流体制の構築を進めています。

しかし、KOBEインターナショナルが2025年9月の加入後に、

・どの訓練へ参加したか
・神戸拠点の避難計画
・安否確認訓練
・備蓄
・代替拠点

をどう整備したかは公開されていません。

親会社の方針だけでは高く採点せず1/5点です。

生産・物流・調達の代替 4/5

輸入先が一つの国だけではなく、ドイツ、ポルトガル、ハンガリー、アメリカなどに分散しています。

ある国や地域で不作や物流障害が起きても、商品ポートフォリオ全体が一つの生産地だけに依存する構造ではありません。

2025年からは、企画・物流・販売まで幅広い機能を持つハルナグループへ入っています。

一方、

・輸入港の代替
・倉庫の代替
・在庫日数
・物流会社の複線化
・特定ワイナリー停止時の代替商品

などは公表されていません。

そのため4/5点です。

サイバー防衛・情報保護 2/5

ハルナグループは2024年1月に情報セキュリティ基本方針を制定し、情報セキュリティ組織、従業員教育、事故対応、継続的改善を掲げています。

KOBEインターナショナルもオンラインショップを運営し、決済にはShopify Paymentsを利用しています。

一方、KOBEインターナショナル単体について、

・多要素認証
・EDR
・バックアップ
・SOC
・CSIRT
・サイバー訓練
・インシデント件数

などは公開されていません。

そのため2/5点です。

供給継続・復旧能力 1/5

会社公式では従業員3人です。

小規模な会社には意思決定が速い利点がありますが、特定の社員へ業務が集中している場合、一人が長期間働けなくなっただけでも事業への影響が大きくなる可能性があります。

2025年からハルナグループ入りしたことで支援を受けられる余地は増えています。

しかし、

・神戸拠点停止時の代替オフィス
・EC停止時の復旧時間
・在庫管理システムのバックアップ
・担当者不在時の引き継ぎ
・国際物流停止時の代替

について公開情報はありません。

そのため1/5点です。

危機時の市民への対応 0/5

ハルナグループは能登半島地震などで飲料水支援を行っています。

しかし、それはグループの飲料事業による支援であり、KOBEインターナショナル自身の実績とは分ける必要があります。

ワインは災害時の生活必需品でもありません。

KOBEインターナショナル単体で被災地支援、物資提供、自治体との災害協定などを確認できなかったため0/5点です。

人への還元

KOBEインターナショナルは2025年に大きな転換点を迎えました。

従業員3人の小規模な独立系輸入会社から、連結売上高357億円規模のハルナグループの一員になっています。

その変化が人へどう還元されるかを見るうえで、2026年の新規求人は一つの材料になります。

年収400万~550万円、年間休日122日、賞与6か月超、退職金、資格支援などは、働く条件として具体的です。

一方、これだけでは、

「グループ入りによってKOBEインターナショナルで以前から働いていた人の生活がどう変わったか」

までは分かりません。

今後は、

・既存社員の賃金が何%上がったか
・休日が何日増えたか
・残業が何時間減ったか
・一人に集中していた仕事を何人へ分散したか

を公開してほしいところです。

企業買収が売上拡大だけでなく、そこで働く人の生活改善までつながれば、シビック評価を大きく上げられます。

良いニュース・最近の前向きな動き

最大の変化は2025年のハルナグループ入りです。

小規模企業が大きな企業グループへ入ることには、独自性を失うリスクもありますが、人事、財務、物流、IT、教育などを共同化し、小規模企業だけでは難しかった投資を進められる利点があります。

2025年9月 ハルナグループの完全子会社へ

2025年9月2日に株式譲渡契約を締結し、KOBEインターナショナルはハルナビバレッジの完全子会社となりました。

ハルナ側も2025年の沿革で「KOBEインターナショナル全株式取得・子会社化」と記録しています。

これによって、従来のワイン仕入れ能力と、ハルナグループの企画、マーケティング、物流などを組み合わせられる可能性があります。

重要なのは、売上拡大だけでなく、社員の待遇や業務負担も改善されるかです。

2026年 年間休日122日の営業職を新規募集

2026年にはKOBEインターナショナル勤務の営業社員募集を開始しました。

採用主体はハルナプロデュースですが、勤務地はKOBEインターナショナルです。

年間休日122日、賞与約6.04か月、育休後復帰率100%、資格取得支援などが示されています。

グループ入り後の事業拡大で、新しい雇用が生まれていることは前向きな動きです。

2026年もワイン事業を継続して拡大

2026年6月にはWINE TOKYOへ出展し、9月にはポルトガルワイン試飲会にも参加しています。

買収後にブランドを消滅させるのではなく、KOBEインターナショナルのワイン事業をグループの新規事業として残していることが確認できます。

悪いニュース・問題となった動き

今回の調査では、重大な行政処分、大規模な商品回収、重大労災などを示す信頼できる公開情報は確認できませんでした。

一方で、会社が小規模であることもあり、企業審査に必要な情報がかなり少ない状態です。

既存社員の労働条件がほとんど公開されていない

会社公式では従業員3人としていますが、その3人について、

・平均給与
・残業時間
・有給取得
・年間休日
・育児休業
・勤続年数

などは公表されていません。

2026年求人の条件は魅力的ですが、雇用主はハルナプロデュースです。

この条件だけを使ってKOBEインターナショナル全体を高得点にすることはできません。

固定残業26時間分を含む新規求人

2026年の営業求人では、月4万円の固定残業手当に26時間分を含みます。

固定残業制度そのものから長時間労働だと断定はできません。

ただし、年間休日122日という良い条件と合わせて、実際の平均残業が何時間なのかも公開してほしいところです。

BCP・サイバー対策がグループ方針止まり

ハルナグループには情報セキュリティ方針や災害時物流への取り組みがあります。

しかし、神戸のKOBEインターナショナル拠点について、障害時の復旧時間、バックアップ、代替拠点などは公表されていません。

グループ入り後にどこまで実装されたかを示してほしいところです。

総合評価と、これから改善してほしいこと

現在47点・シビックランクEです。

Dは50点からなので、次のランクまであと3点です。

KOBEインターナショナルの強みは、海外生産者との直接的な関係、複数国からの商品発掘、そして2025年のハルナグループ入りによって人事・物流・ITなどを強化できる可能性が生まれたことです。

一方、現在の最大の問題は不祥事ではなく「KOBEインターナショナル自身について判断できる情報が少なすぎること」です。

既存社員の働き方を公開してほしい

現在の「労働時間・休息」は6/10点です。

新採用では年間休日122日ですが、既存社員の実績は分かりません。

・全社員の年間休日
・月平均残業
・有給取得日数
・平均勤続年数

を毎年公開し、新採用と同程度の働き方が確認できれば6→7点以上を検討できます。

+1点で総合48点です。

労働安全・健康の結果を公開してほしい

現在の「労働安全・健康」は2/10点です。

従業員数が少なくても、

・労災件数
・健康診断受診率
・安全運転教育
・メンタルヘルス対策

などを公開できます。

労災0件などの良好な実績と教育制度を確認できれば2→4点を検討できます。

+2点で総合49点です。

グループ入りによる改善を数字で示してほしい

現在の「改善成果の人間への還元」は2/5点です。

2025年9月のグループ入りを機に、

・残業が何時間減ったか
・給与が何%上がったか
・休日日数が何日増えたか
・管理業務を何時間削減したか

まで公表できれば2→3点を検討できます。

+1点となり、他の改善と合わせてDへ到達できます。

KOBEインターナショナル単体のBCPを整備してほしい

現在の「災害への備え・訓練」は1/5点です。

神戸拠点で、

・大地震時の安否確認
・代替オフィス
・ECの復旧手順
・在庫・受注データのバックアップ
・輸入物流の代替手段

を定め、実地訓練まで行えば1→3点を検討できます。

ハルナグループでは災害リスク分析や配送シミュレーションを進めているため、これをKOBEインターナショナルへ具体的に適用することが次の段階です。

次のランクへ上がる具体例

改善項目現在改善後加点
労働時間・休息6/107/10+1
労働安全・健康2/104/10+2
合計47点50点+3

この組み合わせなら総合50点となり、シビックランクDへ上がります。

KOBEインターナショナルの商品を選ぶことで、日本ではあまり知られていない海外ワイナリーと日本の消費者をつなぐ事業へ売上が集まります。

その事業の独自性は評価できます。

次に必要なのは、ハルナグループ入りによって会社が大きくなることだけではなく、そこで働く人の給与、休息、健康、業務負担が実際にどう改善したのかを見えるようにすることです。

「良いワインを見つける会社」から、「良い商品を扱い、そこで働く人の生活も良くしている会社」へ進めれば、企業審査の評価は大きく上がります。

出典一覧

1.株式会社KOBEインターナショナル「KOBEインターナショナルについて」

2.Gビズインフォ「株式会社KOBEインターナショナル」

3.株式会社KOBEインターナショナル「株式譲渡(完全子会社化)のお知らせ」

4.ハルナグループ「会社概要」

5.株式会社KOBEインターナショナル「ワイン事業営業社員募集のお知らせ」

6.doda「ハルナプロデュース株式会社 KOBEインターナショナル勤務ワイン営業求人」

7.ハルナグループ「人財投資の取り組み」

8.ハルナグループ「2024年度人財投資」

9.株式会社KOBEインターナショナル「特定商取引法に基づく表記」

10.株式会社KOBEインターナショナル「ご利用案内」

11.ハルナグループ「情報セキュリティ基本方針」

12.ハルナグループ「SDGsの取り組み」

13.ハルナグループ「沿革」

14.ハルナグループ「2025年事業報告・ワイン事業」

15.株式会社KOBEインターナショナル「ワイナリー紹介・ドイツ」

16.株式会社KOBEインターナショナル「WINE TOKYO 2026」

17.株式会社KOBEインターナショナル「ポルトガルワイン試飲会2026」

シビックランクの基準

シビックランク点数
S90~100点
A80~89点
B70~79点
C60~69点
D50~59点
E40~49点
F20~39点
G0~19点

株式会社KOBEインターナショナルは47点のため、今回のシビックランクはEです。

情報ランクの基準

情報ランク基準
S公的機関、裁判所、規制当局、独立した第三者機関の調査・監査・検証・認証など、内容そのものに独立した裏づけがある情報
A企業公式資料、採用情報、公式声明・SNS、記名取材など、発信主体を確認できる公表情報
B従業員・元従業員の口コミ、一般SNS、匿名掲示板など、発信者の身元や対象企業との関係を独立に確認しにくい情報

情報ランクは企業そのものの良し悪しを示すシビックランクとは別です。

今回のKOBEインターナショナルは小規模企業で、第三者が検証した労働情報が非常に少ないため、企業公式・ハルナグループ公式・現在の採用情報を主要な根拠としています。

特に2025年9月以降は会社の所属と採用体制が変化しているため、買収以前のKOBEインターナショナル単体情報と、買収後のハルナグループ制度を混同しないよう採点しました。

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