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シビック小説
シビックヒーローズ 第四十三話 我が友人
非公開会談 ホワイトハウスの一室には、窓がなかった。 壁は白く、机は長く、部屋の隅にはシークレットサービスの男たちが立っている。 レオ・グラントは、椅子に深く腰を下ろしていた。 正面には、アメリカ大統領。 その横には補佐官。 さらに... -
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シビックヒーローズ 第四十二話 シビックヒーロー最後の戦い
未決定の検討案 レオのGVS投稿は、夜のうちに米国中へ広がった。 医療者。 農業技術者。 水道技師。 修理工。 通訳。 記録係。 シビックカウンセラー。 金爆弾の次に必要なのは、人だった。 レオは、米国政府へ協力を求めた。 派遣者の補... -
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シビックヒーローズ 第四十一話 シビック地区の成功条件
成功すると思うか 夜になっても、空の音は完全には消えなかった。 遠くでヘリの羽音が鳴っている。 時折、どこかの受け取り地点から歓声とも怒号ともつかない声が上がる。 レオは、カマラ側の拠点に戻っていた。 会議室には、ヒーローズのメンバ... -
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シビックヒーローズ 第四十話 ラグナロク計画
空が震える 最初に気づいたのは、子供だった。 配給所の横で紙に絵を描いていた小さな少年が、鉛筆を止めた。 遠くから、低い音が聞こえていた。 風ではない。 雷でもない。 空そのものが、どこかで震えているような音だった。 「……何?」 少... -
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シビックヒーローズ 第三十九話 ここからが本当の仕事だ
戦場を歩く レオは配信を始めたまま、配給所の横を歩いていた。 ジェイデンが隣を歩く。 その後ろに、ジェイデンの仲間たち。 先導するのは、カマラの部下ラシードだった。 配給所の周りには、人が集まっている。 水の袋を抱えた子供。 日陰に... -
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シビックヒーローズ 第三十八話 叫びをDRIVEへ
USA アメリカの街は、朝から騒がしかった。 ビルの間を、星条旗が埋めている。 「USA! USA!」 群衆が叫ぶ。 手には旗。 胸にはレオ・グラントの顔が印刷されたシャツ。 掲げられたボードには、乱暴な文字が並んでいた。 【SUPPORT LEO】【HEL... -
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シビックヒーローズ 第三十七話 世界の選択
降りたはずの女 「リン氏」 スイス政府側の代表が、静かに言った。 「あなたは、レオ・グラント担当を降りたはずでは?」 エヴァ・リンは、すぐには答えなかった。 その通りだった。 自分は降りた。 あの地雷原の日に。 レオ・グラントは、越え... -
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シビックヒーローズ 第三十六話 金爆弾協定
来るなら早い方がいい カマラ側の拠点に、砂埃を巻き上げて車両が入ってきた。 最初に降りてきたのは、ジェイデンだった。 その後ろから、見覚えのある男たちが続く。 かつてギャングだった者たち。 今はジェイデンの下で動く、実働部隊。 レオ... -
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シビックヒーローズ 第三十五話 紛争地帯のGVS
一部隊目 未確認通信の文章が、端末の画面に表示されていた。 【要請】我々は東部第七検問部隊である。負傷者十二名と、兵士家族四十三名がいる。医薬品と食料の継続提供が本当に可能なら、次の輸送路を四十八時間攻撃しない。ただし、部隊全体の移動に... -
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シビックヒーローズ 第三十四話 最初の一機
第一便 カマラの拠点に設置された大型モニターでは、世界各地から動き始めた支援機の情報が表示されていた。 アメリカ発の民間輸送ヘリ。 スイス支援団の医療輸送機。 北欧系財団が手配した補給機。 企業連合が用意した大型輸送機。 金爆弾。 ...